【六川亨の日本サッカー見聞録】レフェリングカンファレンス

2018.03.08 21:57 Thu
©超ワールドサッカー
▽今週は先週に引き続き、2月22日に行われたレフェリングカンファレンスから、今シーズンのJリーグの傾向を紹介したい。

▽昨シーズンのJリーグでは、J1とJ2で反スポーツ行為は減少したとの報告があった。選手同士が対立するシーンは減った一方で、ラフプレーによる警告が増えたそうだ。その原因として小川審判委員長は「ハリルホジッチ監督がデュエルを求めた結果かもしれない」と推測し、ボールへのタックルについて、「激しさだけではなく安全にも配慮して欲しい」とJクラブの全選手に説明した。

▽これはJリーグに限ったことではないが、ボールにアタックしていれば正当なタックルと思いがちだが、過剰な力でボール保持者にタックルすると反則になる。選手の安全性を配慮してのジャッジと言える。
▽そしてハンドの概念についても再度説明があった。手に当たればすべてがハンドの反則ではなく、意図的に手を使わず偶然当たった場合はプレー続行となる。昨夜のアルガルベ杯の5~6位の順位決定戦、カナダ戦の1点目は相手のクロスが中島の手に当たり、一瞬プレーを止めてボールを見失ったため相手のシュートを許した。往々にして攻撃側はつい手を上げて「ハンド」をアピールしがちだが、こちらも故意でない場合は反則とはならない。

▽意外だったのは、カンファレンス後の懇親会で小川審判委員長から聞いた話だ。FIFAはホールディングとシミュレーションについて厳しい罰則を設けていて、U―17W杯から女子も含め、この2つの反則については1プレーにつき3千ドル(約33万円)のペナルティーを科しているという。
▽反則を犯した選手が支払うのか、それともチームが支払うのかは小川審判委員長も知らなかったものの、おそらく選手が支払ったという話しは聞いたことがないので、たぶん各国ともサッカー協会が支払っているのだろう。そのことを選手が知っているのかどうか、今月下旬のベルギー遠征を取材した際に、選手に聞いてみようと思っている。

▽ホールディングなら槙野あたり、シミュレーションなら……興梠しか思いつかないが、2人とも国内組だ。もしかしたら海外組はペナルティーのことを知っているのだろうか。

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