【ラ・リーガ第6節プレビュー】久保建英がアトレティコと対戦! 今季初めてのミッドウィーク開催!
2019.09.24 19:00 Tue
先週末に行われた第5節では、注目の上位対決となったセビージャvsレアル・マドリーにおいてレアル・マドリーが勝利を収めアスレティック・ビルバオと共に首位に浮上。一方、王者バルセロナはグラナダに不覚を取り、アトレティコ・マドリーもセルタに勝ち切れず、優勝候補たちが痛恨の取りこぼしとなっている。
今シーズン初めてのミッドウィーク開催となる今節の注目カードは、FW久保建英を擁するマジョルカと、2戦未勝利のアトレティコによる一戦だ。
開幕戦での勝利以降、4戦未勝利とプリメーラの壁にぶち当たっているマジョルカ。直近のヘタフェ戦では堅守速攻を全面に押し出す相手のタフなプレーを前にイージーミスを連発し、今季最多失点での2-4の大敗を喫した。その中で唯一の光明となったのが、MFセビージャの負傷によって前半序盤に緊急投入された久保だ。前々節にPK奪取の活躍を見せた久保は、この試合でも70分に精度の高いクロスでFWブディミルのゴールをお膳立てして自身初のアシストを記録した。そしてPK奪取、アシストとくれば、次はゴールが期待されるところだが、その初ゴールが期待される今節の対戦相手はヘタフェのプレースタイルの上位版とも言えるアトレティコだ。
そのアトレティコは開幕3連勝と最高のスタートを切ったが、前々節のレアル・ソシエダ戦でまさかの今季初黒星を喫すると、直近のホームゲームではセルタ相手に攻めあぐねてゴールレスドローという結果に終わっている。とはいえ、ここまでのマジョルカとアトレティコの戦いを見れば、実力差は歴然であり、ミッドウィーク開催の一戦では選手層の厚さも優位に働くはずだ。
直近の大敗を受けてマジョルカが守備的な戦い方を選ぶ場合、プレシーズンのアトレティコ戦でも守備の甘さを露呈した久保の先発出場は難しいが、ここ2試合で見せている攻撃面での貢献を考えれば、必ずプレー機会が与えられるはずだ。
その絶不調の中で戦う今節は2連勝で調子を上げる難敵ビジャレアルと対戦する。バルセロナにとって厳しい試合展開が予想されるが、現チームの拠り所となるのがホームアドバンテージ。前述の2試合を含め今季結果が出ていないのはすべてアウェイの戦いであり、今季のホームゲーム2試合はいずれも5-2のスコアで大勝している。そのため、得意のホームでまずは公式戦3戦ぶりの勝利を手にしたい。また、一部で求心力を失い始めていると伝えられるバルベルデ監督の選ぶスタメンにも注目したい。
一方、バルセロナと異なり前節のセビージャ戦で今季初のクリーンシートを達成するなど復調気配を漂わせたレアル・マドリーは、昇格組のオサスナ相手にリーグ3連勝を目指す。直近4戦全敗のサンチェス・ピスフアンで絶好調のセビージャを相手にした前節では、決勝点を決めたFWベンゼマの勝負強さもさることながら、チーム全体の守備意識や気迫の部分で大きな変化が見られ、試合後にジダン監督も「復帰後最高のパフォーマンス」と手ごたえを口にしていた。ただ、これでエル・ブランコの完全復活と考えるのは早計であり、格下と目されるオサスナ相手に同じような姿勢で臨めるかどうかに注目だ。なお、昨季セグンダ王者のオサスナはここまで1勝4分けの無敗と簡単に勝ち点3を与えてくれない難敵だ。
その他では最下位のレガネスと共に今季未勝利が続くMF乾貴士を擁するエイバルと、今季初黒星で首位陥落のセビージャの一戦に注目。パフォーマンス自体はそこまで悪くないものの、勝負弱さが目立つエイバルでは3試合連続でスタメン出場している乾の決定的な仕事に期待したい。一方、セビージャではターンオーバーを行う可能性も指摘されるが、古巣初対戦のMFジョルダンのプレーに注目したい。
《ラ・リーガ第6節》
▽9/24(火)
《26:00》
バジャドリー vs グラナダ
《27:00》
ベティス vs レバンテ
《28:00》
バルセロナ vs ビジャレアル
▽9/25(水)
