【J1ピックアッププレビュー】下位脱出目指す両者が激突…両守護神の同郷対決にも注目《仙台vs磐田》
2019.08.03 12:15 Sat
明治安田生命J1リーグ第21節が2日から4日にかけて開催。ユアテックスタジアム仙台では、下位脱出を目指す13位・ベガルタ仙台(勝ち点23)と、17位・ジュビロ磐田(勝ち点17)が激突する。
◆迫る降格圏…再浮上のきっかけに~ベガルタ仙台~
前節のセレッソ大阪戦で勝ち点1をもぎ取った仙台。DFシマオ・マテが負傷から復帰したことに加え、新戦力のGKヤクブ・スウォビィクの好守もあり、上位クラブ相手に無失点に抑えたことはプラスだ。しかし、7月を振り返れば、4戦全勝を飾った6月とは一転し、1分け2敗で未勝利と苦しい一カ月を過ごした。その主因は、FWジャーメイン良やMF吉尾海夏らの負傷も影響し、直近3試合不発に終わった前線。渡邉晋監督も「(C大阪戦では)守備のところを締まったものにしたかった」と語った通り、守備面の改善に重点を置いてきた分、今度は攻撃陣の復調を求めていきたい。そうした中、FW長沢駿が負傷からの復帰の可能性が高まっているのは朗報だ。今節の相手は、リーグ戦直近4試合での直接対決で勝てていない磐田(仙台が3連敗中)。苦手意識が強まる相手との一戦だが、降格圏が再びじわじわと迫ってきているだけに、きっちり勝利して再浮上のきっかけを掴みたい。
◆巻き返しへの一歩なるか~ジュビロ磐田~
対する磐田は、鈴木秀人監督の下で立て直しを図る中、前節の浦和レッズ戦では1-3で敗れ、新体制移行後の3試合で1勝2敗に。後半こそ盛り返し、1ゴールを決めたものの、前半の3失点が響いて力負けを喫した。再び自動降格圏に転落した他、前節欠場のFWロドリゲスがディナモ・キエフへの移籍が決定するなど、不安なムードも漂う。だが、嫌な話題ばかりではない。今夏にはここからの巻き返しに向けて、元日本代表MF今野泰幸、DF秋山陽介、MFエベシリオ、FWルキアンを獲得するなど積極補強を敢行。前節は出場を見送った今野を含め、どれだけ新戦力がこの期間で戦術理解を深めることができたか、起用法を含めて注目が集まる。今節、対戦する仙台との勝ち点差は「6」。残留のためになんとしても勝利して、巻き返しの一歩を踏み出すと共に、下位を脱出しかけている相手を再び残留争いの中心に引きずり込みたい。
【予想&フォーメーション】
◆ベガルタ仙台[4-4-2]
DF:蜂須賀孝治、シマオ・マテ、平岡康裕、永戸勝也
MF:道渕諒平、富田晋伍、松下佳貴、関口訓充
FW:石原直樹、ハモン・ロペス
監督:渡邉晋
仙台は前節と同様の先発メンバーを起用か。上述した通り、長沢に復帰の可能性が浮上しているも、ベンチスタートを予想する。新加入のFWジオゴ・アコスタ、MF中原彰吾を含め、FWジャーメイン良、FW阿部拓馬といった負傷者も続々と復帰に近づいている中、どこで交代カードを切るかも重要なポイントとなりそうだ。
◆ジュビロ磐田[3-5-2]
DF:高橋祥平、大井健太郎、新里亮
MF:松本昌也、今野泰幸、上原力也、秋山陽介、森谷賢太郎
FW:中山仁斗、アダイウトン
監督:鈴木秀人
積極補強により、起用法に注目が集まる磐田は、今夏加入の今野と秋山が移籍後初先発か。ルキアンも藤枝MYFCとの練習試合でアシストを記録するなど状態を上げており、出場機会が訪れる可能性がありそうだ。チームトップの5ゴールを記録していたロドリゲスの穴をどう埋めるかが、今後の結果を左右するだろう。
【注目選手】
関口訓充(ベガルタ仙台)
今野泰幸(ジュビロ磐田)
◆2人のポーランド人GKがJで激突! 勝利に導く守護神はどっち?
