【CLグループ第5節プレビュー①】セビージャvsリバプールの大一番! ナポリやドルト、モナコはわずかな望みに懸ける
2017.11.21 17:30 Tue
▽2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第5節が11月21日、22日に開催される。ここでは21日に開催されるグループE~H第5節のマッチプレビューを紹介していく。
★CLグループステージ第5節
▽11/21(火)
◆グループE
《26:00》
スパルタク・モスクワ vs マリボル
《28:45》
セビージャ vs リバプール
◆グループF
《28:45》
マンチェスター・シティ vs フェイエノールト
ナポリ vs シャフタール
◆グループG
《26:00》
ベシクタシュ vs ポルト
《28:45》
モナコ vs ライプツィヒ
《28:45》
アポエル vs レアル・マドリー
ドルトムント vs トッテナム
◆グループE:決勝T進出を懸けたセビージャvsリバプール

▽前節、アウェイで1-5の屈辱的な大敗を喫したスパルタク・モスクワ相手に、2-1で競り勝ちリベンジを果たしたセビージャ。直後のリーグ戦でバルセロナに敗れたものの、インターナショナルウィーク明けとなった直近のセルタ戦では指揮官の古巣相手に2-1の勝利を収めた。また、同試合ではFWイェデルや短時間の出場となったMFバネガら一部主力の温存に成功しており、今回の大一番に向けて準備万端だ。前回対戦は敵地で2-2のドローも試合内容では完全に圧倒されており、ホームで迎える今節は最低勝ち点1を獲得するプランで臨みたい。最終節は格下マリボル相手の勝ち点3獲得が見込まれており、たとえ今節終了後にスパルタク・モスクワに抜かれたとしても、最終節でリバプールとスパルタク・モスクワが潰し合いとなるため、まずは今節負けないことが最優先だ。
▽一方、格下マリボル相手の連戦をいずれも大勝で飾り、グループ首位に躍り出たリバプール。直近の国内リーグでもウェストハム、サウサンプトン相手に大勝を飾るなど絶好調だ。とりわけ、直近の公式戦3試合で5ゴールを挙げる快速FWサラーの好調ぶりが目立つ。前述のように最終節にスパルタク・モスクワ戦を控えるため、今節の勝利で突破を決めたいところだが、今週末のリーグ戦でチェルシーとのビッグマッチを控えている点が懸念材料だ。国内リーグでは熾烈なトップ4争いに巻き込まれているだけに、ホームでのチェルシー戦は是が非でも勝ち点3を獲得したい。消耗の激しいスタイルを採用する中でクロップ監督の選手起用に注目が集まる。
▽セビージャとリバプールの上位対決の前に、マリボル戦を戦うスパルタク・モスクワは、逆転での決勝トーナメント進出に向けて勝ち点3が求められる。だが、敵地での前回対戦は1-1のドローに終わっており、決して簡単な試合にならないはずだ。ただ、ここまで未勝利のマリボルはここからの連勝と、今節、最終節でリバプールが連勝した場合、わずかながら突破の可能性が残されており、攻撃的に戦う可能性が高い。そこでうまく相手を引っくり返せれば、より楽な試合展開になるかもしれない。
◆グループF:崖っぷちナポリは運命のシャフタール戦

▽開幕無敗を継続し首位を快走する国内リーグとは異なり、今季CLグループステージでは苦戦が続くナポリは今節、ホームのサン・パオロで2位のシャフタール(勝ち点9)との大一番に挑む。すでに自力での突破の可能性が消滅しているナポリは、ここから全勝してなおかつシャフタールが全敗する必要がある。また、勝ち点が並んだ場合、当該成績が優先されるため敵地での1stレグを1-2で敗れたナポリは、1-0、2-1の勝利か2点差以上を付けての勝利が必須。仮に、今節3-2や4-3のスコアで勝利したとしても当該成績で敗退に追い込まれる、まさに崖っぷちの状況だ。また、国内リーグでは直近のミラン戦で勝利を収めたが、その直前のキエーボ戦はゴールレスドローに終わっており、チーム状態は盤石とは言い難い。その逆境の中で奇跡の逆転突破に向けて勝ち点3を掴めるか。