《26:00》
マジョルカ vs アトレティコ・マドリー
レガネス vs アスレティック・ビルバオ
《27:00》
バレンシア vs ヘタフェ
《28:00》
レアル・マドリー vs オサスナ
▽9/26(木)
《26:00》
エイバル vs セビージャ
《27:00》
セルタ vs エスパニョール
《28:00》
レアル・ソシエダ vs アラベス
今シーズン初めてのミッドウィーク開催となる今節の注目カードは、FW久保建英を擁するマジョルカと、2戦未勝利のアトレティコによる一戦だ。
開幕戦での勝利以降、4戦未勝利とプリメーラの壁にぶち当たっているマジョルカ。直近のヘタフェ戦では堅守速攻を全面に押し出す相手のタフなプレーを前にイージーミスを連発し、今季最多失点での2-4の大敗を喫した。その中で唯一の光明となったのが、MFセビージャの負傷によって前半序盤に緊急投入された久保だ。前々節にPK奪取の活躍を見せた久保は、この試合でも70分に精度の高いクロスでFWブディミルのゴールをお膳立てして自身初のアシストを記録した。そしてPK奪取、アシストとくれば、次はゴールが期待されるところだが、その初ゴールが期待される今節の対戦相手はヘタフェのプレースタイルの上位版とも言えるアトレティコだ。
直近の大敗を受けてマジョルカが守備的な戦い方を選ぶ場合、プレシーズンのアトレティコ戦でも守備の甘さを露呈した久保の先発出場は難しいが、ここ2試合で見せている攻撃面での貢献を考えれば、必ずプレー機会が与えられるはずだ。
前述のカードと共に注目を集めるのが、前節格下グラナダに完敗したバルセロナだ。先週のチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦で攻守ともに振るわなかったスペイン王者は、グラナダとのアウェイゲームでも攻守にチグハグなプレーに終始。肝心要の中盤の支配力を欠いたうえ、ドルトムント戦に続き途中投入となったエースFWメッシもコンディションが上がっておらず、本来の出来からは程遠かった。
その絶不調の中で戦う今節は2連勝で調子を上げる難敵ビジャレアルと対戦する。バルセロナにとって厳しい試合展開が予想されるが、現チームの拠り所となるのがホームアドバンテージ。前述の2試合を含め今季結果が出ていないのはすべてアウェイの戦いであり、今季のホームゲーム2試合はいずれも5-2のスコアで大勝している。そのため、得意のホームでまずは公式戦3戦ぶりの勝利を手にしたい。また、一部で求心力を失い始めていると伝えられるバルベルデ監督の選ぶスタメンにも注目したい。
一方、バルセロナと異なり前節のセビージャ戦で今季初のクリーンシートを達成するなど復調気配を漂わせたレアル・マドリーは、昇格組のオサスナ相手にリーグ3連勝を目指す。直近4戦全敗のサンチェス・ピスフアンで絶好調のセビージャを相手にした前節では、決勝点を決めたFWベンゼマの勝負強さもさることながら、チーム全体の守備意識や気迫の部分で大きな変化が見られ、試合後にジダン監督も「復帰後最高のパフォーマンス」と手ごたえを口にしていた。ただ、これでエル・ブランコの完全復活と考えるのは早計であり、格下と目されるオサスナ相手に同じような姿勢で臨めるかどうかに注目だ。なお、昨季セグンダ王者のオサスナはここまで1勝4分けの無敗と簡単に勝ち点3を与えてくれない難敵だ。
その他では最下位のレガネスと共に今季未勝利が続くMF乾貴士を擁するエイバルと、今季初黒星で首位陥落のセビージャの一戦に注目。パフォーマンス自体はそこまで悪くないものの、勝負弱さが目立つエイバルでは3試合連続でスタメン出場している乾の決定的な仕事に期待したい。一方、セビージャではターンオーバーを行う可能性も指摘されるが、古巣初対戦のMFジョルダンのプレーに注目したい。
《ラ・リーガ第6節》
▽9/24(火)
《26:00》
バジャドリー vs グラナダ
《27:00》
ベティス vs レバンテ
《28:00》
バルセロナ vs ビジャレアル
