急性白血病患ったGKイケメに心強い支援者! 白血病を乗り越えたS・ペトロフ氏が入院先を訪問

2017.07.11 08:13 Tue
Getty Images
▽チャンピオンシップ(イングランド2部)のウォルバーハンプトンに所属するナイジェリア代表GKカール・イケメ(31)は6日、急性白血病と診断されたことを発表した。イギリス『バーミンガム・メール』が伝えている。

▽イケメはプレシーズン前のメディカルチェックの結果、いくつかの血液検査で異常がみられ、医療機関は白血病を患っていると診断。現在、母国に一時帰国しているイケメは、すでに化学療法を開始している。

▽現在、長く険しい闘病生活に臨むイケメはさぞかし心細いところだが、その窮地に現れたのは、2012年に急性骨髄性白血病を患い現役引退を余儀なくされるも、2016年には現役復帰の可能性が出るまでに回復した元ブルガリア代表MFスティリアン・ペトロフ氏(38)だった。
▽自身も厳しい闘病生活を経験したペトロフ氏は、同じ病気に苦しむイケメをサポートするため、先週末に同選手が入院しているナイジェリアの病院を訪問。そこで、自身の経験を基にアドバイスをしたことを明かした。

「私はこの前の日にカールの様子を見に行ってきた。そこで少しだけ話もしたんだ。彼の心の中には多くの不安や疑問があったと思うけど、彼は上機嫌だった」
「彼は今、治療をスタートしたばかりで、ここから長い道のりが待っている」

「彼は私に対して、多くの質問をしてきた。だから、長い間一緒に過ごしたよ。彼はこれから自分の身に何が起きるのか、何を予測し、どういった対処が必要だとか、薬の副作用や様々な治療法のことなど聞いていた」

▽また、ペトロフ氏は今後多くの人々がイケメを支援してくれることを予想しつつ、同選手が自身と同様に必ずや病気を克服するはずだと語った。

「これから多くのことが起こるはずだ。しかし、良い精神を保ち続けることが最も重要なんだと、彼には伝えたよ。そして、君には世界中から多くの人が支援の手を差し伸べてくれ、それが大きな助けになるとも話した」

「それは非常に長く、難しくタフな道のりだ。だから、戦い続ける必要があるんだ」

「しかし、私を見てほしい。私は生き残り、ボールを蹴っている。それは戦った後に訪れる人生だ。その後にある人生をより深く価値のあるものにするため、強く戦い続ければならないんだ」

▽先日には頭部骨折の重傷を負ったハル・シティMFライアン・メイソンが、過去に同じケガを負ったアーセナルGKペトル・チェフのサポートで順調な回復を見せている例もある。ペトロフ氏のサポートを受け、イケメが一刻も早く回復することを心から願いたい。

カール・イケメの関連記事

11月11日は「ポッキー&プリッツの日」として有名だが、サッカーが11人同士で戦うことから、「サッカーの日」としても知られている。 今回は、「サッカーの日」に合わせて、2020-21シーズンに背番号「11」を着用している選手たちでベストイレブンを組んでみた。 背番号「11」はもともと左ウイングのポジションに 2020.11.11 12:46 Wed
▽ウォルバーハンプトンの元ナイジェリア代表GKカール・イケメ(32)は27日、2017年7月に診断された急性白血病が原因で現役引退することを発表した。イギリス『BBC』が伝えている。 ▽イケメは2017年7月に急性白血病と診断され、以降闘病生活を過ごしてきた。伝えるところによると、チームメイトには24日に自身の引 2018.07.28 09:10 Sat
▽チャンピオンシップ(イングランド2部)のウォルバーハンプトンは6日、同クラブに所属するナイジェリア代表GKカール・イケメ(31)が急性白血病と診断されたことを発表した。 ▽ウォルバーハンプトンは6日、クラブの公式サイトを通じてイケメの状態に関して以下のような声明を発表している。 「プレシーズン前のメディカ 2017.07.07 13:40 Fri

