97回大会開幕戦はPK戦11人目までもつれ込む大激戦に! 駒澤大高との死闘を制した那覇西が2大会ぶり2回戦へ!!《全国高校サッカー選手権》
2018.12.30 16:12 Sun
▽第97回全国高校サッカー選手権大会が30日に開幕した。
▽開幕戦の駒澤大高(東京B)vs那覇西(沖縄)は、1-1で迎えたPK戦の末、那覇西が勝利し1回戦突破を決めた。
▽まずは2年ぶり4回目の出場の駒澤大高が攻勢に出る。開始2分、分厚い攻撃からCKを獲得すると、右からのクロスをヘディングでシュートに繋げる。対して、2年ぶり16回目の出場となった那覇西も3年の高良竜太朗が細かいタッチのドリブルからチャンスを演出。こちらもCKを獲得したが相手にクリアされた。
▽攻撃の主導権を握る駒澤大高。16分に山田英生が右サイドからロングスローをゴール前に放り込むと、クリアされたボールを都大会決勝で2ゴールを挙げた涌井蓮がシュート。相手に当たったこぼれ球を、今度は細川竜征が押し込みにかかるが、寸前のところで那覇西GK新垣凱斗が掻き出され先制点は生まれなかった。
▽ピンチの後にはチャンスあり。苦しい時間帯を凌いだ那覇西は26分、右サイドからのグラウンダーのクロスを金城竜馬がシュート。枠を捉えていたものの、相手のブロックに遭う。
▽後半も駒澤大高が那覇西を押し込む展開に。積極的にシュートを狙ってくる白のユニフォーム相手に那覇西はしばらく守勢が続く。しかし、後半16分に後方からの浮き球のパスをチームのダイナモの宮國永遠が受けると、ツータッチで相手のマークを華麗にはがし、ボックス手前正面から思い切りよく右足を振り抜く。するとこのシュートがゴール右上に突き刺さり、見事なミドルシュートで那覇西が試合を振り出しに戻した。
▽那覇西はここから盛り返していく。後半25分、最終ラインからのパスに逆サイドからダイアゴナルに走り込んだ宮國がゴール前に侵攻。ボックス左からシュートを放つが島田竜汰が上手く対応しピンチを刈り取った。その直後にも宮國がボックス中央から狙ったが、惜しくも枠の右上に外れた。
▽勢いに乗ってきた那覇西は後半29分、上原響輝がGKと一対一になる場面が訪れるも、シュートはGKに引っかかってしまう。
▽一方、流れを取り戻したい駒澤大高も後半30分、カウンターから最後は手島大雅がボックス左からシュート。しかし、ゴール右に向かったシュートは那覇西2年の仲程飛雄がスーパークリア。チームを救うプレーを見せた。
▽後半終了間際の後半40分には、駒澤大高は右サイドのクロスのこぼれ球を涌井蓮がボックス手前から狙う。ゴール右上を突いた強烈なシュートは、那覇西の守護神・新垣が右手一本でビッグセーブ。駒澤大高は2度も決定機を防がれてしまった。
▽試合は80分で決着がつかずPK戦へ。3人目までに互いに一人ずつ外して迎えた11人目。先攻の駒澤大高がGK新垣に止められると、そのまま那覇西の11人目のキッカーを務めた新垣が決めて試合終了。1-1で迎えたPK戦は11人目までもつれこんだが、死闘を制したのは沖縄代表の那覇西が2016年以来、2大会ぶりの2回戦に進んだ。
▽なお、2回戦は岐阜工業(岐阜)vs立正大淞南(島根)の勝者と対戦する。
駒澤大高(東京B) 1-1(PK:9-10) 那覇西(沖縄)
【駒澤大高】
原田大渡(前36)
【那覇西】
宮國永遠(後16)
▽開幕戦の駒澤大高(東京B)vs那覇西(沖縄)は、1-1で迎えたPK戦の末、那覇西が勝利し1回戦突破を決めた。
▽まずは2年ぶり4回目の出場の駒澤大高が攻勢に出る。開始2分、分厚い攻撃からCKを獲得すると、右からのクロスをヘディングでシュートに繋げる。対して、2年ぶり16回目の出場となった那覇西も3年の高良竜太朗が細かいタッチのドリブルからチャンスを演出。こちらもCKを獲得したが相手にクリアされた。
▽ピンチの後にはチャンスあり。苦しい時間帯を凌いだ那覇西は26分、右サイドからのグラウンダーのクロスを金城竜馬がシュート。枠を捉えていたものの、相手のブロックに遭う。
▽一進一退の試合が動いたのは36分、9本目のCKとなった駒澤大高は味方のシュートが相手に当たって跳ね上がったところを、2年の原田大渡がボールの落ち際をダイレクトボレーで押し込んで先制。元々DFだったという原田のゴールで駒澤大高がリードして試合を折り返した。
▽後半も駒澤大高が那覇西を押し込む展開に。積極的にシュートを狙ってくる白のユニフォーム相手に那覇西はしばらく守勢が続く。しかし、後半16分に後方からの浮き球のパスをチームのダイナモの宮國永遠が受けると、ツータッチで相手のマークを華麗にはがし、ボックス手前正面から思い切りよく右足を振り抜く。するとこのシュートがゴール右上に突き刺さり、見事なミドルシュートで那覇西が試合を振り出しに戻した。
▽那覇西はここから盛り返していく。後半25分、最終ラインからのパスに逆サイドからダイアゴナルに走り込んだ宮國がゴール前に侵攻。ボックス左からシュートを放つが島田竜汰が上手く対応しピンチを刈り取った。その直後にも宮國がボックス中央から狙ったが、惜しくも枠の右上に外れた。
▽勢いに乗ってきた那覇西は後半29分、上原響輝がGKと一対一になる場面が訪れるも、シュートはGKに引っかかってしまう。
▽一方、流れを取り戻したい駒澤大高も後半30分、カウンターから最後は手島大雅がボックス左からシュート。しかし、ゴール右に向かったシュートは那覇西2年の仲程飛雄がスーパークリア。チームを救うプレーを見せた。
▽後半終了間際の後半40分には、駒澤大高は右サイドのクロスのこぼれ球を涌井蓮がボックス手前から狙う。ゴール右上を突いた強烈なシュートは、那覇西の守護神・新垣が右手一本でビッグセーブ。駒澤大高は2度も決定機を防がれてしまった。
▽試合は80分で決着がつかずPK戦へ。3人目までに互いに一人ずつ外して迎えた11人目。先攻の駒澤大高がGK新垣に止められると、そのまま那覇西の11人目のキッカーを務めた新垣が決めて試合終了。1-1で迎えたPK戦は11人目までもつれこんだが、死闘を制したのは沖縄代表の那覇西が2016年以来、2大会ぶりの2回戦に進んだ。
▽なお、2回戦は岐阜工業(岐阜)vs立正大淞南(島根)の勝者と対戦する。
駒澤大高(東京B) 1-1(PK:9-10) 那覇西(沖縄)
【駒澤大高】
原田大渡(前36)
【那覇西】
宮國永遠(後16)
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