▽9/25(水)
《26:00》
マジョルカ vs アトレティコ・マドリー
レガネス vs アスレティック・ビルバオ
《27:00》
バレンシア vs ヘタフェ
《28:00》
レアル・マドリー vs オサスナ
▽9/26(木)
《26:00》
エイバル vs セビージャ
《27:00》
セルタ vs エスパニョール
《28:00》
レアル・ソシエダ vs アラベス
マジョルカの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
|
マジョルカの人気記事ランキング
1
「コミュニケーション能力高い」パンツ姿の久保建英が体を張って“キレッキレダンス”まで披露!「貴重映像すぎる」
マジョルカが25日、クラブの公式YouTubeチャンネルを更新。1部残留を決めたラ・リーガ最終節の試合直後の様子を公開した。 日本代表MF久保建英が所属するマジョルカは22日、ラ・リーガ最終節でオサスナと対戦。降格の可能性もあった中0-2で勝利し、リーグ16位と文句なしの残留を決めた。 試合では出番のなかった久保も残留を大いに喜び、アウェイまで駆けつけたファンにショーツをプレゼント。パンツ姿でGKに挑戦しファンを沸かせるシーンは日本でも注目を集めた。 だが、久保が見せてくれたのはセーブだけではなかったようだ。マジョルカが公開した動画では、GKになり切る久保がパントキックまで披露。さらに、スペイン語でファンに呼びかけ、身に着けていたレオ・ロマンのキーパーグローブをプレゼントした。 久保のサービスはそれだけにとどまらず、最後はスタッフに向けてリズミカルなダンスとステップを披露し、楽しませていた。 20歳の久保がはしゃぐ映像にはファンも「こんなにノリノリやったんか」、「ノリノリでじわ」、「貴重映像すぎる」、「コミュニケーション能力高いから楽しんでるんだろうな〜」、「リズム感いいから普通に踊ってるとことか見てみたい」など反響が寄せられている。 <span class="paragraph-title">【動画】パンツ姿の久保建英が披露したGKものまねとキレッキレダンス</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ehrMpEX1NQQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.05.26 12:05 Thu2
久保建英が日本のファンからのプライベートな質問にも回答!仲が良いのは「イ・ガンイン選手と日本だったら…」
マジョルカの日本代表MF久保建英が日本のファンからの質問に答えた。クラブの公式YouTubeチャンネルが伝えている。 2019年にFC東京からレアル・マドリーへ完全移籍した久保は、2019-20シーズンに続き、今シーズンもマジョルカへとレンタル移籍。今シーズンはラ・リーガでは24試合に出場し1ゴール1アシスト、コパ・デル・レイでは3試合で1ゴール2アシストを記録している。 マジョルカの残留に向けてシーズン終盤の戦いに臨んでいる久保だが、クラブのインタビューに応じ、スペイン語と日本語の両方で様々な質問に答えた。 Q:マジョルカの良いところは? A:マジョルカにはたくさん良いところがあるけど、一番良いのは時間があるなら実際に見ることです。気候、食事、海、港にある大きな船、マジョルカに来てもらうのが一番いいです。 Q:なぜ背番号17? A:あまりたくさんのオプションはなかったです。僕が好きなのは10や7で、10+7で17になると考えました。 Q:一番お気に入りの和食は? A:タコヤキ。 Q:自分のゴールで一番のお気に入りは? A:アトレティコ・マドリー戦で決めた点。 Q:なぜサッカーを始めた? A:父親が僕をサッカー場に連れて行ったから。 Q:マジョルカのファンはどんな感じ? A:僕はあまり出歩かないですけど、街中でファンと出会うとチーム状態によっては励ましてくれます。それと同時に現実的なことも言われます。