【プレミアリーグ第11節プレビュー】リバプール不敗継続なるか シティはセインツと連戦

前節はプレミアリーグにまた一つ歴史が生まれた一戦があった。サウサンプトンの本拠地セント・メリーズ・スタジアムに乗り込んだレスター・シティが、ヴァーディやアジョセ・ペレスの2人のハットトリックなどで9-0で大勝を収めたのだ。プレミアリーグにおいてこのスコアは、マンチェスター・ユナイテッドが1995年にイプスウィッチ相手に成し遂げて以来2度目。また、アウェイではイギリスのフットボール史上初の快挙となった。

その他、リバプールとトッテナムが激突した試合では、トッテナムが開始50秒にケインのゴールで先制するも、その後の猛攻に耐え切れず2-1で敗戦している。

この勝利によって、未だ無敗を継続するリバプールはアウェイでアストン・ビラと対戦。プレミアリーグにおける同カードでは、リバプールがアウェイで13勝を挙げている。また、昇格チームとの対戦でもここ13戦全勝となっている。古巣対決となるミルナーは、リーグ戦でのアストン・ビラ戦ここ4試合で2ゴール2アシストの活躍。果たして、リバプールはプレミア27戦無敗を伸ばすことはできるだろうか。
リバプールを6ポイント差で追うマンチェスター・シティはホームにサウサンプトンを迎える。セインツとはミッドウィークに行われたEFLカップでも対戦し3-1で勝利しているが、プレミアでもここ5試合全勝。加えて、セインツは王者とのアウェイ戦では42試合で2勝しかしていないという。

現在3位につけるのはレスターだ。前述のように、前節はセインツに大量9得点圧勝、プレミアの歴史に残る一戦を演じ上げた。EFLカップでは3部リーグのチームに勝利し公式戦3連勝中という中で、今節の相手は6位のクリスタル・パレス。ロンドンでの戦いは、プレミアここ14試合でわずか1勝という鬼門。また、相手のザハはレスター戦3試合で4得点している。4位のチェルシーはワトフォードのアウェイに乗り込む。公式戦7連勝と波に乗っていたブルーズだったが、EFLカップではマンチェスター・ユナイテッドにまたも泥を塗られた。それでもリーグ5連勝を狙うチェルシーにとって後押しになるのが、最下位との対戦はここ20戦16勝という数字。今季未勝利のワトフォードを叩き、再び波に乗りたい。

EFLカップでリバプールとの死闘の末に敗れたアーセナルはホームでウォルバーハンプトンと対戦する。前節はクリスタル・パレスに2点リードを追いつかれ、リーグ戦2試合未勝利に。ウルブズはここ5試合3勝2分けに加え、ロンドンでの試合は7戦無敗。一方で、アーセナルが2013-14シーズン以降、現地時間土曜の15時キックオフの試合で無敗という興味深い記録がある。

公式戦3連勝中のマンチェスター・ユナイテッドはアウェイでボーンマスと対戦する。前節のノリッジ戦で13試合ぶりの複数得点を記録した赤い悪魔は、先月30日に行われたEFLカップ4回戦でチェルシーを撃破。内容は決して良くはなかったものの、この勝利は大きな自信につながるはずだ。しかし、今節はマグワイア、リンデロフ、ラッシュフォードの出場が微妙。相手のカラム・ウィルソンは、ここまで放った16本のシュートの内、11本を枠に飛ばしており、10本以上シュートを記録した選手の中で最も高い割合を誇る。主力DFを欠くことになれば対応に追われることになるかもしれない。

11位に転落したトッテナムの相手は16位エバートン。両者が10位より下の状態で激突するのは2004年4月以来のことだという。グディソンパークでの同カードの戦績はここ2試合はスパーズが圧倒。しかし、アウェイ戦は12試合勝利がない。注目は、エバートン戦ここ4試合全てでゴールを奪っているエリクセンだ。

◆プレミアリーグ第11節
▽11/2(土)
《21:30》
ボーンマス vs マンチェスター・ユナイテッド
《24:00》
シェフィールド・ユナイテッド vs バーンリー
マンチェスター・シティ vs サウサンプトン
ウェストハム vs ニューカッスル
ブライトン vs ノリッジ
アストン・ビラ vs リバプール
アーセナル vs ウォルバーハンプトン
《26:30》
ワトフォード vs チェルシー

▽11/3(日)
《23:00》
クリスタル・パレス vs レスター・シティ
《25:30》
エバートン vs トッテナム