【プレミアリーグ移籍総括】ビッグ6は量より質の補強! 中堅&昇格組も目玉補強を敢行!
2019.09.13 20:00 Fri
現地時間9月2日に今夏のヨーロッパ主要リーグの移籍市場が閉幕した。プレミアリーグでは昨年に続きリーグ開幕前日に合わせて国内市場が締め切られた中、ウィンドウ閉幕後の他リーグへの引き抜きに関して多くの指揮官が懸念を表明するなど、やや混乱に見舞われた。それでも、ヨーロッパ屈指の資金力を持つ金満リーグは今夏も市場の話題をさらった。
◆ビッグ6は量より質の補強に

昨シーズンはマンチェスター・シティが史上初の国内3冠、チャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)の決勝がいずれも同国対決となるなど、ヨーロッパのサッカー界を席巻したイングランド。今シーズンは更なる積極補強に打って出るかに思われたが、昨シーズンのCL王者リバプールに倣ってか、ビッグ6はいずれも量より質の補強となった。
悲願のCL制覇こそ逃したものの、史上初の国内3冠に輝いた王者シティは、昨夏に続き手薄なポジションを埋める堅実な補強を見せた。DFバンジャマン・メンディ、DFカイル・ウォーカーのバックアッパーとしてプレースタイルが異なるDFアンヘリーニョ、DFジョアン・カンセロという実力者を迎え入れ、さらにベテランMFフェルナンジーニョへの依存が顕著だった守備的MFのポジションに、アトレティコ・マドリーのMFロドリゴ・エルナンデスを7000万ユーロで補強。これによって選手層が増した一方、主将DFヴァンサン・コンパニの退団によって元々手薄だったセンターバックに関しては、移籍市場閉幕後にDFアイメリック・ラポルテが長期離脱を強いられ、フェルナンジーニョをコンバートする緊急事態に。宿敵マンチェスター・ユナイテッドと競合となった中、撤退したDFハリー・マグワイア獲得失敗が響く格好となった。
一方、悲願のプレミア制覇に向けて更なる補強が見込まれた2位のリバプールは、補強禁止のチェルシーを除くビッグ6の中で最も静かな夏を過ごした。多くの主力の残留によって穴埋め補強の必要がなかった中、DFセップ・ファン・デン・ベルフ、MFハーヴェイ・エリオットという17歳、16歳の超逸材2人を獲得し、近未来への投資を行った。また、GKアリソン・ベッカーの控えにアドリアン、アンディ・ロナーガンと2人のベテランGKを確保した。
その異次元の2強を追うために補強が必要だった第2グループ。補強禁止処分を科された3位のチェルシーでは、今年1月に獲得済みのFWクリスチャン・プリシッチが唯一の純粋な新戦力となり、エースMFエデン・アザールやDFダビド・ルイスらが抜けた穴埋めに関してはフランク・ランパード新監督が信頼を置く自慢のアカデミー出身プレーヤーで埋めることになった。
トッテナムと同様にMFポール・ポグバに流出危機があったユナイテッドは強気な値段設定もあって、最終的に同選手の慰留に成功した。補強に関しては課題の最終ラインにDF史上最高額となる8000万ポンドを費やし、レスターDFハリー・マグワイアを補強。さらに、右サイドバックにDFアーロン・ワン=ビサカ、2列目にMFダニエル・ジェームズと英国産の逸材2選手を加えると、その2選手は早くもその才能を遺憾なく発揮している。また、FWロメル・ルカク、FWアレクシス・サンチェスを含む4選手をイタリアに送るなど、余剰人員の整理にも着手。ただ、開幕からのチームパフォーマンスは芳しくなく、急速な世代交代に不安を残す。
◆アーセナルが緊縮財政報道を覆す積極性

昨季のリーグ5位、EL準優勝という期待外れの結果を受けて今夏は緊縮財政の可能性が盛んに報じられたアーセナルだったが、蓋を開けてみればビッグ6で最も積極的な補強を行った。
将来への投資という印象が強いFWガブリエウ・マルティネッリを除き、DFキーラン・ティアニ、DFダビド・ルイス、MFダニ・セバージョス、FWニコラ・ペペと各ポジションに4人の即戦力を補強。とりわけ、ビッグクラブとの争奪戦を制してクラブレコードの7200万ポンドで獲得したペペ、移籍市場最終日に宿敵チェルシーからD・ルイスを引き抜いた2つのオペレーションはクラブとしての野心を示すうえで強烈なインパクトを残した。
人員整理に関しては主将DFローラン・コシエルニーの後味が悪いボルドー移籍こそ想定外だったものの、世代交代を図る上で必要だったDFナチョ・モンレアルやMFヘンリク・ムヒタリアン、FWダニー・ウェルベックの放出、DFシュコドラン・ムスタフィを除く余剰人員の整理も進み、人件費の削減にも成功している。
◆中堅&昇格組も目玉補強を敢行!

