ロマリーニョ弾で逃げ切った開催国王者アル・ジャジーラがオークランドを撃破! 9日に浦和レッズと激突!《CWC2017》

▽6日にクラブ・ワールドカップ(CWC)2017開幕戦のアル・ジャジーラ(開催国代表)vsオークランド・シティ(オセアニア王者)が行われ、1-0でアル・ジャジーラが勝利した。

▽初出場となるアル・ジャジーラと、7大会連続9回目の出場となるオークランドの一戦は、序盤から一進一退の展開となる中、オークランドは12分にボックス手前でパスを受けたデ・ヴリースがゴール右を狙ったコントロールショット。しかし、これは相手DFに当たり、ゴール右に外れた。

▽膠着状態のまま前半半ばに差し掛かると、オークランドは30分に決定機。タデのスルーパスをボックス左深くで受けたデ・ヴリースがマイナスの折り返しを供給。これをボックス中央に走りこんだマッコワットが左足で合わせたが、シュートはGKアリ・ハセイフのセーブに阻まれた。
▽すると、ピンチを凌いだアル・ジャジーラがファーストチャンスで試合を動かす。38分、ロマリーニョのパスをバイタルエリアで受けたマブフートがドリブルを仕掛けると、相手DFのブロックにボールをロストするが、これを拾ったロマリーニョが右足を一閃。これがゴール左隅に突き刺さり、アル・ジャジーラが先制に成功した。

▽迎えた後半、先に決定機を作ったのはオークランド。50分、相手DFの中途半端なクリアをペナルティアーク手前で拾ったハウィーソンのミドルシュートがゴール左隅を捉えるも、これはGKアリ・ハセイフのファインセーブに防がれた。▽後半の主導権を握るオークランドは75分、岩田のパスをボックス左で受けたハウィーソンがダイレクトで折り返すと、ゴール前に走りこんだデ・ヴリースが右足で合わせたが、再びGKアリ・ハセイフの好セーブに阻まれる。

▽その後も猛攻を仕掛けたオークランドだったが、アル・ジャジーラ守備陣の体を張った守りとフィニッシュ精度の欠如により同点ゴールは生まれず。ロマリーニョ弾で逃げ切ったアル・ジャジーラが、CWC初勝利を飾った。

▽なお、開幕戦を飾ったアル・ジャジーラは、9日に本拠地アブダビで浦和レッズ(アジア王者)との準々決勝を戦う。