【2019-20プレミアリーグ前半戦総括】超WS選出の最優秀選手はプレミア最多アシストの期待が懸かるTAA!
2020.01.07 18:00 Tue
◆すでに決着済み?! 無敗リバプールが勝ち点差「13」で首位独走
今シーズンのプレミアリーグの優勝は決まったと言っても過言ではないかもしれない。シーズン半分が経過した時点で、リバプールは17勝1分けで首位。2位のレスター・シティとは勝ち点差「13」で独走している。クラブ・ワールドカップに出場した分、他チームよりも1試合消化が少ない状況であるにもかかわらずだ。
昨シーズン、わずか1ポイント差で涙をのんだリバプールは、その悔しさをバネに快進撃を続けている。アーセナルやチェルシーを容易く退け開幕8連勝を収めると、第9節でマンチェスター・ユナイテッドに連勝を止められてしまうものの、以降は再び連勝街道へ。直接的なライバルと見られていたマンチェスター・シティにも快勝するなど、今季のリバプールを止められるチームは少なくとも国内にはいないことが証明された。
シティは予想外に苦戦を強いられている。昨季は前人未到の国内三冠を達成したが、バーンアウトシンドロームだろうか、今季は格下相手に取りこぼすことが多く、昇格組のノリッジに第5節で敗れ、ニューカッスルにも勝ち点を拾われた。その中でウォルバーハンプトンにはダブルを許すという王者にあるまじき失態も。一方で第6節のワトフォード戦では大量8得点で大勝するなど、波の激しい戦いを見せている。
上記2チームに割って入ったのが、ブレンダン・ロジャーズ体制2年目を迎えるレスター・シティだ。実際には、就任したのは2019年2月のため1年も経っていないのだが、46歳の指揮官は2強と謡われるこのリーグに新たな風を吹かせている。強豪相手には勝ち点を落としているものの、中堅以下のクラブからはしっかり白星を奪い、現在2位という好位置を維持。そんな前半戦のハイライトは何と言っても第10節のサウサンプトン戦だ。プレミア史上最多のアウェイ9得点を記録し、ヴァーディとアジョセ・ペレスの2人がハットトリックを達成。プレミアリーグでは2003年の5月以来、2度目の快挙だった。
そのチェルシーも含め、これより下は混戦模様。第19節終了時点では、4位のチェルシーから9位のクリスタル・パレスまで勝ち点差「6」でひしめき合っており、その下もそれほどの大差はない。その中で健闘しているのが昇格組のシェフィールド・ユナイテッドだ。昨季のチャンピンシップで2位となり、12年ぶりにプレミアリーグに戻ってきた通称ブレイズはここまで7勝8分け4敗の好成績。しっかりした守備に加え、夏に何度もクラブ記録を更新し獲得したカラム・ロビンソンやムセ、そして現クラブ最高額のマクバーニらアタッカー陣がその名の通り鋭さのある攻撃を披露している。
昇格組躍進の裏でトッテナムやマンチェスター・ユナイテッドはここまで6位に8位と大低迷。トッテナムに関しては5年半の間指揮を執ってきたマウリシオ・ポチェッティーノ監督を解任し、"スペシャル・ワン"モウリーニョ監督を招へいするに至った。ユナイテッドは相変わらず低調で、格下から勝ち点を取りこぼす光景も珍しくなくなってきた。一方で、開幕節のチェルシー戦の快勝や第15節と第16節でトッテナムとシティ戦の連勝など、ビッグクラブ相手に見せる底力も印象的だった。
ボトムハーフでは多くのクラブで監督交代が起こった。アーセナルは11月にウナイ・エメリ監督を解任し、クラブOBのフレドリック・ユングベリ氏の暫定指揮を経て12月20日、同じくOBのミケル・アルテタ氏をシティから引き抜いた。また、エバートンでは同21日、マルコ・シウバ監督に代わり、チェルシーでプレミア優勝を果たしたことのあるカルロ・アンチェロッティ監督が就任。その両チームが対戦した12月21日の第17節では、両新指揮官がスタンドに姿を現し注目された。
その他、ウェストハムやワトフォードも監督交代に踏み切っている。ウェストハムはマヌエル・ペジェグリーニ監督に代わり、デイビッド・モイーズ氏が1年半ぶりに就任。ワトフォードはすでに2度監督を交代。9月上旬にハビ・グラシア監督が解任された後、キケ・サンチェス・フローレス氏がおよそ3年ぶりに復任したが、長くはもたず12月6日から元レスター指揮官のナイジェル・ピアソン氏が指揮を執っている。