▽一方、フェイエノールト(勝ち点0)との連戦をきっちり連勝で飾ったシャフタールは、残り2試合で勝ち点1以上を挙げられれば、突破が決まる優位な状況にある。また、最終節では対戦相手のシティがすでに首位通過を決め、同試合後に行われる週末のマンチェスター・ダービーに向けて大幅なターンオーバーを採用する可能性が高く、突破に向けて追い風が吹いている。ただ、不確定要素も多い最終節を前に突破を決めたいチームは、今節で引き分け以上の結果を手にして決着を付けたいところ。完全アウェイの空気の中でナポリの強力攻撃陣相手に粘り強い守りをみせ、FWタイソンら自慢の攻撃陣の個人技を生かしたカウンターアタックで応戦したい。
▽今節、引き分け以上で首位通過が確定するシティは、ホームでフェイエノールトと対戦する。無敗を継続する国内リーグでは2位マンチェスター・ユナイテッドと勝ち点8差を付けており、比較的余裕がある状況だ。また、今週末のリーグ戦では昇格組のハダースフィールドという格下との対戦となるため、今節に向けてグアルディオラ監督には主力の大幅な温存か、今節できっちり首位通過を決めるために主力を投入する2つの選択肢が与えられる。仮に、前者を選ぶ場合は、MFフォーデンやMFブラヒム・ディアスといった10代の若手プレーヤーがピッチに立つことになる。
◆グループG:時差が思わぬドラマ演出? 崖っぷちモナコは望み繋ぐか

▽智将ギネシュ監督に加え、DFペペやFWクアレスマ、DFアドリアーノ・コレイアなど経験豊富なベテランを多数擁すトルコ王者ベシクタシュは、前節のモナコ相手のドローによって2節を残しての突破を逃したが、今節での突破が濃厚だ。2位のポルト(勝ち点6)をホームに迎える今節では引き分け以上で首位通過が決定。また、敗戦した場合でもポルト戦後に行われる4位のモナコ(勝ち点2)と、3位のRBライプツィヒ(勝ち点4)が引き分け以下に終わった場合、2位以内が確定する。ただ、国内リーグでは直近のアクヒサル戦で0-0のドローとなるなど、取りこぼしが目立っており、難敵ポルトをホームに迎える今回の一戦にやや不安を残す。
▽一方、ベシクタシュと共に混戦のグループGを抜け出したいポルトは今節での勝利と、3位のライプツィヒが敗戦した場合、最終節を残しての突破が決まる。とはいえ、今節を引き分け以下の結果で終えると、最終節でモナコ、ライプツィヒとの三つ巴の争いに巻き込まれるため、首位チーム相手のアウェイゲームでも勝ち点3奪取が求められる。幸い、国内リーグでは2位以下に勝ち点4差を付けて首位を快走するなど、好調を継続しており、古巣凱旋のFWアブバカルら好調な攻撃陣を生かして勝ち切りたい。
▽また、昨季のベスト4チームながらここまで唯一の未勝利と不調が続くモナコは、今節勝利を逃すと敗退が決定する。さらに、時差の関係で数時間前に行われるベシクタシュvsポルトで2位ポルトが勝利した場合、今節を戦う前に敗退が決定するという、難しい立場にいる。今節ではベシクタシュの勝利を祈りつつ、仮に突破の可能性が残された場合は、ホームでライプツィヒを全力で叩きたい。ここで勝利できれば、最終節はポルトとの直接対決となるため、自力で2位に入ることも可能になる。ケガ明けのエースFWファルカオを中心に是が非でも勝ち点3を奪いたい。そのモナコと対峙するライプツィヒは直近のリーグ戦で10人のレバークーゼン相手に追いつかれてのドローと痛恨の試合運びとなっただけに、今季課題とされるゲームコントロールが敵地でのモナコ戦でもカギとなる。
◆グループH:崖っぷちドルトは勝利且つマドリーの取りこぼし必要に