プレミアリーグの関連記事

ノッティンガム・フォレストのスウェーデン代表FWアンソニー・エランガが1日に行われ、1-0で勝利したプレミアリーグ第30節マンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。 12歳から所属した古巣との一戦。開始5分にCKを跳ね返した流れからエランガがロングカウンターを発動すると、FWアレハンドロ・ガルナチョのスライディ 2025.04.02 12:30 Wed
アーセナルのミケル・アルテタ監督が1日にホームで行われ、2-1で勝利したプレミアリーグ第30節フルアム戦後にコメントした。 代表ウィーク明けの一戦で約3カ月半ぶりの復帰となるFWブカヨ・サカがベンチ入りしたアーセナルは、前半終盤の37分にMFミケル・メリーノが先制ゴールを奪うと迎えた後半、67分から出場したサカが 2025.04.02 09:30 Wed
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が1日にアウェイで行われ、0-1で敗れたプレミアリーグ第30節ノッティンガム・フォレスト戦を振り返った。 開始5分にFWアンソニー・エランガにロングカウンターから恩返し弾を許して早々に追う展開となったユナイテッドは堅守フォレスト相手にセットプレー以外でなかなか好機 2025.04.02 08:45 Wed
ウォルバーハンプトンは1日、ブラジル代表MFジョアン・ゴメス(24)との契約を2030年6月30日まで延長したことを発表した。また、クラブサイドは1年間の延長オプションを保有している。 フラメンゴの下部組織育ちのジョアン・ゴメスは、2021年7月にファーストチームに昇格。20歳の時にデビューを果たすと、ボランチの 2025.04.02 07:30 Wed
プレミアリーグは1日、第32節からセミオート・オフサイドシステム(SAOT)の導入を決定した。 2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)でも採用されていたSAOT。すでにチャンピオンズリーグやラ・リーガ、セリエAでも導入されていたなか、プレミアリーグも2024-25シーズン中の導入を全会一致で承認。過去2シー 2025.04.02 06:30 Wed

記事をさがす

カール・イケメの人気記事ランキング

1

実はGKもいる!背番号「11」のベストイレブンはこれだ!!

11月11日は「ポッキー&プリッツの日」として有名だが、サッカーが11人同士で戦うことから、「サッカーの日」としても知られている。 今回は、「サッカーの日」に合わせて、2020-21シーズンに背番号「11」を着用している選手たちでベストイレブンを組んでみた。 背番号「11」はもともと左ウイングのポジションに与えられていた番号で、現代サッカーにおいても攻撃的な選手が着用していることが多い。横浜FCの元日本代表FW三浦知良も「11」を長年着用している。 <div id="cws_ad">◆今から31年前、コリチーバ時代の三浦知良のプレー集<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJ6dmY0SERPaSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> そんな「11」番だが、実はGKにもわずかながら着用している選手がいる。ウォルバーハンプトンに所属するポルトガル代表GKルイ・パトリシオがその1人だ。 2018年夏にスポルティング・リスボンから加入して以来、ウルブスの守護神に君臨するパトリシオだが、2017-18シーズン終了後に、白血病により31歳で引退した元ナイジェリア代表GKカール・イケメに敬意を払い、クラブは彼の背番号だった「1」を欠番に。それ以降パトリシオは「11」番を着用し続けている。 また、一時は攻撃的なサイドバックが「11」番を着用することも流行。インテルのセルビア代表DFアレクサンダル・コラロフも歴代のクラブで愛用している。 さすがに「11」番を着用しているセンターバックは少なかったため、ローマでセンターバックを務めたこともあったコラロフと、ホッフェンハイムのオーストリア代表MFフロリアン・グリリッチュの2人をセンターバックとして選出した。 また、両サイドにはマンチェスター・シティで左サイドバックとしてプレーするウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコと、本来は2列目の選手だが、ユーティリティ性のあるサウサンプトンのイングランド代表MFネイサン・レドモンドを並べてみた。 また、中盤には躍進アタランタの主軸であるスイス代表MFレモ・フロイラーとパリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアに加え、ドルトムントのドイツ代表MFマルコ・ロイスというファンタスティックな陣容を揃えた。 ディ・マリアも本来はウイングであるが、「11」番のウイングは激戦区だ。バルセロナのフランス代表FWウスマーヌ・デンベレ、レアル・マドリーのスペイン代表FWマルコ・アセンシオ、クリスタル・パレスのコートジボワール代表FWウィルフリード・ザハなど、錚々たるウインガーが名を連ねる。 その中でも、プレミアリーグで得点を重ねるリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーとチェルシーのドイツ代表FWティモ・ヴェルナーをウイングの位置で選んだ。 そして、最前線には今季から背番号を「11」に変更したミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチを選出。以前ミランに所属していた2010年夏から2012年夏にかけても11番を着用していたイブラヒモビッチは、今シーズンのセリエAで5試合8ゴールを記録し、目下得点王争いのトップに君臨中だ。 今回名前が挙がらなかった中にも、バイエルンのブラジル代表FWドグラス・コスタやビジャレアルのナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼ、マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWメイソン・グリーンウッドといった選手も背番号「11」を着用している。 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/fom11_pc.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;"><hr></div> ◆背番号「11」の選手で組むベストイレブン[4-3-3] GK ルイ・パトリシオ DF オレクサンドル・ジンチェンコ アレクサンダル・コラロフ フロリアン・グリリッチュ ネイサン・レドモンド MF レモ・フロイラー アンヘル・ディ・マリア マルコ・ロイス FW ティモ・ヴェルナー ズラタン・イブラヒモビッチ モハメド・サラー 2020.11.11 12:46 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly