イグアイン2発にディバラ弾で首位ユーベが難敵アタランタに逆転勝利!《セリエA》

ユベントスは23日、セリエA第13節でアタランタとのアウェイ戦に臨み、3-1で逆転勝利した。代表ウィーク前に行われた前節ミラン戦を途中出場のディバラ弾で競り勝ち、首位をキープしたユベントス(勝ち点32)は、3日後に首位通過の懸かるチャンピオンズリーグ(CL)のアトレティコ・マドリー戦を控える中、C・ロナウドやアレックス・サンドロ、ラビオらが負傷欠場となった。一方、前節サンプドリア戦をマリノフスキーの一発退場も響いて低調なゴールレスドローに終わり、リーグ戦3試合勝利のない5位アタランタ(勝ち点22)は、同じく3日後に決勝トーナメント進出の望みを懸けるCLディナモ・ザグレブ戦を控える中、イリチッチとマリノフスキーの両攻撃の核が出場停止となり、最前線にはバロウが入った。
ディバラとイグアインが2トップを形成し、トップ下にベルナルデスキを配す[4-4-2]で臨んだユベントスは、4分にCKからディムスティのヘディングシュートでゴールを脅かされる。

そのユベントスがボールを握る展開となる中、11分にディバラが直接FKでゴールに迫るも、16分にPKを献上する。アレハンドロ・ゴメスのクロスがボックス内のケディラの手に当たってハンドとなった。しかし、このPKを蹴ったバロウがバーに当ててしまい、ルーズボールをヘディングで押し込みにかかったパシャリッチのシュートは枠を捉えきれなかった。さらに23分、パシャリッチのヘディングシュートが枠を捉えるも、GKシュチェスニーのファインセーブに阻まれた。直後の24分にも決定機を作り、ハテボエルが決定的なシュートを放ったが、デ・リフトの好ブロックに阻止される。

劣勢となっていったユベントスは26分、ベルナルデスキがあばら付近を痛めてプレー続行不可能となり、ラムジーが投入された。

その後も出足鋭いアタランタのペースが続き、ユベントスはチャンスを作れずに前半を終えた。

迎えた後半もアタランタが押し込む展開が続くと、56分に先制した。右サイドからのバロウのクロスにファーサイドのゴセンズがヘッドで押し込んだ。

劣勢が続くユベントスはベンタンクールに代えてドグラス・コスタを投入。それでも流れを引き寄せられずにいたが、74分にワンチャンスで追いついた。ゴール前での混戦からボックス中央のイグアインが振り向きざまに左足を振り抜き、ネットを揺らした。

さらに82分、ディバラのスルーパスでボックス右深くに侵入したクアドラードがマイナスのクロスを折り返すと、最後はイグアインが押し込んだ。

イグアインのドッピエッタで一気に逆転したユベントスは終盤にかけてアタランタの反撃を抑え込むと、追加タイム2分に勝負を決めた。イグアインのパスを受けたボックス右のディバラがDFに対応されながらもカットインからゴール右に蹴り込んだ。

そして6分の追加タイムを消化したユベントスが3-1で逆転勝利。C・ロナウド不在の中、難敵アタランタを下し、首位をキープしている。