1人退場の國學院久我山が粘り! 激闘の末PK戦で専大北上を下し3回戦進出!《高校サッカー選手権》

2020.01.02 16:28 Thu
©超ワールドサッカー
2日、第98回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が行われた。

NACK5スタジアム大宮では専修大北上(岩手県代表)vs國學院久我山(東京都B代表)が行われ、0-0の引き分けで80分間が終了。PK戦の末、國學院久我山が勝利した。

前半から4年ぶり8回目出場の國學院久我山が持ち前のパスサッカーで攻め上がる。すると、9分に絶好機。ボックス内からのこぼれ球に反応したFW山本航生(9/3年)がシュートを狙う。しかし、わずかにGK高橋諒朋(1/3年)に弾かれ得点にはならなかった。
守備の時間が長くなっていた初出場の専大北上だったが、14分にチャンスを作る。ボックス手前まで持ち上がったMF阿部耀仁(11/2年)が強烈なミドルシュートを放ったが、ゴール右側に外れた。

ボールを支配する國學院久我山は29分、GK村上健(17/2年)が自陣から左サイド深くへロングパス。これを受けたFW山下貴之(7/3年)が個人技でボックス内に侵入しシュートを打ったが、枠を捉えられなかった。
専大北上も負けじと反撃。35分、FW菅原新(10/3年)が敵陣中央でボールを収めてパス。これを受けたMF菊地竜空(7/3年)がドリブルでボックス手前まで突き進みミドルシュートを放つ。これはGK村上に阻まれ、0-0のゴールレスのまま試合を折り返した。

後半の入りは互角の試合展開で時間が進む。そんな中、國學院久我山が劣勢な状況に。52分にDF加納直樹(5/3年)が2枚目のイエローカードを受け退場処分となり、残り約30分間を1人少ない状況での戦いとなってしまう。これを機に北上が攻勢を強め、菅原を起点に攻め込むが、ネットを揺らすことができない。

すると、決定機は國學院久我山に。72分、ボックス内に侵入した山下がフリーでシュートも枠に飛ばず。試合終盤の80分には、ボックス中央でディフェンスを背負ってキープしたFW戸坂隼人(10/3年)が反転してシュート。しかし、GK高橋に処理されてしまい、ここでタイムアップ。0-0の引き分けの為、PK戦に突入した。

PK戦は互いのGKが1本ずつセーブし7人目までもつれる展開に。最後は、専大北上がPKを外してしまい勝負あり。激闘の末、PK戦6-5で國學院久我山が勝利を飾った。

なお、國學院久我山は3回戦で興國(大阪府代表)を2-0で下した昌平(埼玉県代表)と対戦する。

専修大北上 0-0(5 PK 6)國學院久我山

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