【リーガエスパニョーラ移籍総括】堅実な2強尻目にアトレティコが積極補強! 乾がバスクからアンダルシアの地へ

2018.09.05 18:01 Wed
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▽現地時間8月31日24時(日本時間9月1日7時)に今夏のリーガエスパニョーラ移籍市場が閉幕した。例年、3強の大型補強に注目が集まるリーガの移籍市場だが、今夏最大のトピックスはFWクリスティアーノ・ロナウドのユベントス電撃移籍、ビルバオGKケパ・アリサバラガのGK史上最高額となる8000万ユーロでのチェルシー移籍という2つの放出劇となった。それでも、各チームがきっちりとした戦略の下でスカッド構築に成功した印象だ。

◆グリーズマン引き抜き失敗も未来を見据えた的確補強
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▽昨季、圧倒的な強さでリーガを制したバルセロナは今夏の移籍市場でレジェンドMFイニエスタのヴィッセル神戸移籍、昨季主力のMFパウリーニョの広州恒大への復帰によって2人の主力が旅立った。さらに、最優先事項だったアトレティコのエースFWグリーズマンの引き抜きに失敗しビッグネームの獲得に失敗した。それでも、MFアルトゥール、FWマウコムというブラジルの次代を担う2人のクラック、懸念のセンターバックにセビージャの主力DFラングレ、パウリーニョ後釜に百戦錬磨のファイターであるMFビダルと4人の新戦力の獲得に成功した。

▽また、近年売り下手と揶揄されるクラブだが、MFアンドレ・ゴメスやFWパコ・アルカセル、MFアレイシ・ビダル、DFミナなど昨季からの不良債権となっていた余剰人員の放出に成功し、グリーズマン資金を含めて今後の移籍市場に向けた資金調達に成功している。
◆C・ロナウド後釜にマリアーノを呼び戻し
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▽一方、チャンピオンズリーグ(CL)3連覇を置き土産にジダン監督とC・ロナウドというクラブの屋台骨が去ったマドリーはロペテギ新監督の下でエースの穴を埋める大型補強が期待されたものの、今夏獲得したビッグネームはチェルシーから獲得した新守護神候補のGKクルトワのみに。C・ロナウドの後釜にはMFアザール、FWネイマール、FWムバッペ、FWレヴァンドフスキらビッグネームではなく昨夏リヨンに放出したFWマリアーノという、意外な選択肢となった。

▽その他のポジションではDFオドリオソラ、FWヴィニシウス、GKルニン(即レガネスへレンタル)という3人の若手逸材を確保し、昨季同様に将来への投資にとどまった。それでも、C・ロナウド、チェルシーにレンタル放出したMFコバチッチを除きMFベイルら主力の慰留に成功しており、FWアセンシオやMFダニ・セバージョスらの成長次第でシーズン3冠を十分に狙える戦力をキープしている。◆エース&守護神残留に大型補強
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▽ライバル2チームが比較的静かな夏を過ごした中、積極的な補強に打って出たのが昨季2位でヨーロッパリーグ(EL)王者のアトレティコ・マドリーだ。ロシア・ワールドカップ前にエースFWグリーズマンの残留が決定し、移籍市場で勢いを得たクラブは同じく引き抜きの噂が絶えなかった守護神オブラクの慰留にも成功。さらに、大いなる野望を掲げるロヒ・ブランコスはクラブ史上最高額の7000万ユーロでモナコMFレマル、スポルティング・リスボンのクラブ内のごたごたを利用してFWジェウソン・マルティンスをフリーで、さらに以前から興味を示していたミランFWカリニッチ、下部組織出身のMFロドリゴ・エルナンデスらを獲得し、近年の課題だった選手層の問題をクリアした。
▽チームの精神的支柱の1人であったMFガビやFWトーレスの流出は少なからず痛手となるが、主力クラスの放出もインテルに旅立ったDFヴルサリコのみに留めており、今季のリーガ奪還、悲願のCL制覇に視界良好だ。

