【プレミアリーグ第17節プレビュー】シティとアーセナルが激突! 好調ユナイテッドはチェルシー撃破のエバートンと対戦

前節はマンチェスター・ダービーが行われ、大方の予想を裏切りアウェイのユナイテッドが1-2で勝利を収めた。一方で首位のリバプールがボーンマスに勝利したため、王者シティとの勝ち点差は「14」に広がった。

ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)を挟んだ第17節では、シティは今度はアーセナルとのビッグマッチに臨む。

エミレーツ・スタジアムで迎え撃つ9位のアーセナル(勝ち点22)は、前節にウェストハムに勝利し、リーグ戦7戦未勝利からやっと抜け出した。ユングべり暫定監督にとっても初白星となった試合は、リーグ戦5試合連続で先制点を許したものの、後半の3得点で逆転勝利を収めた。また、ELでは主力を何人か温存した中で、ベルギーの古豪スタンダール・リエージュに2点差を追いつきドローに。最終節で決勝トーナメント進出を決めている。
シティ(勝ち点32)はユナイテッド戦敗戦で優勝はかなり難しくなった。指揮官も「難しい状況」と認めたが、CLでは4勝2分けでシティ1強のグループを無敗で通過。最終節のディナモ・ザグレブ戦ではアウェイに強いG・ジェズスのハットトリックなどで快勝し、前節の黒星を払拭した。エミレーツでは2連勝中のシティ。3連勝となれば、1995年のウェストハム以来初めてのチームとなる。

未だ無敗を続けるリバプール(勝ち点46)はホームでワトフォードと対戦。ホーネッツとの成績はすこぶる良く、ここ3試合は合計16ゴールの暴れ撃ち。その3試合とも5点差での大勝を収めている。さらにトリデンテとの相性も良く、サラーはここ4試合で7ゴールに、フィルミノは6試合で8ゴールに関与。マネは5試合で8ゴール中だ。今節も5点差以上で勝利することが出来れば、プレミア史上初の快挙となる。4位のチェルシー(勝ち点29)は、前節は直前に監督解任に踏み切ったエバートンに不覚を取り、リーグ戦ここ4試合で黒星を3つ並べてしまった。一方で、CLではリールに勝利し、逆転で決勝トーナメント進出。この勢いをリーグ戦に持ち込みたい今節、ホームに迎えるボーンマスはここ15試合で11勝を挙げている相手。エースのエイブラハムには、2010年8月のフランク・ランパード以来のスタンフォード・ブリッジでの3試合連続ゴールが期待されている。

ビッグマッチ連勝で5位に順位を上げたユナイテッド(勝ち点24)はホームでエバートンと対戦。前述したように、指揮官交代で息を吹き返したチームは前節に続く金星を狙っている。そんな両チームの対戦成績はプレミアリーグでは過去54試合でユナイテッドが36勝。対トフィーズではどのチームよりも勝利数が多いが、4月に行われた直近の対決では4-0でエバートンが大勝を収めている。また、その試合でも得点を挙げたシグルドゾンは、オールド・トラフォードではここ5試合で4ゴールを挙げている。

リバプールを勝ち点8差で追う2位のレスター・シティ(勝ち点36)はノリッジとのホーム戦に挑む。現在8連勝中且つ成績も25得点3失点と完璧な内容を披露するフォクシーズは、勝てばプレミア史上22回目の9連勝となる。また、7位のトッテナム(勝ち点23)はアウェイでウォルバーハンプトンと対戦。昨シーズンからトップ6に対して勝負強さを発揮しているウルブズは、今季もシティを下すなど直近11戦無敗と絶好調。昨年12月の前回対戦はウルブズがウェンブリーで勝利を収めているが、2009-10シーズン以降、連勝したことはない。

◆プレミアリーグ第17節
▽12/14(土)
《21:30》
リバプール vs ワトフォード
《24:00》
バーンリー vs ニューカッスル
チェルシー vs ボーンマス
シェフィールド・ユナイテッド vs アストン・ビラ
レスター・シティ vs ノリッジ
《26:30》
サウサンプトン vs ウェストハム

▽12/15(日)
《23:00》
ウォルバーハンプトン vs トッテナム
マンチェスター・ユナイテッド vs エバートン
《25:30》
アーセナル vs マンチェスター・シティ

▽12/16(月)
《28:45》
クリスタル・パレス vs ブライトン