瀬戸内高校の主将MF佐々木達也、大差の敗戦も「諦めたら観ている人に何も与えることができないと思った」《全国高校サッカー選手権》

2019.01.12 21:30 Sat
©超ワールドサッカー
12日に埼玉スタジアム2002で行われた第97回全国高等学校サッカー選手権大会準決勝の瀬戸内高校(広島)vs流通経済大学付属柏高校(千葉)は、瀬戸内高校が0-5で敗れ、準決勝敗退が決定した。

試合後、瀬戸内高校の主将MF佐々木達也がミックスゾーンでの取材に応対。試合を振り返り、大会を通じて成長した部分について語った。

◆MF佐々木達也(瀬戸内高校・3年)
──大差がつく試合も最後まで懸命に戦っていたが
「あそこで諦めたら観ている人に何も与えることができないと思ったので、最後まで全員で何点とられようが、点を取り行く姿勢を見せました」
──相手のプレッシャーは想像以上だったか
「そうですね。本当に厳しくて自分たちが思い通りにプレーすることができませんでした」

──立ち上がりの失点がリズムを崩したかと思うが、緊張とかはあったか
「相手の勢いに前半から押し込まれてしまいました。そこはいつもの課題です。そういったところで2失点してしまったのが、敗因になってしまったと思います」
──2失点後はチームにどのような声があったか
「立ち上がりまだ10分しか経っていないから落ち着いていこうとは全員で話しました。焦って蹴るのではなく、しっかりといつも通りというのは意識していました」

──流通経済大学付属柏高校とやってピッチで感じたことは
「1人1人の個人レベルが激しく、球際やロングボールのヘディングの質で圧倒されたなと感じました」

──監督は大会を通じて成長が見れたと言っていたが、ご自身どう感じているか
「自信を持ってプレーすることは1試合ごとに持てるようになりました。今日の試合でも、相手から結構プレッシャーが来ても焦らずにつなげていくことができて、それは成長だと思います」

──チーム力が向上したのは、被災地へのボランティア活動があったからか
「ボランティア活動をしてみて、広島の方々が被災された中で、自分たちも何か恩返しがしたいという思いがありました。選手権で勝つことによって勇気づけられると思っていました。この選手権に対する思いはチームにとって大きかったです」

──後輩たちに残したいことは
「チームにとっては監督からも『ありがとう』という言葉をもらいましたし、自分たちが満足してはいけないので、3年生は次のステージに、1、2年生は悔しい思いをリベンジしてほしいです。後輩には1人1人には来年頑張れよと伝えました」

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