▽今グループステージで唯一の日本人選手を擁するMF香川真司が所属するドルトムント(勝ち点2)だが、ライバル2クラブとの敗戦に加え、グループ最弱と目されたアポエル(勝ち点2)相手の痛恨の連続ドローによって敗退危機を迎えている。既に突破を決めているトッテナムをホームに迎えた今節でたとえ勝利を手にしても、同時刻開催のアポエルvsレアル・マドリーでマドリーが勝利した場合、最終節を残しての敗退が決定する。
▽難しいモチベーションの中で今節に臨むチームだが、最低限のノルマであるヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の3位確保に向けては勝ち点3が求められるところだ。しかし、直近の公式戦8試合ではDFBポカールで3部のマクデブルク相手に勝利したものの、それ以外の7試合の戦績は4敗3分けと深刻な不振に陥る。とりわけ、直近のシュツットガルト戦では今季散々繰り返してきた守備陣の軽率なミスで敗戦を喫し、ボス新監督のクビがいよいよ危うくなっている。今回の一戦では規律違反でシュツットガルト戦で招集外となったエースFWオーバメヤンらの奮起で意地を見せたい。
▽一方、今節の勝利で首位通過が決定するトッテナムだが、最終節にホームでのアポエル戦を残しているため、難敵ドルトムントとのアウェイゲームで無理に勝ち点3を奪いに行く必要はない。ただ、直近のリーグ戦では宿敵アーセナルとのノースロンドン・ダービーで屈辱的な敗戦を喫しており、バウンスバックの意味ではしっかりとした戦いをみせ、調子を取り戻したいところだ。
▽今節でのグループステージ突破を目指す2連覇中の王者マドリーだが、直近のリーグ戦ではアトレティコ・マドリーとのダービーをゴールレスドローで終え、リーガ首位のバルセロナとの勝ち点差が「10」に開き、早くもリーグ連覇に黄色信号が灯る。その意味でより重要度が増すCLでは今節きっちり勝って突破を決めたいところだ。とはいえ、わずかながら突破の可能性を残すアポエルはホームでトッテナム、ドルトムント相手に堂々としたプレーを見せており、簡単には勝たせてくれない相手だ。そのため、今節ではアトレティコ相手に無得点で終わった攻撃陣の活躍が重要となる。とりわけ、ここまでリーグ1ゴールずつで、第12節終了時点でのクラブ歴代最低2トップとなったFWクリスティアーノ・ロナウド、FWベンゼマのコンビの奮起に期待したい。特に、今季CLグループステージで開幕5連発が懸かる背番号7のプレーに注目が集まるところだ。
★CLグループステージ第5節
▽11/21(火)
◆グループE
《26:00》
スパルタク・モスクワ vs マリボル
《28:45》
セビージャ vs リバプール
《28:45》
マンチェスター・シティ vs フェイエノールト
ナポリ vs シャフタール
◆グループG
《26:00》
ベシクタシュ vs ポルト
《28:45》
モナコ vs ライプツィヒ
◆グループH
《28:45》
アポエル vs レアル・マドリー
ドルトムント vs トッテナム
◆グループE:決勝T進出を懸けたセビージャvsリバプール

Getty Images
▽リバプール(勝ち点8)、セビージャ(勝ち点7)、スパルタク・モスクワ(勝ち点5)の三つ巴の争いとなっているグループAでは、第4節終了時点で1チームも突破が決まっていない混戦模様となっている。そして、今節最大の注目カードは2位のセビージャと首位のリバプールがサンチェス・ピスファンで激突する、決勝トーナメント進出を懸けた大一番だ。今回の一戦では勝者が決勝トーナメントに進出できるという分かりやすい構図となっている。▽前節、アウェイで1-5の屈辱的な大敗を喫したスパルタク・モスクワ相手に、2-1で競り勝ちリベンジを果たしたセビージャ。直後のリーグ戦でバルセロナに敗れたものの、インターナショナルウィーク明けとなった直近のセルタ戦では指揮官の古巣相手に2-1の勝利を収めた。また、同試合ではFWイェデルや短時間の出場となったMFバネガら一部主力の温存に成功しており、今回の大一番に向けて準備万端だ。前回対戦は敵地で2-2のドローも試合内容では完全に圧倒されており、ホームで迎える今節は最低勝ち点1を獲得するプランで臨みたい。最終節は格下マリボル相手の勝ち点3獲得が見込まれており、たとえ今節終了後にスパルタク・モスクワに抜かれたとしても、最終節でリバプールとスパルタク・モスクワが潰し合いとなるため、まずは今節負けないことが最優先だ。
