【リーガエスパニョーラ第30節プレビュー】代表ウィーク明け初戦でセビージャvsバルサ!
2018.03.30 18:00 Fri
▽インターナショナルウィークの中断前に行われた第29節では首位バルセロナが勝利した一方、2位のアトレティコ・マドリーは苦手ビジャレアルに敗戦。両者の勝ち点差は「11」に広がり、今季のリーガの覇権争いはほぼ決着が付いた。その一方でヨーロッパリーグ(EL)出場権争いはよりコンペティブな様相を見せている。
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)本大会前最後のインターナショナルウィークが終了した後に行われる今回の第30節では、例年通りFIFAウイルスが懸念されるところ。とりわけ、来週ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)とELの準々決勝を控えるビッグクラブにとっては難しい試合になりそうだ。
▽奇しくも今節最大の注目カードは共にCL準々決勝の初戦を控える6位のセビージャ(勝ち点45)と、首位のバルセロナ(勝ち点75)が対峙するビッグマッチだ。マンチェスター・ユナイテッドをオールド・トラフォードで撃破する偉業を成し遂げたセビージャはCL準々決勝で優勝候補バイエルンと対戦する。ユナイテッド戦に続き難しいミッションが待っているモンテッラ監督率いるチームだが、来季のヨーロッパのコンペティション出場を考えるならば、まずは連敗中のリーグ戦をどうにかしたいところだ。今季無敗のバルセロナ相手に分が悪いことは明白だが、代表ウィーク明けという特殊な事情を考えれば、サンチェス・ピスファンで何とか勝ち点1はほしいところだ。
▽一方、CL準々決勝で力の劣るローマを引き当てることに成功したバルセロナだが、カンプ・ノウで初戦を戦うことを考えれば、盤石の状態で臨みたいところだ。幸い、アトレティコとの勝ち点差が「11」に広がっているため、敵地でのセビージャ戦で無理に勝ち点3を獲りに行く必要はない。そのため、ハムストリングの問題でアルゼンチン代表での2試合を欠場したエースFWメッシやMFイニエスタなど、コンディションに不安を抱える主力や中国やアメリカと長距離移動を強いられたFWルイス・スアレスやMFラキティッチなどもできれば温存したいところ。その中でバルベルデ監督の選手起用に注目が集まる。
▽また、来週にEL準々決勝のスポルティング・リスボン戦を控えるアトレティコ(勝ち点64)は、ホームに19位と降格圏に低迷するデポルティボ(勝ち点20)を迎える。前節のビジャレアル戦の敗戦で逆転優勝の可能性が限りなく低くなったアトレティコとしては、今後の最優先は今季唯一獲得可能なELとなる。ただ、3位のレアル・マドリー(勝ち点60)との勝ち点差がいつのまにか「4」に縮まっており、宿敵相手に抜かれることは避けたい。とりわけ、来週末にその宿敵とのダービーが組まれており、現状の勝ち点差をキープしておきたいところだ。
▽また、今回のインターナショナルウィーク期間に日本代表のベルギー遠征に参加した9位ヘタフェ(勝ち点39)のMF柴崎岳はEL出場権を争う8位のベティス(勝ち点43)とホームゲームに挑む。今回の代表戦ではチームとして結果を出せなかったものの、ウクライナ代表戦で1アシストと個人としては最低限の結果を持ち帰った柴崎は難敵ベティスを相手に所属クラブでも目に見える結果を手にしたい。
▽一方、まさかの代表落選となったエイバルのMF乾貴士だが、疲労のたまるシーズン終盤に十分な休養を取れたことをプラスに捉えたい。迎える今節は先日にエウセビオ監督を解任した15位のレアル・ソシエダ(勝ち点33)とのバスク自治州ダービーに臨む。現在、11位のエイバル(勝ち点39)はEL出場権も狙える位置にいるものの、自治州ダービーではビルバオ、ソシエダの両雄相手に良い結果を残せていないが、不振にあえぐソシエダを相手に今度こそか勝利を手にしたい。
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)本大会前最後のインターナショナルウィークが終了した後に行われる今回の第30節では、例年通りFIFAウイルスが懸念されるところ。とりわけ、来週ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)とELの準々決勝を控えるビッグクラブにとっては難しい試合になりそうだ。