【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール)
無敗のリバプールにおける強力な武器の一つが両サイドバック。その右側を担うアーノルドは、すでに2ゴール8アシストを記録し、ブレイクを果たした昨季の1ゴール12アシストという成績を霞ませる活躍を披露している。クラブ・ワールドカップ参加の影響でいつも以上に過密日程を強いられた中で、21歳のイングランド代表はリーグ戦ではほぼフル稼働。国内カップ戦で休みを貰っているものの、チャンピオンズリーグも戦いながらのこのペース配分は常軌を逸する。このままいくと、かつてアーセナルに在籍していたティエリ・アンリが2002-03シーズンに記録した1シーズン最多の20アシストを超える可能性もある。
★最優秀監督
◆ブレンダン・ロジャーズ(レスター・シティ)
2015-16シーズンの"ミラクル・レスター"を再現するかのような躍進を見せている今季のフォクシーズ。昨季とほぼ変わらない陣容のままロジャーズ体制2年目を迎えたが、セルティックで2年連続の国内三冠を達成した北アイルランド人指揮官は、手持ちのカードの力を最大限に発揮出来るシステムを相手ごとに構築し勝ち点を重ねた。第8節から破竹の8連勝を収めた中で、前述のようにセインツ戦はプレミアの歴史に残る大勝利だった。そんなチームにおいて、エースのヴァーディは得点ランクトップの17ゴール。数少ない新戦力のアジョセ・ペレスとプラートの2人も確実に結果を残し、前者は先発出場13回で4ゴールと、ニューカッスルにいた昨季よりもハイペースでネットを揺らしている。無敗を続けるリバプールのユルゲン・クロップ監督も見事だが、意外性を含めてロジャーズ監督を前半戦最優秀監督に選んだ。
【期待以上】
★チーム
◆シェフィールド・ユナイテッド
刃物工業が盛んな街であることからブレイズ(=刃)との愛称で親しまれるクラブは、トップリーグ挑戦は12年ぶり。ブレイズでプロデビューし、2016年から指揮を執るクリス・ワイルダー監督の下、チームは[3-5-2]を基本フォーメーションにセンターバックが度々オーバラップする変わり種戦術を武器にプレミアリーグをかく乱。ここまでリバプールに次ぐリーグ最少の17失点で7位に付けている。序盤戦はなかなか順応に苦労したが、第8節から第19節までを見てみると、その成績は5勝6分け1敗。アーセナルを破り、トッテナムやマンチェスター・ユナイテッド相手から勝ち点を拾うなど堂々たる戦いぶりで、昨季のウルブズのような旋風を巻き起こしている。
★選手
◆DFチャグラル・ソユンク(レスター・シティ)
レスターの堅守を支えるトルコ代表DFを選出。フライブルクから加入し2年目の今季は、リーグ戦6試合の出場に留まった昨季とは打って変わって、前半戦はフル稼働。スピード、フィジカル、読みの深さがプレミア仕様になり、相方のエバンスと共に高い壁を築く。フィード能力はそれほど高くないものの、最終ラインでもボールを上手く処理できる冷静さが大きな武器となっている。
【期待外れ】
★チーム
◆アーセナル
昨季の戦いぶりを見ると、それほど大きな期待を新シーズンに寄せることは出来ないでいたが、夏に大型補強を敢行しておきながら11位でシーズンを折り返したことを考えると、期待外れだったと言わざるを得ない。13得点のオーバメヤンが孤軍奮闘も、得点数を上回る失点の多さが足を引っ張った。その守備陣では、夏にチェルシーからダビド・ルイスを獲得するも、以前から見られていた凡ミス癖が治らず、期待のティアニーも昨シーズンから持ち越したケガで出遅れると、今度は肩を負傷し再離脱。前半戦はわずか5試合(299分)しか出場しなかった。
また、クラブ最高額で獲得したペペも移籍金に見合った活躍は見せられず、新戦力を生かせず、選手たちからの信頼も得られていなかったウナイ・エメリ監督は11月末に更迭され、後任にマンチェスター・シティでジョゼップ・グアルディオラ監督のアシスタントを務めていたミケル・アルテタ氏が就いた。その手腕を評価するのは時期尚早だが、クラブのレジェンドがチームを復活させてくれることに期待したい。
