ビッグネームに惑わされ“あるある”の資金難に!? J1の壁にぶち当たった編集部員vsウッチー【後編】
2019.02.12 09:30 Tue
前回からスタートしたJ1の頂点を目指して勝負する企画。Jリーグをこよなく愛する編集部員Tと、Jリーグ初心者の新人レポーター・ウッチーがガチでチームを作って対決します。
前編:Jリーグの知識は結果を左右するのか!? 編集部員とウッチーが対決!
編集部Tとウッチーは、スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(以下、『サカつくRTW』)の「Jリーグプロサッカークラブをつくろうモード」(以下、「Jリーグモード」)を使って対決。J1、J2、J3全54クラブの選手たちを獲得し、J3からJ1の頂点を目指すモードです。
前編は、J3からスタートした2人の3年目までを紹介。将来を見据えたクラブ作りをしている編集部Tと、とりあえず名の知れた有名選手を集めているウッチー。3年目でも差が出ていましたが、果たしてその先はどうなったのでしょうか…?
編集部T:この前は、とりあえず3年目までの戦いを見たわけだけど、お互いにJ1昇格の壁の高さを感じたね。
ウッチー:そうですね…僕は…大変なことになりましたが。
編集部T:確か、有名選手を補強し続けた結果…
ウッチー:シーズン終了後に年俸が払えず、選手を大量放出する事態となりました。
編集部T:で、4年目のシーズンは結局誰が残ったのよ。
ウッチー:チームの軸として大型補強の目玉だったコウチーニョや三竿健斗、中村航輔、福田晃斗、闘莉王は残りました。ただ、ラゴス武威や青木拓矢は放出せざるを得ませんでした。

編集部T:つまり、3年目のシーズンと同じ顔触れだったというわけだね。
ウッチー:そうですね。資金不足により選手を放出したぐらいなので。空白の1年を過ごしたという感じでしょうか。
編集部T:でも、同じ選手を使い続けることで、連携が上がったりしたんじゃないの?
ウッチー:それもあってなのか、下位チームに取りこぼすことは減りました。ただ、上位には勝てる気が全くしなかったですね。特に、松本山雅FCとFC町田ゼルビアには毎回ボコボコにやられました。
編集部T:なるほど。いい選手を集めるだけでは『サカつく』では強くなれないからね。
ウッチー:本当に、『サカつく』の奥深さを感じています。ちょっと舐めていました。前年よりは順位を上げましたが、結局中位の10位で終わりました。Tさんはどうだったんですか?
編集部T:17位から8位まで順位を上げて、さらなる飛躍をと誓ったシーズンは、チームの底上げを狙ったよ。間藤浩一監督の下、3-6-1の秋田スタイルを強化した感じかな。

ウッチー:色々、考えているんですね。そんな計画的だったとは…
編集部T:『サカつく』の奥深さはこれまでの経験で実感しているからね。結局6位で終わってJ1昇格はならなかったけど、チームとして完成度が上がったのを実感したシーズンだったよ。
ウッチー:まさに、ガチですね。羨ましい限りです…
【ウッチー4年目】
最終順位:J2 10位 (19勝7分け16負)勝ち点64

【編集部T4年目】
最終順位:J2 6位 (23勝7分け12負)勝ち点76

◆ウッチーの力業は健在! 編集部Tは堅実派
ウッチー:5年目も僕は低空飛行です。4年目で我慢した結果、少し資金には余裕が出てきましたが、厳しい状況は続きました。
編集部T:資金が足りなくなると『サカつく』はかなりしんどくなるよね。収入源は確保してるの?
ウッチー:スタジアムの収入は気を付けていますが、あまり勝てなかった4年目はそこまで資金が増えることはなかったです。
編集部T:やっぱり、バランスは何事も大事だよね。戦力強化として、大物ばかりを獲って苦しむのは、『サカつく』あるあるでもあるかなぁ。獲りたくなる気持ちは分かるけど(笑)
ウッチー:そして、点取り屋が足りないと思った僕は、またしてもRTWから選手をレンタルしてしまいました…
編集部T:え!? 懲りずに!?
ウッチー:はい…ラカゼットを助っ人として呼びました。シーズン後半にはチームに馴染み始めて活躍してくれたので良かったと思います

