「親しみがわく敗退国」伊メディアがW杯史上最弱7カ国を特集…アジアからは4チーム

2018.06.30 08:25 Sat
ロシア・ワールドカップでは、初出場のアイスランドおよびパナマのグループステージ敗退が相次いで決定した。イタリアメディア『スカイスポーツ』は29日、W杯史上最弱国について特集記事を組んだ。

ロシアW杯に出場したパナマは、0ポイント11失点2ゴール(このうち1点は相手のOG)の成績に終わった。イングランド戦では6失点を喫したが、チーム最年長の37歳主将フェリペ・バロイがW杯初ゴールを記録するなど、「親しみがわくチーム」として迎え入れられた。特集では「W杯の歴史に残る最弱国…親しみがわく敗者たち」と題し、W杯の歴史を振り返った。1974年大会で14失点を喫したザイール(現・コンゴ民主共和国)など7カ国が紹介されているが、そのうちの4カ国がアジアで占められている。

■史上最弱国7カ国のうち4カ国がアジアまずは2002年日韓大会のサウジアラビアが挙げられている。ドイツ戦では、ミロスラフ・クローゼにハットトリックを許すなど0-8で敗れ、12失点0ゴールの成績で大会を終えた。続いて2010年南アフリカ大会の北朝鮮が名を連ねる。「死の組に入った北朝鮮は、ブラジル相手には1-2の敗戦にとどまったが、クリスティアーノ・ロナウドのポルトガルに7失点、(ディディエ)ドログバのコートジボワールに3失点」、12失点1ゴールの成績だった。

さらに2002年日韓大会に出場した中国も挙げられている。「結果は散々なものだった。コスタリカ、ブラジル、トルコと対戦し、3戦全敗で、1試合平均3失点」の成績だった。ただ慰めとして、「W杯を制したブラジルを含め対戦相手のうち2チームが表彰台に上がった」と指摘している。

最後に1954年スイス大会に出場した韓国を取り上げている。「グループステージは3試合ではなく、2試合のみだったため、参考記録」としているが、韓国史上初のW杯は、16失点0ゴールの成績に終わっている。フェレンツ・プスカシュのハンガリーに9得点を奪われたほか、トルコにも7失点を喫した。「3試合目がなかったのは、彼らにとって朗報だったのかもしれない」と振り返っている。

 

親しみがわく敗者たちの記録

ザイール(1974年大会) 14失点0ゴール

サウジアラビア(2002年大会) 12失点0ゴール

エル・サルバドル(1982年大会) 13失点1ゴール

北朝鮮(2010年大会) 12失点1ゴール

ギリシャ(1994年大会) 10失点0ゴール

中国(2002年大会) 9失点0ゴール

韓国(1954年大会) 16失点0ゴール


提供:goal.com

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