【リーガエスパニョーラ第36節プレビュー】無敗優勝懸けたエル・クラシコ! CL&EL懸けたバレンシア自治州ダービーも開催
2018.05.04 18:00 Fri
▽先週末に行われた第35節では優勝と降格が懸かったデポルティボとの一戦を制したバルセロナが2シーズンぶりの優勝を決定。また、デポルティボの3節を残しての降格も同時に決定し、今季の降格3チームがすべて決まっている。
▽優勝争い、残留争いに加え、チャンピオンズリーグ(CL)出場争いもほぼ決定したことで、残り3節は消化試合の様相を呈す今季のリーガ。それでも、今節の注目カードは首位バルセロナが無敗優勝を懸けて臨む、今季2度目の“エル・クラシコ”だ。
▽前節、エースFWメッシのハットトリックの活躍で18位デポルティボに引導を渡して2シーズンぶりの優勝を達成したバルセロナ。先日のコパ・デル・レイに続き国内2冠を達成したチームの今後の目標は、クラブ史上初となるシーズン無敗優勝だ。リーガエスパニョーラの歴史では10チーム制時代にアスレティック・ビルバオ、レアル・マドリーが無敗優勝を達成しているが、20チーム制になって達成したチームは未だかつてない。その偉業達成に向けて最大の障壁となるのが、カンプ・ノウで戦う今回のクラシコだ。前回対戦で勝利しているバルセロナとしては宿敵相手にシーズンダブルを達成し、無敗優勝への歩みを進めたい。なお、自身最後のクラシコとなるMFイニエスタに関してはコパ決勝で負ったケガの影響で間に合うかは微妙なところだ。
▽一方、ミッドウィークに行われたバイエルンとのCL準決勝2ndレグを2-2のドローで終え、2戦合計4-3で見事に3年連続のファイナル進出を果たしたリーガ3位のレアル・マドリー。現時点でチームの最優先は3連覇を懸けて臨むリバプールとのCL決勝だが、リーガ連覇を阻止された宿敵に史上初の無敗優勝を達成させるのは避けたいところだ。現在、DFカルバハル、DFヴァラン、MFイスコと主力に負傷者が出ている中、ジダン監督としては激しい消耗が予想されるクラシコで更なる負傷者を出すことは避けたいところだ。“プライド”と“現実主義”のはざまで難しい判断を求められるフランス人指揮官の選択はいかに。
▽全世界注目のクラシコを除く注目カードは、ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得を目指す6位ビジャレアル(勝ち点54)と、トップ4フィニッシュ確定を目指す4位バレンシア(勝ち点67)による、バレンシア自治州ダービー。同じ1試合未消化のEL出場圏外の8位セビージャ(勝ち点48)と勝ち点6差のビジャレアルだが、当該成績で下回っているうえ、バレンシア戦を除く3試合のうちの対戦相手がバルセロナとレアル・マドリーであることを考えると、今節での勝利が求められるところだ。直近4戦連発と絶好調のFWバッカを軸にカウンターの打ち合いを制したい。
▽その他のEL出場権争いではセビージャと10位レアル・ソシエダ(勝ち点46)の直接対決にも注目。とりわけ、成績不振を理由にモンテッラ前監督を解任し、ホアキン・カパロス新監督を今季終了までの契約で招へいしたセビージャは8戦ぶりの勝利を挙げて何とかEL出場権争いに踏みとどまりたい。
▽前節ジローナとドローに終わったものの直近3勝1分けと好調を維持してEL出場圏内ギリギリの7位をキープするMF柴崎岳のヘタフェ(勝ち点49)は、すでに降格が決定している19位ラス・パルマスが相手だけに勝ち点3奪取が求められる。昨季、隣島にあるテネリフェに在籍していた柴崎にとってはカナリア諸島凱旋となるため、何とかリーグ5戦ぶりの出場を果たしたい。
▽また、逆転でのEL出場権獲得が難しくなったMF乾貴士の12位エイバル(勝ち点44)は、9位ジローナ(勝ち点48)とのアウェイゲームに臨む。先日、今季限りでの退団を明言した乾にとってはエイバルの一員として戦う試合は残り3試合。現在、8試合ゴールから遠ざかっている中、何とか惜別の今季5点目を奪いたい。
▽優勝争い、残留争いに加え、チャンピオンズリーグ(CL)出場争いもほぼ決定したことで、残り3節は消化試合の様相を呈す今季のリーガ。それでも、今節の注目カードは首位バルセロナが無敗優勝を懸けて臨む、今季2度目の“エル・クラシコ”だ。
