11人が蹴ったPK戦を制した那覇西・主将DF東舟道尚吾「勝つ気しかしなかった」《全国高校サッカー選手権》

2018.12.30 23:37 Sun
©超ワールドサッカー
▽開幕戦では、東京B代表の駒澤大学高校(2年ぶり4度目)と沖縄県代表の那覇西高校(2年ぶり16度目)が対戦。1-1で迎えたPK戦の末、11人目までもつれると那覇西が制し1回戦突破を決めた。

▽試合後、開幕戦で勝利した那覇西高校のキャプテン・DF東舟道尚吾(ひがしふなみちしょうご/3年)が囲み取材に応じ、試合を振り返った。

◆DF東舟道尚吾(那覇西高校・ 3年)
──開幕戦や駒大高が相手ということでチームの緊張感とかはあったか
「駒澤は応援団がすごいと分かっていて、みんなでYoutubeに上がっている動画を見ました。自分も抽選会の時に、土曜日に東京の決勝があって、その時に試合をたまたま観て想定していました」
──Youtubeで観た動画は
「帝京との決勝です。駒澤を分析しながら、会場の雰囲気とかを画面越しに少しでも感じ取れればいいかなと思って、みんなで見ました」

──PK戦はかなり長引いたが
「本当に負ける気はしなかったです。勝つ気しかしなかったです。自分も楽しんでいました」
──2年前の思いはあったのか
「2年前はスタメンで出させてもらってフル出場したんですけど、富山第一に自分の納得いくプレーができなくて、悔いが残っていました。今大会はその思いを持って臨みました」

──前半を戦って、ハーフタイムはどういった感じだったか
「前半は風下で、失点ゼロで抑えたかったんですが、1点取られました。だけど慌てずに、前半を終えて、後半は風上だったので、自分たちの特徴であるパスワークも出せたかなと思います」

──勢い付いた試合になったか
「1月2日に向けてこれからの準備が大事だと思うので、自分が締めるところは締めて。ただ、今日は余韻に浸るというか、少しは気を緩めてもいいのかなと思います」

──勝って年を越せるというのは
「最高です」

──前半は自身が守るところを相手が使って来たと思うが
「東京に入る前の練習や東京に来てからの練習で、駒澤は蹴ってくるというのが分かっていたので、練習の中からそういったことを意識してやっていました」

──風下にいたことで守りにくさもあったと思うが、実際に戦った印象は
「思ったよりパワーがある選手がいました。ただ、そういった中でもしっかり戦えていたので、練習通りできたんじゃないかと思います」

──後半は攻撃に出たと思いますが
「チーム全体としてはまず追いつくことが優先だったので、後半は風上ということもありましたし、自分たちの持ち味であるパスワークを生かして、ロングボールやショートパスを織り交ぜながらやっていました。自分も隙あらばゴールを狙っていましたし、攻撃に関わってチャンスを作れる様に意識していました」

──気負いだったり焦りだったりはなかったか
「失点はしたんですが、その時も焦りはなくて、自分たちがどこのチームよりも練習して来ました。県予選でもそうでしたが、先制点を取られても焦らなかったです」

──沖縄とは気候が違うと思うが影響は
「沖縄と違って空気が冷たくて、風も吹くと沖縄より寒いので、環境に慣れるのには時間がかかりました。とりあえず体を冷やさないこと。あとは喉がやられない様に、加湿器を使ったり、体調面は気をつけていました」

──応援の方も多く来て盛り上げていましたが
「メンバーに入っていない3年生もいますし、メンバーはその責任を負わないといけないと思います。1人1人が責任ある行動、プレーをしないといけないと思うので、そういった中で練習や日常生活から自分が声をかけているので、1人1人が責任をもって、那覇西を背負ってやっています」

──キャプテンとしてこの試合に臨む上で意識したことは
「後輩が緊張しているのが見えたので、自分から話しかけて、少しでも緊張がほぐせたらと思いました。仲程(飛雄)が結構緊張していました。試合でも結構話をしているので、日常会話をして緊張をほぐせたと思います」

──GKの新垣くんも2年生ですが今日は素晴らしい活躍でした
「今日は結構セーブしていて、後半に1回止めてポストに当たったやつもよく守ったなと。自分はその時は遠くにいたので声は掛けられなかったですが、試合後によくやったなと声をかけました」

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