ビッグ6以外の中堅&昇格組のクラブもヨーロッパ最高の金満リーグに相応しい目玉補強を各クラブが行っている。
ウォルバーハンプトンではミランの俊英FWパトリック・クトローネ、エバートンはMFアレックス・イウォビ、FWモイゼ・ケアンとビッグクラブの若手の獲得に成功。また、レスターやウェストハム、ワトフォード、ニューカッスルらはドイツやフランスを中心に中堅クラブのエースクラスの実力者をクラブレコードの移籍金を支払って獲得している。
昇格組ではアストン・ビラが昨季のウルブスを彷彿とさせる積極補強を敢行。GKトム・ヒートンやDFタイロン・ミングス、FWウェズレイ、FWエル・ガジなどをいずれも完全移籍で補強している。
今夏のプレミアリーグ主な移籍の一覧は以下の通り。
【今夏のプレミアリーグ主な移籍】
※はレンタル移籍
◆マンチェスター・シティ
【IN】
GKスコット・カーソン←ダービー※
DFアンヘリーニョ←PSV(オランダ)
DFジョアン・カンセロ←ユベントス(イタリア)
MFロドリゴ・エルナンデス←アトレティコ・マドリー(スペイン)
【OUT】
GKアリジャネ・ムリッチ→ノッティンガム(イングランド)※
DFヴァンサン・コンパニ→アンデルレヒト(ベルギー)
DFフィリップス・サンドレル→アンデルレヒト(ベルギー)※
DFダニーロ→ユベントス(イタリア)
DFエリアキム・マンガラ→バレンシア(スペイン)
MFファビアン・デルフ→エバートン
MFドウグラス・ルイス→アストン・ビラ
FW食野亮太郎→ハーツ(スコットランド)※
◆リバプール
【IN】
GKアンディ・ロナーガン←ミドルズブラ
GKアドリアン←ウェストハム
DFセップ・ファン・デン・ベルフ←ズウォレ(オランダ)
MFハーヴェイ・エリオット←フルアム
【OUT】
GKシモン・ミニョレ→クラブ・ブルージュ(ベルギー)
DFアルベルト・モレノ→ビジャレアル(スペイン)
MFライアン・ケント→レンジャーズ(スコットランド)
MFベン・ウッドバーン→オックスフォード※
MFハリー・ウィルソン→ボーンマス※
FWダニエル・スタリッジ→トラブゾンスポル(トルコ)
FWダニー・イングス→サウサンプトン
◆チェルシー
【IN】
MFマテオ・コバチッチ←レアル・マドリー(スペイン)
FWクリスチャン・プリシッチ←ドルトムント(ドイツ)
【OUT】
GKロバート・グリーン→現役引退
DFギャリー・ケイヒル→クリスタル・パレス
DFダビド・ルイス→アーセナル
DFダビデ・ザッパコスタ→ローマ(イタリア)※
DFイーサン・アンパドゥ→RBライプツィヒ(ドイツ)※
MFダニー・ドリンクウォーター→バーンリー
MFティエムエ・バカヨコ→モナコ(フランス)※
MFエデン・アザール→レアル・マドリー(スペイン)
MFケネディ→ヘタフェ(スペイン)※
◆トッテナム
【IN】
MFタンギ・エンドンベレ←リヨン(フランス)
MFライアン・セセニョン←フルアム
MFジオバニ・ロ・セルソ←ベティス(スペイン)※
【OUT】
GKミシェル・フォルム→無所属
DFキーラン・トリッピアー→アトレティコ・マドリー(スペイン)
MFジョシュア・オノマー→フルアム
FWフェルナンド・ジョレンテ→ナポリ(イタリア)
FWフィンセント・ヤンセン→モンテレイ(メキシコ)
FWジョルジュ=ケビン・エンクドゥ→ベシクタシュ(トルコ)
FWジャック・クラーク→リーズ※
◆アーセナル
【IN】
DFキーラン・ティアニー←セルティック(スコットランド)
DFダビド・ルイス←チェルシー
MFダニ・セバージョス←レアル・マドリー(スペイン)※
FWニコラ・ペペ←リール(フランス)
FWガブリエウ・マルティネッリ←イトゥアノ(ブラジル)
【OUT】
GKペトル・チェフ→現役引退
DFシュテファン・リヒトシュタイナー→アウグスブルク(ドイツ)
DFローラン・コシエルニー→ボルドー(フランス)
DFナチョ・モンレアル→レアル・ソシエダ(スペイン)
DFウィリアム・サリバ→サンテチェンヌ※
DFカール・ジェンキンソン→ノッティンガム
MFクリスティアン・ビエリク→ダービー
MFアーロン・ラムジー→ユベントス(イタリア)
MFアレックス・イウォビ→エバートン
MFモハメド・エルネニー→ベシクタシュ(トルコ)※
MFヘンリク・ムヒタリアン→ローマ(イタリア)※
FWダニー・ウェルベック→ワトフォード
FWエディ・エンケティア→リーズ※
FW浅野拓磨→パルチザン(セルビア)
◆マンチェスター・ユナイテッド
【IN】
DFアーロン・ワン=ビサカ←クリスタル・パレス
DFハリー・マグワイア←レスター
MFダニエル・ジェームズ←スウォンジー
【OUT】
GKジョエル・ペレイラ→ハーツ(スコットランド)※
DFルイス・アントニオ・バレンシア→キト(エクアドル)
DFマッテオ・ダルミアン→パルマ(イタリア)
DFクリス・スモーリング→ローマ(イタリア)※
MFアンデル・エレーラ→パリ・サンジェルマン(フランス)
FWロメル・ルカク→インテル(イタリア)
FWアレクシス・サンチェス→インテル(イタリア)※
◆ウォルバーハンプトン
【IN】
DFヘスス・バジェホ←レアル・マドリー(スペイン)※
MFペドロ・ネト←ラツィオ(イタリア)
MFブルーノ・ジョルダン←ラツィオ(イタリア)
FWパトリック・クトローネ←ミラン(イタリア)
【OUT】
MFエウデル・コスタ→リーズ※
