【J1クラブ中間評価】規律と才能の融合で大躍進…完成度向上で年中桜満開へ《セレッソ大阪》
2017.07.26 14:00 Wed
▽2017シーズンの明治安田生命J1リーグは早くも折り返し地点に。DAZNマネーで増加した分配金などを巡る争いも背景に存在していることから、優勝争いのみならず、例年以上に戦いが激化している。超ワールドサッカー編集部は、このタイミングでJ1全18クラブを中間評価。今回はセレッソ大阪編をお届けする。
◆新参者と開眼者がもたらした相乗効果
勝ち点35 / 10勝5分2敗
▽一方、序盤こそ新指揮官が掲げる堅守速攻への移行に戸惑いが見えた前線も、試合を重ねるごとに順応。その中で、守備面での貢献が期待されていたMF山村和也のアタッカーとしての覚醒もあった。攻撃面に山村の高さと強さが加わると、リーグ2位となる「33」ゴールを記録。堅守への策が攻撃に相乗効果をもたらし、開幕前に掲げた「9位以内」というシーズン目標を大きく上回る2位の大躍進を見せて後半戦を迎えることとなった。
◆ポジション別採点
▽今年も健在ぶりを発揮するGKキム・ジンヒョンを中心にDF山下達也と新加入マテイ・ヨニッチが屈強なディフェンスを形成。また、強靭なフィジカルを持つ2人は、セットプレーでも脅威になった。両サイドで豊富な運動量を見せたDF松田陸、DF丸橋祐介の貢献も大きく、守備陣が攻守に健闘した。必勝パターンになりつつある試合終盤での山村のストッパー起用もあり、終盤での失点を激減。その証に7度のクリーンシートを達成した。
【MF】90/100点満点
▽山村のトップ下抜擢が桜軍団の攻守に連動性をもたらした。昨年からダブルボランチでコンビを組み、連携を深めたMF山口蛍とMFソウザは中盤で絶妙なバランスを維持。持ち前のボール奪取力が幾度となく攻撃を加速させた。前半戦の半ばからは、開幕直後から負傷に悩まされた尹晶煥監督の教え子MF水沼宏太と新指揮官の戦術変更に困惑していたFW柿谷曜一朗もフィットへの兆しを見せている。相次ぐ負傷に泣くMF清武弘嗣の復帰が見込まれる後半戦、どのようにして完成への道を辿るか期待は高まるばかりだ。
【FW】80/100点満点
▽昨シーズンのJ2でエースに成長したFW杉本健勇がJ1でもここまで躍動の7ゴール。さらに、前線からの守備やポストプレーでも上々な出来を披露した。しかし、杉本に続くスコアラーが見当たらない点は、優勝争いの激化が見込まれる後半戦に向けて不安要素。FW澤上竜二やFWリカルド・サントスに対しては、得点源としての働きに期待したい。
◆超WS的前半戦チーム内GOODプレーヤー
MF山村和也(27歳/No.24)
▽前半戦の主役に躍り出た開眼者をノミネート。身体能力と足元の技術を生かしたプレーは、敵陣全域でJ1クラブに脅威を与えた。リンクマンからフィニッシャーまでオフェンスにおける全てを担い、攻撃陣を牽引してみせた。また、守備時では真骨頂であるディフェンス能力を前線から発揮。試合終盤には最終ラインに入り、試合のクローザーまでも担った。攻守において大躍進を支えた。
◆超WS的前半戦チーム内BADプレーヤー
FW柿谷曜一朗(27歳/No.8)
明治安田生命J1リーグ:17試合(先発17回)/3ゴール
▽天才のJ1帰還に期待を集めたが、前半戦は新指揮官の掲げる新戦術にもがき苦しんだ。不得意なディフェンスに頭を悩まし、序盤は前線からプレスをかけるチームの中で浮いた存在に。攻撃面でも持ち前のセンスとボールタッチで随所に巧さを魅せたものの、そこに怖さはなかった。それでも、時間の経過とともに組織に溶け込みつつある。キャプテンのプレーがチームに影響を与えることが大きいだけに総力戦となる後半戦、彼の爆発なしでは、真の桜旋風は巻き起こらないだろう。
◆ジンクス破りは濃厚…チームの底上げで躍進継続へ
▽J1復帰元年を2位躍進の快進撃だけでなく、第11節から無敗継続と上向きをキープしたままシーズンを折り返したC大阪。開幕前に騒がれたプレーオフ昇格チームの1年での降格というジンクスも杞憂に終わりそうだ。優勝も視野に捉えた中で、躍進を続けるためには控え選手の突き上げが欲しい。特にFWに関しては、前述したように控えメンバーは、杉本に代わるだけのパフォーマンスを見せることができていない。均衡した試合も増えて行く中で、ジョーカーという存在も必要となってくる。総力戦となる後半戦、チームとしてスコアラーの駒を増やしていきたい。
◆新参者と開眼者がもたらした相乗効果
勝ち点35 / 10勝5分2敗
(C)CWS Brains,LTD.
