コロンビアのレジェンド、イギータ氏がGK川島永嗣を擁護「あれほど近距離から打たれれば…」

2018.06.20 21:25 Wed
19日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)グループH初戦で日本代表がコロンビア代表を2-1で撃破。元コロンビア代表GKのレネ・イギータ氏はドイツの放送局『ZDF』の番組に出演し、この一戦について語っている。

スイーパーとしての役割を担うだけではなく、相手陣内にまでドリブルで突き進む超攻撃的なプレー、数々のFKやPKも担当したことで知られるコロンビア代表のレジェンド、イギータ氏。『エル・ロコ』(狂人)とも呼ばれる51歳の同氏は、今回のW杯では放送局『ZDF』のスタジオから自国の日本との対戦を見守り、その戦いぶりについてのコメントしている。

試合後、落胆した様子のイギータ氏だが、「こんなコロンビアは見たことない。誰も予想していなかっただろう」と切り出すと、「メンバーシートを見たとき、この試合は中盤での戦いになると考えていた。だが、退場者が出してからすべてが変わった。プランを実行することはできなくなったが、それでもコロンビアは守備的なプレーを続けたね」と続け、コロンビア率いるホセ・ペケルマン監督が選んだ戦略には理解できない様子をうかがわせた。

「クリエイティブな選手(フアン・クアドラード)がほかの選手に交代された。ハメス・ロドリゲスが入ったときにピッチを退いたのは同じトップ下だったので、流れが変えられることはなかったね。後半もそのまま続いていたので、私は次にゴールを決めるチームが勝利するだろうと考えたが、それは日本だったのさ」

「我々には良いチームがある。だが、勝ちに行くプレーを見せなければいけない。我々は失点を避けるチーム、待ち構えるチームではなく、勝利を目指すチームだ。そして、コロンビアには勝ちに行けるような選手が揃っている。今日の試合にはガッカリしたよ」

また、イギータ氏はGKとしての意見も問われている。司会者が注目したのは39分、日本のGK川島永嗣がコロンビアMFフアン・キンテーロの壁の下を通るグラウンダーのFKを阻止できなかった場面、そして73分、FW大迫勇也が頭を合わせた際、GKダビド・オスピナがパンチングなどで対応しなかったことについて以下のように語っている。

1-1としたFKについてイギータ氏は「あれほど近距離から低いシュートを打たれてはGK にとってなかなか難しいよ」とGKが必ずしもセーブできるようなシュートではないと言及。また大迫がCKからヘディング弾を決めたことについても「すべてがものすごく短い時間の間に起きてしまう。でも、このような場面では相手をマンマークしなければいけないね。問題はGKではなく、マークを上手くできなかった選手だと思う」とGKを責めるべきではないことを強調した。


提供:goal.com

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