FWイバン・カバレイロ→フルアム※
◆エバートン
【IN】
GKヨナス・レッスル←ハダースフィールド
DFジブリル・シディベ←モナコ(フランス)※
MFジャン=フィリップ・グバミン←マインツ(ドイツ)
MFファビアン・デルフ←マンチェスター・シティ
MFアレックス・イウォビ←アーセナル
FWモイゼ・ケアン←ユベントス(イタリア)
【OUT】
DFフィル・ジャギエルカ→シェフィールド・ユナイテッド
MFイドリサ・グイエ→パリ・サンジェルマン(フランス)
MFモハメド・ベシッチ→シェフィールド・ユナイテッド※
MFジェームズ・マッカーシー→クリスタル・パレス
FWヘンリー・オニェクル→モナコ(フランス)
FWアデモラ・ルックマン→RBライプツィヒ(ドイツ)
◆レスター・シティ
【IN】
MFデニス・プラート←サンプドリア(イタリア)
FWアジョセ・ペレス←ニューカッスル
【OUT】
DFダニー・シンプソン→無所属
DFハリー・マグワイア→マンチェスター・ユナイテッド
MFラシド・ゲザル→フィオレンティーナ(イタリア)※
FW岡崎慎司→ウエスカ(スペイン)
FWイスラム・スリマニ→モナコ(フランス)※
◆ウェストハム
【IN】
GKロベルト・ヒメネス←エスパニョール(スペイン)
MFパブロ・フォルナルス←ビジャレアル(スペイン)
FWアルビアン・アイエティ←バーゼル(スイス)
FWセバスティアン・アラー←フランクフルト(ドイツ)
【OUT】
GKアドリアン→リバプール
MFサミル・ナスリ→アンデルレヒト(ベルギー)
MFペドロ・オビアン→サッスオーロ(イタリア)
FWアンディ・キャロル→ニューカッスル
FWルーカス・ペレス→アラベス(スペイン)
FWマルコ・アルナウトビッチ→上海上港(中国)
FWハビエル・エルナンデス→セビージャ(スペイン)
◆ワトフォード
【IN】
DFクレイグ・ドーソン←WBA
FWダニー・ウェルベック←アーセナル
FWイスマイラ・サール←レンヌ(フランス)
【OUT】
MFケン・セマ→ウディネーゼ(イタリア)※
FWアダルベルト・ペニャランダ→オイペン(ベルギー)※
FWクチョ・エルナンデス→マジョルカ(スペイン)※
FWドディ・ルケバキオ→ヘルタ・ベルリン(ドイツ)
◆クリスタル・パレス
【IN】
DFギャリー・ケイヒル←チェルシー
MFジェームズ・マッカーシー←エバートン
MFビクトル・カマラサ←ベティス(スペイン)
FWジョルダン・アイェウ←スウォンジー
【OUT】
DFアーロン・ワン=ビサカ→マンチェスター・ユナイテッド
MFバカリ・サコ→パフォス(キプロス)
MFジェイソン・パンチェオン→パフォス(キプロス)
◆ニューカッスル
【IN】
DFイェトロ・ヴィレムス←フランクフルト(ドイツ)※
DFエミル・クラフト←アミアン(フランス)
FWアンディ・キャロル←ウェストハム
FWジョエリントン←ホッフェンハイム(ドイツ)
FWアラン・サン=マクシマン←ニース(フランス)
【OUT】
MFモハメド・ディアメ→アル・アハリ(カタール)
FWアジョセ・ペレス→レスター
FWホセル→アラベス(スペイン)
◆ボーンマス
【IN】
DFロイド・ケリー←ブリストル
MFハリー・ウィルソン←リバプール※
MFフィリップ・ビリング←ハダースフィールド
FWアルノー・ダンジュマ←クラブ・ブルージュ(ベルギー)
【OUT】
GKアスミル・ベゴビッチ→カラバフ(アゼルバイジャン)※
DFタイロン・ミングス→アストン・ビラ
MFハリー・アーター→フルアム※
FWリス・ムセ→シェフィールド・ユナイテッド
◆バーンリー
【IN】
DFエリック・ピーテルス←ストーク
MFダニー・ドリンクウォーター←チェルシー※
FWジェイ・ロドリゲス←WBA
【OUT】
GKアンデルス・リンデゴーア→ヘルシンボリ(スウェーデン)
GKトム・ヒートン→アストン・ビラ
MFスティーブン・デフール→アントワープ(ベルギー)
FWピーター・クラウチ→現役引退
◆サウサンプトン
【IN】
DFケビン・ダンソ←アウグスブルク(ドイツ)※
FWチェ・アダムズ←バーミンガム
FWムサ・ジェネポ←スタンダール・リエージュ(ベルギー)
FWダニー・イングス←リバプール
【OUT】
GKフレイザー・フォースター→セルティック(スコットランド)※
DFマット・ターゲット→アストン・ビラ
MFマリオ・レミナ→ガラタサライ(トルコ)※
MFスティーブン・デイビス→レンジャーズ(スコットランド)
FWモハメド・エルヨナッシ→セルティック(スコットランド)※
FWチャーリー・オースティン→WBA
◆ブライトン&ホーヴ・アルビオン
【IN】
DFアダム・ウェブスター←ブリストル
MFレアンドロ・トロサール←ヘンク(ベルギー)
MFアーロン・ムーイ←ハダースフィールド※
FWネアル・マウペイ←ブレントフォード
【OUT】
FWユルゲン・ロカディア→ホッフェンハイム(ドイツ)※
FWフロリン・アンドネ→ガラタサライ(トルコ)※
FWアントニー・ノッカール→フルアム※
◆ノリッジ
【IN】
GKラルフ・フェールマン←シャルケ(ドイツ)※
DFサム・バイラム←ウェストハム
MFパトリック・ロバーツ←マンチェスター・シティ※
MFイブラヒム・アマドゥ←セビージャ(スペイン)※
FWヨシプ・ドルミッチ←ボルシアMG(ドイツ)
【OUT】
MFマット・ジャービス→無所属
◆シェフィールド・ユナイテッド
