【CLグループB総括】共に監督交代のバイエルン&トッテナムが紆余曲折も順当突破

2019.12.14 18:01 Sat
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優勝候補に挙がるバイエルントッテナムの2強、オリンピアコスとツルヴェナ・ズヴェズダの2弱という明確な構成となったグループB。共にリーグ戦での不振が響き監督交代に踏み切った2強が紆余曲折も順当に突破を果たすことになった。

■グループB順位表■
[勝ち点/勝/引/負/得失点]
1.バイエルン[18/6/0/0/19]
2.トッテナム[10/3/1/2/4]
3.オリンピアコス[4/1/1/4/-6]
4.ツルヴェナ・ズヴェズダ[3/1/0/5/-17]

◆リーグ戦の低迷払拭する唯一の全勝突破~バイエルン~
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ここ10年近くチームの看板を担った“ロベリ”らの退団を経て新たな時代に突入したドイツ王者は、国内リーグでの低迷や一部主力との確執が伝えられたニコ・コバチ監督が11月初旬に解任されるショッキングな出来事を乗り越えて今グループステージ唯一の全勝突破を果たした。
前体制で戦った3試合では開幕から驚異的なペースでゴールを量産したエースFWレヴァンドフスキの活躍で3連勝。とりわけ、第2節トッテナムとの敵地での直接対決ではFWニャブリの驚愕の4ゴールなど7-2の圧勝を飾った。一方、ハンジ・フリック新体制での後半戦ではオリンピアコス、ツルヴェナ・ズヴェズダ相手に課題の守備陣がいずれもクリーンシートを記録。消化試合となったトッテナムとの最終節では攻守両面で説得力のあるパフォーマンスをみせ、3-1で快勝。国内リーグでは7位に低迷もCLでの戦いだけで見れば、文句なしの戦いぶりだった。なお、5戦10発のレヴァンドフスキは2年連続でグループステージ得点王に輝いている。

◆ドイツ王者に完敗も格下に取りこぼさず~トッテナム~
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昨シーズンの準優勝チームとして更なる飛躍が期待されたトッテナムだったが、昨年に続きグループステージでは苦しい戦いを強いられた。ポチェッティーノ体制6年目で今夏にはMFエンドンベレ、MFセセニョン、MFロ・チェルソと待望の新戦力をスカッドに加えたが、去就問題に揺れた絶対的司令塔エリクセンの不振などチームとしての一体感を欠き、11月半ばにアルゼンチン人指揮官を解任。その後任に世界屈指の名将モウリーニョを迎えることに。
ポチェッティーノ体制で臨んだ前半戦は前述のバイエルン相手の屈辱的な大敗、2点を先行しながら追いつかれたオリンピアコスとの初戦など、リーグ戦での不振を引きずる低調な内容に。それでも、ツルヴェナ・ズヴェズダ相手の連戦をいずれも大勝で飾り、突破に向けて優位な位置に浮上。その後、モウリーニョ体制の初陣となったオリンピアコス戦では前半20分までに2点を奪われる劣勢を強いられながらも、ポルトガル人指揮官の激しい檄やボールボーイの好アシストもあって4-2の逆転勝利で2位通過を確定。主力を温存した最終節では再びドイツ王者に力の差を見せつけられたが、最低限のノルマは達成した。

◆最終節での逆転3位フィニッシュ~オリンピアコス~
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バイエルンとトッテナムの牙城を崩せなかったものの、最低限のノルマである3位でのヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント進出を果たした。多くの実力者を擁した数年前に比べて、戦力面ではやや劣るもののMFヴァルブエナやFWエル・アラビら百戦錬磨のベテラン、MFポデンセら活きのいい若手を擁するギリシャの雄はホームゲームにおいて前述の2強から2ゴールを挙げるなど奮闘が光った。ただ、その2試合で勝ち切ることができなかったのがグループステージ敗退の主要因となった。

それでも、3位フィニッシュが懸かった最終節のツルヴェナ・ズヴェズダとのホームゲームでは互いにPKが1つずつ与えられた中、先にPKを得た相手が失敗。逆に、土壇場の87分に得たPKをエル・アラビがきっちり決めて最下位からの逆転で3位フィニッシュを果たした。

◆昨季躍動のホームで振るわず~ツルヴェナ・ズヴェズダ~
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2年連続の出場となったツルヴェナ・ズヴェズダだが、今大会も最下位での敗退となった。昨シーズンは優勝チームのリバプールに2-0の大金星、ナポリ相手にゴールレスドローとホームゲームでの強さが光ったが、今シーズンのグループステージではホーム初戦のオリンピアコス戦こそ3-1で快勝したものの、トッテナムに0-5、バイエルンに0-6と実力差をまざまざと見せつけられた。また、3位で臨んだ最終節ではFWトマネのPK失敗が響き3位でのEL出場を逃すことになった。

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