編集部T:まぁ、活躍してくれればいいよね。しかし、また大物を…。それで何位だったの?
ウッチー:ラカゼットの活躍もあり、6位でシーズンを終えました。ただ、シーズン終了後には資金不足となったので、☆1の選手を放出することになりましたが
編集部T:なるほど。また戦力を切ったわけだ…でも、チームとして結果が出始めたのは良いことだね
ウッチー:Tさんは昇格できましたか?
編集部T:4年目の半ばごろから昇格はないと踏んで、5年目に監督交代を考え始めて選手を補強していたんだ。そして、5年目とともに長崎スタイルを持つ倉木隆也監督を招へいしたよ

ウッチー:監督を交代させるタイミングまで、しっかりとプランニングされてるんですね
編集部T:ただ、システムが[3-5-2]になったこともあって、選手たちのレベルがまだ上がり切っていない状況だったんだよね。それでも、苦しみながらしっかりと勝ち点を重ねて、昇格まであと一歩だったんだけど、勝負弱さが出てしまって3位で終わったよ
ウッチー:3位ってことは、本当にあとちょっとだったんですね
編集部T:ただ、着実に毎年順位を上げているし、誰かさんみたいにビッグネームを補強して一気にチーム力を上げることはしていないから、プラン的には成功かな。ただ、正直なところ、ここで昇格したかったね
ウッチー:それでも、資金不足に悩んで迷走する僕よりはマシかと(苦笑)
【ウッチー5年目】
最終順位:J2 6位 (24勝6分け12負)勝ち点78

【編集部T5年目】
最終順位:J2 3位 (23勝12分け7負)勝ち点81

◆ビッグネーム獲得で資金不足へまっしぐら!?
ウッチー:通算6年目、J2・5年目のシーズンは補強も放出もなしでした
編集部T:まぁ、コウチーニョに続いてラカゼットまで獲得してるんだから、そうなるよね
ウッチー:そうですね。人事ページなんか、開くことすらしませんでした(笑)。ただただ、黙々と試合をこなし、結果J2を制しました!
編集部T:おーー!資金難のどん底から、J2は優勝して昇格を掴んだんだね
ウッチー:J3は優勝せずに2位で終えていたので、クラブ初タイトルです!ついにやりましたよー!Tさんは?
編集部T:俺もJ2優勝したよ!なかなか苦しいシーズンだったけどね
ウッチー:やりましたね!ここまで色々ありながら、同じタイミングで昇格なんですね(笑)
編集部T:まぁ…そうだね。資金難には陥ってなかったけど
ウッチー:そこは…。何かポイントはありましたか?
編集部T:チームの中心選手である青山敏弘が成長したことと、選手をプレースタイルだけじゃなく、特徴も監督の戦術に合わせることを意識したよ。
ウッチー:ちょっと、何言ってるかわからないです
編集部T:選手にはプレースタイルと特徴があるんだよ。プレースタイルはコンボを発動させるために必要だけど、特徴には「カウンター」や「ポゼッション」、「中央突破」など、戦術的な要素があるんだ

ウッチー:なるほど
編集部T:監督にはそれぞれ得意戦術があるから、それと選手の特徴を合わせることで、より力を発揮できるわけだね
ウッチー:全然考えてなかったです。プレースタイルまでは分かっていましたが、奥が深いです
編集部T:ただ、全体的に☆3、☆2の選手が中心だったから、勝ちきれない試合もあって、1位から3位をさまよう感じが続いてたんだよね
ウッチー:それは僕もちょっと前にありました。どうやって抜け出したんですか?
編集部T:失点を減らすか、得点を増やすかで悩んだ挙句、「GB」を使ってエージェントを契約してみたんだ。そしたら、エースストライカーをゲットできたのだよ

