カタールW杯2次予選組み合わせが決定! 日本はキルギス、タジキスタン、ミャンマー、モンゴルと同居

2019.07.17 19:15 Wed
Getty Images
アジアサッカー連盟(AFC)は17日、2022年のカタール・ワールドカップ アジア2次予選兼2023アジアカップ中国大会の予選組み合わせ抽選会を行った。

5カ国が8グループに分かれて行われる予選で日本代表は、グループFに入り、キルギス代表、タジキスタン代表、ミャンマー代表、モンゴル代表と同居した。
そのほか、韓国代表はグループHに入り、レバノン代表、北朝鮮代表、トルクメニスタン代表、スリランカ代表と同居。オーストラリア代表はグループBに入り、ヨルダン代表、チャイニーズタイペイ代表、クウェート代表、ネパール代表と同居した。

また、2019年のアジアカップで初優勝を遂げたカタールは、グループEに入り、バングラデシュ代表、オマーン代表、インド代表、アフガニスタン代表と同居。FIFAランキングでアジア最高位のイラン代表は、イラク代表、バーレーン代表、香港代表、カンボジア代表と同居した。

各グループの首位と、2位のうちの上位4カ国の合計12カ国が2023年に行われる中国のアジアカップへの出場権を獲得。また、同時に2020年9月から行われるカタール・ワールドカップ アジア最終予選に進むこととなる。
また、残りのうち24カ国はアジアカップの残り12枠を今後争うこととなる。

2次予選は9月からスタートし、2020年6月で終了。その後に最終予選が行われる。
©️CWS Brains,LTD.

◆アジア2次予選&アジアカップ予選

【グループA】
中国
シリア
フィリピン
モルディブ
グアム

【グループB】
オーストラリア
ヨルダン
チャイニーズタイペイ
クウェート
ネパール

【グループC】
イラン
イラク
バーレーン
香港
カンボジア

【グループD】
サウジアラビア
ウズベキスタン
パレスチナ
イエメン
シンガポール

【グループE】
バングラデシュ
オマーン
インド
アフガニスタン
カタール

【グループF】
日本
キルギス
タジキスタン
ミャンマー
モンゴル

【グループG】
UAE
ベトナム
タイ
マレーシア
インドネシア

【グループH】
韓国
レバノン
北朝鮮
トルクメニスタン
スリランカ
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8大会連続五輪出場危機の日本。難敵・カタール戦の勝敗を託されるメンタルモンスター・松木玖生(FC東京)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.39】

4月22日のU-23韓国戦を0-1で落とし、AFC・U-23アジアカップ・グループBで2位となってしまったU-23日本代表。まさかの敗戦によって、25日の準々決勝はホスト国・カタールとの真っ向勝負を余儀なくされることになった。 もちろんグループA・2位のインドネシアも難敵は難敵だが、カタールの強さはA代表がアジア2連覇を達成した1〜2月のアジアカップでも実証済み。スタジアムの熱狂的サポーターも味方にして、彼らは凄まじい迫力で日本に向かって来るはずだ。 この関門を突破しなければ、8大会連続五輪出場権獲得の道は途絶えてしまう。日本サッカー界としてはそれだけは絶対に避けなければいけない。 大岩剛監督もキャプテン・藤田譲瑠チマ、山本理仁(ともにシント=トロイデン)ら主力級をズラリと並べて勝負を賭けるはずだが、こういう時こそ頼りになるのは、メンタルモンスターの松木玖生(FC東京)。青森山田高校時代から数々の修羅場をくぐり、2023年U-20ワールドカップ(W杯=アルゼンチン)にも参戦した男のタフさと精神力は折り紙付きだ。 年齢的には下から3番目だが、FC東京でキャプテンマークを巻き、年長の選手を激しく鼓舞する姿を見れば、チーム内の序列や20歳という若さは一切関係ない。崖っぷちに追い込まれた今、カタール相手に猛然と突き進めるのは、やはりこういう選手だろう。 改めて韓国戦を見ても、後半18分から藤田、佐藤恵允(ブレーメン)とともにピッチに立つや否やアグレッシブさと激しさを前面に押し出した。後半20分には相手選手2人に囲まれながらボールをキープし、そのまま抜け出して内野航太郎(筑波大学)の決定機を演出するスルーパスを供給。その直後にも左サイドを突破し、ゴール前の高井幸太(川崎フロンターレ)目がけて決定的なクロスを上げている。 これらのチャンスは惜しくも得点には至らなかったが、「松木なら得点に直結する仕事ができる」という印象を見る者に強烈に残した。その底力を大一番で遺憾なく発揮し、日本をベスト4へと導くこと。それが背番号17に託されたタスクなのだ。 「やっぱり一発勝負なんで、中2日の疲労とかもあるとは思うんですけど、そういうのは言い訳にできない。つねに1試合1試合を大切に戦っていけたらいいかなというふうに思います」と日本を出発する前にも目をぎらつかせていた松木。ある意味、次のカタール戦は彼のサッカーキャリアを左右するビッグマッチになるかもしれない。 ここで今大会最強とも言われる敵を倒し、準決勝でイラクとベトナムの勝者を撃破できれば、彼は堂々とパリ五輪へ行くことができる。そうすれば、前々からの念願である海外移籍も実現できるだろうし、A代表へのステップアップ、9月からスタートする2026年北中米W杯アジア最終予選参戦も見えてくるはずだ。 近未来の森保ジャパンでボランチの座を争うと目される遠藤航(リバプール)、田中碧(デュッセルドルフ)らも五輪を足がかりに飛躍し、A代表、海外でのプレーを勝ち取っている。遠藤などはご存じの通り、30歳を過ぎてリバプールという名門クラブ行きを勝ち取り、主力級の地位まで上り詰めた。そう考えると、20歳の松木にはまだまだ無限のチャンスが広がっているが、1つ1つステージを上がっていかなければ、彼らに勝負を挑めない。だからこそ、カタールには絶対に勝たなければいけないのである。 今大会の大岩ジャパンは細谷真大(柏)、藤尾翔太(町田)、内野航太郎、佐藤といったFW陣にゴールが生まれていない。特にエース・細谷の不振は際立っている。彼らは彼らなりにゴールへの意欲を燃やし、感覚を研ぎ澄ませていくだろうが、松木はすでに16日の初戦・U-23中国戦で1点をマークしている。 ゆえに、彼がより高い位置でプレーした方が日本は得点に近づくはず。本人もバランスを見ながらプレーするだろうが、ここ一番の状況でが思い切って前に突っ込んでいってもいい。敵の意表を突く攻めが上がりで日本に足りないゴールをもたらすこと。それもこの男には大いに期待したい。 とにかく、日本最大の危機的状況を打開できるのは、強靭なメンタルと勝負強さのある人間だけ。今のチームでは松木をおいて他にいないと言っても過言でないくらい、彼はそういった部分で突き抜けている。そのストロングを出すべき時はまさに今しかない。 25日の大一番は背番号17の一挙手一投足から目が離せない。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。 2024.04.24 12:45 Wed
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