【日本代表コラム】違和感を覚えるギャップ、“リアル”に考えられているか
2018.06.09 23:50 Sat
▽日本代表は8日、ロシア・ワールドカップ前のテストマッチとして同じくワールドカップに出場するスイス代表と対戦。2-0で敗れた。5月30日に行われたガーナ代表との一戦と同じ2-0という結果。本当の意味での「手応え」は存在したのだろうか。
▽西野朗監督初陣であったガーナ戦は[3-4-2-1]のシステムでスタートした日本代表だったが、スイス戦は[4-2-3-1]のシステムに変更。しかし、メンバーはMF山口蛍(セレッソ大阪)がDF酒井高徳(ハンブルガーSV)に変わったのみだった。
▽ほぼ同じメンバーで2つのシステムを試したということを考えれば、3バック、4バックに固執しないという西野監督が目指すものは見えたと言っても良いのかもしれない。しかし、そこに「手応え」を感じているのならば、疑問符がつく。
◆チーム内でも分かれる見解
▽一方でPKを献上し、2試合連続で2失点を喫しているDF吉田麻也(サウサンプトン)は「負けていますし、課題は多いと思います」と語った。当然、手応えを感じた部分はあるのだろうし、そうでない部分もあるのだろう。敗戦という結果だけで、収穫がゼロということはない。しかし、本大会直前でのテストマッチということを考えると、選手間の試合の受け止め方に差があることは気になる。
◆違和感を覚える「手応え」
▽試合を見ていて、失点の仕方には非常にまずい対応を感じた。取られるべくして取られてしまった失点に感じた。
▽しかし、MF長谷部誠(フランクフルト)は、「失点の仕方が悪かった」と語りながらも、「やられたという感覚はそこまでない」と口にした。
▽守備面では、4バックにしたことでオートマティックに動けていた部分はあっただろう。しかし、対応の甘さで2失点を喫したことは事実。これを「やられた感覚がない」というのは疑問符がつく。繰り返すが、2失点は事実だ。
◆危険な理想論
▽確かに、無失点で終えることができれば、最低でも引き分け。勝ち点1を獲得できる。しかし、サッカーは点を取りに行くスポーツ。自分たちがいくら守りたくても、勝ちたい相手は点を取りに来る。
▽ワールドカップのグループHでは、コロンビア代表、セネガル代表、ポーランド代表の順に対戦。3カ国と比べると、日本は4番手と見るのが現実だろう。つまり、残りの3カ国は日本戦での勝ち点3を計算に入れている。
▽相手が得点を奪いに来るということは、確かに日本が攻めるチャンスが増えるだろう。しかし、相手の攻撃陣は軟弱ではない。ブンデスリーガの得点王であるFWロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド)、リバプールの攻撃の一翼を担うMFサディオ・マネ(セネガル)、そして前回大会の得点王でもあるMFハメス・ロドリゲス(コロンビア)。1人ずつピックアップしても、錚々たる面々だ。これに対し“点を取られない”可能性がどれだけあるのか。ガーナ、スイスの2試合で4失点を喫していることを考えれば、無失点は厳しいと言わざるを得ない。
◆リアルに受け止められているか
▽前半は、守備面では確かに対応できていた部分もあり、中盤で良い形でボールを奪うシーンもあった。しかし、切り替えて攻撃を仕掛ける部分では、スピードが遅く、人数も掛けられずに、単調な攻撃に終わった場面が多かった。
▽後半は、クロスを単純に上げるわけではなく、グラウンダーのボールや、本田、大島が相手のバイタルエリアに立ってパスを受けるシーンなどが見られた。しかし、そこにボールが入っても、崩しきる場面は皆無。1トップにFW武藤嘉紀(マインツ)、トップ下にMF香川真司(ドルトムント)が入ってからは、狭い局面でも裏を狙う動きが見え、一定の良さを見せた。
▽しかし、決定的なシーンは90分間を通して一度もなく、シュートも枠外から。相手GKがヒヤリとする場面すらなかった。それが現実。課題は分かっているものの、それを“リアル”に感じられているかどうかだ。
◆ある種の“手応え”
▽8年前の2010年南アフリカ・ワールドカップが例に挙げられているが、当時は結果が出ないことを受けてトップダウン的に方針転換。岡田武史監督はシステムも戦い方も変え、メンバーすら変更してベスト16という結果をつかんだ。果たして、その決断が下せるのか。決断を下すための“手応え”は掴んだかもしれない。
▽初戦のコロンビア代表戦までは残り10日。本大会前に残されたのは、12日のパラグアイ代表戦の1試合のみ。「メンバーを固定してシステムを固定して精度を上げていこうという形ではなく、色々な可能性を求めています」と語り、バックアッパーの起用を示唆した西野監督。“リアル”に考えた結果なのか、そうでないのか。残された少ないチャンスを生かせないのであれば、厳しい現実が待っているだろう。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》
▽西野朗監督初陣であったガーナ戦は[3-4-2-1]のシステムでスタートした日本代表だったが、スイス戦は[4-2-3-1]のシステムに変更。しかし、メンバーはMF山口蛍(セレッソ大阪)がDF酒井高徳(ハンブルガーSV)に変わったのみだった。
▽ほぼ同じメンバーで2つのシステムを試したということを考えれば、3バック、4バックに固執しないという西野監督が目指すものは見えたと言っても良いのかもしれない。しかし、そこに「手応え」を感じているのならば、疑問符がつく。