【IN】
GKディーン・ヘンダーソン←マンチェスター・ユナイテッド※
DFフィル・ジャギエルカ←エバートン
MFモハメド・べシッチ←エバートン※
MFラヴェル・モリソン←エステルンド(ノルウェー)
FWカラム・ロビンソン←プレストン
FWリス・ムセ←ボーンマス※
FWオリヴァー・マクバーニー←スウォンジー
【OUT】
なし
◆アストン・ビラ
【IN】
GKトム・ヒートン←バーンリー
DFタイロン・ミングス←ボーンマス
DFマット・ターゲット←サウサンプトン
MFトレゼゲ←カスムパシャ(トルコ)
MFドウグラス・ルイス←マンチェスター・シティ
MFマーヴェラス・ナカンバ←クラブ・ブルージュ(ベルギー)
FWウェズレイ←クラブ・ブルージュ(ベルギー)
FWエル・ガジ←リール(フランス)※
【OUT】
DFマイカー・リチャーズ→現役引退
DFアラン・ハットン→無所属
MFミル・ジェディナク→無所属
MFビルキル・ビャルナソン→無所属
MFグレン・ウィーラン→ハーツ(スコットランド)
◆ビッグ6は量より質の補強に

Getty Images
昨シーズンはマンチェスター・シティが史上初の国内3冠、チャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)の決勝がいずれも同国対決となるなど、ヨーロッパのサッカー界を席巻したイングランド。今シーズンは更なる積極補強に打って出るかに思われたが、昨シーズンのCL王者リバプールに倣ってか、ビッグ6はいずれも量より質の補強となった。
悲願のCL制覇こそ逃したものの、史上初の国内3冠に輝いた王者シティは、昨夏に続き手薄なポジションを埋める堅実な補強を見せた。DFバンジャマン・メンディ、DFカイル・ウォーカーのバックアッパーとしてプレースタイルが異なるDFアンヘリーニョ、DFジョアン・カンセロという実力者を迎え入れ、さらにベテランMFフェルナンジーニョへの依存が顕著だった守備的MFのポジションに、アトレティコ・マドリーのMFロドリゴ・エルナンデスを7000万ユーロで補強。これによって選手層が増した一方、主将DFヴァンサン・コンパニの退団によって元々手薄だったセンターバックに関しては、移籍市場閉幕後にDFアイメリック・ラポルテが長期離脱を強いられ、フェルナンジーニョをコンバートする緊急事態に。宿敵マンチェスター・ユナイテッドと競合となった中、撤退したDFハリー・マグワイア獲得失敗が響く格好となった。
その異次元の2強を追うために補強が必要だった第2グループ。補強禁止処分を科された3位のチェルシーでは、今年1月に獲得済みのFWクリスチャン・プリシッチが唯一の純粋な新戦力となり、エースMFエデン・アザールやDFダビド・ルイスらが抜けた穴埋めに関してはフランク・ランパード新監督が信頼を置く自慢のアカデミー出身プレーヤーで埋めることになった。
4位のトッテナムはクラブ史上最高額の6000万ユーロをかけてリヨンからMFタンギ・エンドンベレを獲得し、約1年半ぶりの補強を実行。移籍市場最終日にはMFライアン・セセニョン、MFジョバニ・ロ・セルソと若手逸材2選手を確保。また、流出濃厚と見られたDFトビー・アルデルヴァイレルト、MFクリスティアン・エリクセンの2選手も紆余曲折を経て残留が決定。右サイドバックや控えFWフェルナンド・ジョレンテの後釜確保に失敗したが、やりくり上手のアルゼンチン人指揮官が何とかしてくれるはずだ。
トッテナムと同様にMFポール・ポグバに流出危機があったユナイテッドは強気な値段設定もあって、最終的に同選手の慰留に成功した。補強に関しては課題の最終ラインにDF史上最高額となる8000万ポンドを費やし、レスターDFハリー・マグワイアを補強。さらに、右サイドバックにDFアーロン・ワン=ビサカ、2列目にMFダニエル・ジェームズと英国産の逸材2選手を加えると、その2選手は早くもその才能を遺憾なく発揮している。また、FWロメル・ルカク、FWアレクシス・サンチェスを含む4選手をイタリアに送るなど、余剰人員の整理にも着手。ただ、開幕からのチームパフォーマンスは芳しくなく、急速な世代交代に不安を残す。
◆アーセナルが緊縮財政報道を覆す積極性

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昨季のリーグ5位、EL準優勝という期待外れの結果を受けて今夏は緊縮財政の可能性が盛んに報じられたアーセナルだったが、蓋を開けてみればビッグ6で最も積極的な補強を行った。
将来への投資という印象が強いFWガブリエウ・マルティネッリを除き、DFキーラン・ティアニ、DFダビド・ルイス、MFダニ・セバージョス、FWニコラ・ペペと各ポジションに4人の即戦力を補強。とりわけ、ビッグクラブとの争奪戦を制してクラブレコードの7200万ポンドで獲得したペペ、移籍市場最終日に宿敵チェルシーからD・ルイスを引き抜いた2つのオペレーションはクラブとしての野心を示すうえで強烈なインパクトを残した。
人員整理に関しては主将DFローラン・コシエルニーの後味が悪いボルドー移籍こそ想定外だったものの、世代交代を図る上で必要だったDFナチョ・モンレアルやMFヘンリク・ムヒタリアン、FWダニー・ウェルベックの放出、DFシュコドラン・ムスタフィを除く余剰人員の整理も進み、人件費の削減にも成功している。
◆中堅&昇格組も目玉補強を敢行!

