ベロッティのドッピエッタでトリノがホームで逆転勝利!ミランは痛恨の連敗…《セリエA》

2019.09.27 06:10 Fri
Getty Images
セリエA第5節のトリノvsミランが26日に行われ、ホームのトリノが2-1で勝利した。

先週末に行われたインテルとの“ミラノ・ダービー”で完敗したミランは、その試合から先発メンバーを3人変更。ビリア、リカルド・ロドリゲス、アンドレア・コンティン代えてベナセル、カラブリア、テオ・エルナンデスを先発で起用した。

ミランは8分、中盤からのFKで相手DFの裏に抜け出そうとしたピョンテクがリャンコにボックス左手前で倒され、再びFKを獲得。チャノハノールが直接FKでゴールを狙ったが、シュートは僅かに左へ逸れた。
主導権を握るミランは、17分にスコアを動かす。ピョンテクの右クロスに合わせようとゴール前に走り込んだレオンがボックス内でデ・シルベストリに倒され、PKを獲得。このPKをピョンテクがゴール左隅に突き刺し、ミランが先制に成功した。

先制点で勢いに乗るミランは22分、スソの右クロスが相手DFにディフレクトしたボールをレオンがヘディングシュート。さらに23分には、チャノハノールがミドルシュートでトリノのゴールに迫ったが、共にシュートはGKシリグの好セーブに阻まれた。
追加点を狙うミランだったが、前半終了間際にピンチ。前半アディショナルタイム3分、リャンコがミラン守備陣の裏へロングパスを供給。これに反応したベラッティが、目測を誤ったGKドンナルンマをかわしシュート。しかし、これは枠の上に外れた。

迎えた後半、リードするミランは54分にカウンターからチャンスを作る。ケシエのパスをオーバーラップしたロマニョーリが中盤で受けると、ワンタッチで右サイドのスペースに抜け出す。そのままボックス右まで侵入したロマニョーリの折り返しをピョンテクがダイレクトで合わせたが、シュートはわずかに右へ逸れた。

1点を追うトリノは、57分にリャンコを下げてアンサルディを、66分にヴェルディを下げてベレンゲルを投入した。すると72分、リンコンのロングパスを左サイドで受けたベロッティがドリブルで仕掛けると、ボックス左手前からシュート。これがGKドンナルンマの手を弾き、ゴールに突き刺さった。

同点弾で勢いづくトリノは、76分にもチャンス。ベロッティのパスでゴールエリア左付近まで侵入したザザがダイレクトシュート。これはGKドンナルンマに弾かれたが、こぼれ球に反応したベロッティが左足に当てると、浮き球をバイシクルシュートで叩き込んだ。

逆転を許したミランは、78分にベナセルを下げてレビッチを投入。すると試合終了間際の95分、スソの右クロスからファーサイドのピョンテクがヘディングシュートを放ったが、これはGKシリグのファインセーブに阻まれ、万事休す。

ベロッティのドッピエッタで逆転勝利を飾ったトリノがリーグ戦3試合ぶりので勝利。一方、痛恨の逆転負けを喫したミランは2連敗となった。

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