令和初の優勝校は静岡学園! 劇的逆転で前回王者・青森山田を下し24年ぶり制覇 《高校サッカー選手権》
2020.01.13 16:40 Mon
13日に第98回全国高校サッカー選手権大会の決勝が埼玉スタジアム2002で行われ、青森山田高校(青森県代表)vs静岡学園高校(静岡県代表)は2-3で静岡学園が勝利した。
準決勝で帝京長岡高校(新潟県代表)を下し連覇を狙う青森山田は、序盤はロングスローなどのセットプレーからチャンスをうかがう。すると11分、MF武田英寿(10/3年)のドリブルから敵陣左側でFKを獲得。キッカーのMF古宿理久(6/3年)のクロスにDF藤原優大(5/2年)が頭で合わせ、ネットを揺らした。幸先良く先制した青森山田はその後、セットプレーからリズムを作る。その中で33分に武田がボックス内でGK野知滉平(17/2年)に倒されPKを獲得。これを自ら冷静にゴール右隅に決めて追加点をマークした。
一方、矢板中央高校(栃木県代表)を退けて決勝へ上がってきた静岡学園は40分、MF浅倉廉(8/3年)がボックス手前からディフェンスを躱しミドルシュートへ。前半のうちに1点でも返そうと攻勢を続けると前半終了間際に敵陣右側でFKを獲得。ファーサイドに大きく蹴り込んだボールがボックス中央にこぼれると、反応したDF中谷颯辰(5/3年)が右足でゴールに突き刺して点差を縮めた。
後半先にチャンスを演出したのは1点ビハインドの静岡学園。47分の右CKからトリックプレーでゴールを狙ったがディフェンスのブロックに遭う。これを機に攻勢を強めボールを支配する。すると、迎えた61分ついに同点に。途中出場のMF草柳祐介(19/3年)が、左サイドから仕掛けてボックス内へパス。ディフェンスを背負いながら受けたFW加納大(9/2年)は、振り向きざまに左足を振り抜きゴール右隅に蹴り込んだ。
同点ゴールで押せ押せムードの中、静岡学園に待望の瞬間が訪れる。85分、左サイドのFKをMF井堀二昭(16/3年)がゴール前に蹴り込むと、ファーサイドでフリーになった中谷が合わせて逆転。3年生の中谷のこの日2点目で、静岡の雄が土壇場で試合を引っくり返した。
青森山田 2-3 静岡学園
【青森山田】
藤原優大(11分)
武田英寿(33分)
【静岡学園】
中谷颯辰(47分)
加納大(61分)
中谷颯辰(85分)
準決勝で帝京長岡高校(新潟県代表)を下し連覇を狙う青森山田は、序盤はロングスローなどのセットプレーからチャンスをうかがう。すると11分、MF武田英寿(10/3年)のドリブルから敵陣左側でFKを獲得。キッカーのMF古宿理久(6/3年)のクロスにDF藤原優大(5/2年)が頭で合わせ、ネットを揺らした。幸先良く先制した青森山田はその後、セットプレーからリズムを作る。その中で33分に武田がボックス内でGK野知滉平(17/2年)に倒されPKを獲得。これを自ら冷静にゴール右隅に決めて追加点をマークした。
一方、矢板中央高校(栃木県代表)を退けて決勝へ上がってきた静岡学園は40分、MF浅倉廉(8/3年)がボックス手前からディフェンスを躱しミドルシュートへ。前半のうちに1点でも返そうと攻勢を続けると前半終了間際に敵陣右側でFKを獲得。ファーサイドに大きく蹴り込んだボールがボックス中央にこぼれると、反応したDF中谷颯辰(5/3年)が右足でゴールに突き刺して点差を縮めた。
同点ゴールで押せ押せムードの中、静岡学園に待望の瞬間が訪れる。85分、左サイドのFKをMF井堀二昭(16/3年)がゴール前に蹴り込むと、ファーサイドでフリーになった中谷が合わせて逆転。3年生の中谷のこの日2点目で、静岡の雄が土壇場で試合を引っくり返した。
急ぐ青森山田はロングスローでゴール前に運ぶも得点には繋がらず、静岡学園に時間を上手く使われ2-3でタイムアップ。2点差からの大逆転で静岡学園が勝利し、24年ぶりの全国制覇で令和初の優勝校に輝いた。また、静岡学園は初めての単独優勝を成し遂げた。
青森山田 2-3 静岡学園
【青森山田】
藤原優大(11分)
武田英寿(33分)
【静岡学園】
中谷颯辰(47分)
加納大(61分)
中谷颯辰(85分)
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