ウッチー:GBでそんないい選手獲れたんですか!? すごいですね!僕なんかRTWからレンタルしちゃいましたけど…ちなみに、誰ですか?
編集部T:フェルナンド・トーレスだよ

ウッチー:でた!僕でも知ってるビッグネーム!
編集部T:シーズン半ばに獲得して、21試合で17ゴールを記録してくれたんだ。トーレスのおかげで勝ち切れるようになって、見事優勝できたよ。
ウッチー:ついに、ビッグネームに手を出したんですね。でも、優勝できたならよかったですね
編集部T:まぁ、監督の戦術とコンボにも合っていたから獲得したんだけどね。ただ、ウッチーと同じ悩みを抱えたよ。シーズン終了後に、J3、J2と苦楽を共にした選手たちを放出することになってしまったんだ
ウッチー:ちょっと!結局、僕と同じ目に遭ってるじゃないですか!やっぱり、『サカつく』は難しいんですね
編集部T:でも、J1で戦うことを見据えての補強だからね。悲しみもあったけど、クラブが大きくなるためには致し方ないことだと思う。でも、本当に『サカつく』はリアルだよ…
【ウッチー6年目】
最終順位:J2 優勝 (33勝3分け6負)勝ち点102

【編集部T6年目】
最終順位:J2 優勝 (31勝7分け4負)勝ち点100

◆最高峰の舞台J1に初挑戦も、そこで待ち受けたのは…
編集部T:ウッチー、初のJ1はどうだった?
ウッチー:いや、J2を結構余裕で優勝したので行けると思ったんですけど、初戦から鹿島アントラーズにボコボコにされました
編集部T:なんか、J1は次元が違うよね。レベルが格段に上というか…
ウッチー:Tさんも苦しみました?
編集部T:まず、戦力差がかなりあるということを思い知らされたね。グラフの大きさが二回りぐらい違うし、数値を見ても倍以上のクラブばかりで…
ウッチー:僕はコウチーニョとラカゼットがいますから…。でも、ボコボコにされまくりでした。ラカゼットの「シャドーストライカー」に合わせたシステムを探して大分スタイルにしたんですけどね

編集部T:ついに、ウッチーが頭使いだしたか。俺もそろそろ戦力を揃えていかないとなぁ~
ウッチー:僕は結局17位になって、1年でJ2に降格しました。終始勝てなかったのが辛かったです
編集部T:俺は、守備の補強を考えてエージェントを色々雇ったんだけど、なかなか良い選手が見つからなくてね。たまたま出会ったMFアンドレス・イニエスタを補強してしまったよ。チームを1ランクアップさせる必要があると思って、2人目のビッグネーム獲得だよ

ウッチー:トーレスに続いて、イニエスタ!?僕よりやっちゃってる気が…
編集部T:これは、将来的な投資も兼ねてるんだよ!おかげで資金はカツカツだけど、チーム力を重視してきた甲斐もあって、なんとか16位でギリギリの残留だ。ウッチーとはここで差ができたね
ウッチー:残留できたんですね。やっぱりチーム作りは簡単じゃないなぁ~
編集部T:やはり寄せ集めただけでは真のチームとは言えないからね。良い選手を集めながら、チームとして成熟させていくことが大事かな
【ウッチー7年目】
最終順位:J1 17位/降格 (5勝4分け25負)勝ち点19