▽一方、格下マリボル相手の連戦をいずれも大勝で飾り、グループ首位に躍り出たリバプール。直近の国内リーグでもウェストハム、サウサンプトン相手に大勝を飾るなど絶好調だ。とりわけ、直近の公式戦3試合で5ゴールを挙げる快速FWサラーの好調ぶりが目立つ。前述のように最終節にスパルタク・モスクワ戦を控えるため、今節の勝利で突破を決めたいところだが、今週末のリーグ戦でチェルシーとのビッグマッチを控えている点が懸念材料だ。国内リーグでは熾烈なトップ4争いに巻き込まれているだけに、ホームでのチェルシー戦は是が非でも勝ち点3を獲得したい。消耗の激しいスタイルを採用する中でクロップ監督の選手起用に注目が集まる。
▽セビージャとリバプールの上位対決の前に、マリボル戦を戦うスパルタク・モスクワは、逆転での決勝トーナメント進出に向けて勝ち点3が求められる。だが、敵地での前回対戦は1-1のドローに終わっており、決して簡単な試合にならないはずだ。ただ、ここまで未勝利のマリボルはここからの連勝と、今節、最終節でリバプールが連勝した場合、わずかながら突破の可能性が残されており、攻撃的に戦う可能性が高い。そこでうまく相手を引っくり返せれば、より楽な試合展開になるかもしれない。
◆グループF:崖っぷちナポリは運命のシャフタール戦

Getty Images
▽魅惑の攻撃的スタイルを志向するスカイブルーの2チームの突破が有力視されたグループFだが、4連勝のマンチェスター・シティ(勝ち点12)が早々に突破を決めた一方、1勝3敗と大苦戦のナポリ(勝ち点3)が敗退危機に陥り、大きく明暗を分ける結果となっている。▽開幕無敗を継続し首位を快走する国内リーグとは異なり、今季CLグループステージでは苦戦が続くナポリは今節、ホームのサン・パオロで2位のシャフタール(勝ち点9)との大一番に挑む。すでに自力での突破の可能性が消滅しているナポリは、ここから全勝してなおかつシャフタールが全敗する必要がある。また、勝ち点が並んだ場合、当該成績が優先されるため敵地での1stレグを1-2で敗れたナポリは、1-0、2-1の勝利か2点差以上を付けての勝利が必須。仮に、今節3-2や4-3のスコアで勝利したとしても当該成績で敗退に追い込まれる、まさに崖っぷちの状況だ。また、国内リーグでは直近のミラン戦で勝利を収めたが、その直前のキエーボ戦はゴールレスドローに終わっており、チーム状態は盤石とは言い難い。その逆境の中で奇跡の逆転突破に向けて勝ち点3を掴めるか。
▽一方、フェイエノールト(勝ち点0)との連戦をきっちり連勝で飾ったシャフタールは、残り2試合で勝ち点1以上を挙げられれば、突破が決まる優位な状況にある。また、最終節では対戦相手のシティがすでに首位通過を決め、同試合後に行われる週末のマンチェスター・ダービーに向けて大幅なターンオーバーを採用する可能性が高く、突破に向けて追い風が吹いている。ただ、不確定要素も多い最終節を前に突破を決めたいチームは、今節で引き分け以上の結果を手にして決着を付けたいところ。完全アウェイの空気の中でナポリの強力攻撃陣相手に粘り強い守りをみせ、FWタイソンら自慢の攻撃陣の個人技を生かしたカウンターアタックで応戦したい。
▽今節、引き分け以上で首位通過が確定するシティは、ホームでフェイエノールトと対戦する。無敗を継続する国内リーグでは2位マンチェスター・ユナイテッドと勝ち点8差を付けており、比較的余裕がある状況だ。また、今週末のリーグ戦では昇格組のハダースフィールドという格下との対戦となるため、今節に向けてグアルディオラ監督には主力の大幅な温存か、今節できっちり首位通過を決めるために主力を投入する2つの選択肢が与えられる。仮に、前者を選ぶ場合は、MFフォーデンやMFブラヒム・ディアスといった10代の若手プレーヤーがピッチに立つことになる。