▽3年ぶりにJ1の舞台に帰ってきたC大阪は、“知将”尹晶煥新体制の下で快進撃を見せている。その主因は、新指揮官が就任直後から着手した選手個々の守備意識改革。新加入の大型DFマテイ・ヨニッチを最終ラインに組み込んだ上、タレント揃いの攻撃陣にもファーストディフェンダーとしての意識を要求すると、これが徐々に落とし込まれ、失点数をリーグ 2位タイの「15」に抑えた。▽一方、序盤こそ新指揮官が掲げる堅守速攻への移行に戸惑いが見えた前線も、試合を重ねるごとに順応。その中で、守備面での貢献が期待されていたMF山村和也のアタッカーとしての覚醒もあった。攻撃面に山村の高さと強さが加わると、リーグ2位となる「33」ゴールを記録。堅守への策が攻撃に相乗効果をもたらし、開幕前に掲げた「9位以内」というシーズン目標を大きく上回る2位の大躍進を見せて後半戦を迎えることとなった。
◆ポジション別採点
(C)CWS Brains,LTD.
【GK&DF】90/100点満点▽今年も健在ぶりを発揮するGKキム・ジンヒョンを中心にDF山下達也と新加入マテイ・ヨニッチが屈強なディフェンスを形成。また、強靭なフィジカルを持つ2人は、セットプレーでも脅威になった。両サイドで豊富な運動量を見せたDF松田陸、DF丸橋祐介の貢献も大きく、守備陣が攻守に健闘した。必勝パターンになりつつある試合終盤での山村のストッパー起用もあり、終盤での失点を激減。その証に7度のクリーンシートを達成した。
【MF】90/100点満点
▽山村のトップ下抜擢が桜軍団の攻守に連動性をもたらした。昨年からダブルボランチでコンビを組み、連携を深めたMF山口蛍とMFソウザは中盤で絶妙なバランスを維持。持ち前のボール奪取力が幾度となく攻撃を加速させた。前半戦の半ばからは、開幕直後から負傷に悩まされた尹晶煥監督の教え子MF水沼宏太と新指揮官の戦術変更に困惑していたFW柿谷曜一朗もフィットへの兆しを見せている。相次ぐ負傷に泣くMF清武弘嗣の復帰が見込まれる後半戦、どのようにして完成への道を辿るか期待は高まるばかりだ。
【FW】80/100点満点
▽昨シーズンのJ2でエースに成長したFW杉本健勇がJ1でもここまで躍動の7ゴール。さらに、前線からの守備やポストプレーでも上々な出来を披露した。しかし、杉本に続くスコアラーが見当たらない点は、優勝争いの激化が見込まれる後半戦に向けて不安要素。FW澤上竜二やFWリカルド・サントスに対しては、得点源としての働きに期待したい。
◆超WS的前半戦チーム内GOODプレーヤー
MF山村和也(27歳/No.24)
(c) J.LEAGUE PHOTOS
明治安田生命J1リーグ:17試合(先発16回)/7ゴール▽前半戦の主役に躍り出た開眼者をノミネート。身体能力と足元の技術を生かしたプレーは、敵陣全域でJ1クラブに脅威を与えた。リンクマンからフィニッシャーまでオフェンスにおける全てを担い、攻撃陣を牽引してみせた。また、守備時では真骨頂であるディフェンス能力を前線から発揮。試合終盤には最終ラインに入り、試合のクローザーまでも担った。攻守において大躍進を支えた。
◆超WS的前半戦チーム内BADプレーヤー
FW柿谷曜一朗(27歳/No.8)
明治安田生命J1リーグ:17試合(先発17回)/3ゴール
▽天才のJ1帰還に期待を集めたが、前半戦は新指揮官の掲げる新戦術にもがき苦しんだ。不得意なディフェンスに頭を悩まし、序盤は前線からプレスをかけるチームの中で浮いた存在に。攻撃面でも持ち前のセンスとボールタッチで随所に巧さを魅せたものの、そこに怖さはなかった。それでも、時間の経過とともに組織に溶け込みつつある。キャプテンのプレーがチームに影響を与えることが大きいだけに総力戦となる後半戦、彼の爆発なしでは、真の桜旋風は巻き起こらないだろう。
◆ジンクス破りは濃厚…チームの底上げで躍進継続へ
▽J1復帰元年を2位躍進の快進撃だけでなく、第11節から無敗継続と上向きをキープしたままシーズンを折り返したC大阪。開幕前に騒がれたプレーオフ昇格チームの1年での降格というジンクスも杞憂に終わりそうだ。優勝も視野に捉えた中で、躍進を続けるためには控え選手の突き上げが欲しい。特にFWに関しては、前述したように控えメンバーは、杉本に代わるだけのパフォーマンスを見せることができていない。均衡した試合も増えて行く中で、ジョーカーという存在も必要となってくる。総力戦となる後半戦、チームとしてスコアラーの駒を増やしていきたい。
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