【編集部T7年目】
最終順位:J2 16位 (4勝8分け22負)勝ち点20

◆2人のその後は…
7年目でJ1に挑戦した2人は、揃って壁にぶち当たるもウッチーはJ2に降格、編集部Tはなんとか残留を果たした。
8年目、ウッチーはJ2を余裕で優勝し再びJ1の舞台に復帰。9年目は、少し選手を補強してなんとかJ1に残留するも、節目の10年目で再び降格。資金難により、選手の補強が進まなかったこと、チームの成熟度が低いことで、昇格、降格、残留争いと泥沼にハマりかけているそうだ。
一方の編集部Tは、8年目もJ1残留。守備陣をテコ入れしたことで、J1でも勝率が上がり、J2に戻ることなくプレーを継続している。しかし、J1上位クラブには大敗を喫し続けており、なかなかJ1優勝への道は厳しいようだ。
J1での戦いに苦戦しながらも、上位進出に向けて試行錯誤している両者。果たしてその後はどんな展開となったのか。続編?があれば期待したい。
前編:Jリーグの知識は結果を左右するのか!? 編集部員とウッチーが対決!
編集部Tとウッチーは、スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(以下、『サカつくRTW』)の「Jリーグプロサッカークラブをつくろうモード」(以下、「Jリーグモード」)を使って対決。J1、J2、J3全54クラブの選手たちを獲得し、J3からJ1の頂点を目指すモードです。
◆お金の管理は大事
編集部T:この前は、とりあえず3年目までの戦いを見たわけだけど、お互いにJ1昇格の壁の高さを感じたね。
ウッチー:そうですね…僕は…大変なことになりましたが。
編集部T:確か、有名選手を補強し続けた結果…
ウッチー:シーズン終了後に年俸が払えず、選手を大量放出する事態となりました。
編集部T:で、4年目のシーズンは結局誰が残ったのよ。
ウッチー:チームの軸として大型補強の目玉だったコウチーニョや三竿健斗、中村航輔、福田晃斗、闘莉王は残りました。ただ、ラゴス武威や青木拓矢は放出せざるを得ませんでした。

編集部T:つまり、3年目のシーズンと同じ顔触れだったというわけだね。
ウッチー:そうですね。資金不足により選手を放出したぐらいなので。空白の1年を過ごしたという感じでしょうか。
編集部T:でも、同じ選手を使い続けることで、連携が上がったりしたんじゃないの?
ウッチー:それもあってなのか、下位チームに取りこぼすことは減りました。ただ、上位には勝てる気が全くしなかったですね。特に、松本山雅FCとFC町田ゼルビアには毎回ボコボコにやられました。
編集部T:なるほど。いい選手を集めるだけでは『サカつく』では強くなれないからね。
ウッチー:本当に、『サカつく』の奥深さを感じています。ちょっと舐めていました。前年よりは順位を上げましたが、結局中位の10位で終わりました。Tさんはどうだったんですか?
編集部T:17位から8位まで順位を上げて、さらなる飛躍をと誓ったシーズンは、チームの底上げを狙ったよ。間藤浩一監督の下、3-6-1の秋田スタイルを強化した感じかな。

ウッチー:色々、考えているんですね。そんな計画的だったとは…
編集部T:『サカつく』の奥深さはこれまでの経験で実感しているからね。結局6位で終わってJ1昇格はならなかったけど、チームとして完成度が上がったのを実感したシーズンだったよ。
ウッチー:まさに、ガチですね。羨ましい限りです…
【ウッチー4年目】
最終順位:J2 10位 (19勝7分け16負)勝ち点64

【編集部T4年目】
最終順位:J2 6位 (23勝7分け12負)勝ち点76

◆ウッチーの力業は健在! 編集部Tは堅実派
ウッチー:5年目も僕は低空飛行です。4年目で我慢した結果、少し資金には余裕が出てきましたが、厳しい状況は続きました。
編集部T:資金が足りなくなると『サカつく』はかなりしんどくなるよね。収入源は確保してるの?
ウッチー:スタジアムの収入は気を付けていますが、あまり勝てなかった4年目はそこまで資金が増えることはなかったです。
編集部T:やっぱり、バランスは何事も大事だよね。戦力強化として、大物ばかりを獲って苦しむのは、『サカつく』あるあるでもあるかなぁ。獲りたくなる気持ちは分かるけど(笑)
ウッチー:そして、点取り屋が足りないと思った僕は、またしてもRTWから選手をレンタルしてしまいました…
編集部T:え!? 懲りずに!?
ウッチー:はい…ラカゼットを助っ人として呼びました。シーズン後半にはチームに馴染み始めて活躍してくれたので良かったと思います