◆グループG:時差が思わぬドラマ演出? 崖っぷちモナコは望み繋ぐか

Getty Images
▽実力伯仲のグループGでは、ここまで唯一無敗の首位ベシクタシュ(勝ち点10)が大きく抜け出しているものの、第4節終了時点で全チームに突破の可能性が残されている混戦模様だ。▽智将ギネシュ監督に加え、DFペペやFWクアレスマ、DFアドリアーノ・コレイアなど経験豊富なベテランを多数擁すトルコ王者ベシクタシュは、前節のモナコ相手のドローによって2節を残しての突破を逃したが、今節での突破が濃厚だ。2位のポルト(勝ち点6)をホームに迎える今節では引き分け以上で首位通過が決定。また、敗戦した場合でもポルト戦後に行われる4位のモナコ(勝ち点2)と、3位のRBライプツィヒ(勝ち点4)が引き分け以下に終わった場合、2位以内が確定する。ただ、国内リーグでは直近のアクヒサル戦で0-0のドローとなるなど、取りこぼしが目立っており、難敵ポルトをホームに迎える今回の一戦にやや不安を残す。
▽一方、ベシクタシュと共に混戦のグループGを抜け出したいポルトは今節での勝利と、3位のライプツィヒが敗戦した場合、最終節を残しての突破が決まる。とはいえ、今節を引き分け以下の結果で終えると、最終節でモナコ、ライプツィヒとの三つ巴の争いに巻き込まれるため、首位チーム相手のアウェイゲームでも勝ち点3奪取が求められる。幸い、国内リーグでは2位以下に勝ち点4差を付けて首位を快走するなど、好調を継続しており、古巣凱旋のFWアブバカルら好調な攻撃陣を生かして勝ち切りたい。
▽また、昨季のベスト4チームながらここまで唯一の未勝利と不調が続くモナコは、今節勝利を逃すと敗退が決定する。さらに、時差の関係で数時間前に行われるベシクタシュvsポルトで2位ポルトが勝利した場合、今節を戦う前に敗退が決定するという、難しい立場にいる。今節ではベシクタシュの勝利を祈りつつ、仮に突破の可能性が残された場合は、ホームでライプツィヒを全力で叩きたい。ここで勝利できれば、最終節はポルトとの直接対決となるため、自力で2位に入ることも可能になる。ケガ明けのエースFWファルカオを中心に是が非でも勝ち点3を奪いたい。そのモナコと対峙するライプツィヒは直近のリーグ戦で10人のレバークーゼン相手に追いつかれてのドローと痛恨の試合運びとなっただけに、今季課題とされるゲームコントロールが敵地でのモナコ戦でもカギとなる。
◆グループH:崖っぷちドルトは勝利且つマドリーの取りこぼし必要に

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▽グループCと並んで“死の組”に挙げられたグループHだったが、グループ3番手の評価だったトッテナム(勝ち点10)が唯一の無敗で2節を残して突破を決めた。また、そのトッテナムとの直接対決に敗れた2位のレアル・マドリー(勝ち点7)も残り2節で2ポイントを加えれば、突破が決まる優位な立場にいる。▽今グループステージで唯一の日本人選手を擁するMF香川真司が所属するドルトムント(勝ち点2)だが、ライバル2クラブとの敗戦に加え、グループ最弱と目されたアポエル(勝ち点2)相手の痛恨の連続ドローによって敗退危機を迎えている。既に突破を決めているトッテナムをホームに迎えた今節でたとえ勝利を手にしても、同時刻開催のアポエルvsレアル・マドリーでマドリーが勝利した場合、最終節を残しての敗退が決定する。