▽奇しくも今節最大の注目カードは共にCL準々決勝の初戦を控える6位のセビージャ(勝ち点45)と、首位のバルセロナ(勝ち点75)が対峙するビッグマッチだ。マンチェスター・ユナイテッドをオールド・トラフォードで撃破する偉業を成し遂げたセビージャはCL準々決勝で優勝候補バイエルンと対戦する。ユナイテッド戦に続き難しいミッションが待っているモンテッラ監督率いるチームだが、来季のヨーロッパのコンペティション出場を考えるならば、まずは連敗中のリーグ戦をどうにかしたいところだ。今季無敗のバルセロナ相手に分が悪いことは明白だが、代表ウィーク明けという特殊な事情を考えれば、サンチェス・ピスファンで何とか勝ち点1はほしいところだ。
▽また、来週にEL準々決勝のスポルティング・リスボン戦を控えるアトレティコ(勝ち点64)は、ホームに19位と降格圏に低迷するデポルティボ(勝ち点20)を迎える。前節のビジャレアル戦の敗戦で逆転優勝の可能性が限りなく低くなったアトレティコとしては、今後の最優先は今季唯一獲得可能なELとなる。ただ、3位のレアル・マドリー(勝ち点60)との勝ち点差がいつのまにか「4」に縮まっており、宿敵相手に抜かれることは避けたい。とりわけ、来週末にその宿敵とのダービーが組まれており、現状の勝ち点差をキープしておきたいところだ。
▽前節、絶好調のエースFWクリスティアーノ・ロナウドのポーケルの活躍でジローナに6-3の大勝を飾ったレアル・マドリーは、来週のCL準々決勝で昨季ファイナルで対戦したユベントスと対戦する。その重要な一戦を控える中での今節は降格圏の18位ラス・パルマス(勝ち点21)とのアウェイゲームに臨む。現在、CL3連覇に全力を注ぐジダン監督率いるチームはカナリア諸島への移動を強いられることもあり、C・ロナウドやMFモドリッチ、MFクロースといった主力を招集メンバーから外す可能性が高い。したがって、代表ウィーク中に休養十分のFWベンゼマを軸に若手や控えメンバー中心のスカッドで臨むはずだ。今季ここまで精彩を欠く“Bチーム”の奮起に期待したい。
▽また、今回のインターナショナルウィーク期間に日本代表のベルギー遠征に参加した9位ヘタフェ(勝ち点39)のMF柴崎岳はEL出場権を争う8位のベティス(勝ち点43)とホームゲームに挑む。今回の代表戦ではチームとして結果を出せなかったものの、ウクライナ代表戦で1アシストと個人としては最低限の結果を持ち帰った柴崎は難敵ベティスを相手に所属クラブでも目に見える結果を手にしたい。
▽一方、まさかの代表落選となったエイバルのMF乾貴士だが、疲労のたまるシーズン終盤に十分な休養を取れたことをプラスに捉えたい。迎える今節は先日にエウセビオ監督を解任した15位のレアル・ソシエダ(勝ち点33)とのバスク自治州ダービーに臨む。現在、11位のエイバル(勝ち点39)はEL出場権も狙える位置にいるものの、自治州ダービーではビルバオ、ソシエダの両雄相手に良い結果を残せていないが、不振にあえぐソシエダを相手に今度こそか勝利を手にしたい。
《リーガエスパニョーラ第30節》
▽3/31(土)
《20:00》
ジローナ vs レバンテ
《23:15》
ビルバオ vs セルタ
《25:30》
ラス・パルマス vs レアル・マドリー
《27:45》
セビージャ vs バルセロナ
▽4/1(日)
《19:00》
エスパニョール vs アラベス
《23:15》
レガネス vs バレンシア
《25:30》
エイバル vs レアル・ソシエダ
マラガ vs ビジャレアル
《27:45》
アトレティコ・マドリー vs デポルティボ
▽4/2(月)
《28:00》
ヘタフェ vs ベティス
▽3/31(土)
《20:00》
ジローナ vs レバンテ
《23:15》
ビルバオ vs セルタ
《25:30》
ラス・パルマス vs レアル・マドリー
《27:45》
セビージャ vs バルセロナ
▽4/1(日)
《19:00》
エスパニョール vs アラベス
《23:15》
レガネス vs バレンシア
《25:30》
エイバル vs レアル・ソシエダ
マラガ vs ビジャレアル
《27:45》
アトレティコ・マドリー vs デポルティボ
▽4/2(月)
《28:00》
ヘタフェ vs ベティス
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