静岡学園、松村の土壇場PK弾で矢板中央に競り勝ち24年ぶりの全国制覇に王手! 《高校サッカー選手権》

2020.01.11 16:44 Sat
©超ワールドサッカー
第98回全国高校サッカー選手権大会準決勝の静岡学園高校(静岡県代表)vs矢板中央高校(栃木県代表)が11日に埼玉スタジアム2002で行われ、1-0で静岡学園が勝利した。

ここまで圧倒的な攻撃力で準決勝へ駒を進めた静岡学園。鹿島アントラーズに加入が内定しているMF松村優太(10/3年)が持ち運ぶも、堅守が売りの矢板中央に苦戦する。それでも22分、ボックス右でボールを受けたMF浅倉廉(8/3年)がドリブルを開始すると、次々とディフェンスを交わして右足でシュートへ。しかし、ここはGK藤井陽登(12/1年)の好守にあった。46分にはMF小山尚紀(14/3年)がボックス手前からシュートを放つも枠を捉えられず、矢板中央のタイトな守備を攻略できないまま試合を折り返す。

後半も静岡学園ペースで時間が流れる。53分には左CKのこぼれ球に反応したDF中谷颯辰(5/3年)が合わせるも得点にはならず。一方、攻めに転じたい矢板中央は55分、前線で収めたボールをMF宮野流斗(15/3年)が受けて左足でミドルシュート。これはゴールの右側に外れた。
得点が欲しい静岡学園は69分にチャンスを迎える。右サイドからのクロスにFW加納大(9/2年)がダイレクトで合わせたが、GK藤井に処理されてしまった。また80分のCKで、こぼれ球に反応したファーサイドの浅倉が放ったミドルシュートはバーの上へ。

このままゴールレスでホイッスルかと思われた94分、松村がドリブルで仕掛けると、倒されてPKを獲得。これを松村自らキッカーを務め、冷静にゴール右隅に流し込む。試合は直後に終了の笛が鳴り、粘りに粘った矢板中央を土壇場弾で退け、決勝進出を決めた。
なお、24年ぶりの全国制覇を狙う静岡学園は、決勝で帝京長岡高校(新潟県代表)に2-1で勝利した青森山田高校(青森県代表)と対戦する。

矢板中央 0–1 静岡学園
【静岡学園】
松村優太(94分)

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