◆中堅&昇格組が躍動
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▽3強を除く上位陣では久々のCL参戦となる昨季4位のバレンシアやEL参戦の昨季6位ベティスらを中心に的確な補強が行われた印象だ。リーグ一本だった昨季も選手層の問題を抱えていたバレンシアは移籍市場締め切り間際にFWゴンサロ・ゲデスの完全移籍での買い取りに成功すると、DFピッチーニ、DFディアカビ、MFヴァス、MFチェリシェフと各ポジションに主力を脅かせる新戦力を確保。また、レアル・マドリー行きも噂されたFWロドリゴ・モレーノの慰留に加え、FWガメイロ、FWバチュアイと2トップに適性がある実力者を加え、攻撃陣のスケールアップにも成功した。

▽久々のEL参戦となるベティスもバレンシア同様に今夏の補強でチーム力を大きく向上させた。資金力に不安を抱える中、GKパウ・ロペス、MF乾貴士、MFカナレスというリーガで実勢十分の実力者をフリーで獲得した他、MFウィリアム・カルバーリョ、MFロ・セルソといった人気株の獲得にも成功した。ただ、安定感に欠ける最終ラインとシーズン20ゴールが期待できるストライカーの補強に失敗した点はマイナスだ。

▽前述の2チームに加えて、ヨーロッパの出場権を争うビジャレアルとセビージャもまずまずの補強に成功した。昨季5位のビジャレアルはロドリ、MFカスティジェホと昨季の中盤を支えた主力が流出も、レジェンドMFカソルラの帰還にFWバッカの買い取りに加え、DFフネス・モリやDFラジュン、FWエカンビらの好タレントを獲得した。一方、昨季ジローナの躍進に貢献したマチン新監督を迎えたセビージャは早くも当たり補強との声も挙がる新守護神バシリク、新エースFWアンドレ・シウバの2選手やMFゴナロン、アレイシ・ビダルらを獲得しており、新指揮官の采配力を含めて今季の飛躍が期待される。

▽また、昨季昇格チームが全チーム残留を果たした中、今季の昇格組であるバジャドリー、ラージョ、ウエスカの3チームも残留に向けて国内外のビッグクラブや中堅クラブの若手や余剰人員をレンタルで多く獲得しており、プリメーラ基準のスカッド構築に成功しており、いずれのクラブも上々の滑り出しを見せている。

▽今夏リーガエスパニョーラ主な移籍の一覧は以下の通り。【今夏のリーガエスパニョーラ主な移籍】

◆バルセロナ
【IN】
DFクレマン・ラングレ←セビージャ
MFアルトゥール←グレミオ(ブラジル)
MFアルトゥーロ・ビダル←バイエルン(ドイツ)
FWマウコム←ボルドー(フランス)

【OUT】
DFマルロン→サッスオーロ(イタリア)
DFジェリー・ミナ→エバートン(イングランド)
DFリュカ・ディーニュ→エバートン(イングランド)
MFアンドレ・ゴメス→エバートン(イングランド)※
MFアレイシ・ビダル→セビージャ
MFパウリーニョ→広州恒大(中国)※
MFアンドレス・イニエスタ→ヴィッセル神戸(日本)
FWパコ・アルカセル→ドルトムント(ドイツ)※

◆アトレティコ・マドリー
【IN】
GKアントニオ・アダン←ベティス
DFサンティアゴ・アリアス←PSV(オランダ)
MFロドリゴ・エルナンデス←ビジャレアル
MFトマ・レマル←モナコ(フランス)
FWジェウソン・マルティンス←スポルティング(ポルトガル)
FWニコラ・カリニッチ←ミラン(イタリア)

【OUT】
DFシメ・ヴルサリコ→インテル(イタリア)※
MFガビ→アル・サッド(カタール)
FWルシアーノ・ビエット→フルアム(イングランド)※
FWケビン・ガメイロ→バレンシア
FWフェルナンド・トーレス→サガン鳥栖(日本)

◆レアル・マドリー
【IN】
GKティボー・クルトワ←チェルシー(イングランド)
DFアルバロ・オドリオソラ←レアル・ソシエダ
FWヴィニシウス・ジュニオール←フラメンゴ(ブラジル)
FWマリアーノ・ディアス←リヨン(フランス)