★選手
◆ニコラ・ペペ(アーセナル)
例年になくビッグクラブが苦戦を強いられる今季は、期待通りのパフォーマンスが披露出来ていない選手は多い。その中で、夏にクラブ史上最高額の移籍金でやって来たペペには一際特別な期待が懸かっていた。昨季のリーグ・アンで22ゴール11アシストという圧巻のプレーを見せた同選手の加入で、オーバメヤンやラカゼットと共にプレミア屈指の強力トリデンテが完成すると思われていた。しかし、蓋を開けてみれば前半戦の得点はPKを含めてわずかに2つ。最高峰リーグ初挑戦であることを加味しても物足りない数字で、個の突破や連係も今一つだった。
【後半戦展望】
◆リバプール、悲願のプレミア制覇へ視界良好
前半戦を無敗で終えたリバプールが失速することは考えにくく、すでに大きな勝ち点差がついていることも含めてリバプールの優勝は固い。寧ろファンの目は無敗優勝が出来るかどうかに向いているのではないだろうか。また、後半戦からチームに加わる南野拓実が優勝争いにどのように絡んでいくかにも注目だ。
そのリバプールに少しでもプレッシャーをかけたい2位集団のレスターとマンチェスター・シティは、前半戦の様な戦いを続けられるかがカギとなってくる。レスターは控えの選手でも高いレベルを維持できることを証明しており、ここまで17得点のヴァーディを欠くようなことが無ければ優勝したシーズン以来の好成績を残すことが出来るだろう。一方、シティはチャンピオンズリーグにプライオリティを置く可能性が高い。プレミア優勝が絶望的な状況で、クラブ初のビッグイヤーを狙う方が現実的だとグアルディオラ監督も公言しているからだ。
その上位よりも熾烈な戦いとなりそうなのが4位争いだ。現在はチェルシーがその座についているが、後に続くマンチェスター・ユナイテッドやトッテナム、ウルブズにブレイズといった勢いのあるチームにもチャンスは十分にある。前半戦を見る限り予想することは困難で、監督交代で調子が上向いているアーセナルやエバートンが食い込んでくる場合も考えられる。
今シーズンのプレミアリーグの優勝は決まったと言っても過言ではないかもしれない。シーズン半分が経過した時点で、リバプールは17勝1分けで首位。2位のレスター・シティとは勝ち点差「13」で独走している。クラブ・ワールドカップに出場した分、他チームよりも1試合消化が少ない状況であるにもかかわらずだ。
昨シーズン、わずか1ポイント差で涙をのんだリバプールは、その悔しさをバネに快進撃を続けている。アーセナルやチェルシーを容易く退け開幕8連勝を収めると、第9節でマンチェスター・ユナイテッドに連勝を止められてしまうものの、以降は再び連勝街道へ。直接的なライバルと見られていたマンチェスター・シティにも快勝するなど、今季のリバプールを止められるチームは少なくとも国内にはいないことが証明された。
上記2チームに割って入ったのが、ブレンダン・ロジャーズ体制2年目を迎えるレスター・シティだ。実際には、就任したのは2019年2月のため1年も経っていないのだが、46歳の指揮官は2強と謡われるこのリーグに新たな風を吹かせている。強豪相手には勝ち点を落としているものの、中堅以下のクラブからはしっかり白星を奪い、現在2位という好位置を維持。そんな前半戦のハイライトは何と言っても第10節のサウサンプトン戦だ。プレミア史上最多のアウェイ9得点を記録し、ヴァーディとアジョセ・ペレスの2人がハットトリックを達成。プレミアリーグでは2003年の5月以来、2度目の快挙だった。
4位にはチェルシーが食い込んだ。クラブのレジェンド、フランク・ランパードが監督として戻ってきたブルーズは、不安定な戦いながらも若手の力で何とか4位をキープ。一時リーグ戦6連勝と波に乗っていたが、ここ数試合は黒星が先行しており、チームや指揮官としての経験の少なさが露呈。これをどこまで修正できるかが、後半戦のカギとなりそうだ。