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ビッグ6以外の中堅&昇格組のクラブもヨーロッパ最高の金満リーグに相応しい目玉補強を各クラブが行っている。
ウォルバーハンプトンではミランの俊英FWパトリック・クトローネ、エバートンはMFアレックス・イウォビ、FWモイゼ・ケアンとビッグクラブの若手の獲得に成功。また、レスターやウェストハム、ワトフォード、ニューカッスルらはドイツやフランスを中心に中堅クラブのエースクラスの実力者をクラブレコードの移籍金を支払って獲得している。
昇格組ではアストン・ビラが昨季のウルブスを彷彿とさせる積極補強を敢行。GKトム・ヒートンやDFタイロン・ミングス、FWウェズレイ、FWエル・ガジなどをいずれも完全移籍で補強している。
今夏のプレミアリーグ主な移籍の一覧は以下の通り。
【今夏のプレミアリーグ主な移籍】
※はレンタル移籍
◆マンチェスター・シティ
【IN】
GKスコット・カーソン←ダービー※
DFアンヘリーニョ←PSV(オランダ)
DFジョアン・カンセロ←ユベントス(イタリア)
MFロドリゴ・エルナンデス←アトレティコ・マドリー(スペイン)
【OUT】
GKアリジャネ・ムリッチ→ノッティンガム(イングランド)※
DFヴァンサン・コンパニ→アンデルレヒト(ベルギー)
DFフィリップス・サンドレル→アンデルレヒト(ベルギー)※
DFダニーロ→ユベントス(イタリア)
DFエリアキム・マンガラ→バレンシア(スペイン)
MFファビアン・デルフ→エバートン
MFドウグラス・ルイス→アストン・ビラ
FW食野亮太郎→ハーツ(スコットランド)※
◆リバプール
【IN】
GKアンディ・ロナーガン←ミドルズブラ
GKアドリアン←ウェストハム
DFセップ・ファン・デン・ベルフ←ズウォレ(オランダ)
MFハーヴェイ・エリオット←フルアム
【OUT】
GKシモン・ミニョレ→クラブ・ブルージュ(ベルギー)
DFアルベルト・モレノ→ビジャレアル(スペイン)
MFライアン・ケント→レンジャーズ(スコットランド)
MFベン・ウッドバーン→オックスフォード※
MFハリー・ウィルソン→ボーンマス※
FWダニエル・スタリッジ→トラブゾンスポル(トルコ)
FWダニー・イングス→サウサンプトン
◆チェルシー
【IN】
MFマテオ・コバチッチ←レアル・マドリー(スペイン)
FWクリスチャン・プリシッチ←ドルトムント(ドイツ)
【OUT】
GKロバート・グリーン→現役引退
DFギャリー・ケイヒル→クリスタル・パレス
DFダビド・ルイス→アーセナル
DFダビデ・ザッパコスタ→ローマ(イタリア)※
DFイーサン・アンパドゥ→RBライプツィヒ(ドイツ)※
MFダニー・ドリンクウォーター→バーンリー
MFティエムエ・バカヨコ→モナコ(フランス)※
MFエデン・アザール→レアル・マドリー(スペイン)
MFケネディ→ヘタフェ(スペイン)※
◆トッテナム
【IN】
MFタンギ・エンドンベレ←リヨン(フランス)
MFライアン・セセニョン←フルアム
MFジオバニ・ロ・セルソ←ベティス(スペイン)※
【OUT】
GKミシェル・フォルム→無所属
DFキーラン・トリッピアー→アトレティコ・マドリー(スペイン)
MFジョシュア・オノマー→フルアム
FWフェルナンド・ジョレンテ→ナポリ(イタリア)
FWフィンセント・ヤンセン→モンテレイ(メキシコ)
FWジョルジュ=ケビン・エンクドゥ→ベシクタシュ(トルコ)
FWジャック・クラーク→リーズ※
◆アーセナル
【IN】
DFキーラン・ティアニー←セルティック(スコットランド)
DFダビド・ルイス←チェルシー
MFダニ・セバージョス←レアル・マドリー(スペイン)※
FWニコラ・ペペ←リール(フランス)
FWガブリエウ・マルティネッリ←イトゥアノ(ブラジル)
【OUT】
GKペトル・チェフ→現役引退
DFシュテファン・リヒトシュタイナー→アウグスブルク(ドイツ)
DFローラン・コシエルニー→ボルドー(フランス)
DFナチョ・モンレアル→レアル・ソシエダ(スペイン)
DFウィリアム・サリバ→サンテチェンヌ※
DFカール・ジェンキンソン→ノッティンガム
MFクリスティアン・ビエリク→ダービー
MFアーロン・ラムジー→ユベントス(イタリア)
MFアレックス・イウォビ→エバートン
MFモハメド・エルネニー→ベシクタシュ(トルコ)※
MFヘンリク・ムヒタリアン→ローマ(イタリア)※
FWダニー・ウェルベック→ワトフォード
FWエディ・エンケティア→リーズ※
FW浅野拓磨→パルチザン(セルビア)
◆マンチェスター・ユナイテッド
【IN】
DFアーロン・ワン=ビサカ←クリスタル・パレス
DFハリー・マグワイア←レスター
MFダニエル・ジェームズ←スウォンジー
【OUT】
GKジョエル・ペレイラ→ハーツ(スコットランド)※
DFルイス・アントニオ・バレンシア→キト(エクアドル)
DFマッテオ・ダルミアン→パルマ(イタリア)
DFクリス・スモーリング→ローマ(イタリア)※
MFアンデル・エレーラ→パリ・サンジェルマン(フランス)
FWロメル・ルカク→インテル(イタリア)
FWアレクシス・サンチェス→インテル(イタリア)※
◆ウォルバーハンプトン
【IN】
DFヘスス・バジェホ←レアル・マドリー(スペイン)※
MFペドロ・ネト←ラツィオ(イタリア)
MFブルーノ・ジョルダン←ラツィオ(イタリア)
FWパトリック・クトローネ←ミラン(イタリア)
【OUT】
MFエウデル・コスタ→リーズ※
FWイバン・カバレイロ→フルアム※
◆エバートン
【IN】
GKヨナス・レッスル←ハダースフィールド
DFジブリル・シディベ←モナコ(フランス)※
MFジャン=フィリップ・グバミン←マインツ(ドイツ)
MFファビアン・デルフ←マンチェスター・シティ
MFアレックス・イウォビ←アーセナル
FWモイゼ・ケアン←ユベントス(イタリア)
【OUT】
DFフィル・ジャギエルカ→シェフィールド・ユナイテッド
MFイドリサ・グイエ→パリ・サンジェルマン(フランス)
MFモハメド・ベシッチ→シェフィールド・ユナイテッド※
MFジェームズ・マッカーシー→クリスタル・パレス
FWヘンリー・オニェクル→モナコ(フランス)
