ブレーメンDFバウアー、ロシアのアルセナル・トゥーラへ移籍

2019.08.21 05:00 Wed
Getty Images
ロシア・プレミアリーグのアルセナル・トゥーラは20日、ブレーメンのドイツ人DFロベルト・バウアー(24)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2022年までの3年間となっている。

2016年夏にインゴルシュタットからブレーメンに加入した右サイドバックを主戦場とするバウアーは昨季、ニュルンベルクにレンタル移籍。2018-19シーズンはブンデスリーガ22試合に出場していたが、チームは最下位に沈み降格していた。

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今夏の移籍市場を席巻したサウジアラビアの移籍期間終了、移籍金総額1510億円…その87%は政府が保有する4クラブが投資

今夏の移籍市場で大暴れをして見せたのはサウジアラビアのクラブたち。豊富な資金力を見せつけ、ヨーロッパから数々の選手を獲得した。 突如現れた脅威とも言えるサウジアラビア。これまでも数人の選手が移籍していたが、ここまで実績と知名度を誇り、キャリアの最盛期にいる選手が移籍を果たしたのは初めてのことだ。 Jリーグからも名古屋グランパスのFWマテウス・カストロがアル・タアーウンへと移籍。横浜F・マリノスのFWアンデルソン・ロペスも狙われていると報道があったほど。そのターゲットは世界各国に向いている。 そんなサウジアラビアの移籍市場も7日をもって終了。ヨーロッパのクラブ、特にプレミアリーグのクラブにとっては脅威であった市場が閉じた中、話題をさらった移籍市場の動きをまとめてみた。 <span class="paragraph-subtitle">◆移籍金の総額は約1510億8000万円</span> 衝撃的な移籍を繰り返していたサウジ・プロ・リーグのクラブたち。『Transfermarkt』のデータによれば、今夏の移籍市場で費やした移籍金の総額は、9億5438万ユーロ(約1510億8000万円)にものぼるという。 2カ月ちょっとの移籍期間でこれほどまでの投資ができる資金力は、世界のどの国を見ても考えられないこと。一時期話題になっていたカタールも、ここまで投資できず、一昔前に“爆買い”が話題になった中国スーパーリーグでも、この規模は不可能だった。 衝撃の投資額だが、その87%はある4クラブが占めているという。それは、アル・ヒラル、アル・ナスル、アル・アハリ、アル・イテハド。サウジアラビアの政府系ファンド「PIF」の傘下に入った4クラブであり、プレミアリーグのニューカッスルも傘下に入っている。 国家を挙げての強化体制を敷き、基本的なビッグネームの移籍はこの4クラブが中心。一部アル・イテファク、アル・シャバブといったクラブも選手を獲得したが、目立っているのは4クラブということだ。 今夏の移籍市場が開く前に行われた4クラブのグループ化は、世界のサッカーに大きな影響を与えることに。中でも、アル・ヒラルが群を抜いて投資しており、投資額は3億5310万ユーロ(約558億6000万円)となっている。当然のことだが、この金額は世界中のどのクラブよりも多い事になる。 ちなみに、2位はアル・アハリで1億9750万ユーロ(約312億1000万円)、3位はアル・ナスルで1億6510万ユーロ(約261億円)、4位はアル・イテハドで1億1939万ユーロ(約188億8000万円)となっている。 <span class="paragraph-subtitle">◆欧州から大量の戦力が流出</span> 移籍金を最も投じたアル・ヒラルが獲得した選手は、FWネイマール(パリ・サンジェルマン)、FWマウコム(ゼニト)、MFルベン・ネヴェス(ウォルバーハンプトン)、FWアレクサンダル・ミトロビッチ(フルアム)、MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(ラツィオ)、DFカリドゥ・クリバリ(チェルシー)、GKボノ(セビージャ)となっている。どの選手も代表チームでプレーしており、ヨーロッパでも実績のある選手だ。 ちなみに、2位のアル・アハリはスペインの新星とも言われたMFガブリ・ベイガ(セルタ)を獲得し驚かせた他、MFリヤド・マフレズ(マンチェスター・シティ)、DFロジェール・イバニェス(ローマ)、FWアラン・サン=マクシマン(ニューカッスル)、DFめリフ・デミラル(アタランタ)、GKエドゥアール・メンディ(チェルシー)、MFフランク・ケシエ(バルセロナ)を獲得した。なお移籍金はかかっていないが、FWロベルト・フィルミノもリバプールから獲得している。 