UEFAがミランに対してFFPに関する和解協定の申請を却下! EL出場権剥奪の可能性も…
2018.05.23 16:12 Wed
▽欧州サッカー連盟(UEFA)は22日、UEFAが定めるファイナンシャル・フェアプレー(FFP)違反の可能性があるミランに対して、FFPに関する和解協定の申請を却下したと発表した。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』ら複数メディアが伝えている。
▽ミランは2017年、中国人実業家のリー・ヨンホン氏を中心とする合弁企業『ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルク』が、ミランを運営する『フィニンヴェスト』から7億4000万ユーロ(約965億円)でクラブを買収した。
▽しかし、UEFA側はミランがアメリカのヘッジファンド『エリオット・マネジメント』から、巨額の利子が伴う3億ユーロ(約392億円)の資金を借り入れ、昨夏の移籍市場で新戦力獲得に約2億ユーロ(220億円)以上をつぎ込んでいることを理由に、クラブ経営の安定性を疑問視していた。
▽そして、UEFAは「連盟のクラブ財務管理機関(CFCB)は、ACミランについて、ファイナンシャル・フェアプレー規定に対する違反、特に収支均衡の義務違反で審議委員会に諮ることを決めた。借金の借り換えと、2018年10月を期限とする支払額に関して、不透明な部分が残っている」と、FFPに関する和解協定の申請を却下する旨の発言を行った。
▽なお、今後の制裁に関しては移籍市場での活動やメンバー登録の制限から、UEFA主催大会からの除外まで、幾つかの可能性がある。今季のセリエAを6位で終えて来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得したミランだが、最悪の場合出場権を剥奪される可能性もある。
▽ミランは2017年、中国人実業家のリー・ヨンホン氏を中心とする合弁企業『ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルク』が、ミランを運営する『フィニンヴェスト』から7億4000万ユーロ(約965億円)でクラブを買収した。
▽しかし、UEFA側はミランがアメリカのヘッジファンド『エリオット・マネジメント』から、巨額の利子が伴う3億ユーロ(約392億円)の資金を借り入れ、昨夏の移籍市場で新戦力獲得に約2億ユーロ(220億円)以上をつぎ込んでいることを理由に、クラブ経営の安定性を疑問視していた。
▽なお、今後の制裁に関しては移籍市場での活動やメンバー登録の制限から、UEFA主催大会からの除外まで、幾つかの可能性がある。今季のセリエAを6位で終えて来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得したミランだが、最悪の場合出場権を剥奪される可能性もある。
▽今回のUEFAの発表を受けて、ミランのマルコ・ファッソーネCEOは「想像がつくと思うが、彼らの発表に驚いているし、非常に苦々しく思っている。はっきり言って、和解協定は結べるものと思っていた」とコメント。UEFAの決定が予想外のものだったと語っている。
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