FWアデモラ・ルックマン→RBライプツィヒ(ドイツ)
◆レスター・シティ
【IN】
MFデニス・プラート←サンプドリア(イタリア)
FWアジョセ・ペレス←ニューカッスル
【OUT】
DFダニー・シンプソン→無所属
DFハリー・マグワイア→マンチェスター・ユナイテッド
MFラシド・ゲザル→フィオレンティーナ(イタリア)※
FW岡崎慎司→ウエスカ(スペイン)
FWイスラム・スリマニ→モナコ(フランス)※
◆ウェストハム
【IN】
GKロベルト・ヒメネス←エスパニョール(スペイン)
MFパブロ・フォルナルス←ビジャレアル(スペイン)
FWアルビアン・アイエティ←バーゼル(スイス)
FWセバスティアン・アラー←フランクフルト(ドイツ)
【OUT】
GKアドリアン→リバプール
MFサミル・ナスリ→アンデルレヒト(ベルギー)
MFペドロ・オビアン→サッスオーロ(イタリア)
FWアンディ・キャロル→ニューカッスル
FWルーカス・ペレス→アラベス(スペイン)
FWマルコ・アルナウトビッチ→上海上港(中国)
FWハビエル・エルナンデス→セビージャ(スペイン)
◆ワトフォード
【IN】
DFクレイグ・ドーソン←WBA
FWダニー・ウェルベック←アーセナル
FWイスマイラ・サール←レンヌ(フランス)
【OUT】
MFケン・セマ→ウディネーゼ(イタリア)※
FWアダルベルト・ペニャランダ→オイペン(ベルギー)※
FWクチョ・エルナンデス→マジョルカ(スペイン)※
FWドディ・ルケバキオ→ヘルタ・ベルリン(ドイツ)
◆クリスタル・パレス
【IN】
DFギャリー・ケイヒル←チェルシー
MFジェームズ・マッカーシー←エバートン
MFビクトル・カマラサ←ベティス(スペイン)
FWジョルダン・アイェウ←スウォンジー
【OUT】
DFアーロン・ワン=ビサカ→マンチェスター・ユナイテッド
MFバカリ・サコ→パフォス(キプロス)
MFジェイソン・パンチェオン→パフォス(キプロス)
◆ニューカッスル
【IN】
DFイェトロ・ヴィレムス←フランクフルト(ドイツ)※
DFエミル・クラフト←アミアン(フランス)
FWアンディ・キャロル←ウェストハム
FWジョエリントン←ホッフェンハイム(ドイツ)
FWアラン・サン=マクシマン←ニース(フランス)
【OUT】
MFモハメド・ディアメ→アル・アハリ(カタール)
FWアジョセ・ペレス→レスター
FWホセル→アラベス(スペイン)
◆ボーンマス
【IN】
DFロイド・ケリー←ブリストル
MFハリー・ウィルソン←リバプール※
MFフィリップ・ビリング←ハダースフィールド
FWアルノー・ダンジュマ←クラブ・ブルージュ(ベルギー)
【OUT】
GKアスミル・ベゴビッチ→カラバフ(アゼルバイジャン)※
DFタイロン・ミングス→アストン・ビラ
MFハリー・アーター→フルアム※
FWリス・ムセ→シェフィールド・ユナイテッド
◆バーンリー
【IN】
DFエリック・ピーテルス←ストーク
MFダニー・ドリンクウォーター←チェルシー※
FWジェイ・ロドリゲス←WBA
【OUT】
GKアンデルス・リンデゴーア→ヘルシンボリ(スウェーデン)
GKトム・ヒートン→アストン・ビラ
MFスティーブン・デフール→アントワープ(ベルギー)
FWピーター・クラウチ→現役引退
◆サウサンプトン
【IN】
DFケビン・ダンソ←アウグスブルク(ドイツ)※
FWチェ・アダムズ←バーミンガム
FWムサ・ジェネポ←スタンダール・リエージュ(ベルギー)
FWダニー・イングス←リバプール
【OUT】
GKフレイザー・フォースター→セルティック(スコットランド)※
DFマット・ターゲット→アストン・ビラ
MFマリオ・レミナ→ガラタサライ(トルコ)※
MFスティーブン・デイビス→レンジャーズ(スコットランド)
FWモハメド・エルヨナッシ→セルティック(スコットランド)※
FWチャーリー・オースティン→WBA
◆ブライトン&ホーヴ・アルビオン
【IN】
DFアダム・ウェブスター←ブリストル
MFレアンドロ・トロサール←ヘンク(ベルギー)
MFアーロン・ムーイ←ハダースフィールド※
FWネアル・マウペイ←ブレントフォード
【OUT】
FWユルゲン・ロカディア→ホッフェンハイム(ドイツ)※
FWフロリン・アンドネ→ガラタサライ(トルコ)※
FWアントニー・ノッカール→フルアム※
◆ノリッジ
【IN】
GKラルフ・フェールマン←シャルケ(ドイツ)※
DFサム・バイラム←ウェストハム
MFパトリック・ロバーツ←マンチェスター・シティ※
MFイブラヒム・アマドゥ←セビージャ(スペイン)※
FWヨシプ・ドルミッチ←ボルシアMG(ドイツ)
【OUT】
MFマット・ジャービス→無所属
◆シェフィールド・ユナイテッド
【IN】
GKディーン・ヘンダーソン←マンチェスター・ユナイテッド※
DFフィル・ジャギエルカ←エバートン
MFモハメド・べシッチ←エバートン※
MFラヴェル・モリソン←エステルンド(ノルウェー)
FWカラム・ロビンソン←プレストン
FWリス・ムセ←ボーンマス※
FWオリヴァー・マクバーニー←スウォンジー
【OUT】
なし
◆アストン・ビラ
【IN】
GKトム・ヒートン←バーンリー
DFタイロン・ミングス←ボーンマス
DFマット・ターゲット←サウサンプトン
MFトレゼゲ←カスムパシャ(トルコ)
MFドウグラス・ルイス←マンチェスター・シティ
MFマーヴェラス・ナカンバ←クラブ・ブルージュ(ベルギー)
FWウェズレイ←クラブ・ブルージュ(ベルギー)
FWエル・ガジ←リール(フランス)※
【OUT】
DFマイカー・リチャーズ→現役引退
DFアラン・ハットン→無所属
MFミル・ジェディナク→無所属
MFビルキル・ビャルナソン→無所属
MFグレン・ウィーラン→ハーツ(スコットランド)
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アグエロがシティの歴史に名を刻んだ瞬間、プレミア初優勝を決めた93:20の熱狂
