絶好調インモービレ弾などでラツィオがミラン相手に鬼門サン・シーロで30年ぶり勝利!《セリエA》

2019.11.04 06:51 Mon
Getty Images
セリエA第11節、ミランvsラツィオが3日に行われ、1-2でラツィオが勝利した。

前節SPAL戦をスソの直接FK弾で辛勝し、3戦目にしてピオリ体制初白星とした9位ミラン(勝ち点13)は、次節以降ユベントス、ナポリ戦と続く厳しい日程の中、SPAL戦のスタメンから2選手を変更。ケシエとムサッキオに代えてカラブリアと移籍後初先発となるクルニッチをスタメンで起用し、スソは負傷欠場となった。

対する5位ラツィオ(勝ち点18)は前節トリノ戦を4-0と圧勝し、2連勝とした。インモービレがリーグ戦ここ5試合で8ゴールと大暴れしている中、トリノ戦のスタメンから4選手を変更。カイセドやマルシッチらに代えてコレアやルーカス・レイバら主力を起用した。
ラツィオの2トップに対応するべく変則的な3バックでスタートしたミランがアグレッシブな入りを見せた中、5分にラツィオに決定機。ルリッチがパケタのミスパスをカットした流れからスルーパスを送り、ボックス左に侵入したインモービレがGKドンナルンマを強襲するシュートを浴びせた。

引き続き前がかるミランは21分に決定機。カスティジェホのパスを受けたボックス右のパケタがシュート。だが、GKの守備範囲に飛んでしまった。
1分後、ラツィオにもビッグチャンス。L・アルベルトのスルーパスでボックス左に侵入したインモービレのシュートがバーを直撃した。

その後もオープンな展開が続いた中、25分にラツィオが先制する。ラッツァーリの右サイドからのクロスに、ドゥアルチのマークを振り切ったインモービレのヘディングシュートがゴール左に決まった。

絶好調のエース弾で試合を動かしたラツィオだったが、28分にミランがすかさず追いつく。左サイドからテオ・エルナンデスが上げたアーリークロスにピョンテクが右足を伸ばして合わせたシュートがバストスに当たってゴールに吸い込まれた。

その後、負傷したカスティジェホがプレー続行不可能となって35分にレビッチを投入したミランは、そのレビッチが37分に際どいヘディングシュートを浴びせれば、39分にはチャルハノールが直接CKなどでゴールに迫ったが、1-1で前半を終えた。

後半もアグレッシブな姿勢を見せたミランは53分にパケタに代えてレオンを投入。すると59分にはボックス左に侵入したピョンテクが際どいシュートを浴びせた。

対するラツィオは60分、インモービレとミリンコビッチ=サビッチに代えてカイセドとパローロを投入。

しかし、ここからこう着状態が続き、前半のようなオープンな展開にはならない。76分にようやくラツィオに決定機が訪れ、ボックス右からL・アルベルトがGKドンナルンマを強襲するシュートを浴びせた。

それでも83分、ラツィオが均衡を破る。ルーズボールを拾ったL・アルベルトが持ち上がりスルーパス。これをボックス右で受けたコレアがGKとの一対一を制した。終盤にかけてはラツィオが危なげなく逃げ切り。サン・シーロでは1989年以来30年ぶりとなるミラン戦勝利を飾っている。

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