長友がチームを勝利に導くPK成功! 3部相手に120分間ゴールレスの低調インテルがPK戦制して準々決勝進出!《コッパ・イタリア》
2017.12.13 07:57 Wed
▽コッパ・イタリア5回戦、インテルvsポルデノーネが12日にジュゼッペ・メアッツァで行われ、0-0で120分間の戦いが終了。その後、行われたPK戦を5-4で制したインテルが準々決勝進出を果たした。なお、インテルのDF長友佑都はフル出場した。
▽2010-11シーズン以来のコッパ・イタリア制覇を目指すインテルの今シーズンコッパ初戦。直近のセリエAでユベントスとの敵地でのイタリア・ダービーをゴールレスドローで終えたスパレッティ監督率いるチームは、セリエC所属の格下をホームに迎えた一戦でシュクリニアルとヴェシーノを除く先発9人を変更。GKパデッリやカンセロ、カラモーの新戦力と共にエデル、ピナモンティを今季初先発させたほか、リーグ戦4戦不出場の長友を右サイドバックで先発起用した。
▽立ち上がりから相手を押し込むインテルは開始10分にセットプレーの流れからエデルがゴール左隅を捉えたシュートを放つが、これは相手GKの好守に遭う。さらに21分にはガリアルディーニのスルーパスに抜け出したカラモーに決定機も、今度もGKペリッリの鋭い反応に阻まれる。
▽なかなか決定機を決め切れないインテルは、徐々に相手の反撃を受け始める。31分にはボックス手前右のマニャージに強烈なミドルシュートを許すが、ここはGKパデッリが見事な反応で何とか触り、ボールは右ポストを叩く。一方、前半終了間際にはゴール右でカンセロからパスを受けたカラモーに絶好機も、ここはシュートを枠に飛ばせず。
▽格下相手の低調なゴールレスでの折り返しにインテリスタのブーイングも飛び交う中、前半は終了。何とか流れを変えたいスパレッティ監督はピナモンティを下げて、ハーフタイム明けにブロゾビッチを投入。この交代でエデルを最前線に上げる。
▽スタンド、ベンチ共にフラストレーションが溜まる展開にイタリア人指揮官は80分、ダウベルト・エンリケを下げて、ついにエースFWイカルディまで投入。そのイカルディは後半終了間際に2度の決定機を迎えるが、エースも決め切れず。3部相手に主力を投入したうえ、90分間で決着をつけることはできなかった。
▽延長に入ってもセットプレーなどから決定機を作り出すインテルだったが、完全に乗せてしまった相手守護神のGKペリッリの再三の好守に阻まれ続け、延長戦でもゴールをこじ開けることはできず。屈辱のPK戦突入となった。
▽運命のPK戦では両GKの活躍によって2人ずつが失敗してサドンデスに突入。6人目は互いに成功するも、先攻のポルデノーネ7人目のパローディのシュートをGKパデッリが今回のPK戦2度目のセーブで防ぐ。すると、インテル7人目のキッカーは長友に。長友はプレッシャーがかかるこのPKを、冷静に相手GKの逆を突くシュートで左隅に蹴り込み、チームを勝利に導いた。
▽今季のセリエA首位チームながら3部相手のホームゲームで終始低調なパフォーマンスをみせたインテルだったが、これがデビュー戦のGKパデッリの活躍により、辛くも準々決勝進出を果たした。なお、翌日に行われるミランvsヴェローナでミランが勝ち抜けた場合、準々決勝でミラノダービーが実現することになった。
▽2010-11シーズン以来のコッパ・イタリア制覇を目指すインテルの今シーズンコッパ初戦。直近のセリエAでユベントスとの敵地でのイタリア・ダービーをゴールレスドローで終えたスパレッティ監督率いるチームは、セリエC所属の格下をホームに迎えた一戦でシュクリニアルとヴェシーノを除く先発9人を変更。GKパデッリやカンセロ、カラモーの新戦力と共にエデル、ピナモンティを今季初先発させたほか、リーグ戦4戦不出場の長友を右サイドバックで先発起用した。
▽立ち上がりから相手を押し込むインテルは開始10分にセットプレーの流れからエデルがゴール左隅を捉えたシュートを放つが、これは相手GKの好守に遭う。さらに21分にはガリアルディーニのスルーパスに抜け出したカラモーに決定機も、今度もGKペリッリの鋭い反応に阻まれる。
▽格下相手の低調なゴールレスでの折り返しにインテリスタのブーイングも飛び交う中、前半は終了。何とか流れを変えたいスパレッティ監督はピナモンティを下げて、ハーフタイム明けにブロゾビッチを投入。この交代でエデルを最前線に上げる。
▽だが、前半同様に決め切れないホームチームは、68分にカラモーを下げて主力のペリシッチを投入。そのペリシッチは投入直後の73分にカンセロのクロスをファーで拾って決定的なシュートを放つが、これを枠に飛ばせない。
▽スタンド、ベンチ共にフラストレーションが溜まる展開にイタリア人指揮官は80分、ダウベルト・エンリケを下げて、ついにエースFWイカルディまで投入。そのイカルディは後半終了間際に2度の決定機を迎えるが、エースも決め切れず。3部相手に主力を投入したうえ、90分間で決着をつけることはできなかった。
▽延長に入ってもセットプレーなどから決定機を作り出すインテルだったが、完全に乗せてしまった相手守護神のGKペリッリの再三の好守に阻まれ続け、延長戦でもゴールをこじ開けることはできず。屈辱のPK戦突入となった。
▽運命のPK戦では両GKの活躍によって2人ずつが失敗してサドンデスに突入。6人目は互いに成功するも、先攻のポルデノーネ7人目のパローディのシュートをGKパデッリが今回のPK戦2度目のセーブで防ぐ。すると、インテル7人目のキッカーは長友に。長友はプレッシャーがかかるこのPKを、冷静に相手GKの逆を突くシュートで左隅に蹴り込み、チームを勝利に導いた。
▽今季のセリエA首位チームながら3部相手のホームゲームで終始低調なパフォーマンスをみせたインテルだったが、これがデビュー戦のGKパデッリの活躍により、辛くも準々決勝進出を果たした。なお、翌日に行われるミランvsヴェローナでミランが勝ち抜けた場合、準々決勝でミラノダービーが実現することになった。
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