開始24秒弾のセビージャが、ホームで2度追い付かれスラビア・プラハとドロー《EL》
2019.03.08 04:50 Fri
セビージャは7日、ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・1stレグでスラビア・プラハと対戦し、2-2で引き分けた。
もはや「ELといえばこのチーム」というレッテルが付くぐらいお馴染みとなったセビージャは、ラウンド32で強豪ラツィオを破ってベスト16に進出。だが、国内リーグではここ5試合で1分け4敗と、今年に入って成績が伸び悩み6位に転落。得意のELで調子を取り戻したいところだ。
直近のウエスカ戦のスタメンから2選手を変更して臨むホームのセビージャがキックオフ直後にネットを揺らす。開始からわずか24秒のこと、相手GKからパスを受けたスーチェクが1列前のクラルに預けたところ、後ろからバネガが奪取。そのまま前線へと繋いで、パスを受けたイェデルが楽々とゴールに流し込んだ。
予想だにしなかった立ち上がりとなった試合は下馬評通りセビージャが支配。16分の左CKではサインプレーでグラウンダーのクロスが送られる。そこにイェデルが合わせたが、シュートは相手にブロックされた。
しかし、徐々にポゼッションを盛り返してきたスラビア・プラハは25分、マソプストが前線で奪いボールは右サイドへ。グラウンダーの折り返しをトラオレが落としてストフがダイレクトシュート。これがログに当たってゴールに吸い込まれた。
ムニルの移籍後初ゴールで再びリードを得たセビージャ。しかし、思わぬ形でまたも追いつかれる展開となる。39分、スラビア・プラハの左CKの場面。ストフの上げたクロスが、手前で競り合った選手がブラインドになったことで、後ろから合わせに来たクラルが見失い左肩に激突。するとこれがループシュートのような軌道を描き、GKバシリクの手の届かないゴール左上に決まり、同点に追いついた。
このシーンでバシリクがポストに激突し続行不可能に。ソリアーノとの交代を余儀なくされたセビージャは、後半からにさらにウーバーを下げてロケ・メサを投入した。
後半に入ってギアを一つ上げたセビージャは次々とゴールに迫っていく。54分にボックス左深を侵攻したサラビアが難しい角度から狙う。56分にはバネガのパスを受けたムニルがネットを揺らしたがオフサイドに。67分にはカウンターから、この試合で再三チャンスに絡んでいるムニルがシュートに繋げたが枠を捉えることは出来なかった。
70分にもムニルにチャンス。ボックス左に侵入したイェデルのクロスにゴール至近距離で頭で合わせたがクロスバーを越えていった。77分には、ムニルは今度はチャンスメイク。巧みなワンタッチループパスでゴール前に走り込むイェデルに通したが、シュートはGKに防がれた。
攻めに攻めたセビージャだったが、試合はこのまま2-2でタイプマップ。サンチェス・ピスファンのサポーターからはブーイングが起こるという幕切れとなった。
もはや「ELといえばこのチーム」というレッテルが付くぐらいお馴染みとなったセビージャは、ラウンド32で強豪ラツィオを破ってベスト16に進出。だが、国内リーグではここ5試合で1分け4敗と、今年に入って成績が伸び悩み6位に転落。得意のELで調子を取り戻したいところだ。
直近のウエスカ戦のスタメンから2選手を変更して臨むホームのセビージャがキックオフ直後にネットを揺らす。開始からわずか24秒のこと、相手GKからパスを受けたスーチェクが1列前のクラルに預けたところ、後ろからバネガが奪取。そのまま前線へと繋いで、パスを受けたイェデルが楽々とゴールに流し込んだ。
しかし、徐々にポゼッションを盛り返してきたスラビア・プラハは25分、マソプストが前線で奪いボールは右サイドへ。グラウンダーの折り返しをトラオレが落としてストフがダイレクトシュート。これがログに当たってゴールに吸い込まれた。
アウェイゴールを与えてしまったセビージャだが、すぐに取り返す。28分、右CKの場面でバネガは今度は大きくファーサイドへクロス。これをボックスの外から飛び込んだムニルが見事に左足ダイレクトボレーで合わせてネットに突き刺した。
ムニルの移籍後初ゴールで再びリードを得たセビージャ。しかし、思わぬ形でまたも追いつかれる展開となる。39分、スラビア・プラハの左CKの場面。ストフの上げたクロスが、手前で競り合った選手がブラインドになったことで、後ろから合わせに来たクラルが見失い左肩に激突。するとこれがループシュートのような軌道を描き、GKバシリクの手の届かないゴール左上に決まり、同点に追いついた。