そのチェルシーも含め、これより下は混戦模様。第19節終了時点では、4位のチェルシーから9位のクリスタル・パレスまで勝ち点差「6」でひしめき合っており、その下もそれほどの大差はない。その中で健闘しているのが昇格組のシェフィールド・ユナイテッドだ。昨季のチャンピンシップで2位となり、12年ぶりにプレミアリーグに戻ってきた通称ブレイズはここまで7勝8分け4敗の好成績。しっかりした守備に加え、夏に何度もクラブ記録を更新し獲得したカラム・ロビンソンやムセ、そして現クラブ最高額のマクバーニらアタッカー陣がその名の通り鋭さのある攻撃を披露している。
昇格組躍進の裏でトッテナムやマンチェスター・ユナイテッドはここまで6位に8位と大低迷。トッテナムに関しては5年半の間指揮を執ってきたマウリシオ・ポチェッティーノ監督を解任し、"スペシャル・ワン"モウリーニョ監督を招へいするに至った。ユナイテッドは相変わらず低調で、格下から勝ち点を取りこぼす光景も珍しくなくなってきた。一方で、開幕節のチェルシー戦の快勝や第15節と第16節でトッテナムとシティ戦の連勝など、ビッグクラブ相手に見せる底力も印象的だった。
ボトムハーフでは多くのクラブで監督交代が起こった。アーセナルは11月にウナイ・エメリ監督を解任し、クラブOBのフレドリック・ユングベリ氏の暫定指揮を経て12月20日、同じくOBのミケル・アルテタ氏をシティから引き抜いた。また、エバートンでは同21日、マルコ・シウバ監督に代わり、チェルシーでプレミア優勝を果たしたことのあるカルロ・アンチェロッティ監督が就任。その両チームが対戦した12月21日の第17節では、両新指揮官がスタンドに姿を現し注目された。
その他、ウェストハムやワトフォードも監督交代に踏み切っている。ウェストハムはマヌエル・ペジェグリーニ監督に代わり、デイビッド・モイーズ氏が1年半ぶりに就任。ワトフォードはすでに2度監督を交代。9月上旬にハビ・グラシア監督が解任された後、キケ・サンチェス・フローレス氏がおよそ3年ぶりに復任したが、長くはもたず12月6日から元レスター指揮官のナイジェル・ピアソン氏が指揮を執っている。
【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール)

Getty Images
無敗のリバプールにおける強力な武器の一つが両サイドバック。その右側を担うアーノルドは、すでに2ゴール8アシストを記録し、ブレイクを果たした昨季の1ゴール12アシストという成績を霞ませる活躍を披露している。クラブ・ワールドカップ参加の影響でいつも以上に過密日程を強いられた中で、21歳のイングランド代表はリーグ戦ではほぼフル稼働。国内カップ戦で休みを貰っているものの、チャンピオンズリーグも戦いながらのこのペース配分は常軌を逸する。このままいくと、かつてアーセナルに在籍していたティエリ・アンリが2002-03シーズンに記録した1シーズン最多の20アシストを超える可能性もある。
★最優秀監督
◆ブレンダン・ロジャーズ(レスター・シティ)

Getty Images
2015-16シーズンの"ミラクル・レスター"を再現するかのような躍進を見せている今季のフォクシーズ。昨季とほぼ変わらない陣容のままロジャーズ体制2年目を迎えたが、セルティックで2年連続の国内三冠を達成した北アイルランド人指揮官は、手持ちのカードの力を最大限に発揮出来るシステムを相手ごとに構築し勝ち点を重ねた。第8節から破竹の8連勝を収めた中で、前述のようにセインツ戦はプレミアの歴史に残る大勝利だった。そんなチームにおいて、エースのヴァーディは得点ランクトップの17ゴール。数少ない新戦力のアジョセ・ペレスとプラートの2人も確実に結果を残し、前者は先発出場13回で4ゴールと、ニューカッスルにいた昨季よりもハイペースでネットを揺らしている。無敗を続けるリバプールのユルゲン・クロップ監督も見事だが、意外性を含めてロジャーズ監督を前半戦最優秀監督に選んだ。
【期待以上】
★チーム
◆シェフィールド・ユナイテッド

Getty Images
刃物工業が盛んな街であることからブレイズ(=刃)との愛称で親しまれるクラブは、トップリーグ挑戦は12年ぶり。ブレイズでプロデビューし、2016年から指揮を執るクリス・ワイルダー監督の下、チームは[3-5-2]を基本フォーメーションにセンターバックが度々オーバラップする変わり種戦術を武器にプレミアリーグをかく乱。ここまでリバプールに次ぐリーグ最少の17失点で7位に付けている。序盤戦はなかなか順応に苦労したが、第8節から第19節までを見てみると、その成績は5勝6分け1敗。アーセナルを破り、トッテナムやマンチェスター・ユナイテッド相手から勝ち点を拾うなど堂々たる戦いぶりで、昨季のウルブズのような旋風を巻き起こしている。