編集部T:まぁ、活躍してくれればいいよね。しかし、また大物を…。それで何位だったの?
ウッチー:ラカゼットの活躍もあり、6位でシーズンを終えました。ただ、シーズン終了後には資金不足となったので、☆1の選手を放出することになりましたが
編集部T:なるほど。また戦力を切ったわけだ…でも、チームとして結果が出始めたのは良いことだね
ウッチー:Tさんは昇格できましたか?
編集部T:4年目の半ばごろから昇格はないと踏んで、5年目に監督交代を考え始めて選手を補強していたんだ。そして、5年目とともに長崎スタイルを持つ倉木隆也監督を招へいしたよ

ウッチー:監督を交代させるタイミングまで、しっかりとプランニングされてるんですね
編集部T:ただ、システムが[3-5-2]になったこともあって、選手たちのレベルがまだ上がり切っていない状況だったんだよね。それでも、苦しみながらしっかりと勝ち点を重ねて、昇格まであと一歩だったんだけど、勝負弱さが出てしまって3位で終わったよ
ウッチー:3位ってことは、本当にあとちょっとだったんですね
編集部T:ただ、着実に毎年順位を上げているし、誰かさんみたいにビッグネームを補強して一気にチーム力を上げることはしていないから、プラン的には成功かな。ただ、正直なところ、ここで昇格したかったね
ウッチー:それでも、資金不足に悩んで迷走する僕よりはマシかと(苦笑)
【ウッチー5年目】
最終順位:J2 6位 (24勝6分け12負)勝ち点78

【編集部T5年目】
最終順位:J2 3位 (23勝12分け7負)勝ち点81

◆ビッグネーム獲得で資金不足へまっしぐら!?
ウッチー:通算6年目、J2・5年目のシーズンは補強も放出もなしでした
編集部T:まぁ、コウチーニョに続いてラカゼットまで獲得してるんだから、そうなるよね
ウッチー:そうですね。人事ページなんか、開くことすらしませんでした(笑)。ただただ、黙々と試合をこなし、結果J2を制しました!
編集部T:おーー!資金難のどん底から、J2は優勝して昇格を掴んだんだね
ウッチー:J3は優勝せずに2位で終えていたので、クラブ初タイトルです!ついにやりましたよー!Tさんは?
編集部T:俺もJ2優勝したよ!なかなか苦しいシーズンだったけどね
ウッチー:やりましたね!ここまで色々ありながら、同じタイミングで昇格なんですね(笑)
編集部T:まぁ…そうだね。資金難には陥ってなかったけど
ウッチー:そこは…。何かポイントはありましたか?
編集部T:チームの中心選手である青山敏弘が成長したことと、選手をプレースタイルだけじゃなく、特徴も監督の戦術に合わせることを意識したよ。
ウッチー:ちょっと、何言ってるかわからないです
編集部T:選手にはプレースタイルと特徴があるんだよ。プレースタイルはコンボを発動させるために必要だけど、特徴には「カウンター」や「ポゼッション」、「中央突破」など、戦術的な要素があるんだ

ウッチー:なるほど
編集部T:監督にはそれぞれ得意戦術があるから、それと選手の特徴を合わせることで、より力を発揮できるわけだね
ウッチー:全然考えてなかったです。プレースタイルまでは分かっていましたが、奥が深いです
編集部T:ただ、全体的に☆3、☆2の選手が中心だったから、勝ちきれない試合もあって、1位から3位をさまよう感じが続いてたんだよね
ウッチー:それは僕もちょっと前にありました。どうやって抜け出したんですか?
編集部T:失点を減らすか、得点を増やすかで悩んだ挙句、「GB」を使ってエージェントを契約してみたんだ。そしたら、エースストライカーをゲットできたのだよ

ウッチー:GBでそんないい選手獲れたんですか!? すごいですね!僕なんかRTWからレンタルしちゃいましたけど…ちなみに、誰ですか?
編集部T:フェルナンド・トーレスだよ