【OUT】
GKアンドリー・ルニン→レガネス※
DFアクラフ・ハキミ→ドルトムント(ドイツ)※
DFテオ・エルナンデス→レアル・ソシエダ※
DFファビオ・コエントラン→リオ・アヴェ(ポルトガル)
MFマテオ・コバチッチ→チェルシー(イングランド)※
FWボルハ・マジョラル→レバンテ※
FWクリスティアーノ・ロナウド→ユベントス(イタリア)

◆バレンシア
【IN】
DFムクタル・ディアカビ←リヨン(フランス)
DFクリスティアーノ・ピッチーニ←スポルティング(ポルトガル)
MFダニエル・ヴァス←セルタ
MFデニス・チェリシェフ←ビジャレアル※
FWゴンサロ・ゲデス←パリ・サンジェルマン(フランス)
FWミッチー・バチュアイ←チェルシー(イングランド)※
FWケビン・ガメイロ←アトレティコ・マドリー

【OUT】
DFジョアン・カンセロ→ユベントス(イタリア)
DFマルティン・モントーヤ→ブライトン(イングランド)
MFネマニャ・マクシモビッチ→ヘタフェ
MFアルバロ・メドラン→ラージョ※
FWシモーネ・ザザ→トリノ(イタリア)※

◆ビジャレアル
【IN】
DFラミロ・フネス・モリ←エバートン(イングランド)
DFミゲル・ラジュン←ポルト(ポルトガル)
MFサンティ・カソルラ←アーセナル(イングランド)
FWカルロス・バッカ←ミラン(イタリア)
FWカール=トコ・エカンビ←アンジェ(フランス)
FWジェラール・モレーノ←エスパニョール

【OUT】
DFアントニオ・ルカビナ→アスタナ(カザフスタン)
MFロベルト・ソリアーノ→トリノ(イタリア)※
MFデニス・チェリシェフ→バレンシア※
MFサム・カスティジェホ→ミラン(イタリア)
MFロドリゴ・エルナンデス→アトレティコ・マドリー
FWエネス・ウナル→バジャドリー※

◆ベティス
【IN】
GKパウ・ロペス←エスパニョール
GKジョエル・ロブレス←エバートン(イングランド)
DFシドネイ←デポルティボ
MFジオバニ・ロ・セルソ←パリ・サンジェルマン(フランス)※
MF乾貴士←エイバル
MFセルヒオ・カナレス←レアル・ソシエダ
MFウィリアム・カルバーリョ←スポルティング(ポルトガル)

【OUT】
GKアントニオ・アダン→アトレティコ・マドリー
DFリザ・ドゥルミジ→ラツイオ(イタリア)
MFビクトル・カマラサ→カーディフ(イングランド)※
MFファビアン・ルイス→ナポリ(イタリア)
FWアレックス・アレグリア→ラージョ
FWルベン・カストロ→ラス・パルマス

◆セビージャ
【IN】
GKトーマス・バシリク←バーゼル(スイス)
DFジョリス・ニャニョン←レンヌ(フランス)
DFセルジ・ゴメス←セルタ
MFマキシム・ゴナロン←ローマ(イタリア)※
MFイブラヒム・アマドゥー←リール(フランス)
MFアレイシ・ビダル←バルセロナ
MFクインシー・プロメス←ロコモティフ・モスクワ(ロシア)
FWアンドレ・シウバ←ミラン(イタリア)※

【OUT】
GKセルヒオ・リコ→フルアム(イングランド)※
GKダビド・ソリア→ヘタフェ
DFクレマン・ラングレ→バルセロナ
DFニコラス・パレハ→アトラス(メキシコ)
DFセバスティアン・コルシア→ベンフィカ(ポルトガル)※
MFスティーブン・エンゾンジ→ローマ(イタリア)
MFギド・ピサーロ→ティグレス(メキシコ)
MFホアキン・コレア→ラツィオ(イタリア)
MFガンソ→アミアン(フランス)※

◆ヘタフェ
【IN】
GKダビド・ソリア←セビージャ
DFイグナシ・ミケル←マラガ
DFディミトリ・フルキエ←ワトフォード(イングランド)※
MFイバン・アレホ←エイバル
MFネマニャ・マクシモビッチ←バレンシア
MFセバスティアン・クリストフォロ←フィオレンティーナ(イタリア)※
FWハイメ・マタ←バジャドリー