13位の仙台と17位の磐田による下位対決。勝ち点こそ「6」差あり、今節の結果によって直接、順位が入れ替わることはないが、前者は残留争い脱出へ、後者は自動降格圏脱出へ、重要な一戦となる。
両チームともに今夏に補強した新戦力の起用も一つポイントだが、ポーランドで対戦経験のある仙台のGKヤクブ・スウォビィク、磐田のGKカミンスキーによる同郷対決にも注目だ。
母国での対戦をきっかけに親交がある両選手。GKヤクブ・スウォビィクも今夏の仙台移籍に関してもカミンスキーからアドバイスをもらったことが加入決断の理由でもあると明かしている。両チームともに苦しい状況にある中、どちらが勝利を呼び込むことができるか。こちらも注目だ。
仙台vs磐田、試合は3日の19時にキックオフを迎える。
◆迫る降格圏…再浮上のきっかけに~ベガルタ仙台~
前節のセレッソ大阪戦で勝ち点1をもぎ取った仙台。DFシマオ・マテが負傷から復帰したことに加え、新戦力のGKヤクブ・スウォビィクの好守もあり、上位クラブ相手に無失点に抑えたことはプラスだ。しかし、7月を振り返れば、4戦全勝を飾った6月とは一転し、1分け2敗で未勝利と苦しい一カ月を過ごした。その主因は、FWジャーメイン良やMF吉尾海夏らの負傷も影響し、直近3試合不発に終わった前線。渡邉晋監督も「(C大阪戦では)守備のところを締まったものにしたかった」と語った通り、守備面の改善に重点を置いてきた分、今度は攻撃陣の復調を求めていきたい。そうした中、FW長沢駿が負傷からの復帰の可能性が高まっているのは朗報だ。今節の相手は、リーグ戦直近4試合での直接対決で勝てていない磐田(仙台が3連敗中)。苦手意識が強まる相手との一戦だが、降格圏が再びじわじわと迫ってきているだけに、きっちり勝利して再浮上のきっかけを掴みたい。
◆巻き返しへの一歩なるか~ジュビロ磐田~
対する磐田は、鈴木秀人監督の下で立て直しを図る中、前節の浦和レッズ戦では1-3で敗れ、新体制移行後の3試合で1勝2敗に。後半こそ盛り返し、1ゴールを決めたものの、前半の3失点が響いて力負けを喫した。再び自動降格圏に転落した他、前節欠場のFWロドリゲスがディナモ・キエフへの移籍が決定するなど、不安なムードも漂う。だが、嫌な話題ばかりではない。今夏にはここからの巻き返しに向けて、元日本代表MF今野泰幸、DF秋山陽介、MFエベシリオ、FWルキアンを獲得するなど積極補強を敢行。前節は出場を見送った今野を含め、どれだけ新戦力がこの期間で戦術理解を深めることができたか、起用法を含めて注目が集まる。今節、対戦する仙台との勝ち点差は「6」。残留のためになんとしても勝利して、巻き返しの一歩を踏み出すと共に、下位を脱出しかけている相手を再び残留争いの中心に引きずり込みたい。
【予想&フォーメーション】
◆ベガルタ仙台[4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:ヤクブ・スウォビィクDF:蜂須賀孝治、シマオ・マテ、平岡康裕、永戸勝也
MF:道渕諒平、富田晋伍、松下佳貴、関口訓充
FW:石原直樹、ハモン・ロペス
監督:渡邉晋
仙台は前節と同様の先発メンバーを起用か。上述した通り、長沢に復帰の可能性が浮上しているも、ベンチスタートを予想する。新加入のFWジオゴ・アコスタ、MF中原彰吾を含め、FWジャーメイン良、FW阿部拓馬といった負傷者も続々と復帰に近づいている中、どこで交代カードを切るかも重要なポイントとなりそうだ。
◆ジュビロ磐田[3-5-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:カミンスキーDF:高橋祥平、大井健太郎、新里亮
MF:松本昌也、今野泰幸、上原力也、秋山陽介、森谷賢太郎
FW:中山仁斗、アダイウトン
監督:鈴木秀人
積極補強により、起用法に注目が集まる磐田は、今夏加入の今野と秋山が移籍後初先発か。ルキアンも藤枝MYFCとの練習試合でアシストを記録するなど状態を上げており、出場機会が訪れる可能性がありそうだ。チームトップの5ゴールを記録していたロドリゲスの穴をどう埋めるかが、今後の結果を左右するだろう。
【注目選手】
関口訓充(ベガルタ仙台)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
得点力不足改善へカギを握るのは、MF関口訓充だ。仙台復帰2年目を迎えたサイドアタッカーは、ベテランの域に差し掛かりながら豊富な運動量と経験に裏打ちされた技術を発揮。6月には2ゴールを決めて3試合全勝にも貢献した。だが、7月は不発に。前節のC大阪との古巣戦でも積極的なプレーを披露し、調子は良好。得点力不足に陥るチームを救えるか。今野泰幸(ジュビロ磐田)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
対する磐田の注目選手は、今夏を賑わせた一人である元日本代表の今野だ。G大阪で2014年の国内3冠、昨シーズンのJ1残留にも貢献してきたベテランMFだが、近年はケガにも悩まされ、今シーズンの出場機会減少から移籍を決断。前節は出場が見送られたものの、状態は上がってきており、今節での新天地デビューが濃厚に。優れた危機察知能力とボール奪取を武器に危機に瀕する磐田の救世主となれるか。◆2人のポーランド人GKがJで激突! 勝利に導く守護神はどっち?
13位の仙台と17位の磐田による下位対決。勝ち点こそ「6」差あり、今節の結果によって直接、順位が入れ替わることはないが、前者は残留争い脱出へ、後者は自動降格圏脱出へ、重要な一戦となる。
両チームともに今夏に補強した新戦力の起用も一つポイントだが、ポーランドで対戦経験のある仙台のGKヤクブ・スウォビィク、磐田のGKカミンスキーによる同郷対決にも注目だ。
母国での対戦をきっかけに親交がある両選手。GKヤクブ・スウォビィクも今夏の仙台移籍に関してもカミンスキーからアドバイスをもらったことが加入決断の理由でもあると明かしている。両チームともに苦しい状況にある中、どちらが勝利を呼び込むことができるか。こちらも注目だ。
仙台vs磐田、試合は3日の19時にキックオフを迎える。
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