★選手
◆DFチャグラル・ソユンク(レスター・シティ)

Getty Images
レスターの堅守を支えるトルコ代表DFを選出。フライブルクから加入し2年目の今季は、リーグ戦6試合の出場に留まった昨季とは打って変わって、前半戦はフル稼働。スピード、フィジカル、読みの深さがプレミア仕様になり、相方のエバンスと共に高い壁を築く。フィード能力はそれほど高くないものの、最終ラインでもボールを上手く処理できる冷静さが大きな武器となっている。
【期待外れ】
★チーム
◆アーセナル

Getty Images
昨季の戦いぶりを見ると、それほど大きな期待を新シーズンに寄せることは出来ないでいたが、夏に大型補強を敢行しておきながら11位でシーズンを折り返したことを考えると、期待外れだったと言わざるを得ない。13得点のオーバメヤンが孤軍奮闘も、得点数を上回る失点の多さが足を引っ張った。その守備陣では、夏にチェルシーからダビド・ルイスを獲得するも、以前から見られていた凡ミス癖が治らず、期待のティアニーも昨シーズンから持ち越したケガで出遅れると、今度は肩を負傷し再離脱。前半戦はわずか5試合(299分)しか出場しなかった。
また、クラブ最高額で獲得したペペも移籍金に見合った活躍は見せられず、新戦力を生かせず、選手たちからの信頼も得られていなかったウナイ・エメリ監督は11月末に更迭され、後任にマンチェスター・シティでジョゼップ・グアルディオラ監督のアシスタントを務めていたミケル・アルテタ氏が就いた。その手腕を評価するのは時期尚早だが、クラブのレジェンドがチームを復活させてくれることに期待したい。
★選手
◆ニコラ・ペペ(アーセナル)

Getty Images
例年になくビッグクラブが苦戦を強いられる今季は、期待通りのパフォーマンスが披露出来ていない選手は多い。その中で、夏にクラブ史上最高額の移籍金でやって来たペペには一際特別な期待が懸かっていた。昨季のリーグ・アンで22ゴール11アシストという圧巻のプレーを見せた同選手の加入で、オーバメヤンやラカゼットと共にプレミア屈指の強力トリデンテが完成すると思われていた。しかし、蓋を開けてみれば前半戦の得点はPKを含めてわずかに2つ。最高峰リーグ初挑戦であることを加味しても物足りない数字で、個の突破や連係も今一つだった。
【後半戦展望】
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前半戦を無敗で終えたリバプールが失速することは考えにくく、すでに大きな勝ち点差がついていることも含めてリバプールの優勝は固い。寧ろファンの目は無敗優勝が出来るかどうかに向いているのではないだろうか。また、後半戦からチームに加わる南野拓実が優勝争いにどのように絡んでいくかにも注目だ。
そのリバプールに少しでもプレッシャーをかけたい2位集団のレスターとマンチェスター・シティは、前半戦の様な戦いを続けられるかがカギとなってくる。レスターは控えの選手でも高いレベルを維持できることを証明しており、ここまで17得点のヴァーディを欠くようなことが無ければ優勝したシーズン以来の好成績を残すことが出来るだろう。一方、シティはチャンピオンズリーグにプライオリティを置く可能性が高い。プレミア優勝が絶望的な状況で、クラブ初のビッグイヤーを狙う方が現実的だとグアルディオラ監督も公言しているからだ。
その上位よりも熾烈な戦いとなりそうなのが4位争いだ。現在はチェルシーがその座についているが、後に続くマンチェスター・ユナイテッドやトッテナム、ウルブズにブレイズといった勢いのあるチームにもチャンスは十分にある。前半戦を見る限り予想することは困難で、監督交代で調子が上向いているアーセナルやエバートンが食い込んでくる場合も考えられる。
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