【プレミアリーグ第22節プレビュー】無敗リバプールにトッテナムが挑む!トッテナムはソン・フンミンが復帰

年末年始の過密日程が一旦落ち着きを取り戻し、およそ10日ぶりの再開となるプレミアリーグ。元日に行われた前節は、新年早々からアーセナルvsマンチェスター・ユナイテッドというビッグマッチが実現。試合はホームのアーセナルが2-0で制し、アルテタ新監督が初白星を手にした。

そして、今節もビッグマッチが控えている。ここ2試合未勝利のトッテナムと、依然無敗のリバプールの激突だ。

ここ2試合でノリッジ、サウサンプトンといった格下相手に取りこぼしが続いているスパーズ(勝ち点30)は、先週末に行われたFAカップでもチャンピオンシップ(2部)のミドルズブラと引き分け再試合に。なかなか調子が上がらない中迎える今節は、暴力行為で3試合出場停止処分が下されていたソン・フンミンが復帰する。だが、11月後半から指揮を執るモウリーニョ監督にとって、リバプールのクロップ監督との相性は悪く、10回の対戦でわずか2勝しか挙げられていないという。
対するリバプール(勝ち点58)は、年末年始の3試合できっちり3勝を収め首位を独走。FAカップでは主力を温存しながらエバートンとのダービーを制した。また、その試合では新加入の南野拓実がデビュー。70分の出場で結果は残せなかったが、プレミア初出場の期待は大きい。リーグ戦でのスパーズとの対戦は、ここ14試合で9勝4分けとわずか1敗。さらに、ロンドンでの試合もここ8戦は5勝3分けで直近は3連勝。1989年10月以来の4連勝を目指す。

2位のレスター・シティ(勝ち点45)の相手はサウサンプトン。第10節で0-9という歴史に残る大勝利を収めた相手だ。プレミアリーグの歴史において、ワンシーズンで同じ相手から奪った最多得点は「12」。95-96シーズンのノッティンガム・フォレストに対するブラックバーンと、09-10シーズンのウィガン相手に達成したトッテナムが該当する。これらの記録を超えるには4得点が必要だが、セインツはレスター戦の大敗以降、13試合でわずか10失点だ。3位のシティ(勝ち点44)は元日にエバートンに勝利した後、休む間もなくFAカップとEFLカップを戦った。7日のEFLカップ準決勝1stレグではユナイテッドに快勝し、中4日で迎える今節はアウェイでのアストン・ビラ戦。ビラは、プレミアの舞台において王者との対戦は過去49試合でわずかに3勝。しかし、シティはグアルディオラ監督の下では1月のアウェイ戦は、4試合で1勝3分けとなぜか苦手としている。

4位のチェルシー(勝ち点36)はバーンリーと対戦する。第10節の対戦ではプリシッチのハットトリックでチェルシーが快勝。その頃は調子は上向きだったものの、最近は黒星が先行。この試合でホーム3試合ぶりの勝利を収めたい。

ユナイテッド(勝ち点31)はホームにノリッジを迎え撃つ。ホームでのノリッジ戦はここ10試合で8勝を挙げているが、直近の2015年12月の一戦では1-2で敗れている。

アーセナル(勝ち点27)はクリスタル・パレスとのロンドン・ダービー。今回は珍しく、アーセナルよりもクリスタル・パレスが順位が上という状況での試合となる。両者の対決は、リーグ戦過去14試合ではアーセナルが7勝6分け1敗だが、ここ3試合に限ってはクリスタル・パレスが1勝2分けで分がある。

◆プレミアリーグ第22節
▽1/10(金)
《29:00》
シェフィールド・ユナイテッド vs ウェストハム

▽1/11(土)
クリスタル・パレス vs アーセナル
《21:30》
レスター・シティ vs サウサンプトン
《24:00》
エバートン vs ブライトン
ウォルバーハンプトン vs ニューカッスル
マンチェスター・ユナイテッド vs ウェストハム
チェルシー vs バーンリー
《26:30》
トッテナム vs リバプール

▽1/12(日)
《23:00》
ボーンマス vs ワトフォード
《25:30》
アストン・ビラ vs マンチェスター・シティ