Getty Images
▽試合後に語られたコメントではあるが、チーム内の見解は分かれている。トップ下で先発出場したMF本田圭佑(パチューカ)は「個人としてはチームとしては手応えを感じられる試合内容だった」とコメントした。▽一方でPKを献上し、2試合連続で2失点を喫しているDF吉田麻也(サウサンプトン)は「負けていますし、課題は多いと思います」と語った。当然、手応えを感じた部分はあるのだろうし、そうでない部分もあるのだろう。敗戦という結果だけで、収穫がゼロということはない。しかし、本大会直前でのテストマッチということを考えると、選手間の試合の受け止め方に差があることは気になる。
▽選手個人の感じ方に差があることも当然であり、それは観る人によっても感想が違うことと同じだ。残り10日で初戦を迎える状況なだけに、しっかりとスイス戦を分析して、選手たちの見解を揃えてもらいたいものだ。
◆違和感を覚える「手応え」

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▽前半は対応の遅れからFWエンボロにドリブルで持ち込まれ、ボックス内で対応した吉田が倒しPKを与えてしまった。また、後半は大きな展開からボックス付近でのワンツーを許し、最後はファーから中央へと振られてあっさりと失点を喫した。▽試合を見ていて、失点の仕方には非常にまずい対応を感じた。取られるべくして取られてしまった失点に感じた。
▽しかし、MF長谷部誠(フランクフルト)は、「失点の仕方が悪かった」と語りながらも、「やられたという感覚はそこまでない」と口にした。
▽守備面では、4バックにしたことでオートマティックに動けていた部分はあっただろう。しかし、対応の甘さで2失点を喫したことは事実。これを「やられた感覚がない」というのは疑問符がつく。繰り返すが、2失点は事実だ。
◆危険な理想論

Getty Images
▽日本代表の正守護神を務めるGK川島永嗣(メス)は2試合連続で2失点を喫しながら「一番大事なのは、点を取られないということ」と語った。もちろん、それは理想的な話だが、この発言には危険なにおいを感じた。▽確かに、無失点で終えることができれば、最低でも引き分け。勝ち点1を獲得できる。しかし、サッカーは点を取りに行くスポーツ。自分たちがいくら守りたくても、勝ちたい相手は点を取りに来る。
▽ワールドカップのグループHでは、コロンビア代表、セネガル代表、ポーランド代表の順に対戦。3カ国と比べると、日本は4番手と見るのが現実だろう。つまり、残りの3カ国は日本戦での勝ち点3を計算に入れている。
▽相手が得点を奪いに来るということは、確かに日本が攻めるチャンスが増えるだろう。しかし、相手の攻撃陣は軟弱ではない。ブンデスリーガの得点王であるFWロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド)、リバプールの攻撃の一翼を担うMFサディオ・マネ(セネガル)、そして前回大会の得点王でもあるMFハメス・ロドリゲス(コロンビア)。1人ずつピックアップしても、錚々たる面々だ。これに対し“点を取られない”可能性がどれだけあるのか。ガーナ、スイスの2試合で4失点を喫していることを考えれば、無失点は厳しいと言わざるを得ない。
◆リアルに受け止められているか

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▽守備の部分をピックアップしたが、攻撃面も気になる部分はある。選手、そして監督とも、攻撃面には大きな課題があると感じている。それぞれのコメントでも、課題にあげたのは攻撃面。しかし、“リアル”に問題点を受け止めているかが重要だ。▽前半は、守備面では確かに対応できていた部分もあり、中盤で良い形でボールを奪うシーンもあった。しかし、切り替えて攻撃を仕掛ける部分では、スピードが遅く、人数も掛けられずに、単調な攻撃に終わった場面が多かった。
▽後半は、クロスを単純に上げるわけではなく、グラウンダーのボールや、本田、大島が相手のバイタルエリアに立ってパスを受けるシーンなどが見られた。しかし、そこにボールが入っても、崩しきる場面は皆無。1トップにFW武藤嘉紀(マインツ)、トップ下にMF香川真司(ドルトムント)が入ってからは、狭い局面でも裏を狙う動きが見え、一定の良さを見せた。
▽しかし、決定的なシーンは90分間を通して一度もなく、シュートも枠外から。相手GKがヒヤリとする場面すらなかった。それが現実。課題は分かっているものの、それを“リアル”に感じられているかどうかだ。
◆ある種の“手応え”

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▽スイス戦をどのような立ち位置で考え、臨んだのか。本心まではわからないが、テストと捉えて課題をあぶり出したかったのであれば、“手応え”を感じるのかもしれない。しかし、そうであれば、パラグアイ戦、そして本大会では大きな変化が必要となるだろう。▽8年前の2010年南アフリカ・ワールドカップが例に挙げられているが、当時は結果が出ないことを受けてトップダウン的に方針転換。岡田武史監督はシステムも戦い方も変え、メンバーすら変更してベスト16という結果をつかんだ。果たして、その決断が下せるのか。決断を下すための“手応え”は掴んだかもしれない。
▽初戦のコロンビア代表戦までは残り10日。本大会前に残されたのは、12日のパラグアイ代表戦の1試合のみ。「メンバーを固定してシステムを固定して精度を上げていこうという形ではなく、色々な可能性を求めています」と語り、バックアッパーの起用を示唆した西野監督。“リアル”に考えた結果なのか、そうでないのか。残された少ないチャンスを生かせないのであれば、厳しい現実が待っているだろう。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》
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