リバプール、若手FWケントが復帰! 昨夏フライブルクにレンタル移籍も契約期間短縮で復帰

2018.01.09 02:54 Tue
Getty Images
▽リバプールは8日、フライブルクにレンタル移籍していたU-20イングランド代表FWライアン・ケント(21)の復帰を発表した。
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▽リバプールのアカデミー出身で左ウイングを本職とするケントは、2016年1月に行われたFAカップのエクセター・シティ戦でトップチームデビュー。だが、トップチームで定期的な出場機会は与えられず、コベントリーやバーンズリーへのレンタル移籍を経験。
▽昨夏にはリバプールとの長期契約にサインした後、フライブルクに1年間のレンタル移籍し、今季ここまではリーグ戦6試合に出場していた。

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今夏移籍の噂も浮上したファン・ダイク「議論することはない」、大きな変化が訪れるクラブには「楽しみにしている」

リバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイク(32)が自身の去就について言及。クラブの変化についても語った。『The Athletic』が伝えた。 今シーズン限りでユルゲン・クロップ監督の退任が決定しているリバプール。ファン・ダイクは2018年1月にサウサンプトンから完全移籍すると、クロップ監督の下で守備の要としてチームの中心として支えた。 プレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)の優勝に貢献し、ここまで公式戦268試合で23ゴールを記録。今季はキャプテンとしてもチームを支え、優勝争いを繰り広げてきた。 シーズン終了が近づく中、チームは大改革を行うことが確定。クロップ監督の退任により大きな変更が間違いなく起こる。 ファン・ダイクはクラブとの契約が2025年夏までとなっており、一部では今夏の売却も報じられている中、自身の去就について語り、今は監督の選定がクラブにとって一番大事だとした。 「ニュースがないから、僕が議論することは何もないよ。クラブは誰が新しい監督になるのかで非常に忙しいと思うし、それが最大の焦点だ」 「僕はここでとても幸せであり、このクラブを愛している。それは皆さんも見ての通りだ。すでに僕の人生において大きな部分を占めている」 「今は最後の2試合に焦点が当てられており、その後にクラブは新監督が誰になるかに焦点を当て、大きな改革が起こるだろう。僕もその1人だ」 クラブへの愛を語った一方で、大きな変化も間違いないと考えているファン・ダイク。クロップ監督の後任監督には、フェイエノールトを指揮するオランダ人指揮官のアルネ・スロット監督が就任する予定だ。 ファン・ダイクは、まだ何も決まっていないとしながらも、スロット監督の下でチームを助けたいと考えているとコメント。今夏の移籍をするつもりはないとした。 「彼は新しい監督か?何も発表されていないけど、噂はある」 「シーズンが終わり、ニュースがあれば、次に何が起こるかに集中することになる。多くの変化が起こることは事実であり、興味深いものになるだろう。僕はその一員となる為にいるし、楽しみにしている」 「僕はキャプテンであり、助けたいと思っている。助けるつもりだし、助けるべきだと思う。彼が来るのであれば、見守ろう」 2024.05.06 23:30 Mon

トッテナム相手に4発逃げ切りのリバプール、クロップ監督「調子落とすまでは傑出」

リバプールのユルゲン・クロップ監督がトッテナム戦の勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 終盤に入ってから失速したものの、まだなんとかプレミアリーグ優勝争いに食いとどまるリバプール。逆転優勝にわずかな望みを繋ぐ中、5日の第36節では3試合ぶりの勝利を目指してトッテナムをホームに迎えた。 先手を取ったのはホームチームで、日本代表MF遠藤航のサイドチェンジからオランダ代表FWコーディ・ガクポのクロスをエジプト代表FWモハメド・サラーが頭で押し込んで先制。前半終了間際にはスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンが加点し、2-0で折り返す。 後半に入ると、今度はU-21イングランド代表MFハーヴェイ・エリオットのクロスからガクポのヘディングシュートが決まり、極めつきはエリオットの完璧な左足ミドル。