【セリエA第16節プレビュー】6位トリノvs首位ユーベのトリノ・ダービー開催

2018.12.15 18:00 Sat
Getty Images
▽前節はユベントスがインテルとのイタリア・ダービーを制し、更なる首位固めに成功した。上位陣ではナポリが勝利したものの、ミラン、ラツィオ、ローマがそれぞれ引き分けに終わっている。迎える第16節、トリノvsユベントスのトリノ・ダービーが行われる。

▽前節インテルとのイタリア・ダービーをマンジュキッチの一撃で競り勝った首位ユベントス(勝ち点43)は、水曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のヤング・ボーイズ戦では1-2の敗戦を喫したものの、マンチェスター・ユナイテッドも敗れたため、何とか首位通過を決められた。CLグループステージを良い形で終えられた中、前節ミランに引き分け、安定した戦いを続けている6位トリノ(勝ち点22)に対し、15勝目となるか。

▽前節フロジノーネ戦を主力を温存して大勝した2位ナポリ(勝ち点35)は、決勝トーナメント進出の懸かっていたCLのリバプール戦を0-1と敗戦。首位から3位に転落し、痛恨のグループステージ敗退に終わってしまった。心身共にダメージを受けた中、前節ローマ相手に9人となりながらも引き分けに持ち込んだ13位カリアリ(勝ち点17)に勝利し、ユベントスとの8ポイント差を維持できるか。
▽ユベントスに惜敗した3位インテル(勝ち点29)は、ナポリ同様、決勝トーナメント進出の懸かっていたCLのPSV戦を1-1で引き分け、決勝トーナメント進出を逃した。こちらも心身共にダメージを負った中、ニコラ監督就任後、1勝1分け1敗の17位ウディネーゼ(勝ち点13)に勝利してリーグ戦3戦ぶりの白星として切り替えられるか。

▽イグアインが出場停止から復帰し、守護神ドンナルンマの活躍がありながらもトリノにゴールレスドローに終わった4位ミラン(勝ち点26)は、火曜に18位ボローニャ(勝ち点11)とアウェイで対戦する。木曜に行われたヨーロッパリーグ(EL)のオリンピアコス戦では1-3と敗戦し、まさかの敗退となってしまった。ナポリやインテル同様に大きなダメージを受けた中、8戦勝利のないインザーギ監督率いるボローニャに気持ちを切り替えて勝利を収められるか。
▽9人のカリアリにラストプレー被弾で引き分けに持ち込まれた7位ローマ(勝ち点21)は、15位ジェノア(勝ち点16)とホームで対戦する。主力にケガ人が続出していることで不甲斐ない戦いが続いているローマだが、ディ・フランチェスコ監督の首が危うくなっている中、元イタリア代表監督のプランデッリ監督が就任したジェノアに勝利して危機を脱せられるか。

▽最後にローマ同様、10人のサンプドリア相手にラストプレー被弾で引き分けに持ち込まれた5位ラツィオ(勝ち点25)は、月曜に7位アタランタ(勝ち点21)とアウェイで対戦する。4試合連続ドローとあと一歩で勝利を掴み損ねている中、難敵アタランタを下して5試合ぶりの勝利となるか。

◆セリエA第16節
▽12/15(土)
《26:00》
インテル vs ウディネーゼ
《28:30》
トリノ vs ユベントス

▽12/16(日)
《20:30》
SPAL vs キエーボ
《23:00》
フロジノーネ vs サッスオーロ
サンプドリア vs パルマ
フィオレンティーナ vs エンポリ
《26:00》
カリアリ vs ナポリ
《28:30》
ローマ vs ジェノア