それは2年前のこと(降格)を繰り返すことはできないということです。それは僕にとって大きなモチベーションになります。 ここまでは流暢なスペイン語で回答していた久保。ここから先は日本語で答えている。 Q:試合前にやっている儀式のようなものはなに? A:基本的にはいつも自分がやっているストレッチとかをして、後は音楽を聴いていますね。いつも試合前はどちらかというとリラックスしたいので。 Q:同年代で一番仲が良い選手は? A:マジョルカだったら、フェルナンド・ニーニョ選手とかイ・ガンイン選手とか仲良くて、日本だったらみんな分かっていると思いますけど、橋岡選手とか仲良いです。 Q:スペイン語を話すのは得意? 日本にいるときは日本語の方がスラスラ出てきますけど、こっちにいるときは頭の中でスペイン語で考えたりするくらい、結構使い分けられるんで、どっちも達人の域に達しているんじゃないかなと思います。 <span class="paragraph-title">【動画】「たこ焼き」はスペイン語でこう発音する!久保建英の2カ国語インタビュー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="CU5nuDMQUbY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.04.26 21:15 Tue3
トップチーム初ゴールのマドリーDFハコボ・ラモン「ずっとこれを夢見てきた」、クルトワはカスティージャ出身選手たちへの信頼を訴え
レアル・マドリーのU-19スペイン代表DFハコボ・ラモンが14日に行われ、2-1で逆転勝利したラ・リーガ第36節マジョルカ戦後にコメントした。 ハコボ・ラモンはセンターバックに負傷者を多数抱える中、マジョルカ戦で今季2度目の先発出場。後半追加タイム5分のラストプレーでCKの流れからDFヘスス・バジェホが頭で繋いだボールをボレーで流し込み、劇的決勝点を挙げていた。 トップチーム初ゴールを決めた20歳の長身DFは「言葉では言い表せない。ずっとこれを夢見てきた。初ゴールがこれ以上の状況で生まれることはない。感動的だった」と歓喜の瞬間を振り返った。 また、守護神のティボー・クルトワはハコボ・ラモンについて「彼がこれまで出場した試合では少し不運に見舞われていた。ヤコボのゴールをバジェホがアシストするなんて、そんな素晴らしいことがあるだろうか。彼がゴールを決めたのはユースチームにとっても嬉しいことだ。必要とする時に彼らが居る。アセンシオやゴンサロ(ガルシア)、ビクトル(ムニョス)のように。僕らはマドリーのユースチームを誇りに思い、彼らを信じ続けるべきだ」とカスティージャ出身の選手たちへの信頼を訴えた。 2025.05.15 14:30 Thu4
PSGがイ・ガンインを獲得、移籍金は34.3億円
パリ・サンジェルマン(PSG)は8日、マジョルカに所属する韓国代表MFイ・ガンイン(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月までの5年間で、移籍金はフランス『レキップ』によると2200万ユーロ(約34億3000万円)とのことだ。 “韓国の至宝”とも言われるイ・ガンインはバレンシアの下部組織で育ち、2019年1月にファーストチームへ昇格。2021年8月にマジョルカへ加入すると、今シーズンはラ・リーガで36試合に出場して6ゴール7アシストを記録するなど存在感を発揮した。 昨季はリーグ・アンこそ連覇を果たしたものの、説得力あるパフォーマンスには欠け、最大の目標だったチャンピオンズリーグ(CL)もラウンド16敗退となったPSG。 すでにFWリオネル・メッシ、DFセルヒオ・ラモスの退団が決定し、大々的な刷新を敢行している中、DFミラン・シュクリニアル、MFマルコ・アセンシオ、MFマヌエル・ウガルテに続く今夏4選手の新戦力としてイ・ガンインが迎えられることとなった。 2023.07.09 06:00 Sun5