▽前節、エースFWメッシのハットトリックの活躍で18位デポルティボに引導を渡して2シーズンぶりの優勝を達成したバルセロナ。先日のコパ・デル・レイに続き国内2冠を達成したチームの今後の目標は、クラブ史上初となるシーズン無敗優勝だ。リーガエスパニョーラの歴史では10チーム制時代にアスレティック・ビルバオ、レアル・マドリーが無敗優勝を達成しているが、20チーム制になって達成したチームは未だかつてない。その偉業達成に向けて最大の障壁となるのが、カンプ・ノウで戦う今回のクラシコだ。前回対戦で勝利しているバルセロナとしては宿敵相手にシーズンダブルを達成し、無敗優勝への歩みを進めたい。なお、自身最後のクラシコとなるMFイニエスタに関してはコパ決勝で負ったケガの影響で間に合うかは微妙なところだ。
▽全世界注目のクラシコを除く注目カードは、ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得を目指す6位ビジャレアル(勝ち点54)と、トップ4フィニッシュ確定を目指す4位バレンシア(勝ち点67)による、バレンシア自治州ダービー。同じ1試合未消化のEL出場圏外の8位セビージャ(勝ち点48)と勝ち点6差のビジャレアルだが、当該成績で下回っているうえ、バレンシア戦を除く3試合のうちの対戦相手がバルセロナとレアル・マドリーであることを考えると、今節での勝利が求められるところだ。直近4戦連発と絶好調のFWバッカを軸にカウンターの打ち合いを制したい。
▽一方、4位以内確定まであと1ポイントに迫りながらも直近2敗2分けで4戦未勝利と足踏みが続くバレンシアは敵地での一戦といえども、勝ち点1を持ち帰りたい。ここ最近の試合ではFWロドリゴやFWザザ、FWゴンサロ・ゲデスと攻撃陣の調子が落ちており、彼らの奮起が求められる。
▽その他のEL出場権争いではセビージャと10位レアル・ソシエダ(勝ち点46)の直接対決にも注目。とりわけ、成績不振を理由にモンテッラ前監督を解任し、ホアキン・カパロス新監督を今季終了までの契約で招へいしたセビージャは8戦ぶりの勝利を挙げて何とかEL出場権争いに踏みとどまりたい。
▽前節ジローナとドローに終わったものの直近3勝1分けと好調を維持してEL出場圏内ギリギリの7位をキープするMF柴崎岳のヘタフェ(勝ち点49)は、すでに降格が決定している19位ラス・パルマスが相手だけに勝ち点3奪取が求められる。昨季、隣島にあるテネリフェに在籍していた柴崎にとってはカナリア諸島凱旋となるため、何とかリーグ5戦ぶりの出場を果たしたい。
▽また、逆転でのEL出場権獲得が難しくなったMF乾貴士の12位エイバル(勝ち点44)は、9位ジローナ(勝ち点48)とのアウェイゲームに臨む。先日、今季限りでの退団を明言した乾にとってはエイバルの一員として戦う試合は残り3試合。現在、8試合ゴールから遠ざかっている中、何とか惜別の今季5点目を奪いたい。
《リーガエスパニョーラ第36節》
▽5/4(金)
《28:00》
セビージャ vs レアル・ソシエダ
▽5/5(土)
《20:00》
ジローナ vs エイバル
《23:15》
ビルバオ vs ベティス
《25:30》
セルタ vs デポルティボ
《27:45》
ビジャレアル vs バレンシア
▽5/6(日)
《19:00》
マラガ vs アラベス
《23:15》
アトレティコ・マドリー vs エスパニョール
《25:30》
ラス・パルマス vs ヘタフェ
《27:45》
バルセロナ vs レアル・マドリー
▽5/7(月)
《28:00》
レガネス vs レバンテ
▽5/4(金)
《28:00》
セビージャ vs レアル・ソシエダ
▽5/5(土)
《20:00》
ジローナ vs エイバル
《23:15》
ビルバオ vs ベティス
《25:30》
セルタ vs デポルティボ
《27:45》
ビジャレアル vs バレンシア
▽5/6(日)
《19:00》
マラガ vs アラベス
《23:15》
アトレティコ・マドリー vs エスパニョール
《25:30》
ラス・パルマス vs ヘタフェ
《27:45》
バルセロナ vs レアル・マドリー
▽5/7(月)
《28:00》
レガネス vs レバンテ
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