セリエA3戦連続無得点のミラン、ヴィオラに今季アウェイ戦初勝利献上で公式戦4戦未勝利…《セリエA》

2018.12.23 00:59 Sun
Getty Images
▽セリエA第17節、ミランvsフィオレンティーナが22日にサンシーロで行われ、アウェイのフィオレンティーナが1-0で勝利した。
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▽ヨーロッパリーグ(EL)でのグループステージ敗退に加え、直近のセリエAではトリノ、ボローニャと格下相手の連続ゴールレスドローによって公式戦3戦未勝利の4位ミラン。4戦ぶりの勝利を目指す今節は10位のフィオレンティーナをホームに迎えた。ボローニャ戦で退場したバカヨコ、累積警告のケシエと守備的MF2人を出場停止で欠くチームはその代役にサイドバックが本職のカラブリアとホセ・マウリを起用し、前線にスソ、イグアイン、カスティジェホを並べる[4-3-3]の布陣を採用した。▽3試合ぶりのゴールを目指して勢いを持って試合に入ったミランは開始3分に右サイドのスソの仕掛けからボックス手前で横パスに反応したチャルハノールがシュートを狙うも、これは相手GKの正面を突く。
▽ボールを保持して優勢に試合を運ぶホームチームは17分にボックス付近での強引な突破からチャルハノールがシュートも枠の左。さらに30分にはリカルド・ロドリゲスが強烈なミドルシュートを枠の左隅に飛ばすが、今度は相手GKの好守に阻まれる。

▽前半終盤にかけても2戦連続クリーンシート中の守備陣がきっちりカウンターの芽を摘んで主導権を渡さないミラン。だが、43分にセットプレーの流れで得たチャルハノールの決定機はゴールライン上でDFミレンコビッチの見事なクリアに阻まれ、前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。
▽迎えた後半、最初の決定機はアウェイのフィオレンティーナに訪れる。50分、ボックス内でルーズボールを収めたミララスが強引な反転からシュートを狙うが、これは枠の上に外れる。

▽一方、後半に入ってなかなか決定機を作れなくなったミランは68分にカスティジェホ、マウリを下げてラクサール、クトローネを同時投入。しかし、ここから攻勢に出たいという73分には左サイドのハーフスペースで仕掛けたキエーザにカラブリアが付き切れず、カットインから右足のミドルシュートを許すと、GKの手前でバウンドして勢いを増したボールがゴール右隅に吸い込まれ、相手のこの試合最初の枠内シュートで失点を許した。

▽ホームで負けられないミランは84分にアバーテを下げて昨年8月以来、約16カ月ぶりの戦列復帰となるアンドレア・コンティを最後の交代カードとして投入。その直後にはスソの右からのクロスを中央のリカルド・ロドリゲスが頭で合わせるが、枠を捉えたシュートは相手GKのビッグセーブに阻まれた。

▽その後、決死の猛攻を見せるホームチームだったが、最後まで集中力を切らさないフィオレンティーナの守備陣を攻略できず、試合はこのままタイムアップ。フィオレンティーナに今季アウェイゲーム初白星を献上したミランはセリエA3戦連続無得点で公式戦4試合未勝利と苦境に陥ることになった。

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