【プレミアプレビュー】ヴェンゲル不在も新たな因縁生まれるか? エメリは対モウ初勝利目指す《マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナル》
2018.12.05 18:00 Wed
▽プレミアリーグ第15節、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルが日本時間5日29:00にオールド・トラフォードでキックオフされる。リーグ戦3戦未勝利で8位に低迷するユナイテッド(勝ち点22)と、公式戦19戦無敗を継続する4位のアーセナル(勝ち点30)によるミッドウィーク開催のビッグマッチだ。
▽チャンピオンズリーグ(CL)では敵地でユベントスに劇的な勝利を飾るなど、最終節を残して決勝トーナメント進出を決めたユナイテッド。しかし、プレミアリーグではマンチェスター・ダービーでの敗戦以降、クリスタル・パレス、サウサンプトンといずれも格下相手に勝ち切れず、3戦未勝利と厳しい状態が続く。今月中旬には絶好調のリバプール戦も控えており、仮に今回のホームゲームでアーセナルに敗れるようなことになれば、2019年を迎えるまでにトップ4フィニッシュが風前の灯火となる可能性もある。今季のオールド・トラフォードでは3勝1敗2分けと要塞化し切れていないが、対アーセナルでは2006年9月に敗れて以降、リーグ戦11試合無敗(8勝3分け)を継続中だ。
▽一方、前節宿敵トッテナムとの“ノースロンドン・ダービー”を4-2で快勝し、久々のリーグ戦での連勝を記録すると共に公式戦無敗を19試合に伸ばしたアーセナル。年末のリバプール戦までは格下相手の比較的楽な日程が続くため、苦手オールド・トラフォードといえども不調のユナイテッドをしっかりと叩き、熾烈なトップ5の争いにおいて優位な位置に食い込みたいところだ。
▽ヴェンゲル監督の昨季限りでの退任に伴い、プレミアリーグ名物のひとつだったフランス人指揮官とモウリーニョ監督の“舌戦”を拝める機会はなくなったが、エメリ監督とポルトガル人指揮官による新たな因縁に期待したいところだ。なお、エメリ監督はセビージャ、バレンシア時代に当時レアル・マドリーを率いていたモウリーニョ監督と通算5試合対戦しているが、4敗1分けと一度も勝利したことがない。したがって、今回の一戦では対モウリーニョ初勝利が期待される。
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン
DF:ジオゴ・ダロト、フィル・ジョーンズ、スモーリング、ショー
MF:エレーラ、マティッチ、ポグバ
FW:リンガード、ルカク、マルシャル
負傷者:DFリンデロフ、ダルミアン、ジョーンズ、スモーリング、バイリー、ショー、バレンシア、FWサンチェス
出場停止者:MFヤング
▽スタメンに関してはジオゴ・ダロトの先発デビューが見込まれるほか、マティッチとエレーラの中盤起用、リンガード、ルカク、マルシャルの3トップ起用は堅いと思われる。だが、負傷者続出の最終ラインと指揮官との確執が再燃したポグバの起用法を含め、それ以外は予想困難な状況だ。[4-3-3]を予想フォーメーションとしたが、[3-5-2]や[4-2-3-1]の可能性も十分に考えられる。
▽アーセナル予想スタメン