【OUT】
GKヴィセンテ・グアイタ→クリスタル・パレス(イングランド)
MFマテュー・フラミニ→無所属
MFファイサル・ファジル→カーン(フランス)

◆エイバル
【IN】
DFペドロ・ビガス←ラス・パルマス※
DFマルク・ククレジャ←バルセロナ※
FWパブロ・デ・ブラシス←マインツ(ドイツ)
FWマルク・カルドナ←バルセロナ※

【OUT】
DFアンデル・カパ→アスレティック・ビルバオ
DFダビド・フンカ→セルタ
MFダニ・ガルシア→アスレティック・ビルバオ
MFイバン・アレホ→ヘタフェ
MF乾貴士→ベティス
FWベベ→ラージョ

◆ジローナ
【IN】
MFパトリック・ロバーツ←マンチェスター・シティ(イングランド)※
FWセイドゥ・ドゥンビア←スポルティング(ポルトガル)

【OUT】
MFルベン・アルカラス→バジャドリー

◆エスパニョール
【IN】
DFロベルト・ロサレス←マラガ
FWボルハ・イグレシアス←セルタ

【OUT】
GKパウ・ロペス→ベティス
DFアーロン・カリコル→マインツ(ドイツ)※
DFマルク・ナバーロ→ワトフォード(イングランド)
MFホセ・マヌエル・フラード→アル・アハリ(サウジアラビア)
FWハイメ・モリージャス→V・ファーレン長崎(日本)
FWジェラール・モレーノ→ビジャレアル

◆レアル・ソシエダ
【IN】
DFテオ・エルナンデス←レアル・マドリー※
MFミケル・メリーノ←ニューカッスル(イングランド)
FWサンドロ・ラミレス←エバートン(イングランド)※

【OUT】
GKトーニョ→AEKラルナカ(キプロス)
DFアルバロ・オドリオソラ→レアル・マドリー
DFアルベルト・デ・ラ・ベジャ→ラス・パルマス
MFセルヒオ・カナレス→ベティス
MFシャビ・プリエト→現役引退
FWイマノル・アギレチェ→現役引退

◆セルタ
【IN】
DFジュニオール・アロンソ←リール(フランス)※
DFネストル・アラウホ←サントス・ラグナ(メキシコ)
DFダビド・フンカ←エイバル
MFソフィアン・ブファル←サウサンプトン(イングランド)※
MFフラン・ベルトラン←ラージョ

【OUT】
DFアンドレウ・フォンタス→カンザスシティ(アメリカ)
DFセルジ・ゴメス→セビージャ
DFジョニー・カストロ→アトレティコ・マドリー
MFダニエル・ヴァス→バレンシア
FWボルハ・イグレシアス→エスパニョール

◆アラベス
【IN】
DFラファ・ナバーロ←ベティス
DFアーロン・マリン←ビジャレアル
MFトマス・ピナ←クラブ・ブルージュ(ベルギー)
FWホナタン・カジェリ←マルドナード(ウルグアイ)※
FWボルハ・バストン←スウォンジー(イングランド)※
FWヨン・グイデッティ←セルタ

【OUT】
DFアレクシス→アル・アハリ(サウジアラビア)

◆レバンテ
【IN】
DFロジェール・ピエール←デポルティボ※
MFニコラ・ヴクセビッチ←ブラガ(ポルトガル)
FWラファエル・ドワミーナ←チューリッヒ(スイス)
FWモーゼス・サイモン←ヘント(ベルギー)
FWボルハ・マジョラル←レアル・マドリー※

【OUT】
MFジェフェルソン・レルマ→ボーンマス(イングランド)
FWイヴィ→バジャドリー※

◆アスレティック・ビルバオ
【IN】
DFユーリ・ベルチチェ←パリ・サンジェルマン(フランス)
DFアンデル・カパ←エイバル
DFクリスティアン・ガネア←ヴィトロルル(ルーマニア)
MFダニ・ガルシア←エイバル