その他にも、FWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリー→アル・イテハド)、FW左ディオ・マネ(バイエルン→アル・ナスル)、MFジョーダン・ヘンダーソン(リバプール→アル・イテファク)、MFファビーニョ(リバプール→アル・イテハド)、DFアイメリク・ラポルテ(マンチェスター・シティ→アル・ナスル)など挙げればキリがない。 欧州のビッグクラブから30歳前後の選手が大量に流出した今夏の移籍市場。各クラブも資金力では対抗できず、非常に苦しい夏を過ごすこととなった。 <span class="paragraph-subtitle">◆移籍期間の差が大きな懸念点にも</span> 選手たちを引き抜かれるクラブたちだが、その分高額な移籍金を手にすることができるため、戦力ダウンというだけではないのも事実。余剰戦力や、世代交代での選手の入れ替え、選手獲得のための資金調達など、様々な思惑も影響した結果、大量の移籍が実現したとも言える。 例えば、ネイマールはパリ・サンジェルマン(PSG)にとっては完全な不良債権となってしまっていた。ファンからも退団を求められ、ピッチ上のパフォーマンス以外には大きな不満を持たれていた中、売りに出せる状況であれば手放したいと考えたのがPSG。その結果、9000万ユーロ(約142億2000万円)という大金と引き換えに移籍することとなった。 思惑が一致するという点では一定の成果があるが、問題は移籍期間の差。ヨーロッパの主要リーグは9月1日で市場が閉まったが、サウジアラビアは7日まで開いていた。この1週間にわたる差が、大きな悩みとなる。 ヨーロッパの主要リーグのクラブとすれば、補強ができなくなったタイミングで主力選手が退団する可能性があるということ。実際には、リバプールがエースであるエジプト代表FWモハメド・サラーを狙われ、総額2億ポンド(約368億5000万円)もの金額を提示されたが拒否した。このタイミングで抜かれては、チームは冬まで補強ができないため、大きな痛手となってしまう。 一方で、移籍市場が閉鎖した後に余剰戦力を売却できるというメリットも少なからずある。チームとして現金化したい選手を手放すためにはうってつけ。他のリーグよりも高額な移籍金を手にするチャンスがあるということだ。メリットもデメリットもあるが、今後はこの期間の差も大きな争点となる可能性がある。 <span class="paragraph-subtitle">◆冬の移籍市場はどうなる?</span> ひとまず、突如発生した夏の脅威は去ることとなった。ただ、4カ月後にはまた同じ状況が来ないとは言い切れない。特に2024年夏に契約が切れる選手に関しては、1月になれば自由に交渉が可能。夏にフリーで手放す可能性が発生し、高額な報酬でオファーを受ければ、太刀打ちできない可能性が高い。 クラブとしては1月までにチームに留めたい選手との契約延長に動く必要があり、その動きはこれから活発になる可能性がある。セルティックの日本代表MF旗手怜央もターゲットに上がっていただけに、ヨーロッパで活躍すれば日本人もターゲットになり得るということだ。 選手側も今夏の移籍には懐疑的であったとしても、この半年の様子を窺って考えを変える可能性が出ないとは言い切れない。よく知る選手からの勧誘があれば、移籍を希望する可能性もある。多くのクラブは、再び警戒心を高めていく必要がありそうだ。 そしてこれはJリーグにとっても関係ない話ではない。マテウスが移籍したように、市場としてJリーグも見られているということ。助っ人が引き抜かれる可能性は十二分にある。サラリーで対抗しようと思っても、まずそこで立ち向かえるクラブは存在しないはずだ。 加えて、サウジ・プロ・リーグのクラブはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する。今シーズンはアル・フェイハ、アル・イテハド、アル・ヒラル、アル・ナスルが出場するが、超大型補強をしたクラブのうち3チームが出場しており、今後はより多くの選手が来る可能性も。外国人枠の撤廃など、ACLのレギュレーションも変化するだけに、ヨーロッパのスター選手とアジアの舞台で対戦する可能性も高まりそうだ。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 <span class="paragraph-title">【移籍選手リスト】サウジ・プロ・リーグに移籍した選手リスト(一部抜粋)</span> <span data-other-div="movie"></span> ※チームは移籍金支払額が多い順 ■アル・ヒラル:3億5310万ユーロ(約558億6000万円) <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/saudi20230908_tw3.jpg" style="max-width:100%; 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ドルトムントやブレーメンで活躍した元トルコ代表DFトプラクが35歳で現役引退

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「リバプールファンは世界最高」「残念ながらケガで…」ナビ・ケイタが負傷続きだったリバプールでのキャリア振り返り、ブレーメンでの苦境は「残念」

ブレーメンで構想外となっているギニア代表MFナビ・ケイタが、負傷続きのキャリアやリバプールでの思い出を振り返った。 RBライプツィヒで頭角を現したケイタは、2018年夏にリバプールへ加入。クラブレジェンドであるスティーブン・ジェラード氏の8番を受け継ぐなど大きな期待が寄せられていたが、度重なる負傷や波のあるパフォーマンスもあってポジションを確保できず、2023年夏に契約満了で退団となった。 昨シーズンからフリーでブレーメンに加入したケイタだったが、ここでも負傷に悩まされる形に。そして今年4月にはメンバー入りを拒否する騒動を起こしたことで、シーズン終了までチームからの追放と罰金が発表された。 今シーズンもブレーメンの構想には含まれず、一方で移籍も成立しなかったことから現在はU-23のチームでトレーニングを続けるケイタ。イギリス『ガーディアン』のインタビューに応じたギニア代表MFは、まず負傷続きだったリバプールでのキャリアを懐かしく振り返った。 「もちろん、(リバプール時代は)ケガが多くて精神的には大変だった。最初にフラストレーションを感じたのは僕のほうだったよ。すべての試合に出場したかったのに、残念ながらケガが多く力を発揮できなかった。でも、それもフットボーラーの人生さ。僕は常にチームのため全力を尽くしたけど、ケガは仕事の一部なんだ」 「それでも、リバプールのファンは僕にたくさんの愛を与えてくれた。今もどこで会ったとしても、彼らは同じ愛を示してくれるんだ。世界最高のファンだと思う。リバプールは家族であり、決して一人ぼっちではない」 「僕の目標は、タイトルを獲得するという子供の頃からの夢を叶えることだった。30年ぶりにプレミアリーグで優勝し、チャンピオンズリーグでも優勝できた。これらは忘れられない素晴らしい瞬間だよ。ファンを喜ばせることができたし、それがもっとも重要だった」 「チームはハングリー精神にあふれていた。すべての試合に勝ちたかったし、ピッチでベストを尽くすよう僕たちを後押ししてくれるユルゲン・クロップがいたことは幸運だったよ。彼は素晴らしいコーチであり、チームの強さの源だった」 リバプールでの素晴らしい時期を振り返ったケイタだが、インタビューでは現在の苦境についても言及。望んでいた立場ではないと認めつつ、今後の状況を見守りたいとしている。 「リバプールでの契約を延長する選択肢もあったが、5年の在籍を経てもっと他の場所でプレーしたいと思ったんだ。オファーはいくつかあったけど、ドイツは僕がすでに知っている国だったからブレーメンと契約することにした。ブレーメンの監督と経営陣の言葉にも納得したんだ」 「僕はただフットボールをプレーしたい。ピッチに出てパスを出し、ゴールを決めたいだけだった。お金が欲しかったら、ブレーメン以外のどこかと契約していただろう。ここで毎週末プレーし、楽しみ、喜びを与える機会を得ることがモチベーションだったんだ。でも残念ながら、計画通りには進んでいない」 「リバプールでの最後の年、僕はあまりプレーしなかった。でも、ブレーメンに来たときはやる気に満ちていたんだ。帯同拒否の件については、いつか話さなければならないね。でも、僕を知っている人は皆、僕がプロフェッショナルであり、規律を乱す人間ではないと知っている」 「多くの人から『ナビ、ケガが多いのになぜプレーを望まないの?』と聞かれる。僕は『いや、問題はないんだ』と答えているよ。ファンとクラブのためプレーしたいけど、僕だけではどうにもならない。クラブは僕をU-23に入れると決めたんだ」 「僕は彼らと一緒にトレーニングして、若い選手が軌道に乗っていくのを助けている。ファンは僕にたくさんの愛情を示してくれたし、僕がその愛情をピッチで返す姿を見るべきだと思う」 「僕は今29歳で、最高の状態だ。トレーニングを続け、将来がどうなるか見守っている。体がもう無理だと感じた日が来たら引退するけど、今のところは問題ない。フットボールに捧げられる時間はあと数年あると思っている」 2024.10.19 18:35 Sat
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大迫の同僚DFトプラクがふくらはぎを負傷し開幕戦欠場が確定