DF:ムスタフィ、パパスタソプーロス、ホールディング
MF:ベジェリン、トレイラ、グエンドウジ、コラシナツ
FW:ラムジー、ラカゼット、オーバメヤン
負傷者:DFマヴロパノス、モンレアル、コシエルニー、MFエジル、FWウェルベック
出場停止者:MFジャカ
▽ジャカが累積警告により出場停止となる。負傷者に関しても直近のトッテナム戦と大きな変化はない。
▽中2日でのビッグマッチ連戦ということもあり、幾つかのメンバー変更が想定される。出場停止のジャカに代わってグエンドウジ、ムヒタリアン、イウォビに代わってラムジーとラカゼットの先発復帰が見込まれる。システムに関してはトッテナム戦で負傷交代したムスタフィの状態次第で4バックに変更する可能性もある。前線に関しては相手最終ラインの並び次第で2トップとトップ下、あるいはラカゼットの1トップと2シャドーという2パターンを準備しているはずだ。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:MFマルアン・フェライニ
▽今季ここまでのチーム状態、ケガ人続出の状況を考えると、今回のアーセナル戦は非常にタフな戦いを強いられる。その中でルカクと共に活躍が期待されるのが、194cmの偉丈夫だ。前線から積極的にプレスを仕掛けてくるアーセナルに対して、モウリーニョ監督はリスク回避で前線への長いボールを使っていくことが想定される。そのため、ルカクと共にターゲットマンを務められ、グエンドウジ、トレイラとのセカンドボールの争いでも優位に立てるフェライニは戦術上のキーマンとなる可能性が高い。起用法に関しては後半の途中投入が濃厚だが、指揮官との確執再燃のポグバに代わって先発に抜擢される可能性もある。クロス対応の不得手な相手守護神レノ、やや線が細いベジェリン、ホールディングらとのエアバトルを制してチームを勝利に導きたい。
◆アーセナル:MFアーロン・ラムジー
▽今季も質の高いフリーランとシンプルなダイレクトプレーでゲームのリズムを変えているラムジーは、相手が守備的に戦うであろう今回の戦いでキーマンの1人となるはずだ。ここ最近、機動力不足が顕著なマティッチの脇のスペースに顔を出しながらバイタルエリアで起点を作ると共に、ボールウォッチャーになりがちな相手センターバックの背後を突く動きでゴールチャンスに絡みたい。
▽チャンピオンズリーグ(CL)では敵地でユベントスに劇的な勝利を飾るなど、最終節を残して決勝トーナメント進出を決めたユナイテッド。しかし、プレミアリーグではマンチェスター・ダービーでの敗戦以降、クリスタル・パレス、サウサンプトンといずれも格下相手に勝ち切れず、3戦未勝利と厳しい状態が続く。今月中旬には絶好調のリバプール戦も控えており、仮に今回のホームゲームでアーセナルに敗れるようなことになれば、2019年を迎えるまでにトップ4フィニッシュが風前の灯火となる可能性もある。今季のオールド・トラフォードでは3勝1敗2分けと要塞化し切れていないが、対アーセナルでは2006年9月に敗れて以降、リーグ戦11試合無敗(8勝3分け)を継続中だ。
▽一方、前節宿敵トッテナムとの“ノースロンドン・ダービー”を4-2で快勝し、久々のリーグ戦での連勝を記録すると共に公式戦無敗を19試合に伸ばしたアーセナル。年末のリバプール戦までは格下相手の比較的楽な日程が続くため、苦手オールド・トラフォードといえども不調のユナイテッドをしっかりと叩き、熾烈なトップ5の争いにおいて優位な位置に食い込みたいところだ。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:デ・ヘアDF:ジオゴ・ダロト、フィル・ジョーンズ、スモーリング、ショー
MF:エレーラ、マティッチ、ポグバ
FW:リンガード、ルカク、マルシャル
負傷者:DFリンデロフ、ダルミアン、ジョーンズ、スモーリング、バイリー、ショー、バレンシア、FWサンチェス
出場停止者:MFヤング
▽ヤングが累積警告により出場停止となる。負傷者に関しては招集メンバー外となったリンデロフ、サンチェスの欠場が確定。さらに最終ラインのほとんどの選手が軽傷を抱えており、試合当日までどの選手が起用可能かどうかメディカルスタッフによるチェックが行われる見込みだ。
▽スタメンに関してはジオゴ・ダロトの先発デビューが見込まれるほか、マティッチとエレーラの中盤起用、リンガード、ルカク、マルシャルの3トップ起用は堅いと思われる。だが、負傷者続出の最終ラインと指揮官との確執が再燃したポグバの起用法を含め、それ以外は予想困難な状況だ。[4-3-3]を予想フォーメーションとしたが、[3-5-2]や[4-2-3-1]の可能性も十分に考えられる。
◆アーセナル◆
【3-4-2-1】
【3-4-2-1】
▽アーセナル予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:レノDF:ムスタフィ、パパスタソプーロス、ホールディング
MF:ベジェリン、トレイラ、グエンドウジ、コラシナツ
FW:ラムジー、ラカゼット、オーバメヤン
負傷者:DFマヴロパノス、モンレアル、コシエルニー、MFエジル、FWウェルベック
出場停止者:MFジャカ
▽ジャカが累積警告により出場停止となる。負傷者に関しても直近のトッテナム戦と大きな変化はない。
▽中2日でのビッグマッチ連戦ということもあり、幾つかのメンバー変更が想定される。出場停止のジャカに代わってグエンドウジ、ムヒタリアン、イウォビに代わってラムジーとラカゼットの先発復帰が見込まれる。システムに関してはトッテナム戦で負傷交代したムスタフィの状態次第で4バックに変更する可能性もある。前線に関しては相手最終ラインの並び次第で2トップとトップ下、あるいはラカゼットの1トップと2シャドーという2パターンを準備しているはずだ。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:MFマルアン・フェライニ

Getty Images
▽マンチェスター・ユナイテッドの注目プレーヤーはフェライニだ。昨季限りでの退団が濃厚とされた中、ユナイテッド残留を決断した31歳のベルギー代表MFは今季も準主力として公式戦16試合に出場し2ゴールを記録。先日のCLヤング・ボーイズ戦では物議を醸す“神の手”弾でチームを決勝トーナメント進出に導く活躍を見せた。▽今季ここまでのチーム状態、ケガ人続出の状況を考えると、今回のアーセナル戦は非常にタフな戦いを強いられる。その中でルカクと共に活躍が期待されるのが、194cmの偉丈夫だ。前線から積極的にプレスを仕掛けてくるアーセナルに対して、モウリーニョ監督はリスク回避で前線への長いボールを使っていくことが想定される。そのため、ルカクと共にターゲットマンを務められ、グエンドウジ、トレイラとのセカンドボールの争いでも優位に立てるフェライニは戦術上のキーマンとなる可能性が高い。起用法に関しては後半の途中投入が濃厚だが、指揮官との確執再燃のポグバに代わって先発に抜擢される可能性もある。クロス対応の不得手な相手守護神レノ、やや線が細いベジェリン、ホールディングらとのエアバトルを制してチームを勝利に導きたい。
◆アーセナル:MFアーロン・ラムジー

Getty Images
▽アーセナルの注目プレーヤーはラムジーだ。今季限りでの退団の意向を表明したこともあり、直近のリーグ戦7試合連続で途中起用が続いているウェールズ代表MFだが、直近のダービーではチームを勝利に導く2アシストを記録するなど抜群の勝負強さを見せている。エジルのコンディション不良、ムヒタリアン、イウォビがインパクトに欠ける状況を考えれば、今節で久々の先発出場を飾る可能性は高い。もちろん、今季ここまで後半勝負型のチームとなっていることを考えれば、スパーズ戦同様にジョーカー起用の可能性も想定される。▽今季も質の高いフリーランとシンプルなダイレクトプレーでゲームのリズムを変えているラムジーは、相手が守備的に戦うであろう今回の戦いでキーマンの1人となるはずだ。ここ最近、機動力不足が顕著なマティッチの脇のスペースに顔を出しながらバイタルエリアで起点を作ると共に、ボールウォッチャーになりがちな相手センターバックの背後を突く動きでゴールチャンスに絡みたい。
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