【OUT】
GKケパ・アリサバラガ→チェルシー(イングランド)
DFエンリク・サボリ→マッカビ・テル・アビブ(イスラエル)
DFシャビエル・エチェイタ→ウエスカ※
MFミケル・ヴェスガ→レガネス※
MFサビン・メリノ→レガネス※
FWキケ・ソラ→現役引退

レガネス
【IN】
GKアンドリー・ルニン←レアル・マドリー※
DFホナタン・シルバ←スポルティング(ポルトガル)※
DFアラン・ニョム←WBA(イングランド)※
DFフアンフラン←デポルティボ※
DFケネス・オメルオ←チェルシー(イングランド)※
MFミケル・ヴェスガ←ビルバオ※
MFサビン・メリノ←ビルバオ※
FWディエゴ・ロラン←デポルティボ※
FWユセフ・エン=ネスティリ←マラガ
FWホセ・マヌエル・アルナイス←バルセロナ
FWギド・カリージョ←サウサンプトン(イングランド)※

【OUT】
DFティト→ラージョ
DFディエゴ・リコ→ボーンマス(イングランド)
DFマルティン・マントヴァーニ→ラス・パルマス
MFガブリエウ→ベンフィカ(ポルトガル)

◆バジャドリー
【IN】
GKジョエル・ロドリゲス←エイバル※
MFルベン・アルカラス←ジローナ
FWドゥイエ・チョップ←スタンダール・リエージュ(ベルギー)※
FWケコ←マラガ※
FWイヴィ←レバンテ※
FWダニエレ・ヴェルデ←ローマ(イタリア)※
FWエネス・ウナル←ビジャレアル※

【OUT】
FWハイメ・マタ→ヘタフェ

◆ウエスカ
【IN】
GKアクセル・ウェルネル←アトレティコ・マドリー※
DFシャビエル・エチェイタ←ビルバオ※
DFパブロ・インスーア←シャルケ(ドイツ)※
DFルベン・セメド←ビジャレアル※
DFルイシーニョ←デポルティボ
FWサムエレ・ロンゴ←インテル(イタリア)※

【OUT】
なし

◆ラージョ
【IN】
GKアルベルト・ガルシア←ヘタフェ
DFホセ・レオン←レアル・マドリー
DFルイス・アドビンクラ←ティグレス(メキシコ)※
DFティト←レガネス
DFジョルディ・アマト←スウォンジー(イングランド)
MFジャネリ・インビュラ←ストーク(イングランド)※
MFアルバロ・メドラン←バレンシア※
FWベベ←エイバル
FWガエル・カクタ←河北華夏(中国)
FWラウール・デ・トーマス←レアル・マドリー※