▽難しいモチベーションの中で今節に臨むチームだが、最低限のノルマであるヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の3位確保に向けては勝ち点3が求められるところだ。しかし、直近の公式戦8試合ではDFBポカールで3部のマクデブルク相手に勝利したものの、それ以外の7試合の戦績は4敗3分けと深刻な不振に陥る。とりわけ、直近のシュツットガルト戦では今季散々繰り返してきた守備陣の軽率なミスで敗戦を喫し、ボス新監督のクビがいよいよ危うくなっている。今回の一戦では規律違反でシュツットガルト戦で招集外となったエースFWオーバメヤンらの奮起で意地を見せたい。
▽一方、今節の勝利で首位通過が決定するトッテナムだが、最終節にホームでのアポエル戦を残しているため、難敵ドルトムントとのアウェイゲームで無理に勝ち点3を奪いに行く必要はない。ただ、直近のリーグ戦では宿敵アーセナルとのノースロンドン・ダービーで屈辱的な敗戦を喫しており、バウンスバックの意味ではしっかりとした戦いをみせ、調子を取り戻したいところだ。
▽今節でのグループステージ突破を目指す2連覇中の王者マドリーだが、直近のリーグ戦ではアトレティコ・マドリーとのダービーをゴールレスドローで終え、リーガ首位のバルセロナとの勝ち点差が「10」に開き、早くもリーグ連覇に黄色信号が灯る。その意味でより重要度が増すCLでは今節きっちり勝って突破を決めたいところだ。とはいえ、わずかながら突破の可能性を残すアポエルはホームでトッテナム、ドルトムント相手に堂々としたプレーを見せており、簡単には勝たせてくれない相手だ。そのため、今節ではアトレティコ相手に無得点で終わった攻撃陣の活躍が重要となる。とりわけ、ここまでリーグ1ゴールずつで、第12節終了時点でのクラブ歴代最低2トップとなったFWクリスティアーノ・ロナウド、FWベンゼマのコンビの奮起に期待したい。特に、今季CLグループステージで開幕5連発が懸かる背番号7のプレーに注目が集まるところだ。
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ハイドゥク・スプリトの元クロアチア代表MFイバン・ラキティッチが、結婚11年の妻ラケル・マウリさんに薔薇の花束を贈った。 王子様としてお馴染みの名手ラキティッチ。 シャルケで頭角を表し、セビージャ、バルセロナ、セビージャ、アル・シャバブと渡り歩き、今季からハイドゥクに所属。スイス出身の王子にとって、人生初のクロアチア生活だ。 そんなラキティッチ、自身が世界的名手に台頭するセビージャへの移籍が決まったその夜、契約書締結のために宿泊していたセビリア市内のホテルで、バーのウェイトレスに一目惚れ。 数カ月ものアタックの末に交際まで漕ぎ着け、2年後の2013年に結婚した逸話が有名だ。 運命の相手となったのは、セビリア出身のラケル・マウリさん。結婚後に長女と次女を授かり、現在は家族4人でクロアチアに住む。 21日、妻ラケルさんはインスタグラムを更新し、「13年前の今日、決して離れないと誓った愛する人」から、交際記念日として薔薇の花束をもらったことを報告。 クロアチア『Slobonda Dakmacija』は、2人への過去のインタビューを持ち出し、ラキティッチ夫妻の馴れ初めを振り返った。 「私はホテルのバーで2年間働き、セビージャとの契約書にサインしにきたイバンと出会った」 「その日から、彼は来る日も来る日もバーに来て、私以外のウェイトレスを応対拒否(笑) 私だけに接客して欲しいと堂々と言い放ち、いつもミルク入りコーヒーとオレンジファンタを頼んでいたわね」 “少しでも一緒にいたいから、必ず飲み物を2つ頼んだんだよ(笑)” 「繰り返し電話番号を尋ねられ、私がノーと言っても何度も何度も…しつこい彼に私は負けた。彼は私と一緒にコーヒーを飲みに行くまで、8カ月を要したわね」 「彼がサッカー選手であることはわかっていた。どうせ3日で私の視界から消えるだろうと思っていたら、8カ月。