CF不在のホッフェンハイム、ブライトンからロカディアをレンタルで獲得

2019.08.29 23:51 Thu
Getty Images
ホッフェンハイムは29日、ブライトン&ホーヴ・アルビオンから元オランダ代表FWユルゲン・ロカディア(25)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。

ホッフェンハイムは今夏にブラジル人FWジョエリントンがニューカッスル、ハンガリー代表FWアダム・サライがマインツに旅立ち、ターゲットマンタイプのセンターフォワードが不在の状況に。これを受けて、クラブは新たな攻撃オプションとして185cmの長身に加え、機動力に優れるロカディアの獲得に踏み切った。

PSV時代のロカディアをよく知るオランダ人指揮官のアルフレッド・スロイデル監督は、「彼は自身のゴールを通じてオランダのトップクラブにすぐさま上り詰めた。(アンダー年代を通じて)オランダ代表チームにもかかわってきた」とコメントしている。
一方、スポーツ・ディレクター(SD)を務めるアレクサンダー・ローゼン氏は、ジョエリントンに代わる新たなターゲットマンとしてロカディアの働きに大いに期待しているようだ。

「ユルゲンはフィジカルに優れたストライカーだ。相手のゴール前でとてつもない存在感を示せる。我々は相手に脅威を与えられる(ジョエリントンに代わる)別のストライカーを探していた。ユルゲンはその資質を持ったプレーヤーだ」
「ブライトンではより中盤に近い役割で使われていたが、我々の見立てでは中盤での起用は彼の能力を最大限に生かすことができないと考えている。」

2018年1月にクラブレコードでPSVからブライトンに加入したロカディアは、昨シーズンは公式戦34試合で4ゴール1アシストを記録。今シーズンはプレミアリーグ2試合に出場していた。

リーグ戦におけるキャリアハイはPSV時代の2013-14シーズンの13ゴールが最多と決定力に課題を残すロカディアだが、前述のローゼンSDのコメント通りであれば、ホッフェンハイムではよりゴールに近い位置での起用が濃厚だ。そのため、多士済々なアタッカー陣を生かしつつ、よりフィニッシュに注力していきたいところだ。

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