VARに苦しんだインテル、3度目の正直で難所ルイジ・フェラリスを後半ATに攻略《セリエA》
2018.09.23 05:32 Sun
▽インテルは22日、セリエA第5節でサンプドリアとのアウェイ戦に臨み、1-0で勝利した。
▽前節パルマ戦を痛恨の黒星で早くも今季2敗目を喫したインテルは、4日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のトッテナム戦ではイカルディのファインゴール含む終盤の2発で逆転勝利し、悪い流れを断ち切った。この勢いを持続したい中、トッテナム戦のスタメンから2選手を変更。ペリシッチとデ・フライに代えてカンドレーバと負傷明けのダンブロージオを起用した。
▽今季ナポリが0-3で沈んでいる難所ルイジ・フェラリスでの一戦。[4-2-3-1]を採用したインテルは中盤の2列目に右からポリターノ、ナインゴラン、カンドレーバと並べた。開始直後、クアリアレッラのバイシクルシュートでゴールを脅かされたインテルは、サンプドリアの圧力を受ける入りを強いられると、11分にもリネティのミドルシュートでゴールに迫られた。
▽その後も攻撃を牽引するクアリアレッラがオンターゲットのシュートを記録していく中、劣勢のインテルは17分にナインゴランがミドルシュートでチーム初の枠内シュートを記録。
▽前半半ば以降もサンプドリアの攻勢が続いた中、インテルは34分にヴェシーノのヘディングシュートでゴールに迫ると、43分に先制しかけた。FKの流れからルーズボールをペナルティアーク右のナインゴランがボレー。これがゴール左隅を捉えた。しかし、VARの末にオフサイドを取られ、ノーゴールとなってしまった。
▽インテルが圧力をかける中、56分にはカンドレーバの右クロスにニアのイカルディがヘッド。しかし、枠の右に外れた。劣勢のサンプドリアがプラートとリネティに代えてヤンクトとバレットを投入してきたのに対し、インテルはポリターノに代えてペリシッチを投入した。
▽すると69分にはカンドレーバの強烈なボレーシュートがGKアウデーロを強襲。さらにケイタを投入すると、72分にはペリシッチの左クロスをイカルディがヘッド。しかし、わずかに枠の左に外れてしまった。
▽攻勢を強めるインテルは、クアリアレッラのコントロールシュートで牽制されると、終盤にかけては攻めあぐねる状況が続いた。そこで最後のカードを切り、ナインゴランに代えてボルハ・バレロを投入。83分にはCKの流れからシュクニアルがシュートに持ち込んだが、枠を捉えきれなかった。
▽それでも82分、ボックス右ゴールライン際から折り返したクロスをアサモアが強烈なシュートでネットを揺らす。ついに先制かに思われたが、VARの末に再びノーゴールとなってしまった。89分にはスルーパスに抜け出したデフレルにネットを揺らされたがオフサイドに救われたインテルは、追加タイム4分に劇的弾を挙げる。FKの流れからルーズボールをボックス右で拾ったブロゾビッチが胸トラップからボレーシュートを叩き込んだ。
▽これが決勝点となってインテルが劇的勝利。VARに苦しみながらもリーグ戦今季2勝目を挙げている。
▽前節パルマ戦を痛恨の黒星で早くも今季2敗目を喫したインテルは、4日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のトッテナム戦ではイカルディのファインゴール含む終盤の2発で逆転勝利し、悪い流れを断ち切った。この勢いを持続したい中、トッテナム戦のスタメンから2選手を変更。ペリシッチとデ・フライに代えてカンドレーバと負傷明けのダンブロージオを起用した。
▽今季ナポリが0-3で沈んでいる難所ルイジ・フェラリスでの一戦。[4-2-3-1]を採用したインテルは中盤の2列目に右からポリターノ、ナインゴラン、カンドレーバと並べた。開始直後、クアリアレッラのバイシクルシュートでゴールを脅かされたインテルは、サンプドリアの圧力を受ける入りを強いられると、11分にもリネティのミドルシュートでゴールに迫られた。
▽前半半ば以降もサンプドリアの攻勢が続いた中、インテルは34分にヴェシーノのヘディングシュートでゴールに迫ると、43分に先制しかけた。FKの流れからルーズボールをペナルティアーク右のナインゴランがボレー。これがゴール左隅を捉えた。しかし、VARの末にオフサイドを取られ、ノーゴールとなってしまった。
▽ゴールレスで迎えた後半、開始5分にインテルがゴールに迫る。右サイドにポジションを変えたカンドレーバがボックス右から左足で放ったシュートが左ポストを直撃した。
▽インテルが圧力をかける中、56分にはカンドレーバの右クロスにニアのイカルディがヘッド。しかし、枠の右に外れた。劣勢のサンプドリアがプラートとリネティに代えてヤンクトとバレットを投入してきたのに対し、インテルはポリターノに代えてペリシッチを投入した。
▽すると69分にはカンドレーバの強烈なボレーシュートがGKアウデーロを強襲。さらにケイタを投入すると、72分にはペリシッチの左クロスをイカルディがヘッド。しかし、わずかに枠の左に外れてしまった。
▽攻勢を強めるインテルは、クアリアレッラのコントロールシュートで牽制されると、終盤にかけては攻めあぐねる状況が続いた。そこで最後のカードを切り、ナインゴランに代えてボルハ・バレロを投入。83分にはCKの流れからシュクニアルがシュートに持ち込んだが、枠を捉えきれなかった。
▽それでも82分、ボックス右ゴールライン際から折り返したクロスをアサモアが強烈なシュートでネットを揺らす。ついに先制かに思われたが、VARの末に再びノーゴールとなってしまった。89分にはスルーパスに抜け出したデフレルにネットを揺らされたがオフサイドに救われたインテルは、追加タイム4分に劇的弾を挙げる。FKの流れからルーズボールをボックス右で拾ったブロゾビッチが胸トラップからボレーシュートを叩き込んだ。
▽これが決勝点となってインテルが劇的勝利。VARに苦しみながらもリーグ戦今季2勝目を挙げている。
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