▽12/17(月)
《28:30》
アタランタ vs ラツィオ

▽12/18(火)
《28:30》
ボローニャ vs ミラン

ユベントスの関連記事

元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏(50)が、イタリアサッカー連盟(FIGC)会長選挙への出馬うんぬんについて語った。 黄金期のセリエA、イタリア代表を彩った説明不要のスーパースター、デル・ピエロ氏。2014年にインドで引退後はアメリカで定住し、指導者業には転身しないまま、10年が過ぎた。 表 2024.11.28 14:35 Thu
ユベントスのチアゴ・モッタ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)でのドローに一定の満足感を示した。クラブ公式サイトが伝えている。 ユベントスは27日に敵地で行われたCLリーグフェーズ第5節でアストン・ビラと対戦。負傷者続出中のチームは前半からボールを握るも、好機を作るまでには至らずハーフタイムへ。後半はフランシスコ 2024.11.28 10:20 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節、アストン・ビラvsユベントスが27日に行われ、0-0で引き分けた。 前節ブルージュ戦をミングスの凡ミスによるPK献上で敗れ、連勝が3で止まった8位アストン・ビラ(勝ち点9)は、直近のクリスタル・パレス戦を2-2で引き分けた。そのパレス戦のスタメンから3選手を変更。 2024.11.28 07:03 Thu
大きな期待が寄せられて加入したパリ・サンジェルマン(PSG)で全く期待に応えられていないスロバキア代表DFミラン・シュクリニアル(29)は、冬にもチームをさる可能性があるようだ。フランス『Foot Mercato』が伝えた。 セリエAでその名を轟かせ、2023年夏にインテルから完全移籍で加入したシュクリニアル。P 2024.11.26 11:30 Tue
ユベントスのオランダ代表MFトゥン・コープマイネルスは極限の状態で大一番を戦っていたようだ。 23日、セリエA第13節のミランとのビッグマッチをゴールレスドローで終えたユベントス。ケガ人が多発するなか、主砲のセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチも欠場し、ベンチ入りメンバーもままならなかった。 チアゴ・モ 2024.11.25 22:20 Mon

セリエAの関連記事

ユベントスの人気記事ランキング

1

負傷者多数のユベントス、ミラン戦はコープマイネルスが38度近くの熱でプレー?

ユベントスのオランダ代表MFトゥン・コープマイネルスは極限の状態で大一番を戦っていたようだ。 23日、セリエA第13節のミランとのビッグマッチをゴールレスドローで終えたユベントス。ケガ人が多発するなか、主砲のセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチも欠場し、ベンチ入りメンバーもままならなかった。 チアゴ・モッタ監督はアメリカ代表MFウェストン・マッケニーとコープマイネルスを前線中央で起用。チャンスの少ない膠着した試合を打ち破ることはできなかった。 フル出場したコープマイネルスだが、イタリア『トゥット・スポルト』によると、38度近い熱を出しながらプレー。コンディションが悪くても離脱者に悩むチームを助けたいと考えたようだ。 ユベントスは27日、チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第5節でアストン・ビラと対戦。中3日で再びの大一番となるが、コープマイネルスにはコンディションの回復が望まれる。 <span class="paragraph-title">【動画】緊張感漂った一戦はゴールレスドロー…ミランvsユベントス ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="9jjZsmRFMmo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.25 22:20 Mon
2

財政問題で揺れるリヨンに見切り? タグリアフィコがユベントスと接触中、来年1月に格安で移籍可能の見通し

アルゼンチン代表DFニコラス・タグリアフィコ(32)が所属するリヨンに見切り? ユベントスへ自らコンタクトを取ったという。 まず、リヨンについて。 フランス国内の覇権を失って久しいリヨンは先日、財政問題により「暫定的なリーグ・ドゥ(フランス2部)降格」「補強禁止」という厳しい処分を科されることに。5億800万ユーロ(約826億円)の負債を抱えていると伝えられる。 オーナー陣は系列クラブであるクリスタル・パレスの株式売却、リヨン選手の売却などによる資金調達を監査委員会へプレゼン。しかし、経営安定への具体性を欠くとして、上述のペナルティを突きつけられた格好だ。 このような状況下、リヨンに見切りをつけたとみられるのがタグリアフィコ。契約は今季までとなっており、このたびユベントスに逆オファーをかけたのだという。 イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』いわく、タグリアフィコは自身が来年1月に格安で移籍可能と踏んだのか、代理人経由でユーベへ逆オファー。先方の反応は良好だという。 市場価値は800万ユーロ(約12.9億円)ながら、リヨンの帳簿と契約状況を照らし合わせば、現実的な移籍金は最大500万ユーロ(約8.1億円)。リヨンとしては「売れる時に売っておく」しかない財務状況とされる。 ユーベがタグリアフィコを獲るメリットは、イタリア系の同選手は“自国民”であるということ。EU枠を心配する必要はない。 タグリアフィコはアヤックス時代にCL4強などを経験し、22-23シーズンからリヨンへ。欧州5大リーグ歴がない一方、アルゼンチン代表では左サイドバックの1番手を長年担い、カタールW杯優勝も経験している。 今季はケガで出遅れるも、復帰後の状態に問題なし。172cmと上背はないが、フィジカルが強いことで知られ、チーム状況に応じて3バックなら3枚の左を担うことも苦にしない。 2024.11.21 20:20 Thu
3