このシーンでバシリクがポストに激突し続行不可能に。ソリアーノとの交代を余儀なくされたセビージャは、後半からにさらにウーバーを下げてロケ・メサを投入した。
後半に入ってギアを一つ上げたセビージャは次々とゴールに迫っていく。54分にボックス左深を侵攻したサラビアが難しい角度から狙う。56分にはバネガのパスを受けたムニルがネットを揺らしたがオフサイドに。67分にはカウンターから、この試合で再三チャンスに絡んでいるムニルがシュートに繋げたが枠を捉えることは出来なかった。
70分にもムニルにチャンス。ボックス左に侵入したイェデルのクロスにゴール至近距離で頭で合わせたがクロスバーを越えていった。77分には、ムニルは今度はチャンスメイク。巧みなワンタッチループパスでゴール前に走り込むイェデルに通したが、シュートはGKに防がれた。
攻めに攻めたセビージャだったが、試合はこのまま2-2でタイプマップ。サンチェス・ピスファンのサポーターからはブーイングが起こるという幕切れとなった。
セビージャの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
|
|
セビージャの人気記事ランキング
1
現役時代のシメオネ監督はどんな人物だった? かつての同僚が明かす
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督について、現役時代のチームメイトたちが振り返った。スペイン『マルカ』が伝えている。 現役時代セビージャやアトレティコ、そしてインテルなどで活躍したシメオネ氏。特に現在監督を務めるアトレティコには1994年から1997年までの3年間と2003年から2005年1月までの1年半の2度在籍し、公式戦155試合出場29ゴールを記録した。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJKcDZqR25nZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 監督としてピッチサイドで感情を全面に出したスタイルでチームを鼓舞するシメオネ氏だが、現役時代からこの情熱的なスタイルは一貫したもので、共にプレーした多くの選手たちに大きな印象を与えていたようだ。 アトレティコでのチームメイトだった元スペイン代表DFトニ・ムニョス氏は、選手時代のシメオネ氏の情熱を振り返っている。 「彼は全てにおいて情熱的で、ピッチ上でも自分が感じたことを表現していた。苦しむことを楽しんでいたし、全員に対して高い要求を持っていて、強いパーソナリティのある選手だった」 またムニョス氏は、シメオネ氏の優れた戦術眼が得点に繋がっていたと話す。 「戦術的にもとても優れていた。常に1シーズンで8から14ゴールくらいを決めていたが、それは彼がフリーキックや攻撃参加が上手かっただけでなく、試合を読む力に非常に長けていたからだ」 「彼のフットボールに対する思いはとても大きかった。私にシエスタすらさせてくれなかったよ。常にフットボールについて話していて、寝ていても起こされたものだ」 「彼のウォーミングアップは試合前のホテルから始まっていた。チームメイトに指示をして人を集めて、ランチやディナーの時、気付いたら相手がどういう風にプレーするのかという話をしていた」 またセビージャ時代のチームメイトである元スペイン代表DFマノーロ・ヒメネス氏も、シメオネ氏がピッチ上で見せる姿に感嘆していたと明かし、選手時代から名監督としての片鱗を見せていたと語った。 「彼は熱量に溢れていた。失敗した時には怒り、野心と高い要求を求める選手だった。彼はチームのみんなのリスペクトを勝ち取った。なぜなら、失敗しても自分の足でもう一度立ち上がることのできる、勇気ある選手だったからだ」 「彼はハードワーカーで、自分の持つ全てをピッチで出し尽くし、全てのボールを200%の力で追う、今で言うBox to Box タイプのMFだった」 「アグレッシブさとクオリティを兼ね備え、前線への攻撃参加もできた、完全な選手だった。彼が監督になる姿は容易に想像できた」 「選手の時も監督の時も、エル・チョロ(シメオネ愛称)は誇張して大袈裟に行動したりしない。あれが彼のそのままの生き方なんだ」 「彼はベンチで静かに座っているようなタイプではない。自分のメンタルの強さやウイニング・スピリットを常に示してきた人物で、それは彼のDNAの中にあるものなんだ」 また、同じくセビージャ時代の同僚でチームのCBであったホセ・ミゲル・プリエト氏も、シメオネ氏は選手時代からリーダシップを発揮していたと明かした。 「彼はよく試合の前、失敗はピッチに持ち込まずロッカールームに置いていけと私たちに言ったよ」 「常にフットボールのことを考えていて、その執着にも似た思いは今でも増していると思う」 「試合中は全てのプレーに関わっていたし、サッカーというものを理解していた。優れたMFがいれば、CBの力を引き出すことができる。私たちが活躍できたのは彼のおかげだ」 しかし、そんな情熱的なシメオネ氏だが、抜けている部分もあったとプリエト氏は語る。 「私たちはトレーニングに彼の車に乗って行ったことがあったが、車のタイヤがパンクしていたのにずっと変えていなかったんだ。だから私がタイヤの買い方を教えてやったんだ」 2020.06.10 12:45 Wed2
セビージャ、サンチェス・ピスファン解体で新スタジアム建設へ
セビージャに新スタジアムを建設する計画があるようだ。セビージャの副会長を務めるホセ・マリア・デルニド氏が明かしている。 セビージャの本拠地であるサンチェス・ピスファンは1958年に設立。これまで改修が行われ、収容人数は4万4000人となっているが、チャンピオンズリーグ出場常連のセビージャにとっては手狭に感じているようで、計画されている新スタジアムでは6万人の収容が見込まれている。仮にこの新スタジアム建設が実現すれば、現在よりもシーズンチケットホルダーを4000人増やせるとのことだ。 デルニド氏によればサンチェス・ピスファンを解体する場合、新スタジアム完成までの2~3年は近隣のカルトゥハ島にある多目的スタジアムのエスタディオ・ラ・カルトゥハを間借りすることを考慮しているようだ。 なお、サンチェス・ピスファンでは来季、ヨーロッパリーグ決勝を開催することが決まっており、解体する場合はそれ以降となる模様だ。 2021.12.22 00:00 Wed3
ボーンマス、フェイエノールトのCBセネシ争奪戦を制す! 4年契約を締結
ボーンマスは8日、フェイエノールトに所属するアルゼンチン代表DFマルコス・セネシ(25)を完全移籍で獲得した。契約期間は2026年6月30日までで、背番号は25を着用する。 セネシは2019年9月に母国のサン・ロレンソからフェイエノールトへと加入した左利きのセンターバック。 相手アタッカーに対する鋭いチェックやハードなタックルに加え、質の高い左足フィードを持ち味とし、ボールを奪ってカウンターの起点となることもしばしば。3年間在籍したフェイエノールトでは、公式戦116試合に出場し9ゴール7アシストを記録していた。 今年6月にアルゼンチン代表デビューを飾ったセネシには、ローマやセビージャ、フィオレンティーナらが関心を示していたが、ボーンマスが争奪戦を制した。 2022.08.09 07:30 Tue4
元スペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテが現役引退!スペインTVの生放送で発表
元スペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテ(37)が現役引退を表明したようだ。『フットボール・イタリア』がスペインのTV番組を引用して伝えている。 代表として2010年のワールドカップ(W杯)に出場するなど、通算24キャップのジョレンテは、2004年に下部組織から在籍したアスレティック・ビルバオでプロデビュー。その後は、ユベントスやセビージャ、スウォンジー、トッテナム、ナポリ、ウディネーゼといったクラブを転々。 直近では2021年10月にラ・リーガ2部のエイバルにフリーで加入し5年ぶりの母国復帰。そのエイバルでは、準主力として公式戦22試合に出場し2ゴール1アシストを記録したが、昨夏に契約満了で退団していた。 フリーの状態が続いていたジョレンテは、13日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグのパリ・サンジェルマンvsバイエルンのコメンテーターとしてスペイン『Movistar Plus』の生中継に出演。 その席でジョレンテは「僕はハッピーで満足しているよ。6月にエイバルを去ってから8ヶ月間、サッカーの世界から離れ、今は自分の好きなものを見ているんだ」と語り、現状に満足していることを報告。 また、再びピッチに戻ることはあるかと問われると、「いや、ないね。今、僕はすべてをクリアにしている。僕はパデル(スペイン発祥のラケットスポーツ)で健康を維持しているんだ」と現役を続ける意思がないことを語った。 2023.02.17 01:30 Fri5