15日に行われた会見で不整脈を理由に33歳で現役を引退することを発表したバルセロナのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ。キャリアを通じて400ゴール以上を決めてきたストライカーが最も多くのゴールを決めたのが、10年間に渡ってプレーしたマンチェスター・シティ時代だ。 2011年夏にアトレティコ・マドリーから加入したアグエロは、デビュー戦となったスウォンジー・シティ戦で2ゴール1アシストの圧巻の活躍を披露。以降は絶対的なエースとして公式戦384試合に出場し、クラブ歴代最多となる257ゴールを記録。4度のプレミアリーグ制覇を含む、通算13個のトロフィー獲得の立役者となり、個人としても2014-15シーズンに自身唯一のリーグ得点王を獲得した。 その257ゴールの中で最も重要だったと言っても過言ではないのが、2011-12シーズンのプレミアリーグ最終節のQPR戦での決勝ゴールだ。 試合前の時点で、マンチェスター・ユナイテッドと勝ち点84で並んでいたシティだが、残留争いに身を置いていたQPR相手にまさかの苦戦。90分を終えた段階で1点ビハインドの展開となる。 しかし、最後まで諦めないシティはアディショナルタイム2分にMFダビド・シルバの右CKをFWエディン・ジェコが頭で叩き込み、2-2の同点に追いつく。 優勝まであと1点が必要な状況だったが、残り時間もほんとんどないという状況。シティが最後の猛攻を仕掛けると、下がってボールを受けたアグエロがFWマリオ・バロテッリへと縦パス。バロテッリは潰されながらもアグエロへリターンを返すと、そのままボックス右に抜け出したアグエロがニアサイドに右足のシュートを突き刺し、勝ち越しゴールが決まった。 現地実況の「アグエロォォォォォォォ」の絶叫でお馴染みのこのゴール。時計の針は93:20を指しており、その直後にはタイムアップのホイッスルが鳴り、劇的過ぎるプレミアリーグ初優勝となった。 シティ退団時には、このタイトルが最も重要だったと語ったアグエロ。引退会見でも触れていたゴールは、キャリアを通じても思い出深いものとなっているようで、急速に発展を遂げたシティの歴史に名を刻む瞬間だった。 <span class="paragraph-title">【動画】あの興奮をもう一度…!実況も思わず大絶叫したアグエロの劇的ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJEejZpckhIMSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.12.16 19:10 Thu2
ウォーカー「欠けていたのはアシストとゴールだけ」、近年プレミアで“過小評価選手”の代表格に挙がる元スパーズMFに新たな賛辞
近年のプレミアリーグで“過小評価されていた選手”として常に名前が挙がる元スパーズMFに、新たな賞賛の言葉が送られている。イギリス『Sport Bible』が伝えている。 2022年に広州富力(現・広州城)で現役を引退した元ベルギー代表MFムサ・デンベレは、2010年8月から2019年1月までフルアムとトッテナムのロンドン2クラブで活躍。とりわけ、マウリシオ・ポチェッティーノが率いたスパーズ時代には中盤の絶対的な主力に君臨していた。 185cmの恵まれた体躯と強靭なフィジカルに加え、足元の技術が非常に高く、ボールを持てば圧倒的なキープ力と高精度の左足を駆使したドリブル、パスで易々と局面を打開。守備時もそのフィジカルを活かして簡単にボールを奪い切り、ハイレベルのボックス・トゥ・ボックスとして評価を得ていた。 ただ、少なくない負傷離脱やゴール、アシストという目に見える貢献の少なさもあって、そのパフォーマンスに見合う評価を得られなかった。 それでも、トッテナム、ベルギー代表の同僚、同時期にプレミアリーグで対峙してきた多くのライバルは、「最強のチームメイト」、「最もタフな対戦相手」といった表現で怪物MFを称賛。恩師ポチェッティーノも「フットボールの天才」と激賞したこともあった。 そのデンベレに新たな賞賛の言葉を送ったのが、マンチェスター・シティのイングランド代表DFカイル・ウォーカー。 シティとイングランド代表で多くの名手と共演してきた右サイドバックは、元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏が運営するYouTube『Vibe with FIVE』で、これまで一緒にプレーした最高の選手について問われると、元スペイン代表MFダビド・シルバと共にスパーズ時代の同僚の名前を挙げた。 まずシティの元同僚で昨夏惜しまれながらも現役を引退したエル・マーゴについては「あなたが彼に悪いボールをパスしたとしても、彼はそれを良いボールのように見せてくれる。彼はあなたをより良く見せてくれる。ダビドはとても素晴らしかったよ。ケビン(・デ・ブライネ)はオールラウンダーだけど、ダビドは個人的なプレーヤーだった」と、称賛の言葉を送った。 多くの名手を抑え、そのシルバと共にすぐさま名前が挙がったデンベレについては、「スキャンダル」との独特な表現でその才能を絶賛している。 「ダビドあるいは、ムサ・デンベレのことは何度も言ってきた。彼はスキャンダルだ。デンベレに欠けていたのはアシストとゴールだけだけど、彼には馬鹿げたほどの才能があった。そんなことは許されるべきではなかったよ(笑)」 さらに、デンベレが現在のシティにフィットするかと問われると、「100万パーセント」と確信に満ちた返答を行っている。 2024.03.27 08:00 Wed3
プレーオフ進出の16クラブが決定!シティがレアル・マドリーorバイエルンとラウンド16を懸けて激突【CL】
チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズが29日に全日程を終了。この結果、プレーオフに進出する16チームが決定した。 新フォーマットで開催されている今大会のCLでは、リーグフェーズで上位8チームに入ったリバプール、バルセロナ、アーセナル、インテル、アトレティコ・マドリー、レバークーゼン、リール、アストン・ビラのラウンド16進出が決定。 プレーオフ2ndレグでホーム開催となるシード権を得る9位~16位には、同大会最多優勝を誇るレアル・マドリーやミラン、バイエルン、ドルトムント、パリ・サンジェルマン(PSG)、ベンフィカら強豪クラブが入った。 一方、プレーオフ1stレグがホーム開催となる17位~24位には、前々回王者のマンチェスター・シティや最多7度の準優勝を誇るユベントスらに加え、日本人所属のモナコやフェイエノールト、セルテック、スポルティングCPが入った。 なお、リーグフェーズの順位によってプレーオフの組み合わせの大枠は決まっているが、正式な対戦カードは31日に行われる抽選会で決定。その後、1stレグが2月11日(火)、12日(水)、2ndレグが18日(火)、19日(水)に開催される。 ◆CLプレーオフ対戦カード モナコ(17位)orブレスト(18位) vs PSG(15位)orベンフィカ(16位) スポルティングCP(23位)orクラブ・ブルージュ(24位) vs アタランタ(9位)orドルトムント(10位) セルティック(21位)orマンチェスター・シティ(22位) vs レアル・マドリー(11位)orバイエルン(12位) フェイエノールト(19位)orユベントス(20位) vs ミラン(13位)orPSV(15位) 2025.01.30 08:25 Thu4
40歳C・ロナウドが約400億円で3年連続最も稼いだアスリートに! メッシが5位、ドジャース・大谷翔平は9位
アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(40)が、再び世界で最も稼ぐアスリートとなった。アメリカ『フォーブス』が伝えた。 サッカー界のスーパースターの1人であるC・ロナウド。初めて世界で最も稼ぐアスリートになってから9年。40歳になった中で、3年連続5度目のナンバーワンとなった。 スポルティングCPで才能を見出され、マンチェスター・ユナイテッドで輝きを放ち、レアル・マドリーで全盛期を迎えると、ユベントス、ユナイテッドでプレーし、現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレー。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)では準決勝で川崎フロンターレに敗れてアジア王者は逃したが、その存在感は健在だ。 サッカー界のNo.1プレーヤーという肩書きは譲りつつあるものの、この1年間で稼いだ金額は推定2億7500万ドル(約399億6000万円)とのこと。これは自己最高記録であり、歴代でも2015年に3億ドル、2018年に2億8500万ドルを稼いだプロボクサーのフロイド・メイウェザーだけとなっている。 内訳としては2億2500万ドル(約326億9000万円)がアル・ナスルとの契約で手にしており、残りの5000万ドル(約72億7000万円)はピッチ外での収入となり、スポンサー契約などの収入と見られている。 サッカー選手ではトップ10にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が1億3500万ドル(約196億3000万円)で5位。8位に元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)が1億400万ドル(約151億2000万円)でランクイン。トップ50に広げると、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)が9000万ドル(約130億9000万円)で16位、ブラジル代表FWネイマール(サントス)が7600万ドル(約110億5000万円)で25位、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)が6200万ドル(約90億1000万円)で34位、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)が5500万ドル(約80億円)で46位、セネガル代表FWサディオ・マネ(アル・ナスル)が5400万ドル(約78億5000万円)で48位となった。 全体では2位にNBAのゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーで1億5600万ドル(約226億7000万円)、3位にイングランドのプロボクサーであるタイソン・フューリーで1億4600万ドル(約212億2000万円)、4位にNFLのダラス・カウボーイズに所属するダック・プレスコットで1億3700万ドル(約199億1000万円)、5位がメッシとなった。 なお、日本人では9位にはMLBのロサンゼルス・ドジャーズに所属する大谷翔平が唯一入り1億250万ドル(約148億9000万円)。フィールド上で250万ドル(約3億6000万円)、フィールド外で1億ドル(約145億3000万円)を稼いでいるとされている。 <h3>◆最も稼ぐアスリートランキング 2025</h3> 1位:クリスティアーノ・ロナウド(サッカー/ポルトガル/40歳) 総収益:2億7500万ドル(約399億6000万円) 2位:ステフィン・カリー(バスケットボール/アメリカ/37歳) 総収益:1億5600万ドル(約226億7000万円) 3位:タイソン・フューリー(ボクシング/イギリス/36歳) 総収益:1億4600万ドル(約212億2000万円) 4位:ダック・プレスコット(アメリカン・フットボール/アメリカ/31歳) 総収益:1億3700万ドル(約199億1000万円) 5位:リオネル・メッシ(サッカー/アルゼンチン/37歳) 総収益:1億3500万ドル(約196億3000万円) 6位:レブロン・ジェームズ(バスケットボール/アメリカ/39歳) 総収益:1億3380万ドル(約194億4000万円) 7位:フアン・ソト(野球/ドミニカ共和国/26歳) 総収益:1億1400万ドル(約165億8000万円) 8位:カリム・ベンゼマ(サッカー/フランス/36歳) 総収益:1億400万ドル(約151億2000万円) 9位:大谷翔平(野球/日本/歳) 総収益:1億250万ドル(約148億9000万円) 10位:ケビン・デュラント(バスケットボール/アメリカ/35歳) 総収益:1億140万ドル(約147億3000万円) 2025.05.16 17:40 Fri5