チェルシーで停滞する21歳カサデイ…1月獲得を念頭にユベントスが交渉中か

ユベントスがU-21イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ(21)を巡り、チェルシーとの非公式交渉をしているという。 トリノ本社の『トゥット・スポルト』によると、ユーベはイタリア代表MFニコロ・ファジョーリ(23)を来年1月の移籍市場で手放す場合に備え、チェルシーのカサデイを獲得候補に。 インテル産のカサデイは22年夏にチェルシーへ移籍も、加入1年目の後半戦および2年目の昨季1年間、通算1年半にわたってレンタル放出。チェルシー復帰の今季はプレミアリーグ出場がなく、出番はECLかEFLカップに限られる。 現在、ユベントス、モンツァ、ビジャレアル、レアル・ベティス、セビージャがカサデイの1月獲得を検討しているとのこと。 ユベントスはセンターバック、センターフォワードが1月の「優先事項」。カサデイの優先順位は低いが、チェルシー側の要求額が高くないと踏んでいるそうで、クラブ間の関係性を保つ上でも、やり取りをしているようだ。 2024.11.22 18:40 Fri
4

「いつ戻ってくるかはまだわからない」主砲ヴラホビッチも起用不可…負傷者多数でのミラン戦にユベントス指揮官「全員がより多くのものを」

ユベントスのチアゴ・モッタ監督が負傷者の状況について語った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 現在セリエAで6位のユベントス。インターナショナルマッチウィーク明けに行われる23日の第13節では7位ミランとのビッグマッチに臨む。 モッタ監督は試合前会見でケガ人についてコメント。コロンビア代表に招集されながら左ヒザに重傷を負ったDFフアン・カバルに加え、セルビア代表の試合で負傷したFWドゥシャン・ヴラホビッチが起用不可だと明かしている。 「私の選手には皆それぞれ違った特徴があり、さまざまな選択肢や解決策を与えてくれる。明日はそれを見ることになる」 「ヴラホビッチは(グレイソン・)ブレーメル、(アルカディウシュ・)ミリク、ニコ(ニコラス・ゴンサレス)、ドウグラス・ルイス、カバル、ヴァシリイェ・アジッチらと同様、チームに加わることはまずないだろう。他の選手は全員最初か、途中から起用できるはずだ」 また、27日に控えるチャンピオンズリーグ(CL)のアストン・ビラ戦にヴラホビッチが間に合うかについては、「いつ戻ってくるかはまだわからない」と指揮官。主砲抜きでの大一番が続く可能性もあるようだ。 「明日は間違いなくいない。私は選手全員を信頼しているし、彼らは何をしなければならないかわかっている。必ずやってくれると信じている。守備と攻撃の両方でだ。これは義務であり、選択肢はないと全員が理解している」 さらに、モッタ監督は苦しい状況での戦い方にも言及。ケガ人の穴を全員で埋めなければならないと主張した。 「ケガも試合の一部だし、今度はドゥシャンの番だ。全員で守り、全員で攻撃する。ミランは準備万端の監督のもとチームとしてとても強い。彼らではなく我々にとって都合の良い流れに持ち込まなければならない」 「全員がもっと何かを見せなければならない試合だ。我々はカバルも失ってしまった。とても残念だ。ブレーメルの時と同様、この不在を目立たせないように、全員がより多くのものを見せなければならないだろう」 2024.11.22 22:30 Fri
5

ミランvsユベントスのビッグマッチは膠着のゴールレス決着【セリエA】

セリエA第13節、ミランvsユベントスが23日に行われ、0-0で引き分けた。 代表ウィーク前の前節カリアリ戦を3-3の引き分けに持ち込まれた7位ミラン(勝ち点18)は、古巣対決となる負傷明けのモラタが先発に復帰した。 一方、前節トリノとのダービーを2-0で快勝した6位ユベントス(勝ち点24)は、代表ウィークでヴラホビッチとカバルが負傷離脱することに。ストライカー不在の最前線にはマッケニーを起用した。 互いに集中力高く入ったビッグマッチ、序盤は主導権争いが続く。そんな中23分、ユベントスはユルドゥズがカットインシュートで牽制するも、慎重な姿勢は崩さない。 前半半ば以降も同様の展開が続き、互いに好機なくゴールレスで前半を終えた。 迎えた後半、前がかるユベントスは開始5分にカンビアーゾがボックス左からシュートを浴びせて牽制するも、やはり好機は生まれず時間が経過していく。 ポゼッションはユベントスが勝る展開の中、ミランは70分にプリシックを投入。ここから圧力を強めると、81分にはフォファナがミドルシュートで牽制。 しかし互いに決定打は生まれず膠着のビッグマッチはゴールレス決着となった。 ミラン 0-0 ユベントス 2024.11.24 04:03 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly