【リーガエスパニョーラ第11節プレビュー】中断前の一戦でバルセロナvsセビージャ! 不振レアル・マドリーはラス・パルマス戦!

2017.11.03 18:00 Fri
Getty Images
▽先週末に行われた第10節では首位バルセロナと2位バレンシアの上位2チームが勝利した一方、3位のレアル・マドリーが昇格組ジローナとのアウェイゲームで敗戦。また、4位アトレティコ・マドリーがビジャレアルとの強豪対決をドローで終え、厳しい序盤戦の躓きとなった。

▽今年最後のインターナショナルウィーク突入前に行われる今節は、そのインターナショナルウィークにワールドカップ(W杯)最終予選やプレーオフを控える代表選手にとって、負傷や消耗を避けたいという部分でも難しい試合となる。

▽その第11節の最注目カードは、10戦無敗で首位を快走するバルセロナ(勝ち点28)と、5位セビージャ(勝ち点19)が激突する上位対決だ。前節、バルベルデ監督の古巣アスレティック・ビルバオとのアウェイゲームをFWメッシとMFパウリーニョのゴールによって2-0で勝利したバルセロナは、ミッドウィークに同じく指揮官の古巣オリンピアコスとのチャンピオンズリーグ(CL)を戦い、0-0のドロー。今季の公式戦で初の無得点に終わったチームは、同節でのグループステージ突破を逃した。
▽また、軽傷を抱えて離脱中のMFイニエスタに加え、オリンピアコス戦ではMFセルジ・ロベルトと、MFアンドレ・ゴメスが負傷し約1カ月の離脱が決定するなど、ここにきて中盤の負傷者に悩まされている。したがって、今回のセビージャ戦に向けては中盤の選手起用に注目が集まる。盤石のMFブスケッツ、MFラキティッチ、パウリーニョの3人を起用し、FWデウロフェウを3トップの一角に配す[4-3-3]か、[4-4-2]の両翼にMFデニス・スアレスやDFアレイシ・ビダルなど、サイドアタッカーを起用するのか、指揮官の選択に注目したい。

▽一方、公式戦3連敗という不調に陥った中、コパ・デル・レイで格下カルタヘナ、リーグ戦で好調レガネス、CLでスパルタク・モスクワにリベンジを果たし、見事な3連勝でバウンスバックを果たしたセビージャ。だが、中盤に不安を抱えるバルセロナに対して、こちらはセンターバックに多くの負傷者を抱えており、こちらも過密日程の中での戦いに不安を残す。それでも、大黒柱のMFエンゾンジの復帰で中盤の構成力は高まっており、今回のアウェイゲームではパンチに欠けるFWイェデルやFWムリエル、FWノリートらアタッカーが仕事をこなせれば、好勝負に持ち込むことも可能なはずだ。
▽首位バルセロナとの勝ち点差が「8」に開いて、これ以上の取りこぼしが許されないレアル・マドリー(勝ち点20)は、降格圏の18位に低迷するラス・パルマス(勝ち点6)とのホームゲームで勝ち点3奪取を目指す。前節、得意の昇格組相手に27年ぶりの敗戦を喫した昨季リーガ王者は、ミッドウィークのCLトッテナム戦でも1-3の大敗。今季初の公式戦連敗中のチームは守備面では軽い対応が目立ち、攻撃面では単調さと決定力不足に悩まされるなど、攻守両面で問題を抱えている。それでも、ジダン監督の積極的なターンオーバーの影響でコンディション面はそれほど悪くなく、今節に向けては逆境を乗り越える王者としてのメンタリティが試される。

▽ここまで上位2チームと同じく無敗を継続しているが、その半分が引き分けと、ある意味レアル・マドリー以上の泥沼に陥っているアトレティコ(勝ち点20)。とりわけ、直近の公式戦3試合ではエルチェ、カラバフという格下相手に勝ち切れず、ビジャレアル戦でもらしくない終盤の失点で追いつかれるなど、低調な内容で3戦連続1-1のドローとなった。MFコケの不在に加え、大黒柱のFWグリーズマンとその相棒4人のいずれかで形成する2トップが深刻なスランプに陥っているうえ、セットプレーから3戦連続で失点している守備にも問題を抱える大混乱ぶりだ。今節の相手は16位に沈むデポルティボ(勝ち点11)だが、直近のラス・パルマス戦ではクリストバル新体制で初勝利を飾っており、今のアトレティコにとっては決して簡単な相手ではない。仮に、0-0の時間が長く続けば、自信喪失のチームは自分たちでより試合を難しくしてしまう可能性もあるだけに、キックオフ直後から決死の猛攻を仕掛けたい。

▽その他の注目カードは、破竹のリーグ6連勝でマドリッド勢を抑えて首位バルセロナを追走する2位バレンシア(勝ち点24)vs7位レガネス(勝ち点17)の上位対決と、日本代表MF乾貴士擁する17位エイバル(勝ち点8)vs9位レアル・ソシエダ(勝ち点14)によるバスク自治州ダービーの2試合だ。

▽6戦連発中の主砲FWザザに加え、FWロドリゴ・モレノ、FWゴンサロ・グエデスが絶好調のバレンシアは、前節セビージャに惜敗もそれまで5戦無敗で上位戦線に食い込む難敵レガネス相手のタフなゲームに臨む。

▽また、乾の2ゴールに絡む活躍で2点差を追いついて前節のレバンテ戦をドローに持ち込んだエイバルは、前節ヘタフェ相手に苦杯を舐めるも一時の不振を脱しているバスク2強の一角、ソシエダ相手にダービー勝利を目指す。現在のチーム状態、タレントの質を考えれば、劣勢は明白だが、ヨーロッパリーグとの二足のわらじで疲弊する相手に対して、球際と運動量で上回り番狂わせを狙いたい。なお、レバンテ戦でチーム最高評価となる好パフォーマンスを披露した乾としては、ベルギー代表、ブラジル代表との欧州遠征を控える日本代表合流前に景気づけの活躍を披露したいところだ。

《リーガエスパニョーラ第11節》

▽11/3(金)
《29:00》
ベティス vs ヘタフェ

▽11/4(土)
《21:00》
バレンシア vs レガネス
《24:15》
デポルティボ vs アトレティコ・マドリー
《26:30》
アラベス vs エスパニョール
《28:45》
バルセロナ vs セビージャ

▽11/5(日)
《20:00》
レバンテ vs ジローナ
《24:15》
セルタ vs ビルバオ
《26:30》
ビジャレアル vs マラガ
レアル・ソシエダ vs エイバル
《28:45》
レアル・マドリー vs ラス・パルマス

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