待望の瞬間がそこに!? 柴崎岳vs乾貴士、リーガ史上初の日本人対決なるか
2017.12.09 20:30 Sat
▽多くのリーガファンが待ち望んでいたであろう瞬間が訪れるかもしれない。9日に行われるリーガ・エスパニョーラ第15節、ヘタフェvsエイバルの一戦で、史上初の日本人対決が実現する可能性がある。
◆実現しそうでしなかった2016-17シーズン

▽他のリーグでは、日本人選手がレギュラーポジションを獲得している場合が多く、日本人対決が数多く実現している。しかし、日本人選手はリーガ・エスパニョーラで結果を残すことがこれまでできず、ほとんどの選手が1シーズン、またはハーフシーズンでスペインの地を去ることになっていた。
◆“バルセロナ”でつながる両者
◆実現しそうでしなかった2016-17シーズン

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▽昨シーズンは、セビージャにMF清武弘嗣(現セレッソ大阪)が所属しており、エイバルのMF乾貴士との対決が期待された。共にC大阪でプレーしていた両者だったが、清武が先発出場したのに対し、乾は出場せず。結局、日本人対決は実現しないまま、清武が日本へと帰国してしまった。
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▽また、2部でも日本人対決の可能性があった。昨シーズン、テネリフェに在籍していたMF柴崎岳とヒムナスティック・タラゴナに所属しているDF鈴木大輔だ。シーズン終盤の対決となり、すでにチームの核となりつつあった柴崎は先発出場するも、鈴木はメンバー外。同一シーズンで実現の可能性があった2つの日本人対決は、いずれも叶わなかった。▽他のリーグでは、日本人選手がレギュラーポジションを獲得している場合が多く、日本人対決が数多く実現している。しかし、日本人選手はリーガ・エスパニョーラで結果を残すことがこれまでできず、ほとんどの選手が1シーズン、またはハーフシーズンでスペインの地を去ることになっていた。

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▽柴崎は、2016年12月のクラブ・ワールドカップでの活躍が評価。特に、レアル・マドリー戦でのゴールが世界中でも話題となり、2部のテネリフェに電撃移籍。すると、昨シーズンのテネリフェでの活躍が評価され、同じ昇格を争っていたライバルのヘタフェへと移籍した。乾貴士の関連記事
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