その後はトッテナムに2点を返され、追い上げを許したが、4-2で逃げ切りに成功した。 強敵相手に4発大勝としたリバプールだが、クロップ監督は終盤の内容を後悔。そこ以外は良かったとチームを称えている。 「4-0とリードし、本当に良い試合をしたのに、少し組織力を失ってしまった。それはもう人間的なことだ。素晴らしいことではないが、これも人間だ」 「我々は調子を落とすまでは傑出していた。立て直すまでに5点目、6点目を決めることもできたが、それはできなかった。でもそれでいい」 「選手たちのプレーは本当に良かったし、連携する上で個々のパフォーマンスも良かった。今日はとても良いことがたくさんあった」 「2失点はした。それはアリ(GKアリソン・ベッカー)に聞いてほしい。彼はその点について全く満足していない。だが、本当に良いサッカーの試合だったし、結果も含めてこれが期待されるべきことだと思う。どちらの面でも納得することができた」 また、クロップ監督はゴラッソを含む1ゴール1アシストの活躍を見せたエリオットを名指しで称賛。サラーのパフォーマンスも高く評価している。 「ハーヴェイは並外れている。(彼は)まだとても若いが、卓越している。モー(サラー)が負傷した時やアフリカ・ネーションズカップで抜けた時、彼は右ウイングとしてプレーした。長い間我々の最高の選手の1人だった」 「彼のプレーは並外れていた。中盤のポジションではおそらくトップ3か4のパフォーマンスに入っていたと思う。本当に素晴らしかったし、ゴールも格別だった」 「誰だって自信を深める時間が必要だ。彼は今良い状態にあるし、それが間違いなく助けになっている。彼は他の部分でも本当によく頑張っていた」 「右サイドのモーも今日は並外れていた。ハーヴェイとトレント(アレクサンダー=アーノルド)は今日の役割を果たせるし、彼がワイドな位置にいられるようにした方が良い。サッカー的に言えば、我々は中央で構えてうまく機能しているからね」 2024.05.06 10:38 Mon

レーティング:リバプール 4-2 トッテナム【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第36節、リバプールvsトッテナムが5日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが4-2で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ▽リバプール採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240506_0_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 1 アリソン 6.0 2失点共にノーチャンス。個人としては安定したシュートストップを含め攻守両面で卒なし DF 66 アレクサンダー=アーノルド 6.5 マイボール時は2点目の起点を担うなど多彩なキックとタイミングの良い攻撃参加で存在感。守備でもスペースケアの部分でよく粘った 78 クアンサー 6.0 前半は出色の出来。後半はリシャルリソンらの投入後に苦戦したが、要所を締める守備で逃げ切りに導く 4 ファン・ダイク 6.0 クアンサー同様にリシャルリソンに手を焼いたが、コンディションに不安を抱える中でさすがの安定感を示した 26 ロバートソン 7.0 試合の流れ的に重要な前半終盤のゴールを奪取。ゴール以外の部分でも効果的な攻撃参加、ソリッドな守備対応とディフェンスラインで最も輝いた (→ジョー・ゴメス 5.5) 投入後に自サイドを破られて失点。好守とPK献上という紙一重のプレーもあった。全体的にバタついた印象 MF 19 エリオット 7.5 サラーやガクポと同様に1ゴール1アシストも文句なしのMOTM (→ソボスライ -) 3 遠藤航 6.5 マイボール時に幾つかミスもあったが、長短交えたシンプルな繋ぎを見せた。守備ではソン・フンミンやベンタンクールに対して良い潰しを見せた (→バイチェティッチ 5.0) 長期離脱明けで今季リーグ戦初出場。試合勘の問題やプレーテンポへの順応に苦戦した 10 マク・アリスター 6.5 見事なパスで2点目の起点に。後半はコンビを組む選手の変更や疲労感によってややトーンダウンも、トータルでは上々の出来 FW 11 サラー 7.0 指揮官との衝突後最初の試合で1ゴール1アシスト。