浮ついた心で私のところへ来ていないと理解したわ」 <span class="paragraph-title">【写真】相変わらずカッコいいラキティッチ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C91zaHpo21l/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C91zaHpo21l/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Raquel Mauri (@raquel_mauri)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.08.22 16:35 Thu2
ブライトンのアルゼンチン代表DFバルコがストラスブールに買取OP付きレンタル移籍…今季はセビージャにレンタルも9試合の出場に終わる
ストラスブールは2日、ブライトン&ホーヴ・アルビオンのアルゼンチン代表DFバレンティン・バルコ(20)を買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得したことを発表した。 バルコはボカ・ジュニアーズ育ちのサイドバック。2024年1月にブライトンへと完全移籍を果たしていた。 アルゼンチン期待のSBだったが、ロベルト・デ・ゼルビ前監督の下では7試合の出場と多くの出番を得られず。ファビアン・ヒュルツェラー監督も構想に入れておらず、今シーズンはセビージャにレンタル移籍していた。 そのセビージャでも多くの出番はなく、ラ・リーガで7試合、コパ・デル・レイで2試合に出場し1アシストを記録するにとどまっていた。 2025.02.02 23:20 Sun3
「プエルタへの恩義があるから」セルヒオ・ラモスが18年ぶりにセビージャ帰還へ…亡き“先輩”の存在も決め手に
セビージャ帰還が目前とされる元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(37)。早逝した“先輩”の存在も帰還を決意した理由の1つだったようだ。スペイン『Relevo』が伝えている。 今夏パリ・サンジェルマン(PSG)を退団し、無所属の状態が続いているセルヒオ・ラモス。新天地としてガラタサライやサウジアラビア、メジャーリーグ・サッカー(MLS)が取り沙汰されたが、3日以降はセビージャへのフリー加入で決着すると報じられている。 16年間在籍したレアル・マドリーでキャプテンも務めたセルヒオ・ラモスだが、セビージャは下部組織時代から19歳まで過ごした古巣であり、自身の生まれ故郷でもある。加入が実現すれば、実に18年ぶりの帰還ということになる。 すでに故郷へ到着し、契約締結も秒読みとされているなか、市街地で報道陣の問いかけに応じた37歳は「とても嬉しい。街の皆の歓迎には感謝しかないよ。我が家に帰ってくるのはいつだって特別なことだ。これからメディカルチェックなどがあるけど、この瞬間を数カ月待っていた」などと喜んだ。 また、「戻ってきたのは父、祖父、セビージャのファン、そしてプエルタに対する恩義があるから」と付け加えた。 最後に名前を挙げたのは、かつてラ・リーガファンにとって馴染み深い存在だったセビージャの元スペイン代表MFアントニオ・プエルタ氏だ。 プエルタ氏はセルヒオ・ラモスの2つ上の先輩。同様にセビージャで生まれ育ち、下部組織を経て2003-04シーズンにファーストチームデビュー。2006年10月にはセビージャの一員として22歳でA代表デビューを果たしている。まさにセビージャファンの誇りだった。 しかし、2007年8月25日、2007-08シーズンのラ・リーガ第1節のヘタフェ戦に先発出場していたプエルタ氏は、試合中に突如意識を失い、一度は立ち上がるも試合後に再び倒れて緊急搬送。そのまま意識を取り戻すことなく、現役のスペイン代表選手は3日後の28日に22歳の若さでこの世を去った。