【2018-19セリエAベストイレブン】得点ランクTOP4を選出!

2019.05.30 23:45 Thu
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2018-19シーズンのセリエAが終了しました。そこで本稿では今季のセリエAベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。

◆ベストイレブン
GK:ハンダノビッチ
DF:シュクリニアル、クリバリ、アチェルビ、キエッリーニ
MF:A・ゴメス、マテュイディ
FW:D・サパタ、ピョンテク、クアリアレッラ、C・ロナウド

GKサミル・ハンダノビッチ(34歳/インテル)
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出場試合数:38(先発回数:38)/失点数:33/出場時間: 3420分
フルタイム出場を果たし、ユベントスの30失点に次ぐ33失点に抑えたインテルの守護神を選出した。ユベントスとは比較にならない程のピンチがあった中、ハンダノビッチのファインセーブにより防がれた失点は数多くあった。イカルディがキャプテンを剥奪された中、主将としてチームをまとめ、最終節エンポリ戦ではビッグセーブを連発してチームをCL出場に導いた。
DFミラン・シュクリニアル(24歳/インテル)
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出場試合数:35(先発回数:35)/得点数:0/出場時間:3150分
移籍2年目の今季もインテルの守備の要として抜群の存在感を見せた。ソリッドな守備からの好インターセプトでそのまま持ち上がり、攻撃につなげるシーンを幾度も見せた。ハンダノビッチと共にインテルのディフェンスに欠かせない存在となっている。

DFカリドゥ・クリバリ(27歳/ナポリ)
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出場試合数:35(先発回数:35)/得点数:2/出場時間:3135分
セリエAのみならず世界を見渡しても屈指のDFであるクリバリは今季も抜群の安定感を誇り、自陣ゴール前で壁となった。相棒のアルビオルが負傷で長期離脱しながらも毎試合のように代わる相棒を牽引し、ナポリの守備を支えた。
DFフランチェスコ・アチェルビ(31歳/ラツィオ)
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出場試合数:37(先発回数:37)/得点数:3/出場時間:3310分
デ・フライの抜けた穴を見事に埋めて見せた。サッスオーロから加入した192cmの大型センターバックはシモーネ・インザーギ監督の全幅の信頼を掴み、フル稼働して見せた。対人の強さはもちろん、3バックの中央で守備を統率するインテリジェンスを併せ持ち、ラツィオのディフェンスリーダーとなった。

DFジョルジョ・キエッリーニ(34歳/ユベントス)
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出場試合数:25(先発回数:22)/得点数:1/出場時間:1991分
出場試合数は少ないが、出た試合での好パフォーマンスを考慮して選出。同い年のC・ロナウドの加入が刺激となったのか、34歳となってもなお衰えを知らず、例年以上のハイパフォーマンスを見せた。惜しむらくはシーズン終盤に慢性化しているふくらはぎの負傷によってアヤックス戦に出場できなかったことだった。

MFアレハンドロ・ゴメス(31歳/アタランタ)
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出場試合数:35(先発回数:34)/得点数:7/出場時間:2911分
ミラクル・アタランタの象徴として攻撃陣を牽引。イリチッチと共に攻撃のアクセントを付け、12アシストを記録し、得点源のD・サパタのゴールをお膳立てした。在籍5シーズンのキャプテンは、ピッチ外でも明るいキャラクターでチームをまとめ、クラブ史上初のCL出場に導いた。

MFブレーズ・マテュイディ(32歳/ユベントス)
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出場試合数:31(先発回数:29)/得点数:3/出場時間:2427分
アタランタのコントロールタワーであるデ・ルーンと迷ったが、ユベントスの中盤を支えたマテュイディを選出。移籍2年目の今季も持ち前のハードワークで攻守に奮闘し、ユベントスのアイデンティティを体現する存在となった。優勝したワールドカップでの疲れを見せず、シーズンを通して戦い抜いた。

FWドゥヴァン・サパタ(28歳/アタランタ)
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出場試合数:37(先発回数:32)/得点数:23/出場時間2897分
これまでもポテンシャルは評価されてきたD・サパタだったが、今季ついにブレイクした。圧倒的なフィジカルの強さを武器に強引にゴールをこじ開け、キャリアハイとなる23ゴールを挙げて得点ランク2位となった。一方で両足を器用に扱えるテクニックも持ち、前線で起点となる働きもこなした。7アシストを記録したことが彼のプレーの幅の広さを物語っている。

FWファビオ・クアリアレッラ(36歳/サンプドリア)
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出場試合数:37(先発回数:37)/得点数:26/出場時間:3211分
昨季キャリアハイの19ゴールを挙げた36歳の大ベテランは、今季更なる進化を遂げ26ゴールを奪って自身初の得点王に輝いた。キャリア終盤を迎えて意外な最盛期を迎えている円熟のストライカーは類まれなシュートテクニックを生かし、ゴールを量産した。

FWクシシュトフ・ピョンテク(23歳/ミラン)
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出場試合数:37(先発回数:34)/得点数:22/出場時間:2971分
ポーランドからイタリアにやって来た新星が大ブレイクを果たした。ジェノアで開幕7試合連続ゴールを決めてその名を轟かせたピョンテクは、1月に4000万ユーロの大金でミランに移籍。ジェノアとはプレッシャーのかかり方が違うミランでの後半戦も9ゴールを挙げ、得点力不足に陥っていたチームの貴重な得点源となった。驚異的な決定力を武器にミラニスタのハートを鷲掴みにした。

FWクリスティアーノ・ロナウド(34歳/ユベントス)
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出場試合数:31(先発回数:30)/得点数:21/出場時間:2689分
移籍金1億ユーロの価値を結果で証明した。34歳となっても身体のキレは全く衰えず、レアル・マドリーでは影を潜めていた左サイドからのカットインシュートで幾度もゴールに迫った。ゴールマシーンとしてコンスタントに得点を重ね、21ゴールを記録。得点王は逃したが、ユベントスの得点源として十分な働きを見せた。懸念されたエゴイスティックなプレーは見られず、チームプレーにも徹し、11アシストを記録した点も高評価に値する。

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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.23“リッピ第2次政権”復権の王者/ユベントス[2002-2003]

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