ほかにも決め切れるチャンスはあったが、攻撃の起点として機能した 18 ガクポ 7.0 1ゴール1アシスト。賢く前線を動き回りながら相手守備を揺さぶり、アタッキングサードでの判断、精度も高かった 7 ルイス・ディアス 6.0 前線で唯一ゴールもアシストも付かなかったが、攻守両面で精力的にプレーした (→ヌニェス 5.0) 動き出しの工夫のなさや判断、精度の部分で課題を残した 監督 クロップ 6.0 60分までは完璧な試合を見せた。選手交代後は相手に隙を与えて難しい試合にしてしまった ▽トッテナム採点 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240506_0_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK 13 ヴィカーリオ 5.5 再三のビッグセーブで個人としては良い出来だったが、屈辱の4失点に DF 23 ペドロ・ポロ 5.0 ピンポイントクロスでのチャンスメークなど良いプレーもあったが、攻守両面でディアスとロバートソンのコンビに苦しめられた 17 ロメロ 6.0 前半に自陣で不用意なパスミスもあったが、試合を通しては攻守両面でハイパフォーマンスを披露 37 ファン・デ・フェン 5.5 通常の守備対応に加えてエメルソンのカバーとオーバータスク気味の試合に。ビルドアップでは苦戦 12 エメルソン 4.0 スパーズ通算100試合出場。慣れない左サイドバックで2試合連続厳しい出来に。ギリギリの良い守備対応もあったが、先制点と3失点目に関与 (→スキップ 5.5) ぶっつけ本番の左サイドバック起用で奮闘。ソン・フンミンのゴールの起点に MF 29 サール 5.0 チェルシー戦に比べて幾分かはましだったが、相手の中盤の圧力に屈してボールロストや細かいミスが散見 (→ロ・チェルソ 5.5) 攻撃を活性化させるプレーを見せた 8 ビスマ 5.5 チェルシー戦に比べてパフォーマンスを改善。ただ、試合全体を通しては元同僚マク・アリスターに対して物足りない出来に 30 ベンタンクール 4.5 攻守両面の際の部分でミスが目立った。遠藤やエリオットらにうまく対応されて攻撃の起点となれず (→リシャルリソン 7.0) 元トフィーズのエースストライカーとして意地の1ゴール1アシスト。個人で流れを引き寄せる素晴らしいパフォーマンスだった FW 21 クルゼフスキ 4.5 チェルシー戦とは異なり右サイドでのプレーとなったが、ボールキープなどで一定の存在感は示したが、攻撃面で低調な内容に (→マディソン 5.5) 中盤と前線の経由点の役割はこなしたが、細かいミスなどまだまだ本調子ではない 7 ソン・フンミン 5.5 プレミア300試合出場。意地の1ゴールなど後半の短い時間帯で輝きを放ったが、前半の低調な出来などキャプテンとしては承服しがたいパフォーマンスに 22 ブレナン・ジョンソン 5.5 リシャルリソンのゴールをアシスト。右では良さを出したが、前半は非常に厳しい出来だった 監督 ポステコグルー 5.0 後半に意地の2ゴールも前半の不出来という課題を払拭できずに4連敗…。スタメンの人選や配置を含め疑問が残る采配に ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! エリオット(リバプール) 1ゴール1アシストはサラー、ガクポと同じだったが、傑出したプレーの連続性に切り替えの精度、圧巻のゴラッソと最もインパクトを残した若手MFをMOTMに選出した。 リバプール 4-2 トッテナム 【リバプール】 サラー(前16) ロバートソン(前45) ガクポ(後5) エリオット(後14) 【トッテナム】 リシャルリソン(後27) ソン・フンミン(後32) 2024.05.06 03:00 Mon

久々攻撃躍動のリバプールが逆転優勝へわずかな望み繋ぐ3戦ぶり白星! スパーズは意地の2点も4連敗…【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第36節、リバプールvsトッテナムが5日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが4-2で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航は64分までプレーした。 共にシーズン最終盤を前に夢破れた感のある両雄がバウンスバックを図る強豪対決。 3位のリバプール(勝ち点75)はマージーサイド・ダービーでの0-2の敗戦に加え、前節はウェストハム相手に2-2のドロー。