イグアインの古巣弾でユベントスがナポリに肉薄! ナポリはリーグ戦初黒星《セリエA》

▽セリエA第15節、ナポリvsユベントスが1日に行われ、0-1でユベントスが勝利した。

▽前節ウディネーゼ戦をジョルジーニョのPK崩れによる1点で辛勝したナポリ(勝ち点38)は、2位インテルとの2ポイント差をキープして首位を死守した。水曜日にはグループステージ突破の懸かったチャンピオンズリーグ(CL)のフェイエノールト戦を控える中、メルテンスやインシーニェ、ハムシクら現状のベストメンバーを投入した。

▽一方、前節クロトーネ戦を後半の3発で勝利してナポリを4ポイント差で追う3位ユベントス(勝ち点34)は、ナポリ同様にGS突破の懸かったオリンピアコス戦を火曜日に控える中、古巣対戦となるイグアインが手の負傷により出場が微妙だったが、先発となった。システムはドグラス・コスタを右MFにマテュイディを左MFに配すフラットな[4-4-2]となった。
▽ハイプレスをかけるナポリに対し、受ける入りとなったユベントスは4分に決定機。ドグラス・コスタのスルーパスでゴールエリア右に侵入したイグアインがシュート。しかし、浮かせたシュートはGKレイナにセーブされた。

▽それでも13分、ロングカウンターに転じたユベントスが先制する。ドグラス・コスタがインシーニェからボールを奪ってカウンターを発動すると、ディバラが中央を持ち上がってスルーパス。これをボックス右で受けたイグアインがシュートを流し込んだ。▽先制されたナポリは18分にハムシクがミドルシュートで、31分にはキエッリーニのミスパスを拾ったインシーニェがミドルシュートでそれぞれGKブッフォンを強襲。攻勢を強めると、インシーニェのミドルで得た左CKからインシーニェがヘディングシュートを浴びせたが、ここもGKブッフォンに阻まれた。

▽ハーフタイムにかけてもナポリが押し込み、ユベントスがカウンターを狙う構図で試合は推移した中、前半はユベントスの1点リードで終了した。

▽迎えた後半もナポリが攻め込む形となると、54分にインシーニェが枠内シュートをマーク。直後にもカジェホンがミドルシュートでゴールの可能性を感じさせていく。ユベントスを自陣に貼り付けるナポリは65分、デ・シリオのミスパスを奪ったメルテンスがボックス内でキエッリーニに倒されたが、ノーファウルの判定が下された。

▽耐えるユベントスは68分に追加点のチャンス。ボックス手前右のピャニッチのクロスをボックス左でフリーとなっていたマテュイディがボレー。しかし、叩きつけたシュートはGKレイナのビッグセーブに阻まれた。

▽守護神に助けられたナポリは、73分にインシーニェがボックス左から決定的なシュートを浴びせたものの、そのインシーニェがGKブッフォンとの接触により負傷交代を強いられてしまう。

▽逃げ切りを狙うユベントスは終盤、デ・シリオに代えてバルザーリを投入。4分の追加タイムまで集中した守備を続けてナポリをシャットアウトし、1ポイント差に詰め寄った。