ユーベが今季初黒星!逆転勝利のラツィオが怒涛の7連勝!《セリエA》

セリエA第15節、ラツィオvsユベントスが7日に行われ、3-1でラツィオが逆転勝利した。

前節ウディネーゼ戦を前半の3ゴールで3-0と快勝しリーグ戦6連勝とした3位ラツィオ(勝ち点30)は、9試合連続ゴール中で今季ここまでリーグダントツの17ゴールを挙げているインモービレが先発となった。

一方、前節サッスオーロ戦をミス連発で2-2の引き分けに終わり、2位に転落したユベントス(勝ち点36)は、前日の試合でインテルがローマに引き分けたことで勝利すれば首位再浮上となる中、C・ロナウドとディバラが2トップを形成した。
アグレッシブな入りを見せたユベントスが良いスタートを切った中、10分にディバラがボックス右からGK強襲のシュートを浴びせた。

その後も攻勢をかけるユベントスに対し、ラッツァーリとコレアのスピードを生かしたカウンターでラツィオは牽制した。しかし25分、ユベントスが勢いそのまま先制する。ディバラの縦パスをC・ロナウドが捌き、ボックス右に抜け出したベンタンクールの折り返しをC・ロナウドが押し込んだ。

先制後もボールを動かして揺さぶるユベントスが主導権を握っていた中、40分にベンタンクールが負傷によりプレー続行不可能となってジャンが投入された。

そんな中43分に追加点のチャンス。ボックス右に抜け出したベルナルデスキの折り返しをC・ロナウドがダイビングヘッドで合わせるも、強烈なシュートはGKストラコシャにセーブされると、追加タイム1分に追いつかれた。

CKの流れから左サイドのL・アルベルトのインスウィングのクロスをファーサイドのルイス・フェリペが頭で押し込んだ。

1-1で迎えた後半、オープンな展開で立ち上がっていった中、ユベントスは66分に勝ち越しのチャンス。GKストラコシャのミスパスをボックス手前でカットしたディバラがGK強襲のシュートを浴びせた。

しかし68分、カウンターを受けた流れでクアドラードが独走しかけたラッツァーリを倒したプレーがVARの末にイエローカードからレッドカード判定に変わり、ユベントスは10人となった。そのユベントスはベルナルデスキに代えてダニーロを投入した。

すると74分、ラツィオが逆転に成功する。L・アルベルトのフィードに反応したミリンコビッチ=サビッチがボックス左に侵入。絶妙なトラップで処理し、シュートを蹴り込んだ。

さらに77分、カウンターに転じた流れからコレアが独走。GKシュチェスニーにボックス内で倒されPKを獲得した。しかし、キッカーのインモービレはGKシュチェスニーに2度シュートを止められ、決定的な3点目を奪いきれない。

それでも終盤にかけて10人となったユベントスの反撃を許さなかったラツィオは試合終了間際にカウンターからカイセドが決めて3-1で逆転勝利。ユベントスに今季初黒星を喫しさせ、7連勝として首位インテルに5ポイント差に迫っている。