シーズン最終盤の重要な局面で痛恨の2戦未勝利となり、逆転優勝はほぼ絶望的だ。それでも、クロップ体制をより美しい形で締めくくりたいレッズは、誤審問題もあって今季初黒星を喫した因縁の相手にリーグ3戦ぶりの白星を狙った。ドイツ人指揮官は前節から先発1人を変更。グラフェンベルフに代えてサラーが復帰した。 一方、5位のトッテナム(勝ち点60)はニューカッスル、、アーセナル、チェルシーとのダービー連戦での敗戦によって、今季2度目のリーグ3連敗。これによって、7ポイント差の4位アストン・ビラを抜く可能性は限りなく低くなっており、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は絶望的となった。対戦相手同様にバウンスバックの白星を目指した中2日でのビッグマッチでは先発1人を変更。リシャルリソンに代えてベンタンクールを起用した。 立ち上がり攻守両面で強度高く入ったアウェイチームが押し込む形となったが、その守勢を凌いだホームチームがすかさず決定機を作り出す。 8分には右サイドで背後を取ったサラーが意表を突いた左足アウトのクロスを入れると、これがクロスバーを叩く。さらに、直後のショートカウンターではボックス内でサラー、エリオットが続けて左足を振るが、GKヴィカーリオ、DFロメロの好守に阻まれた。 一連の決定機はモノにできなかったが、得意のトランジションが続く状況で早い時間帯にゴールをこじ開ける。16分、遠藤から左サイドで大きな展開を受けたガクポが内側に運びながら浮き球のクロスを供給。これに大外で反応したフリーのサラーが丁寧なヘディングシュートをニアへ流し込み、先日の指揮官との衝突騒動の禊を済ますリーグ5戦ぶりのゴールとした。 幸先よく先制に成功したホームチームは、ここで田主なを緩めることなく積極的に2点目を目指す。22分には再び左に流れたガクポを起点にルイス・ディアスがボックス内に抜け出すが、ここはGKヴィカーリオの勇敢な飛び出しに阻まれる。 一方、チェルシー戦に比べて要所でプレスを剥がして良い前進を見せるものの、アタッキングサードでの判断、クロスの精度の問題によって攻撃をフィニッシュで完結できないトッテナム。ここ最近の悪癖である被カウンターの局面では両センターバックを中心に粘りの対応をみせ、何とか水際の対応で耐えていたものの、前半終了間際に押し切られる。 リバプールは45分、右サイドで押し込んだ流れからボックス手前右のマク・アリスターが足首で角度を変える巧みなダイレクトパスを右サイド深くに侵攻するアレクサンダー=アーノルドに通す。ここでイングランド代表DFの浮き球のクロスを大外のロバートソンが左足インサイドでゴール前に折り返すと、サラーのダイレクトシュートはGKヴィカーリオの好守に阻まれたが、こぼれ球をロバートソンが冷静に流し込んだ。 リバプールが貴重な追加点を手にして折り返した後半は互いに選手交代なしでスタート。開始直後にはトッテナムに続けて良いカウンターチャンスが訪れたものの、前半同様にフィニッシュまで持ち込めずにいると、リバプールがカウンターで仕留め切る。 50分、ロングボールに反応したサラーは先にDFエメルソンにボールを収められたが、すかさずカウンタープレスでボール奪取を試みると、サポートに入ったエリオットが見事に奪い切ってボックス付近から左足インスウィングの浮き球のクロスを供給。これに良いタイミングで跳んだガクポが打点の高いヘディングシュートを叩き込んだ。 ミス絡みの失点で出ばなを挫かれたトッテナム。直後の54分にはペドロ・ポロの正確な右クロスからゴール前のブレナン・ジョンソンに決定機が訪れるが、この試合最初の枠内シュートとなったヘディングシュートはGKアリソンのセーブに遭う。 3点目を奪って以降もゲームをコントロールするリバプールは59分、最後尾からの対角フィード、左サイドからのクロスと2本の長いパスで相手ゴール前に迫ると、DFエメルソンのヘディングの短いクリアをボックス右で回収したサラーが足元にボールを要求するエリオットへ丁寧なマイナスのパスを渡す。右からペナルティアーク付近へ切り込んだエリオットがゴール前の密集を抜く圧巻の左足ミドルシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺した。 このファインゴールで試合の大勢が決した中、トッテナムは4失点前から準備していた3枚替えを敢行。エメルソン、ベンタンクール、クルゼフスキに代えてスキップ、マディソン、リシャルリソンを投入。スキップを左サイドバックに配すると共に[4-2-3-1]に並びを変更した。 