ワイナルドゥムが人種差別根絶へ強いアクション! F・デ・ヨングとのパフォーマンスに称賛

2019.11.20 14:50 Wed
Getty Images
リバプールに所属するオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムがキャプテンマークを巻きハットトリックを達成したエストニア代表戦で、近年のフットボール界で問題視される人種差別に対して最高のリアクションを示した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

オランダ代表は19日、ユーロ2020予選グループC最終節でエストニアと対戦し、5-0で大勝した。前節、北アイルランド代表戦をゴールレスドローで終え、2大会ぶりのユーロ本選出場を決めたオランダは、“個人的な理由”によって早期離脱したキャプテンのDFヴィルヒル・ファン・ダイクら一部主力を温存し、ややフレッシュな顔ぶれで今回の試合を戦った。

その中でキャプテンマークを託されたワイナルドゥムは立ち上がりの6分にいきなり先制ゴールを奪うと、後半半ばにも続けてゴールを奪い、代表キャリアでは初となるハットトリックを達成。ユーロ予選を締めくくる大勝に大きく貢献した。
ただ、そのピッチ上の活躍以上に称賛を集めたのは、6分に先制点を決めた直後にMFフレンキー・デ・ヨングと共に行ったゴールセレブレーションだった。

ワイナルドゥムはゴール直後、デ・ヨングを引き連れてピッチサイド中央で一番目立つ中継カメラの前に向かうと、自身の褐色の腕とデ・ヨングの白い腕を並べると共に手をがっちりと握り合い、人種差別根絶のために徹底的に戦う強い意志を示した。
オランダでは今月17日にオランダ2部のエールステ・ディビジ、デン・ボスvsエクセルシオールでエクセルシオールに所属するオランダ人FWアフマド・メンデス・モレイラに対する人種差別行為が発覚し、同国代表FWメンフィス・デバイらがSNSを通じて憤りを示していた。

また、ワイナルドゥム自身はこの試合前に行われた現地メディアのインタビューで、「個人的にショックな出来事だった。オランダでこういったことが起きるとは思っていなかった」と、人種差別に関する率直な思いを語っていた。

さらに、そのインタビューでは人種差別に対抗する手段に関しても以下のように言及していた。

「厳しい罰が必要だ。そうすれば、誰もそういった愚行は犯さないはずだ。それに我慢して試合を成立させるべきではないと思う。もし、自分たちの試合でそういったことが起きれば、僕は迷うことなくピッチを後にするだろう」

「これは社会的な問題であり、政治的に取り組むべきものだ。こういった問題には何らかのアクションが必要なんだ。ただ単に人種差別に反対するだけじゃダメなんだ」

先日のインタビューで語っていた通り、今回の試合で人種差別根絶に向けた目に見えるアクションを示したワイナルドゥム。その素晴らしい勇気は、人種差別を行う臆病で卑怯な人間たちを間違いなく震え上がらせたはずだ。

◆人種差別根絶を心から願う

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両足を操るキックの天才、“パスマスター”ヴェスレイ・スナイデル

