【W杯グループD第1節プレビュー】前大会準優勝アルゼンチンが初出場アイスランドとの初戦! クロアチアvsナイジェリアは接戦か
2018.06.16 15:00 Sat
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)グループD第1節が16日にスタートする。22:00からは前回大会準優勝国アルゼンチンと初出場アイスランドの一戦が行われ、28:00からはクロアチアとナイジェリアの実力者同士の一戦が組まれている。
◆テストマッチ情報:アルヘン優位もイスラエル戦中止の影響は?
▽まずはアルゼンチンvsアイスランドから。前回大会準優勝のアルゼンチンは準備期間に守護神ロメロ、MFランシーニと主力に離脱者が相次いだ。ハイチとのテストマッチではFWメッシのハットトリックに加えてFWアグエロの戦列復帰と充実した内容となった一方、最後のテストマッチとなったエルサレム開催のイスラエル戦が政治的な理由で急遽中止となっており、試合勘やコンディション調整という面で不安を残した。
▽一方、ユーロ2016に続いて大会初出場となるアイスランドだが、直前のテストマッチでは本大会に向けて不安を残す結果となった。ノルウェー、ガーナとW杯不出場の2チームとの試合では1敗1分けの未勝利に終わり、その2試合で5失点とチームの生命線である守備に綻びが生じている。したがって、この初戦では守備面の改善が急務だ。
◆注目選手:メッシ躍動で白星発進なるか
▽グループリーグ突破に向けて勝ち点3奪取が求められるアルゼンチンの注目選手はエースのメッシだ。前述のようにチームは本大会に向けて良い準備ができておらず、幾つかのポジションでは試行錯誤の中での戦いを強いられる。その中で自陣深くに堅牢な守備網を敷く相手からゴールを奪うためにはエースの圧倒的な個人技が必要となるはずだ。流れの中でのプレーに加え、今季著しい進化を遂げたプレースキックにも期待がかかる。
▽一方、格上相手に歴史的な勝ち点奪取を目指すアイスランドはカウンターの起点となるJ・グズムンドソンのパフォーマンスに注目したい。所属するバーンリーではアイスランドと同じような堅守速攻スタイルでプレーしており、チーム内でも感覚は一番良いはずだ。身体の強さと縦への推進力と強烈な左足を武器にカウンターから一発を狙いたい。
▽続いてクロアチアvsナイジェリア。グループリーグ敗退となった前回大会からのリベンジを目指すクロアチアはブラジル、セネガルとW杯出場チームとのテストマッチを1勝1敗で終えた。ただ、中盤と前線の最適な組み合わせを見いだせず、ボールは持てるものの相手に脅威を与える攻撃を見せられていない点は気がかりだ。
▽一方、予選を通じて安定したパフォーマンスを披露したナイジェリアだが、直前のテストマッチではDRコンゴ、イングランド、チェコ相手に2敗1分けと思うような結果を残せず。こちらも攻撃面の連係でやや苦労しており、クロアチア同様に攻撃面の改善が必要だ。同時に前線に強力な個を揃えるクロアチアに対しては、ややタレントを欠く守備陣の奮闘も求められる。
◆注目選手: 中盤の争いを制するのは?
▽クロアチアの注目プレーヤーはキャプテンを務めるモドリッチだ。レアル・マドリーでチャンピオンズリーグ3連覇に貢献するなど、世界屈指のセントラルMFはギリシャとの欧州予選プレーオフで圧巻のパフォーマンスを披露するなど、大舞台で勝負強さを発揮する頼れる存在だ。今回の一戦ではトップ下での起用が濃厚だが、ポジションに捉われずMFラキティッチやMFコバチッチらと役割を入れ替えながら攻守両面で起点となりたい。
▽一方、ナイジェリアの注目プレーヤーはダイナミズムと守備センスに長けたエンディディだ。所属するレスター・シティではMFカンテやMFドリンクウォーターの後釜として豊富な運動量とフィジカルを武器にボールの奪いどころとして機能。また、意表を突いた持ち上がりや強力なミドルシュートも大きな売りだ。モドリッチら世界屈指の中盤を相手に劣勢が予想される中、ややクオリティを欠く最終ラインを献身的にサポートしていきたい。
◆クロアチア予想スタメン
《22:00》
アルゼンチン vs アイスランド
《28:00》
クロアチア vs ナイジェリア
◆テストマッチ情報:アルヘン優位もイスラエル戦中止の影響は?
