スソ躍動&チャルハノールのセリエA初弾のミランが4発快勝で5試合ぶり勝利《セリエA》

2017.10.26 06:06 Thu
Getty Images
ミランは25日、セリエA第10節でキエーボとのアウェイ戦に臨み、4-1で快勝した。

▽前節ジェノア戦をボヌッチの退場もあって0-0に終わり、リーグ戦4試合勝利のない9位ミラン(勝ち点13)は、ジェノア戦のスタメンから3選手を変更。出場停止のボヌッチ、負傷したボナヴェントゥーラ、サパタに代えてムサッキオ、ロマニョーリ、カラブリアを起用した。
▽ここ6試合3勝3分けと好調の7位キエーボ(勝ち点15)に対して、ミランは[3-4-2-1]の布陣を採用。ボヌッチを欠く3バックには中央にロマニョーリ、左にR・ロドリゲスを配し、中盤右にカラブリア、左にボリーニ、2シャドーにスソとチャルハノールを据えた。

▽そのミランが立ち上がりから押し込む展開とすると、19分にスソがミドルシュートを浴びせる。その後、23分にCKからトモビッチに際どいヘディングシュートを浴びたミランだったが、36分に均衡を破る。ボックス手前右でボールを持ったスソが狙い済ましたミドルシュートでゴール左上に決めきった。

▽失点を受けて前がかるキエーボに対し、ミランは42分に右サイドからスソが左足で上げたクロスがチェサルのオウンゴールを誘い、2点をリードして前半を終えた。
▽迎えた後半、55分にミランが3点目を奪う。ケシエのパスを受けたボックス左のチャルハノールが左足でシュートを流し込んだ。

▽チャルハノールのセリエA初ゴールで3-0としたミランは61分にビルサにシュートを決められて1点を返されるも、64分にスソのスルーパスからカリニッチが冷静にGKとの一対一を制して4-1で快勝。

▽終了間際にカラブリアが脳震とうによって担架に運ばれたのは気がかりだが、次節ユベントス戦を前に5試合ぶりの勝利を飾り、モンテッラ監督の首がつながっている。

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