現代サッカーにおいては選手のアスリート能力が非常に重視される時代。圧倒的なスピードやフィジカルの強さなどを持つ選手が輝きを放っている。 一方で、テクニックに秀でた選手は長いこと活躍する期間が続くことは減り、特に中盤の選手としてよりオールラウンダーの選手が好まれる時代となっている。 一芸に秀でた選手の魅力が尽きることはないが、オールラウンダーの中でも多くのファンを虜にした選手もいる。それがヴェスレイ・スナイデルだ。 オランダの名門・アヤックス出身のスナイデル。祖父や父もプロサッカー選手というサッカー一家に生まれ、兄と弟もサッカーをプレーしていた。 名門・アヤックスで若くして頭角を現すと、黄金世代の旗頭として活躍。最も特徴的だったのは、その卓越したパススキルだった。 <span class="paragraph-subtitle">◆全く遜色ない両足のキック</span> パスの上手さ、精度の高さはもちろんのことだが、スナイデルの最大の特徴は両足で遜色なくキックを出せるところだろう。右利きではあるが、左足のキック精度も非常に高く、両利きとも言われるほどだ。 セントラルミッドフィルダーとしてのポジションを確立していたスナイデルは、その両足から繰り出すパスでゲームをコントロール。また、ドリブルも得意としていたため、パスだけでなく自身で持ち出して局面を打開するなど、類稀なる才能を持ち合わせていた。 また判断力が優れていたこともプレースタイルに影響。状況に応じてパスとドリブル、右足と左足を使い分けることで、多くのゴールやアシストを生み出していた。 司令塔として活躍する一方で、徐々にポジションが前に移り、アヤックス時代にはFKやミドルシュートなどでリーグ戦18ゴールを記録したことも。その影響もあり、2007年8月にレアル・マドリーへと完全移籍。ステップアップを果たした。 <span class="paragraph-subtitle">◆復活を遂げて3冠を達成&W杯準優勝</span> マドリーへ移籍したスナイデルは、デイビッド・ベッカムから受け継いだ「23」を着用。大きな期待が寄せられた中、チームの中心選手として活躍し、マドリーのリーグ連覇に貢献。2年目は「10」を与えられて更なる飛躍が期待されたが、ケガによる離脱に加え、不倫が発覚し大問題に。結局2年で退団し、インテルへと完全移籍した。 不本意な形でイタリアへと活躍の場を移したが、持っている才能は本物。1年目でセリエA、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグの3冠達成に大きく貢献。インテルの長い歴史にその名を刻むことに成功。そして臨んだ2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)では、日本代表とも対戦。自身は5ゴールの活躍を見せると、チームも決勝進出。スペイン代表に敗れたものの、準優勝という成績を残し、5ゴールは大会得点王タイ、中盤の選手としては初の快挙を成し遂げていた。 マドリーで過ごしたシーズンで凋落すると思われた中での大活躍は、やはり生まれ持った才能。両足を使いこなすパスセンスと持ち味の得点力は世界最高の選手の1人と称され、多くのファンから愛されていた。 <span class="paragraph-subtitle">◆キックを使い分ける天才MF</span> スナイデルがFKの名手という印象を持っている人がどれほどいるかは定かではないが、キックの正確さに加えて、球種を蹴り分ける技術を考えれば、紛れもない名キッカーといえる。 本人は「FKはPKと同じ」と語ったことがあるほど。自分の中でのフィーリングではどういう球種を蹴れば、ゴールやアシストに繋がるのかを理解していたとされている。 流れの中からのゴールが注目され、重要視されることもあるが、セットプレーこそ思い通りのプレーをするのには最適な機会。スナイデルの両足が持つ力が十二分に発揮されるCK、FKは、相手にとっての地獄の時間だったと言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>両足を巧みに使う世界最高峰の司令塔として活躍したスナイデルが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>その正確なキックが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href="https://ryan.onelink.me/C7cD/5uev4c53" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/sega20230215.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】名手・スナイデル、レアル・マドリー時代の圧巻ゴール集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJVSzJYVGJhTyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 両足を巧みに使う世界最高峰の司令塔として活躍したスナイデルが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>その正確なキックが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。 <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD/5uev4c53" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/sega20230215.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2023.02.15 18:30 Wed
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ベルカンプの名ゴールが紙幣に! 98年W杯のスーパーゴールが描かれた8ユーロ紙幣が誕生

現役時代はアヤックスやアーセナル、オランダ代表でストライカーとして活躍したデニス・ベルカンプ氏が紙幣になるようだ。イギリス『ミラー』が伝えた。 オランダの名門・アヤックスの下部組織出身で、ファーストチームでも3度の得点王に輝くなど大きな活躍を見せると、その後移籍したインテルではUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)のタイトル獲得に貢献。しかし、期待はずれの結果に終わると、1996年にアーセナルへと完全移籍した。 アーセナル移籍後は、アーセン・ヴェンゲル監督の下でチームの中心選手として活躍。元フランス代表FWティエリ・アンリらと黄金時代を築き、数かz区のタイトル獲得に貢献した。 名ストライカーの1人として知られ、テクニックに溢れるプレーはファンを魅了。その中でも記憶に残るゴールをいくつも記録している。 アーセナル時代のニューカッスル戦で決めた巧みなターンで相手DFと入れ替わるゴールは誰もが息を飲むゴールだが、1998年のフランス・ワールドカップ(W杯)準々決勝のアルゼンチン代表戦で見せたゴールも記憶に残っている人が多いはずだ。 1-1で迎えた中、延長戦に突入するかと思われた89分、自陣でボールを持ったフランク・デ・ブールが前線にロングフィードを送ると、ボックス内に走り込んだベルカンプが後方からのボールをいとも簡単にジャンピングトラップ。奪いにきたロベルト・アジャラをトラップの流れでかわし、ゴールに叩き込んだ。 『ミラー』によれば、このシーンとベルカンプ氏の顔が印刷された新紙幣が発行されるとのこと。オランダ財務省は、オランダ通貨の鋳造を担当するロイヤル・エンスヘーデ印刷会社に対し、特別な8ユーロ紙幣を製造するよう指示したという。当時のベルカンプの背番号「8」に由来しての8ユーロとなった。 これは記念紙幣となり、一般的に流通するものとは異なるとのこと。特別に限定で発売されるが、オランダ国民をはじめ、アヤックスやアーセナルなどのサポーターから問い合わせが殺到すると予測されている。 <span class="paragraph-title">【写真】ベルカンプの名場面が印刷された新紙幣デザイン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/MullockSMirror?ref_src=twsrc%5Etfw">@mullocksmirror</a><a href="https://t.co/negQLRp8NU">https://t.co/negQLRp8NU</a> <a href="https://t.co/DrZr0ZeTKa">pic.twitter.com/DrZr0ZeTKa</a></p>&mdash; Mirror Football (@MirrorFootball) <a href="https://twitter.com/MirrorFootball/status/1733305470599762269?ref_src=twsrc%5Etfw">December 9, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】ベルカンプのテクニック光る!ロングフィードをジャンピングトラップから劇的決勝ゴール</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/Cl5_q2yt7OD/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/Cl5_q2yt7OD/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; 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ワイナルドゥムが人種差別根絶へ強いアクション! F・デ・ヨングとのパフォーマンスに称賛