▽まずはアルゼンチンvsアイスランドから。前回大会準優勝のアルゼンチンは準備期間に守護神ロメロ、MFランシーニと主力に離脱者が相次いだ。ハイチとのテストマッチではFWメッシのハットトリックに加えてFWアグエロの戦列復帰と充実した内容となった一方、最後のテストマッチとなったエルサレム開催のイスラエル戦が政治的な理由で急遽中止となっており、試合勘やコンディション調整という面で不安を残した。
◆注目選手:メッシ躍動で白星発進なるか
▽グループリーグ突破に向けて勝ち点3奪取が求められるアルゼンチンの注目選手はエースのメッシだ。前述のようにチームは本大会に向けて良い準備ができておらず、幾つかのポジションでは試行錯誤の中での戦いを強いられる。その中で自陣深くに堅牢な守備網を敷く相手からゴールを奪うためにはエースの圧倒的な個人技が必要となるはずだ。流れの中でのプレーに加え、今季著しい進化を遂げたプレースキックにも期待がかかる。
▽一方、格上相手に歴史的な勝ち点奪取を目指すアイスランドはカウンターの起点となるJ・グズムンドソンのパフォーマンスに注目したい。所属するバーンリーではアイスランドと同じような堅守速攻スタイルでプレーしており、チーム内でも感覚は一番良いはずだ。身体の強さと縦への推進力と強烈な左足を武器にカウンターから一発を狙いたい。
◆アルゼンチン予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
◆アイスランド予想スタメン(C)CWS Brains,LTD.
Getty Images
◆テストマッチ情報:共に仕上がりはいまひとつ▽続いてクロアチアvsナイジェリア。グループリーグ敗退となった前回大会からのリベンジを目指すクロアチアはブラジル、セネガルとW杯出場チームとのテストマッチを1勝1敗で終えた。ただ、中盤と前線の最適な組み合わせを見いだせず、ボールは持てるものの相手に脅威を与える攻撃を見せられていない点は気がかりだ。
▽一方、予選を通じて安定したパフォーマンスを披露したナイジェリアだが、直前のテストマッチではDRコンゴ、イングランド、チェコ相手に2敗1分けと思うような結果を残せず。こちらも攻撃面の連係でやや苦労しており、クロアチア同様に攻撃面の改善が必要だ。同時に前線に強力な個を揃えるクロアチアに対しては、ややタレントを欠く守備陣の奮闘も求められる。
◆注目選手: 中盤の争いを制するのは?
▽クロアチアの注目プレーヤーはキャプテンを務めるモドリッチだ。レアル・マドリーでチャンピオンズリーグ3連覇に貢献するなど、世界屈指のセントラルMFはギリシャとの欧州予選プレーオフで圧巻のパフォーマンスを披露するなど、大舞台で勝負強さを発揮する頼れる存在だ。今回の一戦ではトップ下での起用が濃厚だが、ポジションに捉われずMFラキティッチやMFコバチッチらと役割を入れ替えながら攻守両面で起点となりたい。
▽一方、ナイジェリアの注目プレーヤーはダイナミズムと守備センスに長けたエンディディだ。所属するレスター・シティではMFカンテやMFドリンクウォーターの後釜として豊富な運動量とフィジカルを武器にボールの奪いどころとして機能。また、意表を突いた持ち上がりや強力なミドルシュートも大きな売りだ。モドリッチら世界屈指の中盤を相手に劣勢が予想される中、ややクオリティを欠く最終ラインを献身的にサポートしていきたい。
◆クロアチア予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
◆ナイジェリア予想スタメン(C)CWS Brains,LTD.
▽6/16《22:00》
アルゼンチン vs アイスランド
《28:00》
クロアチア vs ナイジェリア
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