北中米カリブ海王者のモンテレイがPK戦を制し3位に輝く! アジア王者アル・ヒラルは4位に《CWC》

クラブ・ワールドカップ(CWC)・3位決定戦、モンテレイ(メキシコ)vsアル・ヒラル(サウジアラビア)が21日に行われ、PK戦の末、モンテレイが3位に輝いた。

準々決勝で開催国代表のアル・サッド(カタール)を破ったモンテレイは、準決勝で欧州王者リバプール(イングランド)と対戦。前半に失点直後に同点に追いつくなど善戦を見せたが、後半アディショナルタイムに被弾し惜しくも敗れた。

一方、アフリカ王者のエスペランス(チュニジア)を破り準決勝でフラメンゴと対戦したアル・ヒラルは、1点のリードで試合を折り返したものの、後半にオウンゴールを含む3失点で逆転負け。3位決定戦に回った。
ジョビンコが初シュートを放ったアジア王者のアル・ヒラルは10分、ボックス右に侵入した味方の折り返しを、ジョビンコと2トップを組むハルビンがシュート。ここは相手のブロックに遭う。

対する北中米カリブ王者のモンテレイは14分、自陣でボールを奪い素早くカウンターに移行すると、最後はメサがシュートへ。決定機だったがGKアリ・マヨーフに止められた。その後はモンテレイが優勢に試合を進めていたが、迎えた35分、アル・ヒラルはFKの流れで左サイドバックのアル・シャハラニがクロスを入れると、カルロス・エドゥアルドが頭で合わせ先制。アル・ヒラルはこれが2本目のシュートだった。

41分にもアル・シャハラニのチャンスメイクからハルビンがビッグチャンスを迎えたアル・ヒラルは、後半立ち上がりにもハルビンに決定機が訪れる。モンテレイのCKを跳ね返しカウンターに転じると、ジョビンコから絶妙なパスが前線へ。これにハルビンが反応したが、置きにいったようなシュートはGKに簡単に止められた。

2度の決定機を逃したアル・ヒラル。この機をモンテレイは見逃さなかった。55分、右から上がったクロスのこぼれ球をウレタビスカヤが頭で折り返すと、アルトゥーロが頭で合わせ、同点に。

アル・ヒラルはすかさずハルビンを下げてゴミスを投入したがその直後、再びカウンターを浴びると、モンテレイはサルディバルがボックス左から上げたクロスをメサが決めて逆転に成功。

投入直後の失点で肩を落としていたゴミスだが、その5分後、カルロス・エドゥアルドの右ハーフスペースからのクロスをダイビングヘッドで押し込んで再び試合は振出しに戻った。

その後、アル・ヒラルはジョビンコ、モンテレイはメサがGK強襲のシュートを放つも、90分では決着が付かずPK戦へ突入。

互いに2人が成功して迎えた3人目、先攻のアル・ヒラルは先制点を挙げたカルロス・エドゥアルドが失敗。方やモンテレイは4人目のバスケスが失敗しここでイーブンに。そして運命の5人目、アル・ヒラルはモハメド・カンノが失敗、モンテレイはGKカルデナスが決めて決着。北中米カリブ王者のモンテレイが3位に輝いた。