ウッチー:でた!僕でも知ってるビッグネーム!
編集部T:シーズン半ばに獲得して、21試合で17ゴールを記録してくれたんだ。トーレスのおかげで勝ち切れるようになって、見事優勝できたよ。
ウッチー:ついに、ビッグネームに手を出したんですね。でも、優勝できたならよかったですね
編集部T:まぁ、監督の戦術とコンボにも合っていたから獲得したんだけどね。ただ、ウッチーと同じ悩みを抱えたよ。シーズン終了後に、J3、J2と苦楽を共にした選手たちを放出することになってしまったんだ
ウッチー:ちょっと!結局、僕と同じ目に遭ってるじゃないですか!やっぱり、『サカつく』は難しいんですね
編集部T:でも、J1で戦うことを見据えての補強だからね。悲しみもあったけど、クラブが大きくなるためには致し方ないことだと思う。でも、本当に『サカつく』はリアルだよ…
【ウッチー6年目】
最終順位:J2 優勝 (33勝3分け6負)勝ち点102

【編集部T6年目】
最終順位:J2 優勝 (31勝7分け4負)勝ち点100

◆最高峰の舞台J1に初挑戦も、そこで待ち受けたのは…
編集部T:ウッチー、初のJ1はどうだった?
ウッチー:いや、J2を結構余裕で優勝したので行けると思ったんですけど、初戦から鹿島アントラーズにボコボコにされました
編集部T:なんか、J1は次元が違うよね。レベルが格段に上というか…
ウッチー:Tさんも苦しみました?
編集部T:まず、戦力差がかなりあるということを思い知らされたね。グラフの大きさが二回りぐらい違うし、数値を見ても倍以上のクラブばかりで…
ウッチー:僕はコウチーニョとラカゼットがいますから…。でも、ボコボコにされまくりでした。ラカゼットの「シャドーストライカー」に合わせたシステムを探して大分スタイルにしたんですけどね

編集部T:ついに、ウッチーが頭使いだしたか。俺もそろそろ戦力を揃えていかないとなぁ~
ウッチー:僕は結局17位になって、1年でJ2に降格しました。終始勝てなかったのが辛かったです
編集部T:俺は、守備の補強を考えてエージェントを色々雇ったんだけど、なかなか良い選手が見つからなくてね。たまたま出会ったMFアンドレス・イニエスタを補強してしまったよ。チームを1ランクアップさせる必要があると思って、2人目のビッグネーム獲得だよ

ウッチー:トーレスに続いて、イニエスタ!?僕よりやっちゃってる気が…
編集部T:これは、将来的な投資も兼ねてるんだよ!おかげで資金はカツカツだけど、チーム力を重視してきた甲斐もあって、なんとか16位でギリギリの残留だ。ウッチーとはここで差ができたね
ウッチー:残留できたんですね。やっぱりチーム作りは簡単じゃないなぁ~
編集部T:やはり寄せ集めただけでは真のチームとは言えないからね。良い選手を集めながら、チームとして成熟させていくことが大事かな
【ウッチー7年目】
最終順位:J1 17位/降格 (5勝4分け25負)勝ち点19

【編集部T7年目】
最終順位:J2 16位 (4勝8分け22負)勝ち点20

◆2人のその後は…
7年目でJ1に挑戦した2人は、揃って壁にぶち当たるもウッチーはJ2に降格、編集部Tはなんとか残留を果たした。
8年目、ウッチーはJ2を余裕で優勝し再びJ1の舞台に復帰。9年目は、少し選手を補強してなんとかJ1に残留するも、節目の10年目で再び降格。資金難により、選手の補強が進まなかったこと、チームの成熟度が低いことで、昇格、降格、残留争いと泥沼にハマりかけているそうだ。
一方の編集部Tは、8年目もJ1残留。守備陣をテコ入れしたことで、J1でも勝率が上がり、J2に戻ることなくプレーを継続している。しかし、J1上位クラブには大敗を喫し続けており、なかなかJ1優勝への道は厳しいようだ。
J1での戦いに苦戦しながらも、上位進出に向けて試行錯誤している両者。果たしてその後はどんな展開となったのか。続編?があれば期待したい。
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