ブレーメンは16日、元トルコ代表DFエメル・トプラクの負傷を発表。開幕戦を欠場することとなった。 ブレーメンの発表によると、トプラクは16日にダニエル・ヘルマン医師によるMRI検査を受けたとのこと。その結果、ふくらはぎの筋肉に損傷が確認された。 クラブは全治を明かしていないものの、リハビリの経過を見て、復帰時期を決定するとしている。 ブレーメンは19日に予定されている2020-21シーズンのブンデスリーガ開幕節でヘルタ・ベルリンを迎える。 トプラクは、2019-20シーズンはドルトムントからのレンタル移籍でブレーメンに加入したものの、ケガなどの影響もあり公式戦12試合の出場に留まることに。それでも、今シーズンは完全移籍し、DFBポカールのカール・ツァイス・イエナ戦にフル出場していた。 フロリアン・コーフェルト監督はトプラクの働きに期待を寄せていたが、しばらくは欠いて戦うことになりそうだ。 2020.09.17 18:35 Thu
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主砲クラインディーストが3アシスト、板倉滉フル出場のボルシアMGがブレーメンに4発快勝でホーム戦3連勝【ブンデスリーガ】

ボルシアMGは3日、ブンデスリーガ第9節でブレーメンをホームに迎え、4-1で快勝した。ボルシアMGのDF板倉滉はフル出場している。 前節マインツに引き分けた11位ボルシアMG(勝ち点10)は、4日前のDFBポカールではフランクフルト相手に板倉が一時同点となるゴールを挙げたものの、10人の相手に敗れてしまった。そのボルシアMGは板倉が[4-2-3-1]の左センターバックで先発となった。 9位ブレーメン(勝ち点12)に対し、立ち上がりからボールを持ったボルシアMGは11分、ショートカウンターから先制する。敵陣でクラインディーストがボールを奪取してラストパス。最後はプレアがシュートを決めきった。 さらに1分後、GKツェッテラーのミスパスをカットしたボルシアMGは、オノラの右クロスが相手DFのオウンゴールを誘って一気にリードを広げた。 主導権を握るボルシアMGは29分、CKからクラインディーストのヘディングシュートが枠を捉えたが、ゴールライン上のDFにクリアされた。 それでもハーフタイム間際の45分に3点目。ロングカウンターに転じた流れからクラインディーストのスルーパスを受けたオノラがGKとの一対一を決めきった。 迎えた後半、3選手を変更してきたブレーメンに開始2分、ケーンのシュートでゴールを脅かされるもGKニコラスがセーブ。 すると67分に4点目。ロングボールでボックス右に抜け出したクラインディーストのクロスをシュテーガーが合わせた。 その後、1失点を喫したボルシアMGだったが、ヴァイザーが2枚目のイエローカードを受けたブレーメンに4発快勝。主砲クラインディーストが3アシストを記録する活躍を見せ、ホーム戦3連勝とした。 ボルシアMG 4-1 ブレーメン 【ボルシアMG】 アラサン・プレア(前11) OG(前12) フランク・オノラ(前45) ケビン・シュテーガー(後22) 【ブレーメン】 ケケ・トップ(後30) 2024.11.04 03:27 Mon

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