これに対してリバプールは殊勲のロバートソン、遠藤を下げてジョー・ゴメス、今季リーグ戦初出場のバイチェティッチを投入した。 すると、一連の交代によって試合の流れが大きく変わる。大量リードで緩みが出始めたホームチームに対して、腹をくくって前に出たアウェイチームが初めて攻勢を仕掛けていく。 そして、72分には右サイドのスペースにあっさりと抜け出したジョンソンの丁寧な折り返しにゴール前フリーで反応したリシャルリソンが冷静なワンタッチシュートを流し込み、1点を返す。 さらに、77分には相手陣内右サイドからパスを繋いでボックス左に侵攻したスキップからの折り返しをゴールを背にしたリシャルリソンがマイナスに落とすと、ソン・フンミンが冷静にコースを狙って左隅に蹴り込んだ。 この連続ゴールによって一気に試合が分からなくなると、動揺見受けられるリバプールに対して完全に勢いづくトッテナムが攻め立てる。リスクを冒して前に出ていく中、元エバートンのエースFWが違いを作ると、ロ・チェルソやジョンソンが際どいプレーで3点目に迫る。 7分が加えられたアディショナルタイムを含め後半最終盤は攻守が目まぐるしく入れ替わるオープンな展開に。その流れで互いに相手ゴールに迫ったが、守備陣の身体を張ったプレーもあってこの時間帯にスコアは動かず。 この結果、上位対決を4-2で制したリバプールが3試合ぶりの勝利で逆転での優勝へ何とか望みを繋いだ。一方、トッテナムは終盤に意地は見せたものの大量失点での今季初の4連敗となった。 2024.05.06 02:33 Mon

【プレミア注目プレビュー】リバプールvsスパーズ、夢破れた感ある両雄が再起図る一戦に

プレミアリーグ第36節、リバプールvsトッテナムが、日本時間5日24:30にアンフィールドでキックオフされる。共にシーズン最終盤を前に夢破れた感のある両雄がバウンスバックを図る強豪対決だ。 3位のリバプール(勝ち点75)はマージーサイド・ダービーでの0-2の敗戦に加え、前節はウェストハム相手に2-2のドロー。シーズン最終盤の重要な局面で痛恨の2戦未勝利となった。数字上の可能性は残されているものの、上位のアーセナル、マンチェスター・シティが複数試合で取りこぼす可能性は低く、逆転での優勝は絶望的と言わざるを得ない状況だ。 それでも、可能性ある限りは戦い続け、クロップ体制をより美しい形で終えたいレッズは、今季アンフィールドで行われる最後のビッグマッチでリーグ3戦ぶりの白星を目指す。 一方、5位のトッテナム(勝ち点60)はニューカッスル戦での惨敗、アーセナル、チェルシーとのダービー連戦での敗戦によって、今季2度目のリーグ3連敗。多くの離脱者の影響が大きかった1度目の3連敗とは異なり、今回の3連敗ではメンバー、日程面を含めて言い訳ができず、より深刻だ。これによって、7ポイント差の4位アストン・ビラを抜く可能性は限りなく低くなっており、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は絶望的に。 逆に、ヨーロッパリーグ(EL)出場権争いでも下位に迫られており、何とか不振を抜け出して最低限のノルマを達成したいところだ。ここ最近の低調なパフォーマンスを受け、「このチームを変えなければならない」と来季に向けた大幅なスカッド刷新を予告したポステコグルー監督は、残り試合で結果にフォーカスしつつ、その決意表明に即した戦いを見せるか。 なお、昨年9月にトッテナムホームで行われた前回対戦はカーティス・ジョーンズ、ジョタと2人の退場者を出したリバプールを相手にトッテナムが後半アディショナルタイムの劇的オウンゴールによって2-1の勝利を収めている。ただ、同試合では誤審によるルイス・ディアスの先制点取り消し、退場に関しても物議を醸す判定となった経緯があり、今回のリターンマッチでは再びレフェリングの部分にスポットライトが当たりつつ、激しい展開が予想される。 ◆リバプール◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240504_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:アリソン DF:アレクサンダー=アーノルド、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン MF:ソボスライ、遠藤航、マク・アリスター FW:サラー、ヌニェス、ルイス・ディアス 負傷者:DFマティプ、ファン・ダイク、MFチアゴ、FWジョタ、ドーク 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱組に加え、コンディションの問題でチームトレーニングに参加していなかったファン・ダイクに欠場の可能性がある。