【OUT】
MFフラン・ベルトラン→セルタ

※はレンタル移籍

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バルセロナが公式戦25戦ぶり敗戦も逃げ切ってベスト4進出! 昨季準優勝ドルトムントはギラシーのハットで意地見せる【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、ドルトムントvsバルセロナが15日にBVBシュタディオンで行われ、ホームのドルトムントが3-1で勝利。だが、2戦合計3-5でバルセロナが準決勝進出を決めている。 9日に行われた1stレグは、ホームのバルセロナが古巣対戦となったレヴァンドフスキのドブレーテの活躍などで4-0の完勝。昨季ファイナリストに地力の差を見せつけ、ベスト4進出に王手をかけた。 敵地で惨敗となったドルトムント。先週末に行われたブンデスリーガのデア・クラシカーでは敵地でバイエルンと2-2のドロー。2度のビハインドを追いついたものの、奇跡の逆転突破を目指すホームでのリターンレグに弾みを付けられる。ニコ・コバチ監督はその一戦から先発4人を変更。負傷でメンバー外のジャンに代えてベンセバイニを起用したほか、リエルソン、エズジャン、ブラントに代えてヤン・コウト、エンメチャ、アデイェミを起用。より攻撃的な[3-4-3]の布陣で臨んだ。 一方、大きなアドバンテージを得て敵地に乗り込んだバルセロナ。直近のラ・リーガではレガネスに苦戦も、1-0で競り勝って公式戦連勝を達成。そのレガネス戦からは先発4人を変更。負傷のバルデの代役にマルティン、イニゴ・マルティネス、ペドリ、エリック・ガルシアに代わってクバルシ、フレンキー・デ・ヨング、ガビを起用した。 黄色い壁の圧倒的な後押しを受けて、キックオフ直後からアグレッシブさを全面に押し出したドルトムント。前がかりな守備と人数をかけた攻撃で押し込むと、その勢いのままに先制点を奪い切る。 9分、ボックス内に抜け出したグロスがGKシュチェスニーと交錯してPKを獲得。これをキッカーのギラシーが中央上部に蹴り込んで11分の先制点とした。 開始早々のゴールによって奇跡の逆転への機運高まるスタジアムの熱狂的な空気にもあてられて攻勢を継続するドルトムント。以降はオフサイド判定となったものの、グロスが裏抜けからゴールネットを揺らす場面やセットプレーからベンセバイニのヘディングシュートで2点目に迫る。 これに対して15分を過ぎた辺りから冷静さを取り戻したバルセロナは徐々に自分たちのリズムでボールを動かし、相手陣内の深い位置まで侵攻。さらに、レヴァンドフスキの正確なポストワークを活かしてフェルミン・ロペスやハフィーニャが左サイドで背後を取って際どい場面も作り出す。 前半半ばから終盤にかけてはバルセロナがボールを保持したものの、カウンターを軸に背後を狙うドルトムントがアデイェミを起点により効率よくフィニッシュまで繋げていく。スタッツではドルトムントがシュート10本枠内7本、バルセロナがシュート1本枠内0本と圧倒したが、スコアは1-0での折り返しとなった。 互いに選手交代なしで臨んだ後半も押し込んだドルトムントがいきなりゴールをこじ開ける。49分、右CKの場面でファーへのクロスをベンセバイニがゴールライン際で頭で折り返すと、これをゴール右で競り勝ったギラシーが頭で押し込み、ハフィーニャに並ぶ今季CL得点ランキングトップの12ゴール目を挙げた。 これで再びスタジアムのボルテージが上がったが、バルセロナも反発力を示す。54分、クンデの縦パスに反応したフェルミンが右サイド深い位置からグラウンダーのクロスをGKとディフェンスラインの間に送り込むと、手前でクリアを試みたDFベンセバイニのクリアミスを誘発。これがニア下に決まってオウンゴールで1点を返した。 ツキにも見放されたダメージが残る失点によってドルトムントの勢いに陰りが見え始める。より安定してゲームをコントロールできるようになったアウェイチームは、ガビを下げてペドリ。70分にはラミン・ヤマルとフェルミンに代えてフェラン・トーレス、エリック・ガルシアとフレッシュな選手をピッチに送り込む。 これに対してドルトムントもエンメチャ、バイアーに代えてレイナ、デュランヴィルとより攻撃的なメンバーを投入。すると76分、右サイドでDF2枚を相手に見事な突破を見せたヤン・コウトが深い位置からグラウンダーのクロスを供給。DFアラウホのクリアがゴール右のギラシーの足元に入ると、背番号9が左足シュートを蹴り込んでハットトリックを達成。得点ランキングでも単独首位に立った。 この直後にはヤン・コウト、アデイェミを下げてバイノー=ギッテンスの投入でさらに前がかるホームチーム。78分にはそのブラントが裏抜けからゴールネットを揺らしたが、オフサイドでゴールとはならず。 その後、後半終盤にかけては猛攻を仕掛けるドルトムント、専守防衛のバルセロナという構図の下で試合が進んだが、割り切って守備に力を注いだバルセロナがこれ以上の失点は許さず。 この結果、ドルトムントがホームで意地の勝利も及ばず。25試合ぶり2025年初黒星となったものの、2戦合計3-5で逃げ切ったバルセロナが6シーズンぶりのベスト4進出を決めた。 ドルトムント 3-1(AGG:3-5) バルセロナ 【ドルトムント】 セール・ギラシー(前11[PK]、後4、後31) 【バルセロナ】 オウンゴール(後9) 2025.04.16 06:05 Wed

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