リバプールに所属するオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムがキャプテンマークを巻きハットトリックを達成したエストニア代表戦で、近年のフットボール界で問題視される人種差別に対して最高のリアクションを示した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 オランダ代表は19日、ユーロ2020予選グループC最終節でエストニアと対戦し、5-0で大勝した。前節、北アイルランド代表戦をゴールレスドローで終え、2大会ぶりのユーロ本選出場を決めたオランダは、“個人的な理由”によって早期離脱したキャプテンのDFヴィルヒル・ファン・ダイクら一部主力を温存し、ややフレッシュな顔ぶれで今回の試合を戦った。 その中でキャプテンマークを託されたワイナルドゥムは立ち上がりの6分にいきなり先制ゴールを奪うと、後半半ばにも続けてゴールを奪い、代表キャリアでは初となるハットトリックを達成。ユーロ予選を締めくくる大勝に大きく貢献した。 ただ、そのピッチ上の活躍以上に称賛を集めたのは、6分に先制点を決めた直後にMFフレンキー・デ・ヨングと共に行ったゴールセレブレーションだった。 ワイナルドゥムはゴール直後、デ・ヨングを引き連れてピッチサイド中央で一番目立つ中継カメラの前に向かうと、自身の褐色の腕とデ・ヨングの白い腕を並べると共に手をがっちりと握り合い、人種差別根絶のために徹底的に戦う強い意志を示した。 オランダでは今月17日にオランダ2部のエールステ・ディビジ、デン・ボスvsエクセルシオールでエクセルシオールに所属するオランダ人FWアフマド・メンデス・モレイラに対する人種差別行為が発覚し、同国代表FWメンフィス・デバイらがSNSを通じて憤りを示していた。 また、ワイナルドゥム自身はこの試合前に行われた現地メディアのインタビューで、「個人的にショックな出来事だった。オランダでこういったことが起きるとは思っていなかった」と、人種差別に関する率直な思いを語っていた。 さらに、そのインタビューでは人種差別に対抗する手段に関しても以下のように言及していた。 「厳しい罰が必要だ。そうすれば、誰もそういった愚行は犯さないはずだ。それに我慢して試合を成立させるべきではないと思う。もし、自分たちの試合でそういったことが起きれば、僕は迷うことなくピッチを後にするだろう」 「これは社会的な問題であり、政治的に取り組むべきものだ。こういった問題には何らかのアクションが必要なんだ。ただ単に人種差別に反対するだけじゃダメなんだ」 先日のインタビューで語っていた通り、今回の試合で人種差別根絶に向けた目に見えるアクションを示したワイナルドゥム。その素晴らしい勇気は、人種差別を行う臆病で卑怯な人間たちを間違いなく震え上がらせたはずだ。 <div id="cws_ad">◆人種差別根絶を心から願う<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Wijnaldum is captaining the Holland side tonight. He scored a goal then brought in Frenkie de Jong to celebrate with him as a message for anti-racism. This is powerful. <a href="https://twitter.com/hashtag/SayNoToRacism?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#SayNoToRacism</a> <a href="https://t.co/PLqxnQAKZW">pic.twitter.com/PLqxnQAKZW</a></p>; FutbolBible (@FutbolBible) <a href="https://twitter.com/FutbolBible/status/1196882292993601541?ref_src=twsrc%5Etfw">November 19, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> </div> 2019.11.20 14:50 Wed

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