スソのスーパーミドル弾で先制もカラブリア退場のミラン、ドローで連勝ストップ《セリエA》

2018.02.05 01:28 Mon
Getty Images
ミランは4日、セリエA第23節でウディネーゼとのアウェイ戦に臨み、1-1で引き分けた。

▽前節ラツィオ戦をクトローネのハンド弾などで2-1と競り勝って今季初の3連勝とした7位ミラン(勝ち点34)は、4日前に行われたコッパ・イタリア準決勝1stレグのラツィオ戦を主力を投入してゴールレスドローで終えた。そのミランはコッパ・イタリアのラツィオ戦のスタメンから3選手を変更。カリニッチ、ロカテッリ、アバーテに代えてアンドレ・シウバ、チャルハノール、カラブリアを起用した。

▽[5-4]の守備ブロックを自陣に形成する9位ウディネーゼ(勝ち点32)に対し、ミランは9分にスーパーゴールで先制する。ケシエの縦パスを受けたゴール正面約30mの位置のスソが豪快なミドルシュートを叩き込んだ。
▽先制後、19分にラザーニャのヘディングシュートでゴールを脅かされたミランは23分、チャルハノールのダイレクトヒールパスに反応したボックス中央のアンドレ・シウバがバックヘッドで狙うも、威力を欠いてGKビザーリにセーブされてしまう。

▽前半半ば以降、慎重に試合を進めたミランは後方でボールを動かし、時間を消化していく。そんな中、スプリント能力に長けるラザーニャをディフェンスライン裏に走らせるウディネーゼに38分、GKドンナルンマが強襲される。
▽ハーフタイムにかけてはウディネーゼに押し込まれ、43分にはラザーニャにヘディングシュートでゴールを脅かされたが枠を外れ、1点をリードしたまま前半を終えた。

▽迎えた後半もウディネーゼが攻勢に出る中、ミランは51分に右サイド絞った位置からのスソの左足クロスがわずかにゴール左に逸れる。

▽後半序盤の劣勢を凌いだミランは徐々に攻撃に転じられるようになると、67分にはチャルハノールがミドルシュートで追加点に迫る。しかし68分、ヤンクトに入れ替わられて後方から倒したカラブリアが2枚目のイエローカードを受けて退場となってしまった。

▽10人となったミランはボナヴェントゥーラに代えてアントネッリを投入。そして、存在感を出せなかったアンドレ・シウバに代えてカリニッチを投入した。

▽だが、ウディネーゼの攻勢を受ける展開となると、75分にマキシ・ロペスのボレーシュートでGKドンナルンマを強襲され、1分後に同点に追いつかれる。バラクのスルーパスをボックス右で受けたラザーニャにゴールライン際から折り返されると、ボヌッチに当たってコースの変わったボールをGKドンナルンマが弾き出せずゴールに吸い込まれた。

▽終盤にかけても押し込まれる展開を強いられたミランだったが、何とか凌いで1-1でタイムアップ。しかし、勝ち点1獲得に留まり、連勝は3でストップしている。

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