一方、チームトレーニングに完全復帰したブラッドリーがメンバー入りする見込みだ。 スタメンはファン・ダイクの起用を前提に前述の11名を予想。ファン・ダイクが難しい場合は、ジョー・ゴメスとクアンサーが代役候補となる。また、中盤と前線ではグラフェンベルフ、ガクポ、カーティス・ジョーンズ、エリオットの起用もありそうだ。 ◆トッテナム◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240504_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ヴィカーリオ DF:ペドロ・ポロ、ロメロ、ドラグシン、ファン・デ・フェン MF:サール、ベンタンクール MF:クルゼフスキ、ロ・チェルソ、ソン・フンミン FW:リシャルリソン 負傷者:GKフォースター、DFウドジェ、ベン・デイビス、MFセセニョン、FWソロモン、ヴェルナー 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しても直近のダービー2試合から変化はない。 スタメンに関しては直近の指揮官のコメントを考慮すると、幾つかのポジションでの大胆なテコ入れを予想。ディフェンスラインではドラグシンをセンターバックに置いてファン・デ・フェンを左サイドバック起用。中盤では不調のマディソンを再びベンチに置き、ロ・チェルソの抜擢と読む。クルゼフスキに代えてブレナン・ジョンソンの起用も考えられる。 ★注目選手 ◆リバプール:FWモハメド・サラー <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240504_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 指揮官との問題解決も結果で禊を済ませられるか。今季ここまではリーグ戦17ゴール9アシストとしっかりと数字を残しているものの、ここ8試合では直近の4戦連続無得点を含む2ゴールと著しくゴールペースを落としているエジプト代表FW。 同じく決定機逸が目立つヌニェスと共に終盤戦失速の一因として厳しい目に晒される中、前節のハマーズ戦ではピッチサイドで交代を準備していた際のクロップ監督との口論が大きな騒動に発展。その後、ドイツ人指揮官が問題解決を強調してひとまず騒動は沈静化したが、不振に陥っている状況においてエゴイスティックな部分が悪目立ちしてしまっている。 現状では今回の衝突が去就に影響する可能性は低いが、KOPの信頼がやや薄れつつある中で目に見える結果で信頼回復といきたい。対トッテナムのリーグ戦は13試合8ゴールと、お得意様のマンチェスター・ユナイテッドほどではないものの、相性が良い相手だ。とりわけ、背後に広大なスペースがある現在のプレースタイルにおいては自身の得意な形に持ち込みやすいだけに、リーグ5戦ぶりのゴールを含めてエースの仕事を果たしたい。 ◆トッテナム:DFミッキー・ファン・デ・フェン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240504_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 苦境のチームを支えられるか。ニューカッスル戦では不運なスリップの影響などもあって失点に関与したが、直近のダービー2試合ではいずれも複数失点を喫しながらも、相棒ロメロと共にハイパフォーマンスで逆に評価を高めたオランダ代表DF。 ここ数試合では自慢の攻撃力にかげりが見え始めているだけに、今回の一戦ではディフェンスラインがいかに相手の強力攻撃陣を抑え込めるかが勝ち点奪取のカギを握る。 起用法に関しては本職のセンターバック、スパーズ移籍後は初となる左サイドバックでの双方の形が想定されるところだが、いずれにしてもサラー、ヌニェスら相手の快足アタッカーへの対応がメインタスクとなる。攻撃面では相手のハイプレスに対して的確な球出し、持ち運びの部分でいかに貢献できるかが重要なポイントだ。加えて、相棒と共にゴールの匂いを感じさせるセットプレーでの一撃にも期待したい。 2024.05.05 12:00 Sun
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