妻が第一子となる長男の誕生を控えていたなかでの悲劇だった。 プエルタ氏の突然の死から早16年、セルヒオ・ラモスには選手キャリアの最後を先輩も愛した古巣で迎えようという思いがいつしか強くなっていたのだろう。『Relevo』によると、すでにセビージャと条件面で大筋合意し、1年間の延長オプションが付帯した1年契約を締結する見通しとのこと。5日に正式発表される可能性もあるとみられている。 <span class="paragraph-title">【動画】セビージャ復帰が迫るセルヒオ・ラモスが空港に到着</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">: "Venir aquí era una deuda con mi padre, con mi abuelo y con Puerta"<br><br>Vía <a href="https://twitter.com/MarioMijenz?ref_src=twsrc%5Etfw">@MarioMijenz</a> <a href="https://t.co/XeoXQtbWs3">pic.twitter.com/XeoXQtbWs3</a></p>— Orgullo de Nervión (@Orgullo_Nervion) <a href="https://twitter.com/Orgullo_Nervion/status/1698645721275101293?ref_src=twsrc%5Etfw">September 4, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.09.04 21:25 Mon4
自動車事故で急逝のレジェス、事故原因はタイヤの空気圧…
今月1日に自動車事故で急逝した元スペイン代表FWホセ・アントニオ・レジェス(享年35)の事故原因が明らかになったようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。 今シーズン、スペイン2部のエストレマドゥーラでプレーしていたレジェスは1日、故郷ウトレラで高速道路を走行中にコントロールを失い、コンクリートブロックに衝突した結果、命を落とすことになった。 『ムンド・デポルティボ』は今回の事故に関して、スペインの治安警備隊にあたる『グアルディア・シビル』に取材を行ったところ、事故原因のひとつとしてタイヤの空気圧が安全基準に達していなかったとの回答を受けたという。 同メディアによると、レジェス所有のメルセデス社製の事故車両は、数カ月間にわたって使用されておらず、空気圧が安全基準に達していなかったという。そして、レジェスが時速237kmという高速走行を行った中で、そのタイヤのうちの1つが破裂して事故を引き起こしたようだ。 レジェスは、セビージャの下部組織で育つと、2000年7月にトップチームへ昇格。2004年1月にアーセナルへと移籍すると、2006年7月にレアル・マドリーへレンタル移籍、2007年7月にアトレティコ・マドリーへと完全移籍した。 その後は、ベンフィカやセビージャ、エスパニョール、コルドバと渡り歩き2018年7月からは中国の新疆天山雪豹足球倶楽部でプレー。今シーズンはスペイン2部のエストレマドゥーラでプレーしていた。また、スペイン代表として22試合に出場4ゴールを記録。 クラブレベルでは、アーセナル時代に2003-04シーズンにプレミアリーグ制覇、レアル・マドリー時代の2006-07シーズンにリーガエスパニョーラを制覇を経験。ヨーロッパリーグではアトレティコ・マドリー時代の2009-10、2011-12シーズンで優勝、セビージャ時代にはウナイ・エメリ監督の下、2013-14シーズンから3連覇を果たしていた。 2019.06.03 19:22 Mon5